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2007年10月12日 (金)

"うふふ”マーケティングこぼれ話 家族のメモリー

タイトルも物語も覚えていない、昔見た映画のワンシーン。たぶんアメリカ映画である。その家では靴箱(紙製の商品の納まる箱)に子どもの思い出の品を収めて、トランクルームの天井に近い棚の上に、いくつも並べて保管していた。母親らしき人が踏み台に乗って、そのうちのひとつの箱を下ろし、箱を開けた。何かを取り出した。じっと見て、大事そうになでた。そんなシーン。

  Dsc03133 おっと隠れてた。

記憶はそれで途切れている。なぜかそのシーンが記憶の隅に残った。

靴箱というしっかりとした作りの箱だから、そのエコな廃品利用にも感心したが、あのサイズにストンと収める始末の良さにはっとしたのだった。だいたい靴箱は同じサイズだから、1年でひと箱か、数年でひと箱かわからないが、整然と並べられる姿は「成長」というたとえがあった。靴が大きくなれば、自然と靴箱も大きくなるから、足のサイズの成長という意味でも、人間の成長というメッセージが伝わってきて、ジン、としたのである。

そして母がメモリーを保管する姿、見入る姿に、家族のメモリーへの敬愛があった

【"うふふ”マーケティングこぼれ話 家族のメモリー】
中身はきっと他愛ない(成人したら恥ずかしくて見たくない)テスト用紙やスケッチブックや工作やお守りやぬいぐるみ・・・である。がらくた。ある人以外には無価値な品々。だからメモリーを保管するのは、ミカンの段ボール箱でも構わないし、今どきならホームセンターで売っている乳白色のストレージボックスだって構わない。引き出しにずんと入れたって構わない。それはそうだと思う。

だけれども、それではどこか、あの靴箱のメモリーの愛にはかなわない。段ボールは丈夫なだけだし、プラスティックのケースには冷たさしか感じられない。あれでは収められるメモリーはどこか居心地が悪いのではないか?容器だけの問題ではないのだが、そんな気がする。

  Image01
  靴箱をメモリー入れとしてい販売する会社があります。
  http://www.d-department.jp/cgi-bin/omc?req=closeup/059.html

【男と女のメモリーの違い】
メモリーは子ども時代だけでなく、青春時代のメモリーもある。男は青春メモリー、いわゆる愛のエビデンスを大切にする生き物である。そこが女と違う。

エビデンスとは愛の手紙や封筒をはじめとする物々である。チョコレートの包装紙、手提げ袋、映画のパンフレット、半券、もちろん写真・・・などいわゆる「証拠物品」を捨てられないがゆえに、あとで波瀾万丈の目に遭う。だがそれがわかっていても捨てられずに墓穴を掘る。特にそれを眺めて想いにしたる・・・そういうことはないのに。単に捨てられないだけなのである。ああ・・・それが男というサガ。

   Hasami エビデンスは捨てるべきなのだ・・・。

対してポイっと捨てるのが女。なぜかんたんに捨てられるのかナジりたくもなる。アダムとイブの違い以上に現代ではそれが問題視されるべきなのだが、未だ科学的な心理分析は少ないのが残念である。辰巳渚さんがかつて「捨てる技術」というベストセラーを書いたが、彼女はオンナである。だから男にはとても書けない本である。

ところが女は自分の子どもとなると、メモリーが捨てられないのである。靴箱とは限らないが、何もかも何かに入れて残す。男は女を愛するが、女は我が子を愛する。男は愛のエビデンスにこだわるが、女は自分の子の成長にこだわる。この重力よりも強い法則ゆえに、種々の家庭内犯罪が生じるのである。

    P03   D0601 @700円~ 

【機能主義一辺倒の男のメモリー】
1970年代から今まで、日本の電機メーカーがやってきたことは男の論理である。すなわち、どうメモリーを残すか?という規格争いの歴史であった。言ってみればオレがオレのやり方で、メモリーを残してやるという消費者軽視があった。

歴史を見ればこのとおり。カセットテープに始まり、MDからCD、ベータとVHSと8mmビデオ、SDにメモリースティック、CDRにHDDにDVDにブルーレイ・・・・。どう残すか?という一点で競争を繰り広げてきた。性能よりも使い勝手よりも何よりも、シェア争いの歴史であった。まさに男の論理である。

今のハードウエア販売も「ホームサーバーのポジション争い」である。パソコンかテレビかブルーレイかロケーションフリーのようなデバイスなのか、さらに音楽業界からもHDDコンポという売り込みがある。業界を上げて、ばらばらに家庭のメモリーを吸い上げよう争い繰り広げられている。

放送と通信の融合」というテーマもそうだ。通信帯域とコンテンツが勝負を決する!(ホントですか?)。ネットワークの仕組みに対して、御上からお墨付きをもらいさえすれば、中身も利用者もあとからついてくる。そんな風に聞こえてしまうですが。

男は「捨てられないメモリー」を残すことにこだわり、実は箱の中身(メモリー)を見ていない。メモリーにはらうべき敬愛をはらってこなかった。今だってはらっていない。これからもはらいそうにない。

【せめて3つのメモリー技術を!】
ビエラだけでなくアクオスもブラビアも、みんな21世紀の「電子ちゃぶ台(家庭の真ん中のポジション)をねらっている。電子ちゃぶ台でほんとうにたいせつなのは何か?それは家族のメモリーへの敬意である。ひたすら大容量でメモリーを残せばいいというシステムではない。それには少なくとも次の3つの技術要素がある。

 残す技術=どんな形式のデータも、それが何十年後であっても昔の形式に変換できる
 見せる技術=「データをめくるような」探し方ができる(Apple iPodのCover Flowのように)
 捨てる技術=辰巳さんに教わろう(見たいものだけが見えるインタフェース=実際は捨てない機能)

  Ipod_cover_flow  
   Cover Flow

 
【取材メモリー】
今回の「ビエラにリンク!」の取材ノートにはマルマンのB6スケッチブックを使ってみた。一冊130円ぐらいで売っている品だ。これが手にすっぽりとはいるし、手前にどんどんめくれる。紙も厚い。取材活動にはぴったり。今日は以上です。

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