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2007年4月 1日 (日)

3つのうんちプロダクトと、ウォシュレットの教訓

ほぼ日書く身にはありがたいことだが「これを書いたら?」というテーマ提供がときどき寄せられる。先週は戦友のTomoyoさんからメールで飛んできた。そのテーマとは・・・・うんち(!笑)だった。

落語家よろしくどんなテーマでも「ペケペケペケとかけてポコポコポコと解く」「でその心は?」を貫きたいので、受けて立ちましょう!今日のテーマはズバリうんち。と言っても象とパンダとコアラのうんちです。

【勝手にアドバイス Vol.145 3つのうんちプロダクトと、ウォシュレットの教訓】
うんちから環境にやさしいノートやステーショナリーを作っている会社がある。企業名はThe Great Elephant Poo Poo Paper Company(笑)。商品名は「poo poo paper」 ノート、メモボックス、封筒セットなど。

Logo_poo

日本語のサイトはないのだが、製造方法はだいたいこう語られている。
「地球上のすべての創造物と同じく、象もまたクリーンな環境と良い栄養源が必要である。象はご存じのとおりたくさんうんちをする。そのうんちを集めて水で洗い、草・竹・果実の部分だけを残す。それをお湯を沸かした大型の瓶に入れて煮込む。染色剤を入れ、バナナとパイナップルの木の繊維を加える。乾燥させ300~400グラムのケーキ型にする。それをトレイに60cm×90cmに薄く延べて乾燥させる。乾燥したらハイうんちペーパーができあがり!」
   Elephantpoo 

価格は10.99~12.99ドルだから、安くはない。おもしろギフトと言ってしまえばそれまで。

【次はパンダ】
象があれば他があるだろう!と思って調べるとやっぱりありました。パンダ

138  チェンマイのパンダ。

チェンマイ北部のクワの木から紙をすく伝統的な製紙法にならって、2匹のパンダ、チャンチャン(6歳)とリンヒュイ(5歳)が消化しきれなかった竹のパルプを利用する方法が編み出されたんだとか。
http://www.petoffice.co.jp/staffblog/blog.cgi/permalink/20061116103856

別の記事も合わせると、ノート、扇子、しおりを製品化しており、年間90万円の収入をうんちから上げているそうだ。やはり竹という消化の悪いものを食べているおかげで、繊維質が残り、紙にする原料になるようである。

【おまけはコアラ】
名古屋・東山動植物園のコアラのフンを元にした紙=「うんちペーパー」を作ったニュースが気になった。
記事によるとこれは、東山公園協会の職員が、バケツに集めたフンを乾燥させ、家庭用ミキサーで粉砕、なべで約3時間煮詰めて作ったものだという。

http://www.excite.co.jp/News/bit/00091127505548.html

  1260732 PIC

東山の動植物園は、東京の多摩動物公園、鹿児島の平川動物公園と同時に、日本で初めてコアラを一般公開した動物園である。だがこちらは商売にするのではなく、職員がきまぐれで作った程度らしい。ゆーかりの葉だけを食べるという食性が、紙を漉くことに向いている原材料だとか。

フム、うんちから紙を作るのは、究極の循環型環境活動という匂いがしてきた。

【ウォシュレットの教訓】
うんちと言えばトイレ。トイレと言えばウォシュレットを使うたびに思い出すことがある。転居して家にもウォシュレットがようやくデビューした。高機能品じゃないが快適だ。皆使っていると思っていた。だが数ヶ月もたった頃、愚娘が言った。「わたし、あれ使ってないの」「あれって?」「ウォシュレット」「どうして?」「だって、水がびゅ~っときて、中に入っちゃうような気がするから

わたしはそれ以来、少しは入ってくるのだろうか?などと思いながらしゃがんでいるのだ。

発想は馬上枕上厠上、というくらいだから、わたしはそこから重大な教訓を得た。人間には数々の穴があり、環境にさらされている。目も口も鼻も耳もおへそも、いや身体中の皮膚も、外部環境に対してオープンなのである。吸って、吐き出して、熱を出して、光を取り入れて生きている。環境にさらされて、環境の一部になって、環境と一体なのが本来の人間であり、地球上の動植物は皆同じなのである。

【リサイクルはサイクルになってない】
リサイクルビジネスはみんな循環型社会のビジネスというけれど、どうも「リサイクル」という閉じた輪の中にとどまっているような気がする。リサイクル産業というネーミング自体、どこかおかしい。商品が考案され、生まれて、生産され、流通し、使われ・・・そういういライフサイクルのほんの一部に過ぎないのではないか?生産された商品の残滓や不必要な部分だけを扱うことで、「リサイクル」というのは、果たしてサイクルになっているのだろうか?

言い換えれば人間は24時間365日生活している。リサイクルという作業はその生活シーンの中に、たくさん細切れで、小さなシェアで存在しているだけである

実は他の産業も同じなのである。食品産業、睡眠産業、アパレル産業、音楽産業、エレクトロニクス産業、原子力産業・・・すべて自分の産業内で閉じてしまっている。だが人間は24時間365日、閉じていない。ず~っと環境の一部であり続けている。

24時間X365日、環境にさらされる人間を真ん中に置くことで、自分の所属する産業のシェアを点検すれば、いかに狭い部分しか扱っていないか、実感として理解できるはずだ。現在の産業界は、およそ過去の環境認識が生みだした産物に過ぎない。過去の認識が生みだした慣習やしきたりに従っていては、自ら閉じたサイクルの中に閉じこもってしまうことにならないだろうか?それは自ら成長を止めてしまうことではないだろうか?

うんちからそんな発想にたどりつきました。お題をありがとう、Tomoyoさん。読者のみなさん、お題は24時間365日受付中です!今日は以上です。

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コメント

うんちCAFEかと思いました(笑)。色、似てるし(笑)
コメントありがとう!
そうなのよ、人間が真ん中なのに、いつでも自分の産業界や事業を真ん中に置くから事業成長が果たせない。ビジネスって近視眼ばかり。
ところで今日、初めてショッピングバッグ持参で買い物しました。気持ちよかった。小さな環境貢献をしまた。

投稿: 郷/Marketing-brain | 2007年4月 3日 (火) 23時09分

郷さま。

こんにちは、トモヨです。

このサイトは一緒に働いているYちゃんが教えてくれて、
この会社名と製品の風合いを気に入り軽い気持ちで郷さんにお送りしました。
記事になってびっくりしました。笑 ありがとうございます。
 
リサイクルの中に閉じこもっているのではないか、
というくだりにはっとさせられました。確かにそうですね。
リサイクルマークの矢印のせいか、
リサイクルには一方通行の経路しかないように思っていました。
なるほど、人を中心に据えると他方向にも
大きくも小さくもいろんな円が描ける可能性がありますね、わくわくしました。
 
・・・うんちリサイクル関連でこのようなものもYちゃんが教えてくれました。
幻の美味だそうですが、郷さん一杯いかがです?

http://www.rakuten.co.jp/doaindonesia/448925/

投稿: トモヨ | 2007年4月 3日 (火) 17時46分

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