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2007年4月18日 (水)

2 Links, Start Here!

ノート凝り症気味ののわたしに、ぐっときたノートがあった。その名前も新鮮な響きなのである。Start Here(ここから始めよう)。

わたしはCherryさんも知る文具マニアである。だがノートに関してはさんざん散財した挙げ句、凝り症をやや脱して、今はにシンプルさに回帰しつつある。常用しているのはコクヨのB5スリムJordi Labandaのノート、そしてMark scheduleの手帳がフィットしている。そんなわたしの文具心をかき乱す商品が目についてしまった。

この商品はNovelだし、開発したお二人のコリアン・アメリカンの素敵なウェブサイトも紹介したい。東京はずっと天気もぐずつき気味だし、肌寒い日が続いている。だからブログぐらいほんわか&温かでいきたい。一緒にすっきりしてください。

 T_logo

【勝手にアドバイス Vol.154  2 Links, Start Here!】
Novelなアイデアとは、簡単に言ってしまえば「リンク可能なノート」なのである。

Start Here のサイトでは、「リンク」可能なノートを販売している。表紙がポケット状になっており、別のノートをつなげていくことができるのだ。ルーズリーフを使えばいいじゃないか、というツッコミもあるだろうが、物理的な物体を「リンク可能」としている点が気に入った。
引用元 http://japan.internet.com/busnews/20070418/7.html?rss

商品の説明はどこにも詳しく出ていなのだが、サイトにあった開発者(お二人のデザイナー)のコメントを訳してみる。

The emphasis became individuality. We took our philosophy and poured it into Start Here. Clean, basic, white cover notebooks are our expressions of simplicity. More than having that something already made for you, Start Here(TM) emphasis on simplicity is a small nudge to start a work of your own. We encourage your unique taste, style, personality, and flavor by giving you the space to be yourself.
http://www.starthereny.com/product.php

個であることがポイント。個であることが哲学であり、それをStart Hereにも注ぎ込んだ。素で、ベーシックで、白表紙のノートブックにシンプルさをデザインしました。いろんなゴテゴテが付いているノートは数あれど、Start Hereはノートから新しい仕事を始めるコツをシンプルさにこめました。ユニークなテイスト、スタイル、個性そしてフレイバーで、あなたがあなたらしくなるように。

 Noteboooooooook

この図にあるように、各ノートが差し込めるようになっている構造である。それで1冊のノートを継ぎ足して2冊分、3冊分・・・にできる。それだけのアイデアなのだが、気に入った。

 B_linkablenotebook_0 B_pocket_0 B_tab_0   

【このアイデアが好きな理由】
わたしの仕事上、いくつかのPJが平行することがある。そうすると、あるPJにはこれ、別のPJにはこれと、ノートを分けたくもなるし、でも一体にもしたくなる。そのあたりの微妙な心理を差し込むというシンプルなアイデアで実現したところがNovelである。

 M_tab インデックスも。

わたしがルーズリーフが嫌いな理由はいくつもある。カバーデザインが無骨、思いの外リングが重い、ポリカーボネイトという堅い素材が好きになれない、ポリプロピレン系はヤワで嫌い、紙を抜き差しするのまで面倒とは言わないが、リングにはどこかスマートさが感じられない。

A5サイズのシステム手帳も何冊も買ったのだが、カバーの皮が重いので腰が引ける。そんなワガママいっぱいなわたしに、このアイデアは惹かれた。

ただ、現在は米国のウェブサイトでしか販売しておらず、1冊14ドルという、ちょっとfuriousな値段である。

【リンクしているのはノートだけではない】
リンクしているのは二人のデザイナー(Esther & Tina)の出会い(国籍、境遇、ジョブが引き金)がある。

M_us_1

この添付の画像は大きくしてみて読んでほしい。といいつつ概略を訳す。

・いつしかEとTinaは電話を掛ける仲になった。
・その頃はふたりともフルタイムの仕事(デザイン)を持っていたが、
・二人とも何かもっとやりたいという熱に浮かされていた。
・二人の間の通話回数が次第に増えていって、
・よ~し!(他人のデザインばかりしてないで)自分たちの製品を持ちたい!と空想にふけて、
・コーヒーポットが倒れたりしながら、
・わあ!ノートのアイデアがまとまって、
・よし!ドライブにでかけよう!で独立しよう!
・なんて具合に2人でデザイン・スタジオを開いちゃった。

http://www.starthereny.com/ より

【EstherとTinaのリンク(出会い)をちょっと物語風に】
Esther MunとTina Changは、こっから始めた(Start Here)けど、それまでにはいろいろあった。もうひとつ、こっちはお二人のウェブサイトlittle furyからの引用図。これもオモシロいの概略を訳す。
http://www.littlefury.com/about.html

 Aboutus_art

Estherは韓国からカリフォルニアに10歳のときやってきた。最初に覚えた英単語はPensil(ジスイズア・・・笑)で、6歳で始めてコーヒーを飲み、鳩が嫌いで、ビジュアル・アートの学校を卒業した。

Tinaは韓国から5歳のときにオハイオにやってきた。三輪車に乗れなかったけれど、物心つく頃にはエスプレッソの中毒になり、文具の仕事を経てフリーランスで働いている頃、Estherと出会い、笑う牛を発見して、マーサスチュアートを辞めて、ふたりで独立した。

【勝手にアドバイス】
世の成功物語には多くのカップル(リンク)がある。本田-藤沢、井深-盛田に限らず、市井の人々でもリンク事例は多い。ひとりで悶々としてもなかなか覚束ない。リンク(コンビ)が見つかるのが、成功のひとつのポイントである。

そのためにはそれぞれがやりたいことが鮮明でなくてはならないやりたいことが鮮明だけど、片方に何かが欠けている。たとえば思想はあっても技術がない。構想があっても営業がない。企画があってもロードマップがない。逆説的ですが、それぞれに「欠損があること」が、リンクが形成され、結び付き合い、強固になる必要条件なのである。

そこを片割れが埋めてあげよう、とするからこそ「リンク」になる。もしも「わたしは完璧よ!」を装ったなら、リンクという互恵は発生しない。その替わり「利用させて」という人が寄ってくる。利用価値がある間はへつらうけれど、無くなったと思えば去ってゆく。だからそれはリンクではない。

リンクは埋め合い」なのである。Esther MunとTina Changの開発したノート、お二人のエピソードがそのまま「リンクするノート」なのである。そこからスタート/起業、という素晴らしい物語を感じた。

今日は以上です。ではまた明日。Click on tomorrow!

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