弥生・小雪さんのトート/COACH 65 TASTE
わたしのCOACHとの出会いは、安くて長い。
それはもう10年も前になるが米国のアウトレット・ストアで格安で購入して、使ったり使わなかったりしたものの、結構使い続けて酷使してきた。たまには皮革保護のミンクオイルをくれてやるが、ついにこんなに黒くなった・・・COACHのキーホルダーである。
ぼやっとCOACH。
安くて長いお付き合いのCOACHへ、たまには応援をしよう!というのが今日のテーマ。それというのも、なんと『COACH』のブランド創立が2007年には65周年を迎えるそうだ。昔はCOACHと言えば「オバサンにはいいよね」が相場のブランドだったが、2000年頃からそのイメージは大変貌して経営は大成長。
【勝手にアドバイス Vol.130 弥生・小雪さんのトート/COACH 65 TASTE】
『COACH 65TASTE MAKERS』とは?
今年、『COACH』のブランド創立65周年を記念し、COACHを代表する“カシン・キャリー”というトートバッグを題材に、アメリカ及び日本の65名の著名人のテイストメーカーとして、クリエイティビティやアイディアを発揮した遊び心たっぷりのトートを製作してもらうというプログラムを実施
モデルでシンガーでもある弥生(YAYOI)さんのブログを見ていたら、COACHがこんなイベントをしているのを発見しました。日米の65人(長沢まさみさんもディカプリオも参加)がデザインしたCOACHのトートバッグ“カシン・キャリー”を題材に、デザインを競い合う。一品モノの作品は、Yahooオークションで販売。販売収益はチャリティへというキャンペーンである。
コーチ銀座店などではこのバッグを展示していた(3月5日まで)。今日時点ではすでに現物を見れないが、入札はできる。弥生・小雪のキャリーはそこそこ人気が高く、2007年3月6日現在で70,000円である。ランキングの高位はこんな感じ。
ウィル・スミスさん 40万1000円
ディカプリオさん 30万1000円
ヒラリー・スワンクさん 24万9000円
アンナ・クルニコワさん 10万円
オーランド・ブルーム 10万円
藤井フミヤさん 10万1000円
デザイン的には、ウィルスミスさん、ジョシュ・ハートネットさんあたりのデザインが好きだが、弥生・小雪ペアのものも素敵。美しいと思います。
by 弥生&小雪。素敵です!
余談ですが、この“カシン・キャリー”、もう40年もの歴史のあるデザインで、映画「王様と私」の衣装やIBMのユニフォームをデザインしたボニー・カシン氏という前衛デザイナーが創った。40年前のCOACHは「革新的」だったのである。
【65周年の老舗だが新しい】
昔の革新ブランドCOACHだが、中高年がもつCOACHのイメージとはどんなものだろうか? 恐らく、キャメル・カラーの皮革、丈夫だが無骨なデザイン、中価格から高価格帯のオバサン・ブランド。磨いて愛着を持って使える、おとなしいブランド。10年前まではそうだった。
だが10年前からその高品質&オバサン・イメージは、それこそ革新的に払拭され変貌を遂げてきた。それは近年の圧倒的な売上高の伸長率に表れている。
2000年 537百万ドル(623億円)
2001年 600
2002年 719
2003年 953
2004年 1,321
2005年 1,710
2006年 2,111百万ドル(2,449億円)
2000年6月期の537百万ドルから2006年2,111百万ドルまで、6年で4倍の成長である。その成長経営のポイントはブランド=品質、不変イメージという方程式からの脱却があった。
【愛着から愛らしさへのキーマン二人】
愛着のもてる品質の良いブランド、だが買うのはお母さんというイメージからの脱却は、COACH生え抜きのLew Frankfort氏がCEOに就任した1995年から始まった。同CEOは品質や機能だけのブランドから脱却するために、生産管理とデザインを抜本的に変えることから始めた。
CEO
CD
国内の昔気質の皮革工場から、生産を海外移転を進め、デザイン機能を集中化した。そのデザイナー管理の核に据えたのがクリエイティブ・ディレクターで、Tommy Hilfigerなどで活躍していたReed Krakoff氏。
彼らがCOACHのコンセプトを「ファン(楽しさ)・フェミニン(女性らしさ)・ファッショナブル(流行)」という、従来の商品ライン・イメージを180度転換するフォーカスするものに改めた(日経ビジネスの記事参考)。
【可処分所得 VS 可処分お小遣い】
年齢は個人情報なので言えないが、我が同胞Cherryさんは、COACHのターゲットにばっちり入る層だと思われる。そのCherryさん曰わく「驚くほど安いわね」と評するのがCOACH。安い・・・そうだね。あなたは可処分所得の消費者だけど、わたしは可処分お小遣いの労働者だけど。
確かにルイ・ヴィトンのモノグラム・ラインなどヨーロッパ輸入ブランドは7万円~10万円、シャネルやエルメスはもっと天文学的である。その中でCOACHは4万円から6万円ぐらいで入手できる。品質は良いし、デザインは洗練されてきた。つまりお買い得である。
オバサン・お母さんから、一気に20台の娘層にシフトしたCOACHの商品ライン。
【毎月のようにCOACHを買わせる】
Lew Frankfort氏はガチガチの高級ブランドという位置づけを捨て、むしろ毎シーズン購入してもらえる価格帯にシフトして、購入回数を上げる方針にした。しばらく使っていれば若い女性は飽きる。また買いたいなとなる。だからこそ、画一的なイメージを避け、「C」のデザインを堅持しつつも、シーズンによって大胆にデザインをチェンジする、中高級のブランド品としては、ギリギリの「イメージ維持&破壊の戦略」にシフトした。
【中産階級ブランディング=COACH】
COACHの象徴とも言える“カシン・キャリー”を「好き勝手にデザインして!」という「COACH 65TASTE」イベント。日米で好感度なアーチストを選んで、勝手にアドバイスならぬ勝手にデザインをしてもらうのだった。チャリティではあるが、ウチのブランドはみんなに自由にしてもらっていい、というメッセージである。
ブランドのコアデザインはCOACHが決めるが、時代と共に変化する表層的なデザイン部分は、COACHファンの感性と共にある、というメッセージである。たとえばルイ・ヴィトンだったら同じことはしない。自動車のMINIに近い、愛着があって小粋であって先進的、そんなバランスを取ろうとしているのではないか。
大衆化させて可処分所得の高い層の中でのマス販売(シェアアップ)と、ブランド進化のためにコア・コンセプトと表層コンセプトのギリギリの妥協点を探る。そういう議論が社内にある。それがCOACHの躍進の理由ではないだろうか。
今日は以上です。ではまた明日。Click on tomorrow!
弥生さん
小雪さん
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英会話の上達法
投稿: 英会話の上達法 | 2008年8月28日 (木) 22時36分