自分探しのマグカップ
今日は日曜日。だが先週は酷暑だったし、1週間ぶりの出勤で休暇ボケの人も多い。相場の急落で痛手を被った人もいる。だから日曜日でもゆったりできず、「あぁ明日は月曜日!」とブルーな人もあんがい多いかもしれない。
だが月曜日に嫌なことばかりあるとは限らない。新しいステップを踏みだそう!そう思うのも日曜から月曜にかけて。そんな気持ちを新たかにするグッズは何だろうか・・・と考えて、それは「マグカップ」だ!と思った。
お気に入りのマグカップを使うだけで、やる気や落ち着きを取り戻せる。カップを使わずエコにもなる。今日は気になるマグカップとMy Boomのチョイスを紹介したい。
【勝手にアドバイス Vol.226 勇気と癒しのマグカップ】
1つ目はちとふざけも入っている「挫折禁止マグカップ」。
この混迷する時代の最中、人々の心の支えとなる力強い言葉が不可欠です。そんな事をふまえ、「史上最強のエール」を目指して登場したのが、この「挫折禁止」です。
引用元 http://www7.big.or.jp/~katsurao/zakin/
おいマジかよ!と笑える商品で気に入った。発売元は げんれい工房という、「挫折禁止」スローガンがコアコンピタンスの会社のようである。同社の会社情報にこうある。『「挫折禁止」は前世紀末に当工房の投稿ネタから制作された標識で、意匠・商標登録しています。類似画像やパクリ品やらが沢山ありますが、ネタ元は当工房です』。
秋葉原ラジオ会館内の海洋堂ホビーロビー東京で購入できる。税込み840円で挫折を回避しよう。仮に回避できなくても、@840円だから責めることはやめよう。
海洋堂 http://hltitakucorner.blog66.fc2.com/blog-entry-122.html#more
【ククサ・マグカップ】
2つ目はフィンランドのラップランド地方の伝統的なマグカップでKUKSA(ククサ)と呼ばれる白樺の瘤(こぶ)から削って作られる。とても味わいがあるカップ。
フィンランドでは出産祝いに親から子などに送られる品。中に入れるものが最初は離乳食やミルク、それがソフトドリンクに代わり、やがてコーヒーや紅茶やお酒になるまで使われる、つまり末長く頑張ろうといういわれのあるマグカップである。マグカップと共に成長する。いいじゃないですか。
KUKSAは表面コーティングされていない容器です。お手入れは、ガーゼにくるみの実を包んで砕き、その油で磨きます。普段はぬるま湯でサッとゆすぐ程度でOKです。
引用元 http://www.jackbox.biz/zakka/kuksa.html
フィンランドというとわたしが米国時代に駐在していたときの同僚Stanを思い出す。フィンランド系アメリカ人のStanは、こよなくワッカ(ウォッカをこう発音していた)を愛した。典型的なアメリカ人体形(胴が太く足が細い)の彼に、このカップは似合わない。KUKSAにワッカは、寒い地で、締まった体形の人にこそ似合いそう。
手作りなので同じモノは2つとない。サイズは取っ手2つ穴タイプで、高さ約5.5cm、直径約6.5cm、容量約120cc。4,000円前後から。
【Dean & Deluca ベニントン】
3つ目はニューヨークはDean & Delucaのマグカップ「ベニントン」。
All aboutのライターの江沢香織さんはこう書いている。
家に帰って実際に使ってみると、思った以上に使い勝手が良かった。一番良いことは、口がすぼまっているので、熱いものが冷めにくい、ということ。ホカホカといつまでも温かく飲み物が楽しめるのは嬉しい。(中略) シンプルな白地に、さりげない手書き風の文字で、Dean & Delucaとだけ書いてある。この素っ気ない感じ、ちょっと文字にムラがあるのがよいと思う。
引用元 http://allabout.co.jp/living/zakka/closeup/CU20050113A/
この落ち着いたデザイン。ちょいメタボリックなシルエットが微笑ましい。まだ見ぬニューヨークの街角のカフェに座る気分が味わえそう。日本のDean & Delucaショップでも販売中。2,625 円。
【My Boom & 勝手にアドバイス】
最近わたしが迷わず購入したのは「マリメッコ」UNIKKO(ウニッコ)柄の赤である。マウスとおそろい。こういうペアグッズを会社で使う中年男は少ないが、もはやわたしに恥も迷いもない(笑)。
http://item.rakuten.co.jp/n-oasis/0092/ で販売中。@2100円。以前買ったマリメッコのErja Hirviのマグカップ=家で使用中。どちらもNoasisさんで購入。
人は年をふるごとに「羽目板」が一枚ずつ外れてゆく。いや自ら外していくのだ。羽目を外すにとどまらず、自分の素地を暴露せざるをえないのが40代以降である。板を外して、そこに見える自分は、本来の自分だろうか?自分はこれまで、なりたいもの・したいことを羽目板で隠していたのだろうか?板を外すと何が変わるのだろうか?
このブログをテコに羽目板を外しつつあるわたしは、見えてきた自分の素地が、この赤いUNIKKO柄のように赤くて大胆で、子供ぽい心理なのに気づいている。それも受けとめるしかない。
赤いUNIKKO。
たかがマグカップ、されどマグカップ。癒され勇気の素となり、自分探しの手元グッズ。それはモノへのこだわりというより、「そうだ!わたしは自分のこだわりにこだわらきゃいけなかったんだ!」ということを思い出させてくれる。4000円以下で、座りながら自分を取り戻せるなら安いものである。今日は以上です。
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