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2007年6月12日 (火)

dynabook革命をもう一度!

現在一冊の本を共同執筆でまとめているが、共同執筆者のお二人はいずれもパソコンは東芝ファンである。東芝のパソコンと言えばダイナブックである。

わたしはもう20年以上前になるだろうか、初代ダイナブックのユーザーであった。MS-Dosとフロッピーディスクドライブで、かしゃかしゃ動いた懐かしいパソコン。F1レーサーだった鈴木亜久里氏が広告に颯爽と現れていたのを覚えている。

当時ものすごく高価とは言えないが、それでも20万円の大枚を叩いてパソコンユーザーに初めてなったマシンがこれだった。せいぜいワープロ(Just Systemの一太郎だった)ぐらいしか使えないアンダーパワーなマシンだったが、ノートパソコンを持ち歩くというワークスタイルを満喫した。東芝はすごいと思った

【勝手にアドバイス Vol.185 dynabook革命をもう一度!】
有名な話だが、パソコンの父と言われるアラン・ケイ氏が提唱した理想のパーソナルコンピュータ(パソコン)をダイナブックと命名した。

 Thumb320x246images666652  このくらいの厚さ?

ケイの構想したダイナブックとは、GUIを搭載したA4サイズ程度の片手で持てるような小型のコンピュータで、子供でも扱える低価格なものである。 ダイナブックは、文字のほか映像、音声を持つ「本(book)」のような存在であり、それを扱った人間の思考能力を高める存在であるとした。
引用元 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF 

そのアラン・ケイ氏のコンセプトを現実にしたのが、1989年発売の東芝の初代ダイナブックだった。

 Images602813  わたしは骨董品として現物を保管している。

その東芝からダイナブックの戦略的なモバイル製品として発売されるのが「dynabook SS RX1」である。この製品は東芝のやる気が相当に発揮されていると思う。モバイラーからも「やればできるではないか!」というブログへの書き込みが圧倒的に増えている。

 3toshiba_0606  様変わり。

【やる気で魅せたdynabook SS RX1】
(前略)新発売のRX1は、2007年の同社のノートPC開発における共通コンセプトである「誰かのいちばんになるために、生まれてきた。」に則った製品であると紹介。(中略)現在のノートPC市場については、全体的に出荷比率が成長しているものの、B5サイズ以下のモバイルノートPC市場の比率は伸び悩んでいる。主な原因として、ユーザーのモバイルノートに対する不満、不便、不安が多いためだという。
 「RX1は、これらの不満や不便、不安を解消させるため、“true mobility”を目指して製品化した」

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0605/toshiba2.htm

主な製品仕様として、「光学式ドライブ搭載」「12.1型ワイド液晶」「フラッシュメモリ搭載モデル=848g、HDD搭載モデル=重さ959g」「最薄部19.5mm」「最長約12.5時間の長時間駆動」「剛性ボディ、ウォーターブロック構造の筐体」「マグネシウム合金」などが上げられている。

今まで東芝のB5ノートと言えば、パナソニックLet's noteソニーVaioなどに比べて、厚さ・重さ・稼働時間でいずれも見劣りしていた。この製品ではアピールポイントでほぼ他機を超えたと言っていいだろう。東芝ファンとしては「比較せずに購買する」という声が出ても不思議はないスペックである。

法人向け製品は6タイプ、個人向け製品は3タイプ。ただし値段は22万円~38万円程度と決して安くない。38万円などは「本気なの?」という価格設定である。
詳細はこちら。http://www.toshiba.co.jp/about/press/2007_06/pr_j0501.htm

264b すっきりしたデザイン。

【コモディティ化したパソコン】
なぜパソコンの出荷が鈍っているか。総需要が飽和したということは言えるが、何より携帯やPDAの性能進化に比べ、ノートもデスクも、どこのメーカーでも変わりばえがしないからだ。

dynabook SS RX1は確かに良い製品だと思う。だが圧倒的に引かれる何かが(比較スペック以上に)あるだろうか?それが感じられないのだ。パナソニックにもソニーにも同じことは言える。ノートPCは初代dynabook、Vaio、Let's noteというエポックメイキングな製品はあったが、それ以降は革命がない。

ついでに言えば、MS-DOSからWindows3.1へ、さらにWindows95に昇華したときのOSの革命は、あれ以来ない。むしろメモリー消費量ばかりアップし、覚えることは増えて、セキュリティ負担は増えて・・・OSは年々退化している

【再びアラン・ケイは語りき】
2006年6月のインタビューで、再びアラン・ケイはこう語った。

コンピュータ自身が、よりアクティブになるべきだろう。今のコンピュータは、だれが使用者かを意識することがない。ユーザーが、あなたのような大人なのか、それとも6歳の子供なのか、そんなことはお構いなしにふるまう。あなたが画面で文書を読んでいるのかどうか、画面を注視しているのかウインドウの外に気を取られているのか、あなたが何に興味をもっているのか、コンピュータはそうしたユーザーの状況を認識していない。あなたの目的が何なのかを理解しようともしない。ユーザーの視点に立てば、コンピュータは、まだ出来の悪いツールということになる。あなたが何をしようが興味を示さない作業台(workbench)のような存在、それが現在のコンピュータだ。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/a/it/alacarte/interview0615/alan_3.shtml

【勝手にアドバイス】
わたしはPCのヘビーユーザーである。公私共々1日10時間(以上)液晶画面を見ていることが多い。その目線からいくつか書いておきたい。

①立ち上げるというワードをなくせ!
携帯と同じくフラッシュメモリーを搭載しても、立ち上げる時間は家電製品に及ばない。立ち上げているあいだに発想は消えていく。ThinkPadなんて名前を今のPCに付けるのはおおげさだと思う。

②打ち間違いの無いキーボードがほしい!
ノートPCでは、滅多に使わないキー(ウィンドウズキーやPause Break、変換や無変換、単独のAltキーなど)をなくせばもっとゆったりスペースが取れる。日本語-アルファベッド切替は、未だになぜこんなに煩雑なのだろうか?

③なぜシングルサインオンがPCにないのか?
OS、アプリケーション、ブラウザ、ネットワーク・・・一つのマシンで、電源を切らない継続的な利用中に、なぜ個別にサインオンがいるのだろうか? なぜ生体認証までしておいて、一発ではないのだろうか?

④壊れても大丈夫な2.0の世界こそ!
ノートPC個体の堅牢さをつくるのは限界があり、高価格になるだけである。それよりもボタン一発でネット上に(セキュリティ強固な)バックアップが常になされるのが今日的である。

⑤なぜ代替マシンが即座に提供されないのか?(法人契約)
ネット上にバックアップがあれば、PCが壊れたその日に連絡すれば、翌日にはバックアップデータを移行したPCが宅急便で送られてくる。なぜそうならないのか?個人でも困るが、法人では仕事ができなくなる。なぜわかりきったニーズに対して、魅力的なサービス・パッケージがつくれないのだろうか?

今日は以上です。

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