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2007年12月29日 (土)

脳を活かすドーパミン・サイクル

 昨日(2007年12月28日)、伊達さんの通夜の行き帰りで、同僚のTomoyoさんから借りた本、茂木健一郎氏の『脳を活かす勉強法』を読んだ(PHP社)。読書中にドーパミンが湧いてきて、思わずカバーにいたずら書きをしてしまった。人から借りた本なのに・・・。

 Pict0347  でもジュンクドウのカバーの上よ。

 ということで本は裸で返すよ、あしからずTomoyoさん。

【勝手にアドバイス Vol.304 脳を活かすドーパミン・サイクル】
 脳科学者の茂木氏のこの本、コアにあるのはドーパミン・サイクルである。

 上達する(と脳が感じる)→人が認めてくれる(褒められる)→ドーパミンが放出される→これがキモチ良い(脳にです)→繰り返したくなる→ますます脳が強くなる

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 ドーパミンとは脳をポジティブにする活性化物質。サイクルを見ると、まんざら脳だけのことではなく、アレもまた褒めあうとキモチよくなるように(けなし合うとうまくいかないように)、ポジにまわればキモチいい。だからドーパミンがいつも活性化するような状況や心理に自分をおこう、それがこの本のメッセージである。このサイクルを回すにはどうすればいいか。

【類は脳をつくる】
 キモチいい必要条件のひとつには偶有性(ぐうゆうせい)がある。偶有性とは、『半分は安全で予想できること、半分は予想できないこと、この両方が混ざっている状態』である。

 気の合う仲間同士で会話しているときに「フライハイ」で話がぐぐっと発展することがあるでしょう。盛り上がり、新しい発見があり、ポジティブになる幸せな会話。最近それがあったねCherryさん、Yukaさん。「気が合う」からこそ安心して「意外性に脱線」できる。

 そこでミラーニューロンが重要になる。ミラーニューロンとは、相手がそれをしていることを自分の脳が重ねあわせて、ミラー(鏡)に映したように自分も追体験したくなる。類は友を呼ぶというが、「類が脳をつくる」のがこの脳神経の働き。キモチよかろうが悪かろうが、脳は周辺環境を鏡として認知する。ヌルマ湯どっぷりも、試練に立ち向かうのもミラー活動ゆえだという。

 「今の環境でいいよな。楽だし」と思う人は一度ミラーニューロンをセルフチェックしよう。ミラーに映るのは職場や仕事や同僚です。さてドーパミン、出てますか?

【脳はインプットを勝手に整理してくれる】
 脳は無秩序でも大丈夫というくだりもある。『現代の脳科学の知見に基づけば、学習は必ずしも秩序立ててやる必要はありません。断片的なインプットを積み重ねるやり方でも問題ないのです

 わたしは無秩序な人である。「石ころを拾う」ように、読んだり聞いたり感じたりしたことをメモる。PCに放り込む。忘れる。ブログやエッセイを書くとき、石をまさぐる。最近日経ビジネスでひろった任天堂の石があった。
 
『その議論は、「ゲームとは何か」という枠組みや定義にかかわってきます。(中略) 「例えば、女性やシニアを対象とした広げ方もできる。それもゲームということにしていいんじゃないか」と』
日経ビジネス2007年12月17日号 任天堂岩田聡社長インタビュー

 それまでゲームとは“現実逃避の遊び”だった。だが任天堂では(宮本専務らが)ゲームを“脳活性化ソフト”ととらえたからこそ、DSの脳内革命のヒットが生まれた。任天堂内には「お、この石ころ、いいじゃない」という秩序を無視したアイデアのくみあわせがありそうだ。断片的なインプットを脳は夜中に整理してくれる。よかった。

 B000f83rys09lzzzzzzz 引用は任天堂なのに画像はPSPという無秩序・・・ 

【勝手にアドバイス 学問と石ころとドーパミン】
 本書の「おわりに」で「Googleの検索システムはグラフ理論の応用」というくだりがある(ウェブページの検索順位を決めるには“グラフ理論”という数学の応用がある)。「ビジネスには学問がベースにないとだめ」というのが氏の主張。

 そのとおり。学が無いヤツは薄っぺらい学が無いビジネスも薄っぺらい。学問の視点からビジネスモデルをチェックしよう。学者をもっと活用しよう(彼らも儲けたいし♪)。最強のビジネスモデルでは、学問と石ころの偶有性からドーパミンが生まれる。脳の励みになりました。今日は以上です。

***ぷろこんエッセイの熱心な読者だった伊達技道へ************************

 通夜のあと、Tomoyoさんから「そういえば伊達さん、郷さんのエッセイを読んで
 いましたね」と言われた。そうだ。社内のイントラネットにゲリラ的に出稿し始めた
 エッセイを、彼は、ちょうどこのパラグラフのように、文字数をわざわざ揃えて、プ
 リントアウトして、ファイルしていた。キチョウメンな男だった。もうちょっとガサツに
 生きればよかったのに。あの世では駄文を読まなくてもファイルしなくてもいいぜ。
 2002年に「コンサルタントの日曜日」というエッセイ書いたけれど、これからは日
 曜と思ってゆっくりしてくれ。ひとり読者を失ったのは痛いけれど。じゃあ元気で。

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