苦学してもがんばれ!三洋電機
午後からは曇りになり、夜は雨上がりの夜空に♪なったが、こんな日こそ傘を忘れがちである。案の定、同僚のMayuさんから電話が。「郷さん(わたしのこと)、A会議室に傘・・・ありませんか?」 あらら忘れたの?・・・ちょっと待ってね。とA会議室を見まわせど、なかった。
そんなこともあって今日は傘をテーマに。まだ商品化されていないが、夜道をまた三洋電機を照らすためにも商品化をしてほしい傘があった。今年が初回の『SANYO 国際デザインコンペティション 2007』というコンテストで、素晴らしい傘の入賞作である(大賞ではないので)。名づけて『ルミナス・アンブレラ』。
【勝手にアドバイス Vol.273 苦学してもがんばれ!三洋電機】
(審査員 岩崎一郎さん) 誰もがイメージできる雨の中での視認性という機能だけでなく、暗く憂鬱な雨の街を明るく彩るという、夢と可能性を感じさせる素直な強さが共感を呼ぶ提案。
(審査員 柴田文江さん): やさしい思いやりをカタチにしたアイデアです。普通の傘との違いをさりげなくカタチに表現出来ていたならば、より説得力を持った提案になると思います。
引用元 http://compe.designtope.net/sanyo2007/winners.html
傘が光ることで人が居ることを知らせる傘「Luminous Umbrella」
「開けば点灯、閉じれば消燈」 開いたときに傘の表面に仕込まれた有機EL(フィルムの発光素材)が光るという。いいですね、これ!しかも充電乾電池なので環境にもいい。光れば安全だし、夜道の足元が明るく照らされるし、何より傘が光るなんておもしろい。雨が楽しくなりそう。ぜひ商品化してほしい。
【コンテストの趣旨】
この三洋電機が主催するコンテストのテーマは、「Think GAIAに基づく生活プロダクトの提案」。”Think GAIA”とは三洋電機のブランドビジョンである。みんなが共生するGAIA(地球)で、使って喜びあえる商品の開発がコンテストの課題である。「水」「空気」「エネルギー」の内、いずれかの技術を使うことが条件。
三洋電機のアークを新幹線から見た人も多いだろう。三洋といえばエネルギーである。エネ分野の技術力では世界のトップを走る会社である。このコンテスト、環境にも優しいので毎年続けてください。
【傘のデザイナーさん・・・って苦学の人?】
関田苦学・・・これって本名なのでしょうか?これもおもしろ過ぎます(すみません、関田さん)。
『これまでこれといった賞罰なしの人生を送ってきましたが、憧れのデザイナーでもある審査員のお二人に評価していただいたことが、これから1デザイナーとして活動していく自信になりました』
引用元 http://compe.designtope.net/sanyo2007/winners.html
ちょっと調べさせていただくと、関田さんの提案が、掃除機のダイソン社の主催する「dyson ジェームス・ダイソン・アワード」でも作品が最終選考まで残っている(健康管理トイレ)。関田さんは今年はブレイクの年でしょう。発想やよし!ささやかに応援してます。
【改革のきっかけとなるコンテストとグッドデザイン大賞】
(三洋電機のブランド本部アドバンストデザインセンター所長清水正人氏)10月25日に三洋電機の「eneloop universe products」がグッドデザイン大賞を受賞したことについて触れ、「一筋の光明が見えてきた。今後も三洋のブランドイメージを高める改革を進めてゆきたい」と展望を述べた。
引用元 http://kaden.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/11/05/1535.html
この記事の清水氏のコメントは「三洋電機は改革の中にあり(中略)そのための新しいものの見方を(大賞を受賞した)2人から提案していただけた」と語っている。昨年来そして今年も、体制面ではいろいろゴタゴタがあったのが三洋電機である。それも事業で不祥事があったのではなく、経営陣がもっとしっかりしていれば事業部門売却だって避けられたはずだ。多くの社員が運命の不安定さを味わっている。

グットデザイン大賞受賞のeneloop universe products
【勝手にアドバイス】
不祥事や内部通報で苦境にある会社も多い。だが、三洋電機のこの立ち上がりに学んでほしい。苦境にあらばこそ自社のコアコンピタンスをじっと見据えて、そこで何ができるかを問う。それが三洋電機のこのコンテストに表現されている。エネルギーで環境や社会やビジネスに貢献しよう。苦しいからこそ、そんな発想が出たのではないだろうか。
不思議なもので、そういう取り組みをマジメにすれば「ルミナス・アンブレラ」のような発想で足元を照らすアイデアが現れる。自分だけで頑張らず、他者の力(コンテストのように外部デザイナーの智恵)も借りましょう。
三洋電機は今「苦学」をしているが、苦学から立ち上がる嬉しいきっかけが2つもあった。今日は以上です。
さて・・・傘を失くしたうさぎ好きのMayuさんにはコレを!
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