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2007年12月 2日 (日)

“布のコンセプト”ショップ cocca

話がいつの間にか「手づくり」に流れて、Cherryさん(同僚)が言った。「郷さん、coccaってお店が代官山と恵比寿の間にあるんです。このお店のオリジナルの布が凄いんです」 ほら始まった。またわたしに何か吹き込んで、散財させようとしているな。だがHPをたどると・・・心にひっかかるワードがあった。

 “布のコンセプトショップ” 

coccaは布のコンセプトを売っているというのだ。「布のコンセプト」って何だろう?

布は布だ。コンセプトとは本質とか概念である。商品やお店には“コンセプト”が付きもの。「あの店のコンセプト、よくわかんないよ」とか「この商品のコンセプトは一体何?」と言うでしょう。あの店とかこのグッズは「何が売りなの?何が言いたいの?」という意味だ。とすると“布”にも何か言いたいことがあるのだ

coccaの布を見れば見るほど言いたいことがあるのがわかってきた。今日はミシン初心者の私にまた帽子づくりをしたい!と思わせたcoccaをテーマに。

       News_pic_1真ん中にはミシン。

【勝手にアドバイス Vol.287 “布のコンセプト”ショップ cocca】
一軒家を改装したショップには、ロール状に巻かれたオリジナルの生地が壁一面に取り付けられ、陳列棚にはアンティークレースやボタンなどの手芸用品が並ぶ。階段のある吹き抜け空間にはオリジナル生地を使った照明を飾り、2階はギャラリースペースとして開放するという。
引用元 http://www.shibukei.com/headline/3964/

 Cocca

同店のHPの冒頭には「代官山の駅にほど近い緑の映える一軒家で、オリジナルの布と布にまつわる様々な製品をあつかっております」とある。布のコンセプトを説明する4つの商品ラインがある。『昭和の復刻柄』『4素材の無地 coccaパレット』『定番柄(mizutama、shima-shima)』『クリエイターとの共作』。ひとつずつ気に入ったのをチェックした。

    101010908710m 
   このタイル柄はまさに「昭和の復刻柄」である。
   手書きのタイル柄で、まるで銭湯のタイル絵のようなほのぼのさがある。  

   101040102110mup
 coccaパレットは表地がヘリボーンで裏地がガーゼの布。保湿・吸収がいいので、
 洋服にも枕にもクッションにもいい。めくれた面がガーゼで左手にはヘリボーン。

 101030102750up
 定番の水玉。佇まいと素材感が凄い。m当り3,780円もいい値段だけど。

  102010104110m   102010103620 
  楽しいのがクリエイターspoken words projectとの共作生地『ガムテ』『セロテ』。
 左はガムテープ柄、右はセロテープ柄。セロテで帽子づくりをしてみたい!
  cocca向けの素材として制作された。Cherryさんの一押しでもある。

たかが布、されど布の圧倒的な美しさ+存在感を感じる。こんな布を前にしてわくわくしないクリエイターはいないだろう

【イイダ傘×spoken words project for coccaイベント】
店舗の2階では椅子やクッションなどのインテリア商品を展示販売し、布を買い求めた布にふちがかりをするサービスもある。そこでは展示会や企画展も行われ、Cherryさんの注目するcocca 1st Anniversaryイベントはもうすぐである。

 Kasa          Kuro4   
 イイダ傘店×spoken words project for cocca  イイダさんのクロワッサン柄傘   

spoken words projectの生地でイイダ傘店制作の傘を20本限定で販売(すべて一品物 12月11日の12時から)。イイダ傘店(デザイナーは飯田純久さん)は主に映画や舞台、ディスプレイやファッションショー用の道具傘を制作している。20本の中に果たしてガムテ柄の傘はあるのだろうか?  

【運営会社と店舗づくりディレクション】
coccaは、大阪に本社のあるテキスタイル素材の企画・開発・販売の株式会社コッカ(こっちはKOKKAと表記してる)のアンテナショップである。コッカとは前の社名の「国華」に由来。なんと『国の華』である。

アンテナショップcoccaの総合ディレクションを手がけたのはBarden Barden。デザインショップの運営とデザインプロデュースをする会社で、同社の企業理念に「布のコンセプトショップって何?の答えを発見した。

日本の美意識を大切に

  1)デザイン性が高く 
  2)適正価格で 
  3)機能面を満たす 

ものを世に打ち出し、クライアントやクリエイター、関係業者と共に日本の景色をより美しく変えていくことを目標としています。高付加価値のモノ、コト、クウカン等をつくりだすことにより、グローバルな競争においても独自のゆるぎないポジションを築くことが可能であると考えています。
引用元 http://www.badenbaden.jp/info.html

日本人の美意識が反映されるモノで、日本の景色を美しく変える」。このBarden Bardenの理念とコッカの布づくりの技が重なってcoccaになったのであろう。

当たり前のことなのだが、デザインの原点は素材である。いくらデザインが革新的でも、素材がそれを表現できなければ伝わらない。素材が“コンセプトを語らない”のでは伝わらない。素材にこそコンセプトが必要であり、素材のコンセプトを上手にすくいとってデザインに移植するのもまたプロダクトデザイナーの仕事である。

【勝手にアドバイス】
コンセプト無き素材からクリエイティビティは発揮されない。あるバッグ・デザイナーも素材の展示会をよくチェックすると書いていた。自分の表現にマッチする素材探しを怠らないのだ。だから布だけでなく、金属や樹脂、ゴム、紙のコンセプトショップがあっていい

素材ありきはモノ書きにも通じる。ふと気になった誰かのひと言、新聞のコラム、本や雑誌の数行・・・これを石ころと呼ぶ作家もいるが、拾ってポケットに入れておく。いつか何か一文をものにする場面が現れるまでメモったり、PCに打ち込んでおく。素材がハマるテーマに出会えば、石ころ転じて一文になる。そうやってわたしも書いてます。今日は以上です。

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コメント

コメントありがと・・・この人にも惹かれました。
ラグビーボールのケーキ、いいね!
でもね、若い女性、大小あれど、みんなモノづくりに関わりたいのですね。早く取り組み始めよう。この本も読んでみたい。
http://www.raichosha.co.jp/nongenre/nr7.html
ものづくりを仕事にしました。
女性クリエイター15人ができるまで

投稿: 郷/marketing-brain | 2007年12月 4日 (火) 13時17分

コンセプトをスウィーツで形にしますというお店も。
http://www.sweetch.jp/aboutSWEETCH/about.html
おもしろいケーキが気になります。
今年のクリスマスケーキもかわいい。
今日時間があればcoccaに行ってみます。
セロテかガムテでハンチングかヌードの帽子の形か、
イスかシェードを作りたいなぁ。
それには、まずミシンを買うべきか・・・。

投稿: Cherry | 2007年12月 4日 (火) 10時14分

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