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2007年12月28日 (金)

“うふふ”マーケティングこぼれ話 エコとうふふ度

今日はビジネスメディア誠に掲載した「封筒の話」のこぼれ話です。

【エコのテーマを書くのはむつかしい】
 エコのテーマを書きたいと思ったのは封筒が始まりだった。ところがエコを文にするのがなかなかむつかしい。どうも考える視線がステレオタイプにはまりこみがちなのだ。

 まず生活者目線。「一人ひとりがんばりましょう」 エコ雑誌はだいたいそういう目線。それは間違っていない。永島敏之さんの農業からのエコもいいと思うし、ルー大柴さんの“エコにトゥゲザー”もそうだよなぁと同感する。だが、自分なりの小さな活動も含めて、どこか末端の活動にすぎなくて「元を絶っていないなぁ」と割り切れなさが残る。

 「国や政治や大企業おかしいぞ!」という切り口もある。活動者目線。わたしはアルピニスト野口健さんのエッセイを読んで胸を打つ話に感動する。彼の憤激も理解したい。だが届かない、響かない・・・そんなむなしさも感じてしまう。

 「ウチの会社はエコにまい進しています」「環境にやさしい技術を開発しました」そういう企業目線。事業活動の規制が本筋だが「ウチは社会責任を果たしてます、それで何か?」という宣言ぽく見えるのがつらい。アル・ゴアの「不都合な真実」は勇気ある活動だが、石油国家アメリカにとってこそ不都合なのである。「だからどうする」という本音が見えない

だからエコを語るのがつらい。語るよりマグカップやMy箸やエコバッグを使う方が気持ちいい。エコ活動のポイントは「気持ち良い」を増やすことなのである。そのために封筒はいいし「森のゆりかご」の葉書もいい。

【デザイナー木寅さんからの嬉しいお便り】 
 エッセイで最後に紹介したred dot 賞受賞の『森のゆりかご』。このハガキを発見して救われた気持ちになった。red dotの記事からメールアドレスを探しあて、作者の木寅さんに取り上げさせていただきますとメールを打った。返信があった。建築と緑が調和するエッセンでの授賞式、すばらしい体験だったそうです。そのメールから一部を切りとりました。

 あんなに美味しいビールを楽しめるエッセンっ子がとても羨ましく思います。
 また、心にゆとりがあるからでしょうか、道に迷ってどうしたらいいのって思って
 いると、 だれもが手助けしてくれるのですね。丁寧に教えて頂き(日本人が
 忘れてしまった懐の深さといったらよいのでしょうか)感激の連続でした。
 

  Kitora01  Kitora02
 木寅玲子さん         木寅篤人さん
  出典 http://en.red-dot.org/index.php?id=2453&ptoid=82

40億枚の年賀状のうち1000枚でもいいから、森のゆりかごの年賀状が流通しないだろうか。そんなマーケティングモデルをつくりたいと思った。

【うふふ度を上げるために】
 ある人に「郷さん、最近の誠のエッセイ、うふふ度が低いですよ」と言われた。う~ん・・・そうかなぁ。一生懸命書きすぎていたかなぁ。それで読み返すと、締まりすぎてギュっとしている。まだ捨てていない07年のカレンダーを見ると、9月20日から早いもので15回目。血が凝固していて脳血栓になるとまずい。年も変わるから“文の血”をサラサラにしよう!と思って、スタバでかわいいネズミのマグカップを買った。

    Pict0346_2  
   ネズミのカップと石のタマゴ

【陰で尊敬されるのはマズイ】
 コンサルタント時代は賢いふりをしないといけなかったのですが、事業を始めたら「賢いふりをしても得することは何もない」とわかりました。
引用元 日本経済新聞 2007年12月25日 南場智子さんインタビュー

 DNA社長の南場智子さんのインタビューが日経の夕刊に連載されている。『会社のなかでは「私、アホです」とカミングアウトしっぱなしです』と語られる。わぁ!その通りだなと思いました。いえ南場さんが「その通り」じゃなく(頭脳明晰だけでなくその姿勢もすばらしい)、ヒトは賢く振る舞おうとすればするほどワナにはまるという意味です。「アイツ、話しにくいヤツだよな」「あのカタとわたしはレベルが違うから・・・」と、陰で尊敬されること。

 “陰でさげすまれる”のは普通だが、“陰で尊敬される”のはかなりマズイ現象である。

 ほんらい尊敬とは勲章のようにオモテを磨いてもらうもの。それが陰で磨かれるのは“磨いてしまっておこう!”と同義でヤバイわけです。いっそ「バカだな」と言われた方が人間関係良好になる。

【年末スペシャル】
 わたしの名前は「好文」ですが、「文が好き」とも読める。これが文に凝りすぎるモトだろうか?だが「好」は「女の子が好き」という意味だという説もある(否定できない)。この上海のゆるい写真(Pic by Yukaさん)では、新宿2丁目?という説も流布されたが、断じて違います。

        Photo  
       ブロガー近影 at a Starbucks in Shanghai

 読者を増やすか減らすか微妙な写真は、年末スペシャルゆえ31日には消去します(笑)。コンサルタントの皆さん、陰で尊敬されているとしたらマズイです。尊敬は“オモテ向き”だけにしてもらおう。今日は以上です。

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