12人のイカしたデザインカレンダー
大掃除済みましたか?片付け段取りも良い人も悪い人もあと一日。できることをやろう。わたしは先日パソコンの中だけ大掃除しようと思ってデフラグをかけてランチにゆきましたが、帰っても「おいおい・・・も終わってないぜ」と断念。デジタル脳の整理も止めて、バックアップをとるだけにした。
せめてカレンダーを取り替えよう!・・・あらら、取り替える2008年モノがない。では探すかと思ってウェブで見つけたのが何月何日かさっぱりわからないヤツでした。
【勝手にアドバイス Vol.305 12人のイカしたデザインカレンダー】
designer jennifer daniel has assembled a group of 12 designers to create one page each for a 2008 calendar. each month is represented on an 18" x 24" poster that is designed by a different designer. some of the posters are a decorative take on the traditional calendar layout, while others offer a new variation on convention.
引用元 http://www.designboom.com/weblog/index.php
(デザイナーのjennifer danielさんは12人のデザイナーグループを集め2008年カレンダーを制作。各月は26cm×61cmのポスターで月ごとに1ページずつデザイナーが担当した。ある月はカレンダーぽさにデコレーションがあり、ある月は見慣れないバリエーションとなっている)
どこが1日だかさっぱりわからないけど(ようやく右上に見つけた)。毎日見ていると発見がありそうな一枚。Leif Parsonsさんがデザイナーだがお時間のある人は彼のサイトも。まるでカレンダーそっくりのサイト。
一枚の画像を切りきざんでレイアウトしているのだろう(よく見えない)。たぶん1ヶ月かけてつぶさに見れば、わかるんじゃないだろうか?
これは7月。(http://www.daveisdrawing.com/drawings/)
よ~く見ると数字があります(笑)。わたしこれ大好きです。ぱっと見て今日の日付がわからない人は(みんなだろうな_笑)、色鉛筆で数字を塗りつぶせばいい。そんなことをさせるカレンダーは今までないとは思うが。
【Jenniferさんのカレンダーは用をなさない】
とまあカレンダーの用はまるでなさない。他の月はわりとあっさりのカレンダーもあるが(すべてを見るのはJenniferさんのサイトからどうぞ)、おおかたこんなのが12枚続く。このカレンダーをつくったJennifer Danielさんはカットの得意なイラストレータ。そのカットを12枚綴ったようなカレンダーである。
Monthly Posters for 2008は30ドル(配送料別)で販売中。こちらへ。Jenniferxdaniel@gmail.com
【カレンダーはカレンダーだけの用途ではない】
カレンダーの語源は「calendarium」、ラテン語で「帳簿」という意味。とりっぱぐれや払い忘れが無いように、日付を書いておいたものが起源とされる(語源由来辞典)。結構ガチガチの意味があった。そこからするとJenniferさんのカレンダーはカレンダーとは言えない。
しかし銀行やIT会社からもらうあっさりカレンダーならいざ知らず、日付を知るためのカレンダーの方がむしろ少ない。『川島隆太教授の脳を鍛える大人の音読カレンダー日めくり』は脳トレのためにめくります。昨年ブレイクした貯金カレンダーはお金を貯めるためにあります。カレンダーは日付を見るものとはかぎらない。そっちの方がヒットしている。
【勝手にアドバイス】
カレンダーという商品から日付と写真の呪縛を解き放てば、カレンダーとして「用をなさない差別化の発想」が生まれる。大掃除と一緒に煤(すす)はらいすべきなのは、わたしたちの元々の用に呪縛された眼でありアタマである。今日は以上です。
このカレンダーで日付を見る人はいまい。もうすぐ品切れだ・・・どうしようか。
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