宮崎あおいの旅ファインダー・プロモーション
2007年3月20日付けの新聞の朝刊、一面広告に惹かれた。そのものすごい目の力に引き寄せれた。誰だろう?と思って、もう一度良く見た。女優の宮崎あおいさんだった。
宮崎あおいさんはとても清々しい存在感のある人で、前から気になる存在でした。のっけから脱線ですが、わたしは必ずしもアイドルに強くない。つい先日、AKIBAヨドバシの店頭で、販促ギャルと共にEM-ONEに触れておもしろがっていたわたしだが、イーモバイルの広告の美女は誰だか知らなかった。それが松下奈緒さん だということは営業のOKさんに教わった。これじゃ、ドンビキと言われても仕方ないぜ。
ともかく宮崎さんの目には、引き寄せられる力が宿っている。それはなぜだろう?と彼女をTVやネットで見かけるたびに何となく考えていた。それが、カメラメーカー・オリンパスのプロモーションに起用されることで解けた。彼女の目、それはまるでファインダーそのものなのだった。今日のテーマは宮崎あおいさん。
【勝手にアドバイス Vol.143 宮崎あおいの旅ファインダー・プロモーション】
オリンパスのプロモーションは、正確には『E GOES to WORLD プロジェクト』という。そのプレスリリース。
「E GOES to WORLDプロジェクト」は、オリンパスのデジタル一眼レフカメラシステム「オリンパス Eシステム」のキーメッセージである「GO FIND YOUR WONDERS(外へ出よう)」※のもと展開をする新たなプロモーションです。一人の女性が新製品のデジタル一眼レフカメラとともに「発見の旅」に出て、写真を撮ることを通じて、新しい喜びや感動を発見する、というテーマで展開します。キャラクターには、女優の宮﨑あおいさんを起用し、WEB (http://www.olympus-wonder.com)や、マスメディアの広告宣伝で、「発見の旅」に出る一人の女性を表現していきます。
http://www.olympus.co.jp/jp/news/2007a/nr070316aoij.cfm
なるほど。だがここまでは「新製品を売り出し中の女優宮崎あおいさんに持たせて、写真を撮らせるのか」と思ってしまう。だがオリンパスという会社、伝統的にPRにはIRにも愚直で、好感度がある定評の会社である。だからこう続けている。
宮﨑あおいさんは写真愛好家としても知られ、カメラを持ってインドなど世界を旅した経験もある、とてもアクティブな女性です。まさに「GO FIND YOUR WONDERS(外へ出よう)」というメッセージや、「発見の旅」という「E GOES to WORLDプロジェクト」のテーマを伝えていくのにふさわしく、写真を撮ることで発見する喜びや感動をリアリティを持って表現できる人物であることから今回の起用となりました。
ますます興味を持ったわたしは調べてみた。すると彼女が実はNikon FM3Aシルバーの愛用者(レンズはAi Nikkor 45mm F2.8Pだということです)で、しかもインドやメキシコ、中国でも良い写真を撮っていること、紀行写真集ではチャリティもしていることを、このプロモーションをきっかけに知ることができた。
by宮崎さんだろう。
「わたしは旅に出ます。カメラを持って。」
「この地球には見たこともない彩りが沢山あるから。」
「過ぎゆく時間の中で、見過ごしている発見があるはずだから。」
オリンパスのウェブサイトより。
【大枚をはたいたNikonFM】
ニコンのサイトのインタビューより。
ニコン:今年)(2004年)カメラを買われたそうですね。
宮崎:はい。5月にDVDの撮影でメキシコに行くことになったときに、きれいに撮れるカメラで写真を残したいと思って思いきって買っちゃいました。出発の前日でしたね。
ニコン:前日に!?
宮崎:そうなんですよ。ずっとカメラは興味があったんですが、なかなか買うきっかけがなかったので、これを機にと思って。これまでは、旅行のときも押すだけで撮れるカメラを持って行っていたんですけど、自分でピントを合わせて撮るほうが断然おもしろいんですよ。だから、もっと早くやっていればよかったって思いますね。
ニコンで撮る。
前から写真を撮りたかったという彼女、DVDの撮影でメキシコロケをする際、自分でも写真が撮りたくてニコンを買った。このカメラ、露出もピントもマニュアルだし、デジタルではない(35mmフィルム!)。そうして撮ったメキシコの写真。素晴らしい味わいだと思う。このとき宮崎さん、19才である。
メキシコのウッチャンだとか。by宮崎さん。
ニコン:メキシコにいる間に写真を見ることができたんですか?
