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2006年12月22日 (金)

‘YOU’プロシューマ市場 5.一億総表現時代

勝手にアドバイス:旬ネタとして週を通すテーマ、「‘YOU’プロシューマ市場」。今日はその最終回とさせていただき、テーマは「一億総表現時代」。

【ケータイ恋愛小説家 内藤みか】
今、ウェブに書くということで旬は人は内藤みかさんだろう。立派な(というのは変だけど)恋愛小説家兼官能小説家でいらっしゃいます。その彼女の新刊が、『何かを書きたいあなたへ』。コンテンツはその出だしに圧縮されている。

「一億総表現時代がやってきました」

Nanikawo 案外(失礼)良い本。

この本では「ひとつのシチュエーションが・・・と、7変化!!!という主張をされていて、まず日記を書いてみよう、それをメールにしてしまおう、作文では本音を書こう、そしたらブログを書いて「ラジオ番組」に仕立ててしまう。「出版社からオファーがくるブログの秘密」というぐっとくるテーマも。そしてエッセイにステップアップしよう。次は小説、さらにケータイ小説の極意となっている。

Img260be470e8qq5o 内藤さん、才ありの方。

その主張するところ、わかります。この本、内藤さんの本音とやさしさが詰まっていて、ほのぼのとする。

わたしにもプロシューマなりにエッセイのむつかしさがわかる。わたしのエッセイ師匠は向田邦子さん。故彼女はまさに職人芸。彼女の優れたエッセイの構成はこうだ。

おやっと思わせるスリリングな展開、次から次へとテンポの良い進行(ふ~ん、そうだね、な~るほど、でどうなのよ・・・)で先へ先へと誘われ、そして最後の一行で、それこそひもが解けるように、話の全体がパァっとつかめる。あ~美味しかった、という満足と似ている。

ブログもメールも小説も、おもしろいのには似た味がある。読ませる構造、コンテンツ、おもわせぶり、いさぎよさ

【内藤みかさんの7か条】
ケータイ小説の女王、内藤みかさんには軽態な文章の極意がある。

1.タイトルは10字、一文は50字以内
2.5行程度で改行する
3.登場人物は4人以内
4.難しい漢字は使わない
5.風景描写は控える
6.比ゆはわかりやすく
7.テンポ良く、次が気になる終わりかたに

(The Nikkei 2006年12月号より)

う~ん、参考になりました。ケータイ・プロシューマにも効きます。ペンを握ると構えちゃうが、キーをたたくならすばやさには負けない。自分の言葉で、自分のことを表現する「Youメディア」の代表がケータイである。書くことは教育再生にも創造性アップにも効く。めくじら立てず、電車の中でもどんどんやらせるべきだと思う。

おまけですが、彼女はココセレブ。恋愛がらみの詩を掲載している。あれからこれ、これからあれと文書移植を実践しているわけです。

【プロシューマを育成するビジネスの可能性】
今週はプロシューマというビジネスの可能性と表現者や表現手段について考えた。

古くはホームページ、最近はブログやSNS、youtubeのような動画投稿サイトまで表現手段が広がってきた。個人の表現ツールはまさにYouラッシュだが、ビジネスとして単独では利益がなかなか出せない。Mixiにしてもブレークイーブンを超えたのは最近である。ただ書かせて広告というビジネスモデルには収益性に限界もある。

だからブログキャスターのように、ブレイクしそうなプロシューマをビジネスに売り込むビジネスが出てきた。Posh Me!というサイトは、グラビア系、音楽、ビデオなどのスター誕生サイト。大手サイトとの提携キャンペーンなどに注力していて、プロシューマ応援サイトとしてはまだ軌道には乗っていないだろう。

Poshme  磨くサイト。

だからこそまだまだAMD Live! (フランク・ザッパの息子)やKiraKira Project桃井かおりさん)のように「著名人かつぎ出し」が常套手段。地道だがヤマハの楽器広告シリーズ大人を休む日」。プロシューマを発掘していて評価できます。このように素人以上プロ未満の人がもっとメディアに出てこなくては。

【誰でも、何歳からでもプロシューマになれる】
TIME誌が今年の人に「You」を選び、内藤みかさんも「一億総表現時代がやってきました」と高らかに書く。だがまだまだプロシューマという存在をビジネスとして結びつけるメディア、仕組みは出来上がっていない。趣味兼ビジネスになるのはこれからである。

どうすればいいか。どこかでプロとプロシューマが交流できる接点がほしい。プロからプロシューマに簡単な仕事を発注する、仕事を媒介にもっと高いレベルのプロシューマを目指す、あるいは自分の才能に見切りをつけるなど、ステップアップやドロップアウトが含まれる仕組みが欲しい

そういう仕組みこそ機会均等社会。格差社会をなくそう!という理念だけを連呼するのではなく、秀でる人をスクラッチで引き上げる仕組みこそ重要。わたしなら「プロシューマ育成」に予算を付けますよ、文化省さん。

プロシューマ談義、以上です。お読みいただきありがとうございました。明日からまた勝手にアドバイスにもどります。

今年ももうちょっと。Youのみなさん、今年は良いこと、幾つありました?

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