ミクソロジーカクテルの3S
今日はTGIFの金曜日。ようやく週末を迎えることができました。週末も仕事ですが、ほっとしています。
さて、昨日(2007年5月31日)は抜歯をして口の中は血みどろでした。「熱いモノや運動やお酒は控えてください」と歯科衛生士さんに言われたことを忠実に守り、じっとしておりました。痩せる思いで過ごしたその翌日、自重したことの反動なのか・・・ミクソロジーカクテルという旨そうな話題を発見しました。
ミクソロジーカクテルっていったい何?普通のカクテルと何が違うの?なかなかぜいたくなカクテルで、仮想バブル・エコノミーの今、ウケているそうだ。今日のテーマはミクソロジーと3S。
キウィづくし。
【勝手にアドバイス Vol.180 ミクソロジーカクテルの3S】
まずそれはミクソロジーカクテル(mixology cocktail)とは何なのか?
「リキュールやフレーバーシロップを一切使わず、果実やハーブ、ベジタブルを、スピリッツ(蒸留酒)などと組み合わせて作ったカクテル」と言うのは、ミクソロジーカクテルの第一人者で「BAR RAGE」のオーナー、北添智之さん(38)。自然素材と最高のスピリッツを使い、手間ひまかけて作った「ハイエンド・カクテル」と言ったところか。
ミクソロジー(mixology)とは、mix(混ぜる)とology(――論)からなる造語。「ロンドンのバーテンダーの中で、生の素材を使い、クリエーティブに、スタイリッシュにカクテルを作るという流れが生まれ、旧来のカクテルと区別するため『ミクソロジーカクテル』、バーテンダーを『ミクソロジスト』と呼ぶようになった」という。
出典 http://www.asahi.com/komimi/TKY200705250302.html
ほぼこの2つのパラグラフで言い切れてしまうようだが、従来のカクテルよりもパッション・フルーツを用いるロングドリンク系のカクテルがイメージに近い。従来のそれとも違うのは、新鮮な果実や野菜をふんだんにつかい、さらに茶葉やハーブ、香辛料まで、幅広い料理素材をミックスするところから「ology」という「~論」というネーミングがつむぎだされたのだろう。
論より証拠でいくつかレシピを見てみよう。
【国内のサイト】
グレイグース/greygooseというサイトが2007春夏コレクションを発表している。いくつかレシピを見てみよう。http://greygoose.exblog.jp/i6
1.GREY GOOSE バニラジンジャー ドライマティーニ
~切れのあるマティーニに、バニラのほのかな風味 ~バニラビーンズと生姜スライスを軽く潰し、グレイグースを加えてシェイクします。
・グレイグース・・・60ml
・バニラビーンズ・・・1cm程度
・生姜・・・スライス1枚
2.GREY GOOSE アールグレイ ドライマティーニ
シェイクすることで引き出される、紅茶の爽やかな香り ~グレイグースと、アールグレイ茶葉をシェイクし
てマティーニグラスに注ぎ、オレンジピールで飾ります。
・グレイグース・・・60ml
・アールグレイ茶葉・・・1-2tsp
・デコレーション・・・オレンジピール
まったくイメージがつかめないだろう。すみません。一枚画像を引用したが、このサイトでは「画像・文章の引用お断り」となっているので自重した。だがそれでこのカクテルを普及させたいのか、させたくないのかよくわからない。少し前だが、ソトコトがLOHASという言葉を商標登録したことを思い出させる(非難を浴びて商標主張を放棄した)。
ちなみにグレイグースとはフランス産のウォッカであり、このサイトは同製品の販売促進も兼ねているようだ。雑誌DIMEに取材されたらしいが、もうちょっとサイト運営にオープンさがあるとブロガーには助かる。
【海外のサイト】
そこで、もっとオープンな海外のサイトをチェックしよう。その名の通りmixology.comというサイトがある。
- spirits (vodka, gin, tequila and the like) flavored with various ingredients, including spices, herbs,fruit, and even chiles. The key is to let the liquor and flavorings steep together for a period of a few days (even weeks or months) then strain the liquid and use it in a variety of drinks.
ウォッカやジン、テキーラなどのスピリッツといろんなフレイバーで香りをつけよう。スパイス、ハーブ、果実、チリだっていい!リキュールとフレイバーを良い関係にするには数日か、場合によって数週間、数ヶ月かかる。で、それで液体に活!を与えてカクテルをつくろう。拙訳でした。
出典 http://www.mixology.com/issues/my2k/science/infusion.htm
このサイトが主張しているのは、言わば朝鮮人参のようなカクテルの素をさまざまな素材と共に作りおきし、それを新しく作るカクテルと「カクテルする」ということらしい。それには相当のクリエイティビティと研究心が必要である。素材の本質やくせ、素材同士の相性を知らないとつくれない。
しかもオーダーに基づいて供するときは、新鮮なリキュールと素材と一緒にカクテルするのだから、相当な熟練の技がいりそうだ。そのことはなんとなく理解できた。
【ポイントはクリエイティビティ】
なかなか全貌がつかみにくミクソロジーカクテルだが、それも創り手のクリエイティビティによるわけだから、論より証拠、呑んでみて感じるのが一番だろう。手間暇と素材をふんだんに使うので、1000円~2000円ぐらいに表示されている店舗が多いようだ。安くはないが、ウンチクも見た目もコミュニケーションを弾ませそう。
【勝手にアドバイス~ミクソロジーカクテルの3S】
こういうちょっとあいまいなコンセプトを目の当たりにすると、コンサルタントの病がでる。それはコンセプトをまとめるという病気。今日はこのミクソロジーカクテルを3Sでまとめたい。
サプライズ(Surprise)
昔流行った料理の鉄人ではないが、素材をテーマに与えられた鉄人が、素材の持ち味を引き出し合う。素材の持ち味を殺さず、素材同士のぶつかり合いを読み抜く。そこから「おぉ!こんな味、こんな食感が出現するのか!」という驚きが最初のS。
センス(Sense)
ミクソロジーカクテルという舌にころがるネーミング。作り方や飲み方の洗練さ。器や容器のひきたて。素材のつくりだすカラー、素材の形状など、センスが必要である。
シチュエーション(Situation)
どんなに美味しい呑み、美味しい料理でも、何よりも飲食する相手、その日の雰囲気、会話の愉しみこそたいせつ。ひとりで食することが至福という来栖けい氏ような人は別にして、会話と笑顔と同情があってこそ、クリエイティビティが五臓六腑で完成する。今日は以上です。
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