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2007年6月15日 (金)

折りたたみ、香る「ケータイ3.0」

2007年4月23日からのキャンペーン、DoCoMo2.0というちょっと今さら・・・ドン引きなコピーと、華々しいキャラ満載のCMを見ていない人は少ないだろう。2in1という1台で2つの番号やアドレスを持てる機能を前面に打ち出しているが、報道によると契約は伸びていないという。このの効果はまだ出ず、2007年6月純増数ではソフトバンクがトップの座を初めて射止めた。

 070423docomo_05  ダイハードは4.0

2in1は「2つの顔をもつ」という機能である。他にもワンセグやオサイフ、ウタホーダイなど機能が盛りだくさんだが、わたしが気になったのは「振る」である。

任天堂の「Wii」のように携帯電話を傾けたり振ったりして楽しめる「直感ゲーム機能」だ。D904i、P904i、SH904iの3機種が対応している。夏野氏(プロダクト&サービス本部 マルチメディアサービス部長)は「Wiiなどの一人でやっても楽しいバージョン」としており、対応コンテンツとしては「首都高バトル」や「塊魂」など68タイトルが用意されている
引用元 http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20347697,00.htm

Wiiの真似ぽいとはいえ、携帯という従来のコミュニケーション機能を逸脱した発想がおもしろい。夜道で携帯を振って遊んでいる奴を見るのはぞっとするが(笑)。

Img03
ケータイを「かたむける」「ふる」、またはケータイを「手をかざす」「体を動かす」という直感的な操作でゲームなどが楽しめる「直感ゲーム」に対応しています。
引用元 http://www.nttdocomo.co.jp/product/foma/904i/features/

【勝手にアドバイス Vol.188 折りたたみ、香る「ケータイ3.0」】
さて「振る」のはちょっと気味が悪いとしても、「折りたためて」「香る」ならどうだろうか?Cherryさんに教えてもらったNokiaの未来デザイン携帯にはとても惹かれた。

 Imgc47e5784zik4zj Img28fd84f4zik2zj 

この携帯は、Nokiaがロンドン芸術大学とと共催で開催した今後10~15年後に登場する未来の携帯電話デザインのコンテストThe Future of Mobile Design」で2006年夏に初めて公表された。その後改良を重ねて、現段階ではこんなデザインになった。

 Imga9c751abzikezj  Products_nokia_render

カードサイズのスリムなNokia Scentsoryは、コンパクトに閉じられた"Closed Mode"のままでも音声通話が可能であるものの、"Scentsory Mode"へと展開すると、デュアル液晶ディスプレイとスピーカーフォンが姿を見せる。また、内蔵されたアロマセンサーが周囲の香りを検出し、通話先の相手のNokia Scentsoryへと香りを転送する。さらに、液晶ディスプレイとキーパッドで、通常の携帯電話のように操作できる"Open Mode"へも展開可能とされている。
引用元 http://news.www.infoseek.co.jp/comp/computer/story/05mycom20070605p85/

【折りたためるという発想】
携帯電話はますます薄く軽くなってきたが、現在のモデルの延長線上で発想してしまうと、まだハードウェアの中でのデザインにとどまってしまう。この携帯のデザイナーさんは、携帯電話というハードウェアの記憶をキレイさっぱり忘れてデザインしたのではないだろうか。さもないと携帯を折りたため、しかも半透明なんて・・・発想は出ない。

 Smellphone1  折り紙携帯。

折りたたみモード、開いたモードで機能が変わるというのもおもしろい。携帯3.0と言ってもいいと思う

【アロマを伝えるという発想】
かたちも素晴らしい発想だが、内蔵されたアロマセンサーで香りを送るという機能がいい。こんな機能があれば、お花畑から電話したい衝動に駆られる。いや、場末の飲み屋から電話をするのが気が引けるというべきだろうか。

そんな機能が実現したら、アリバイづくり&カモフラージュの電話がかけられなくなるじゃないか、という不安を覚えるのはわたしだけではあるまい。「あら、この香り・・・・近くにいるのはいったい誰なの?」なんて、痛くもない(?)匂いを探られるのはたまらない。

【デザイナーはKimberly Huさん】
米国生まれ、ロンドン在住のグラフィックデザイナーで、ウェブサイト、パッケージ、ポスター、プロダクトなどさまざまなデザインを手がけている新進気鋭デザイナー。ヨガのインストラクターもしているらしい。

 Kimberly_hu_index_r21_c24 キンバリーさん。

http://www.kimmu.com/products_02b.html

【勝手にアドバイス
Kimberly Huさんの画期的なデザインを発掘し、こうした野心的な製品化に意欲を見せるNokiaだからこそ、市場シェアを大きく拡大している。

個人的にはauのデザイン携帯ファンであり、深澤直人氏のinfobar2を待つ身です。だがほんとうの意味では携帯はまだ2.0にさえなっていない。従来フォーマットの中で、通信機能がアップしているだけではないだろうか?

夏野氏はDoCoMo2.0の発表で「ドコモは反撃をさせていただきます」と切り出したと言われる。だがどうも本格的な反撃にはほど遠い。わたしが感じたのは唯一「振る」というコンセプトである。これは従来の延長線上にはないからだ。

DoCoMoは、いやauもだが、携帯をもっと「振って」、いままでの製品機能主義、差異がわからないサービス囲い込み主義から脱する時期が来ている。もしも今、日本の通信市場が開放されれば、マーケット・シェアはまったく様変わりすることは間違いないのだから。

今日は以上です。

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