英語ラーニング2.0 アルクはイングリッシュ・トライアスロンへ!
先週新聞で見かけた広告に英会話のアルクの広告にあったワード「英語学習2.0」が気になった。英語学習も2.0か・・・と。
それと言うのも、もう10数年前英語を学び直そうと決心して、とりあえずヒアリングからと思い立った。米軍向け放送のFEN(当時)を聴いてもなかなかわからないし(Dr.ローラの人生相談はよく聴いたけれど)、英語漬けになろうとアルクのヒアリングマラソンを申し込んだ。
何とか脱落せずに12ヶ月を終えた。ちょっとは英語耳になっただろうか。そのアルク、昔のカセットテープからCDへ、さらにネットアカデミーやモバイルアカデミーというサービスへ進化を続け、そして今や英語学習2.0を標榜している。今日の勝手にアドバイスは、昨日のスポーツに続いて2.0、それも英語学習は2.0化していくというテーマを考えたい。
【勝手にアドバイス Vol.119 英語ラーニング2.0 アルクはイングリッシュ・トライアスロンへ!】
1982年開講以来、受講者数が100万人を超えた「ヒアリングマラソン」の特長はなんといっても教材の素材が常にフレッシュであるところです。(中略) こうした「ヒアリングマラソン」の特長はそのままに、今回タイトルを「1000時間ヒアリングマラソン」と改称。1000時間のヒアリングをラクラク達成できるようにナビゲーション機能を強化、さらに忙しい現代人のライフスタイルに合わせ持ち歩き学習を可能にする工夫を取り入れました。
http://www.alc.co.jp/press/press/prs_070129.htm
ヒアリングマラソンはなんと1000時間へ!1年間に1000時間という目標だから毎日3時間という厳しい訓練。脱落者もさぞ多いことだろう。だからヒアリングマラソンではCDを配布するだけでなく、キクナビというシートもつくりヒアリングのポイントをガイドしたり、英文法ポイントガイドも作成するなど、至れり尽くせりのコンテンツになっている。ヒアリングマラソンとは別にPodキャスティングも提供しており、毎日更新メニューがある。
さらにデジタルプレーヤーのメーカーとの提携もしているようで、全方位で英語学習をサポートしている。それでも日本人は語学下手と言われる。だから英語ビジネスはまだまだ成立している。アルクはまだまだ英語ビジネスを歩ける。
【継続は力なり】
英語の初級から中級者に、英語1000時間の継続は並大抵ではない。アルクの社長の平本照麿さんもそこは熟知している。2006年10月に「モバイルアカデミー」も開始した。これは携帯での教材発信ビジネスである。社長曰く。
今の大学生はなかなか勉強しないし、学校にも行かない(笑)。でもケータイは持っているんだから、プッシュ型で流してやれば良いじゃないかという発想です。ただ、画面が小さいので難しいカリキュラムは入れられない。そこで、英単語と漢字に絞ったわけです。そうして、学生もやらざるを得ないって事でやり始めてみると、意外にこれが面白くて仕方ないらしい(笑)。
任天堂DSでは脳トレだけでなく英語漬けもある。通勤通学電車の中でちょこちょこ勉強もできる。ITが学習スタイルも変えている。わたしはPodキャスティングでABCニュースを聴いている。これも少しはためになっている。ブログネタを拾ったこともあるし♪
【英語学習も2.0へ】
ウェブ2.0というコンセプトが言われて久しいが、ビジネスへの2.0適用は、IT業界の猫の目コンセプト流行廃りから、およそ1年ぐらい周回遅れでやってくる。だから学習業界への2.0も徐々にやって来つつある。
ウェブ2.0は、わたし流の解釈では「可視化」「ロングテール」「全員参加」という三本立てである。以下、その三本立ての勝手なアドバイスを。
【ラーニング2.0 可視化】
通信教育がさらにウェブベースになれば、学習が可視化される。
たとえば、ネット接続時のみをヒアリング時間と限定すれば学習時間が測定できるし、そこでQ&Aの簡易テストでもあれば、熟達度が個人個人(One to One)で計測できる。時間に対してどの程度習熟したか、可視化されるのである。ネット常時接続ができなくても、ヒアリング時間は自己申告でもいいだろう。まず個々人の学習データが「あちら側(サービス提供側)」で蓄積できるのである。これは大きい。
【ラーニング2.0 ロングテール】
個々人の学習データがとれれば、そのエビデンスに基づいて、One to Oneの学習プランを提示することができるでしょう。英語学習者もピンキリであり、ピンはヒアリングマラソンは簡単だと思っているし、キリは何も聞き取れない。そこでコースレベルを変えたいと思っても、データがないとどうすべきか誰にもわからない。
個人データをベースにして「あなたの英語学習はこうすべきだ」というレコメンデーションをする。それは現在のレベル×資質項目(英語経歴)で分析するものである。個々人でカスタマイズできる学習プランができるならば、「有無を言わさないもの」になると思う。いわば英語学習脱落者を救うロングテール・ビジネスである。
【ラーニング2.0 最後にはSNS】
ヒアリングマラソンというネーミング、昔の死んでもがんばれ!高度成長社会的である(笑)。平本社長もおっしゃるように、がんがん勉強する人は少なくなり、余った時間にちょこちょこ勉強しようという「ご都合派」ばかりなのである。
そういう社会的な現実をふまえれば、ビジネスモデルを変更せざるを得ない。学習継続=顧客満足と定義づけて、ヒアリングだけでなく、入力チャット・音声チャット・動画チャットまでサービスを広げる必要があるだろう。そのビジネス・モデルのイメージは、SNSの英語学習コミュニティである。聴き・読み・書き・動画を4点セットにするSNSづくりが学習2.0となると思われる。だから名称はヒアリングマラソンではなく、英語の鉄人レースらしく『イングリッシュ・トライアスロン』でいきましょう!(笑)。
以上、TOEICでは930をとったこともある英語マニアの自分を思いだしました。ではまた明日。Click on tomorrow!
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