宮崎:メキシコでは毎日現像に出してプリントしていたんです。だから、毎日撮った写真を見て、反省してました。 たとえば、初日にボロボロになったワーゲンを見つけて撮ったんですけど、写真を見たら平凡で、あまりいい構図ではなかったんですよ。それを見て反省して、今度は違う目線で撮ってみようっていうのを課題にして、次の日からはしゃがんで撮ったりするようになりました。
わたしはカメラを撮るのは下手なので、それを隠すためにスケッチが好きとか言っている。スケッチはマニュアル、宮崎さんのカメラも今どきじゃないマニュアル。とても親近感を(勝手に)感じてしまった。ちなみに当時のNikonFM3A & Ai Nikkor 45mm F2.8Pだと20万円弱だっただろう。
尚、このインタビューの引用元は宮崎あおいさんのファンサイトからである。Nikonではオリンパスにキャラを取られた意趣返しか(失礼!)ニコンのサイトでは抹消されていました。しかしオリンパスのカメラはデジタルですから、どうやってマニュアル派の宮崎さんを陥落したのか?そこに興味がわきます。
http://miyazakiaoi.jugem.cc/?eid=151
【宮崎将・あおい兄妹 紀行写真集『たりないピース』】
「2025年の持続可能(サステイナブル)な地球」をテーマに掲げる2025プロジェクトとNGOシャプラニール=市民による海外協力の会との協働により出版されました。TVや映画で活躍する女優・宮崎あおいさんと、兄・将さんのインド 1週間の旅を、写真家・森本美絵さんが撮影。スラムの学校、フェアトレードの村、カースト制度、路上生活・・・・・・。
俳優宮崎将・あおい兄妹 紀行写真集『たりないピース』の説明文(PR文と言うとなぜかそぐわない感じなので)である。だが写真集にしては、とても安い(1500円ぐらい)。それはなぜか。
シャプラニールはインドまでの旅と、現地での滞在をコーディネート。宮崎あおいさん・将さんのご厚意により、 写真集の1冊当たりの印税のうち40円がシャプラニールへ、30円がインドで訪問したNGOに寄付されます。http://www.shaplaneer.org/tarinaipeace.htm
この写真集は写真家の撮影であるけれども、わたしが思ったのは、宮崎さん兄妹は、世界を観る素敵なファインダーをお持ちだということ。
写真は撮るばかりが能ではない。俳優は撮られるばかりが能ではない。演じる場、演じる相手、監督やカメラ、そして観客を透徹するファインダーを持つからこそ、自分を客観視することができる。客観視することができれば、自分が演じるべき姿を観ることができる。自分が演じる姿を客席や舞台裏から観ることができれば、俳優として喝采を得ることができる。それこそが演じる才能であろう。だがそれは、他分野でもあらゆる顧客にアピールする共通の才能でもある。
【宮崎あおいさんのファインダーに期待!】
ニコンのインタビューより引用。
FM3Aのシルバーを買いました。この子の見た目にほれたんです。薄くて、ちょっと昔っぽい感じがしてかわいいんですよ! シャッターの音もこの子が一番よかったんです。この"カシャッ"っていう音がすると、"撮った"っていう感じがしますよね。ジーっとフィルムを捲いて、カシャッ! で、またジーっと捲いて……。
「この子」という表現は笑っちゃうが、宮崎さんがどんな写真をオリンパスのサイトにアップしてくれるのだろうか?このプロモーションでは『オリンパスの新製品「E-410」「E-510」で写真を撮る魅力をお伝えしていきます』ということだが、ぜひ宮崎さんに期待しよう。
ネット時代で、写真は携帯カメラでお手軽になるばかり。そうしたトレンドに一石を投じ、宮崎さんには血の通った写真を旅を通じて送ってもらいたい。ますますファンになりました。
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