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2007年9月 2日 (日)

ジェーン・バーキン/中年、BUT可愛い(その2)

2006年5月に56歳に亡くなった米原万里さんの著書を読んでいたら、人の寿命は四期に分けられるとあった。

 第一期は受胎から誕生までの期間。約9ヵ月である。
 第二期は誕生から成熟に至るまでの期間。
 第三期は繁殖が終了するまでの期間。
 第四期は繁殖終了から死ぬまでの期間。

こうして分けると、女性と男性ではかなり差異があるのがおもしろい。第二期では少なくとも2年の差がある。女性は16歳で性的に成熟し、法的にも結婚することができるようになるが、男性のそれは18歳だからだ。モテない男だとオクテ効果で2年が6年ぐらい差がつくかもしれない。

ところが第三期は逆に男の方が長い。女性は45歳から55歳で終わるが、男性は60~65歳ぐらい、なかには90歳でも子どもがつくれる人がいる。ちょうど次のような報道もあった。
 
 90歳のインド人男性に第21子が誕生、100歳まで「子作り現役」を目指す
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2275268/2062077

男は「Hすることが存在価値」であり、だからバイアグラなんて浅ましきものを買い、Hできなくなると割とすぐに死ぬ。米原さんはこう喝破する。一方女性は第四期が長い。平均寿命からみても30年だ。だから女はね、女を卒業しても、まだまだ人生を楽しむのよ。そう書いていらっしゃる。

今日は第三期の後半かつ、第四期を迎える準備期間にいる「中年、BUT可愛い」世代の女性を考え、明日のエッセイでは「中年男」を取りあげたい。

   Images_2 米原万里さんもまた可愛い人だった。合掌。

【勝手にアドバイス Vol.233 ジェーン・バーキン/中年、BUT可愛い(その2)】
先週のその1で「中年、BUT可愛い要素」を10個を書いた。誠に勝手な言いぐさなので修正が必要かもしれないが、順序を少し入れ替えて再掲しよう。

 一、笑顔が素敵
 二、顔に疲れがない
 三、凜としている
 四、姿勢が良い
 五、綺麗でいたい労力を惜しまない
 六、好奇心が旺盛
 七、仕草に子供ぽさ、いたずらっぽさがある
 八、前向きなおしゃべり内容
 九、自分に向き合っている
 十、つながれていない

この10個からいくつかをひろって「中年、BUT可愛い」要素を考えよう。

【輝きだしたい世代】

  知性も経験も、輝きだすのは今。

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創刊号。 

2007年9月1日に集英社から創刊された新雑誌『eclat(エクラ)』のキャッチコピー。エクラとはフランス語で“輝き・きらめき”のことで、ターゲットはズバリ「BUT可愛い」の40代後半から50代の女性たち。創刊号のメインはマリー・アスキューさん(49歳)と黒木瞳さん(47歳)。マリーさんは1974年から1981年まで資生堂『ベネフィーク』で活躍していたモデルである。圧倒的に素敵な人。

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  マリーさん。            黒木さん。

お二人ほど美人でなくても、BUT可愛いの第一条は「笑顔」である。中年だからこそ出せる可愛い笑顔。若いウチはガハハと笑ってもカワユイと言われて図にも乗るが(失礼)、中年になれば「自分の笑顔」をもっていないといけない。自分が最も輝いて見える笑顔を知っていないとならない。それが中年でも可愛い第一条件だと思う。

笑顔には、良くも悪くもそれまでの生き様が表れる。小皺とか頬皺を気にしてわざとらしい笑顔をつくってもダメだ。ジェーン・バーキンさんのくしゃくしゃの顔皺でも、あんなに可愛いのは、バーキンという生き様が素直だからだと思う。人生も男もいろいろあったけれども、でもおもしろいことも多かったわよ。そんな笑顔である。

【グロスはいくつまでも】
女性はグロスのルージュを何歳までできるか。これは少しチャレンジングな質問かも知れない。

だが若く派手な装いの女性のグロスより、中年ならではの落ち着いたグロスが良い。モノトーンな装いで全身を締めて、口には鮮やかなグロス。これが中年BUT、可愛いの理想形である。顔に疲れを見せないツールとしても、鮮やかなグロスは良いと思う。化粧とはチャレンジし続けることだから。

【姿勢の良さに現役の女を感じる】
ハイヒールには現役の女の匂いがする。それは足をすらりと見せるからだけでなく、背筋を伸ばさせるからであろう。姿勢を補正する下着は今や男も流行っているが(主にお腹用)、すっと伸びる女性の背筋にはぞくっとする。

背筋がぴしっとは「BUT可愛い」よりも「中年、BUT現役」と言えそうだ。補正の下着という対症療法というフェイクよりも、できればバレエやフラメンコで鍛え上げられたという背中が綺麗である。余談だがわたしはビリーエクササイズは好きになれない。軍隊調は嫌いだ。

【中年、まだまだひたむき】
今年53歳の女優秋吉久美子さんは、9月から早稲田大学大学院「政治経済学術院」の公共経営研究科で2年間勉強されるという。賢い女優さんだと思っていたが、素晴らしい挑戦

  G2007082212akiyoshi サマになる女性。  

ところが『eclat』の創刊準備号の目次を見ると、そこにあるのは美容や化粧の話ばかりなのだ。もっと知的好奇心あふれるコンテンツが多くてもいい。中年の可愛いは「え~、それナ~二、そ~なの、ワタシ知らない」という若くて受動的なカワユイでは絶対にだめだ。知的な好奇心にあふれ、新しいことにどん欲で、前向きな会話ができる。そういう女性こそ可愛い。

  Cover_2 創刊準備号

【脳内恋愛か、対外恋愛か】

恋愛を脳内で済ますか、対外的に行うか、もしも家庭があるとすれば、これはむつかしい問題である。穏便な答えは「いくつになっても脳内恋愛できる、瑞々しい心をもちましょう」である。ワイルドな答えは「いくつになっても対外恋愛の発火と燃焼に備えましょう」である。

どちらが可愛いか、立場やそれぞれの価値観で判断されたい。どちらも可愛いと思いますよ、ただし・・・対外恋愛的に(自由さを)装い、実は脳内だけよ、わたしは貞淑な女なのよというのは裏切りである。脳内恋愛に終わるとしても、そこには悩み抜くという脳内の真摯な姿勢があってしかるべきだ。裏切ると恨まれて、加齢効果を倍増させるだけだ。

中年、BUT恋するキャパシティがある、そのくらいの自然体でいいのだ。

【中年、BUT没頭するもの】
結婚後も生活臭を感じさせない女性がいる。Yearsというふるいをかけても、なお可愛さが残る女性がいる。一方でそうでない人もいる。いったいそれはなぜだろうか?

それが「つがなれていない」ということなのかもしれない。男には(もちろん)つながれていない。子ども(がいても)にべったりとかまけない。かといって子育てや日常生活から逃避しているわけではない。しっかりやっているのだ。どうしてそんなことができるのか。それは「ミッション」を持ち、それに没頭するからではないか。

1年にわたり綴ってきたこのブログで、「和柄」「和物」「俳句」「将棋」「女優」「帽子」「映画」「競技」などの分野の女性事業家やプロフェッショナルたちを多く取り上げてきた。彼女たちがつながれているもの・・・それは自分の「夢」なのである。夢へのひたむきさこそが、可愛さの根源かもしれない。

今日は以上です。

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