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2007年11月 7日 (水)

ソニーウォークマン 単音オーケストラの驚異のサウンド

久しぶりにSONYらしい驚き(It's THE Sony!ですね)があって嬉しかった。このCMは素晴らしい。感動した。ぜひパソコンの音声をONして、このCMのyoutubeを観てください。

この動画はロングバージョンで、最初の方はメイキング・オブが入っている。「ショハル」の遠吠えからがCMである。

      Music_pieces_2
      この女性のマジな表情が気にいりました♪

【勝手にアドバイス Vol.274 ソニーウォークマン 単音オーケストラの驚異のサウンド】
Sony has created the first ever ‘monophonic’1 ad to mark the launch of the latest generation of WALKMAN digital media players. Titled ‘Music Pieces’, this innovative commercial is created by Fallon’s award-winning team behind the BRAVIA ad trilogy. Creative Director at Fallon, Juan Cabral, worked with the creative team of Samuel Akesson & Tomas Mankovsky to create this unique project.
出典 SONY Europeプレスリリース http://www.sony-europe.com/view/ShowPressRelease.action?ection=ODW+SS+en_EU+Press&pressrelease=1192099755032&site=odw_en_EU

このプレスリリースを拙訳。『ソニーは最新のデジタル・ウォークマンの発売に合わせて、市場初のオーケストラによる単音広告を始めた。タイトルはMusic Piecesであり、数々の受賞をしたブラビアCMを担当した広告代理店Fallonのクリエイティブ・ディレクターJuan Cabral氏とSamuel Akesson & Tomas Mankovskyのクリエイティブチームがこのプロジェクトを実現した

単純なひとつのフレーズを異なる楽器でリフレインするだけのCMなのだが、128人のミュージシャンがひとり1回に1音しか音を出さない。それでこの音が奏でられている。楽器の構成は次の通りである。

 Tom ドラム 8台
 シンバル 8台
 キックドラム 8台
 スネアドラム 8台
 鉄琴 8台
 玩具鉄琴 1台
 カリンバ(親指ピアノ) 6台
 シンセサイザー(高音) 16台
 シンセサイザー(低音) 4台
 玩具ピアノ 4台
 ショハル(ラッパ) 1台
 チューバ 8台
 メロディカ(鍵盤付き吹奏楽器) 4台
 ベース 8台
 エレキギター 32台
 オルゴール 4台

カリンバって・・・なんだろうと思って調べると「親指ピアノ」というアフリカの楽器だそうだ。

   Img_2166  Shofarblow
  http://www.eonet.ne.jp/~channel-d/NewPages/mbira.html
   http://profetischnetwerknederland.punt.nl/upload/shofar-blow.jpg

ショハル
も調べると「ユダヤの宗教用のラッパ」とある。このCMで最初に吹かれる楽器である。

   1192099755002  1192099754998 

【SONYはこのCMで何を伝えたいのだろうか?】
SONYが伝えようとしているのは、世界中のいろいろな楽器人々でひとつの音を奏でよう、それも単純な音を発しよう。それが文字通り「音楽には国境がない」ことで、みんなが楽しめるのが音楽芸術・・・それを伝えたいようである。

このCMのと連動するキャンペーン"Walkman Project”でもそのメッセージは明らかである。CMの音楽フレーズを、好きな楽器でSONYのサイトにアップロードしよう!、みんなで単音音楽を奏でよう!が内容である。参加するためにはソフトウエアをダウンロードする必要がある。楽器でなくても、口でハミングもできるようだ。今のところ欧州の4カ国が対象。

   Sonyad02  

試しにソフトウエアをダウンロードした。このCMで繰り返されているフレーズがiTunesにおさまって聴こえてきた。だが、なぜかiTunesのミュージック・ライブラリにあった全曲が消えてしまった。もちろんiTunesのリストから消えただけであり、楽曲が消えたわけでない。消えた曲をファイル・インポートして復旧はしたが・・・SONYのAppleへのイヤガラセなのでしょうか?とても手が込んでいるぜ(笑)。

【音楽での戦いはすでに終わった】
SONYのこの「音を創ろう」というアプローチはおもしろいが、Appleと較べるとどうも周回遅れのように見えてしまう。

Appleの動きはダイナミックだ。ひとつはiPhone用のソフトウエア開発を公開することだ。ソフトウエア開発者に「おもしろいソフトをつくってどしどし公開してください」というメッセージである。iPod touchでも同じことができるといわれる(東京IT新聞10月30日記事参照)。Appleにとってのデジタル・メディアプレーヤーは、すでに音楽は主戦場ではなく、メディアをどう活用できるかがテーマ。DRMフリーの曲の提供もあるし、もはや音楽メディアだけにこだわりはない

SONYの新型Walkmanはどうか。このキャンペーンを通じて「聴くだけでなく音を創る」という提案はあるが、まだ音楽の枠内にとどまる。CMが画期的であるだけに、「まだ音楽だけなのか、だからAppleと差が開くばかりなのだ」と思った。

【勝手にアドバイス】
世界の調律』というサウンドスケーブ(音の環境づくり)の決定本がある。その中に「現代の環境音が、人の耳や声を覆い、圧倒する、非人間的な状態にある」といったくだりがある。明日の連載*でサウンドをテーマにこの本を下地にもした。せっかくSONYは音に関してリーディング企業なのだから、このキャンペーンをトリガーにして、人と人を結ぶ音環境づくりをすればいいのに

音楽鑑賞だけでなく作曲や作詞だけでなく、日本中いや世界中で共有できるコトがある。

たとえば日記、写真、動画、四コマ漫画、デザイン案、スケッチ、川柳、俳句、ひとことギャグ、駄洒落、愛の言葉、いびき、雄たけび・・・・。デジタル・メディアプレーヤー+インターネットで出来ることはまだまだ多い。音楽だけから脱して『自分表現メディア・プレーヤー』というコンセプトはどうだろうか。今日は以上です。

*連載=明日のビジネスメディア誠 です。よろしくお願いします。

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