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2007年12月 9日 (日)

コンセプトでSWEETにSWITCH!笠尾美絵

先週日曜日のテーマは布のコンセプトショップ coccaだった。それを書いたらすかさずCherryさんから「スウィートにもコンセプトがあると言っている人がいます!とコメントが入った。苦いだけが人生さ・・・と日々ブロガーのわたしには甘い世界は似合わない。などと鼻をくくって“スウィーツのコンセプト”のウェブサイトを見たら・・・凄い。打ちのめされた。

     20061219_chandelier  クッキーのシャンデリア!
 
700枚のクッキーで作られたシャンデリアからはシナモンのよい香りが!”こんなAha!をスウィーツで作ってしまうのは、広尾のアトリエSWEETCHを主宰する笠尾美絵さん。今日は甘い?コンセプトをテーマに。

【勝手にアドバイス Vol.292 コンセプトでSWEETにSWITCH!笠尾美絵】
SWEETCH は、コンセプトをスウィーツでカタチにします。
スウィーツに関するあらゆるオーダーに、こたえていきたいと思います。何なりとお問合せください。

引用元 http://www.sweetch.jp/aboutSWEETCH/about.html

    Sweetch_kasao 笠尾美絵さん
 
カタチとは「オーダーケーキ」「スウィーツ中心のケータリング」「ウェディングの焼き菓子」「企業のノベルティ」「ワークショップやレシピ開発」「撮影用美術品」「オブジェやディスプレイ」・・・もちろん「カフェやレストランのデザート」も受ける。

    20071023
     IID(世田谷ものづくり学校)3周年記念パーティのケーキも豪華絢爛。

これを産みだすコンセプトをどう感じとり、スウィーツに料理するんだろう?

【おばあちゃんbagというコンセプトのスウィーツとは】
世田谷ものづくり学校で開かれている「庭仕事の楽しみ」という手作りワークショップがある。2007年9月に行われた第18回のワークショップのテーマは『45RPMの布でつくるおばあちゃんbag(甘味つき)』だった。45RPMは素材にこだわる若い世代のファッションブランド。同社のサンプル布のあまりを使っておばあちゃんbagをつくる。

 Photo  Barbag3 
  http://www.r-school.net/program/workshop/vol1845rpmbag.html

ワークショップ主宰者のひとり石田紀佳さんからテーマや内容を聴いて、笠尾さんが“(甘味つき)”のケータリングのためにつくったのは、“豆腐と抹茶のしましまシフォンケーキ”である。「おばあちゃんと45rpmのイメージ」を元につくってくれた、と石田さんはイベントの模様で書いている。

    20070918_niwashigoto  豆腐と抹茶シフォンケーキ

コンセプトづくり(発想)の元はいくつかあった。まず若者向けブランドなぜか“おばあちゃんバッグ”というミスマッチである。若さと老いのガチンコな出会い。そしてコーヒーや紅茶ではなく「お茶を淹れる(春に収穫して乾かしたスギナやドクダミ、ササなどと、朝採れのフレッシュヨモギだった)」も情報だった。

まずおばあちゃんというイメージは豆腐や抹茶という素材につながった。それをどう活かすか?バッグづくり、布、若さと老いのガチンコ・・・そうだ、シフォンケーキがある!だったのではないか。シフォンケーキのシフォンは“絹織物”という意味で、それが布バッグに通じる。またシフォンケーキ自体のレシピは、卵白とサラダ油だけでつくりベーキングパウダーなしという純粋さ。このレシピは発表当時革新的だったいうから、45rpmブランドへのオマージュでもあり、老いとのガチンコにぴったりだと考えたのではないだろうか。

状況証拠だけで想像したので間違っていたらごめんなさい(笑)。でも笠尾さんがこういう思考でコンセプトを泡だて器でせっせと練ったのは間違いない思う。

【スウィーツの固定概念を壊したい】
栄養士学校からパティシエを経て独立をされた笠尾さん、店舗のパティシエではお客さまの顔が直接見えないので、オーダー専門にシフトした。オーダーを取るときは「必ず電話などでお話をして、お客様が思い描くようなスウィーツを相談しながら決めていくようにしています」 (引用元 ルームフレーバーインタビュー)。

 Titlecampaign_01  “おっきぃクッキー” 
 ルームフレーバーのウェブサイトでプレゼント(申し込みは終わり。残念)

インタビューで「伝えたいことは何ですか?」の問いに笠尾さんはこう話す。

 Interview_01  

「SWEETCH」という言葉は、「SWEET」と「SWITCH」という言葉をかけています。“Let's change our way of thinking about sweets!”にあるように、“スウィーツはこういうものだ”ということに捕らわれず、様々な角度から考えて、いろんな可能性があるということを提案したい。お客様には、スウィーツの新たな一面を知ってもらって、楽しんでもらいたいですね。
引用元 同上

【勝手にアドバイス】
海の幸にiPod shuffleを添え、波の音を聴かせて食べさせるレストランが英国にあったが、美味しさには「わぁ!キレイ!」「香りが素敵!」「こんな作り方、おもしろい」という感動が憑き物である。その感動の根っこには“コンセプト”がある。同じ素材、似たレシピでも、コンセプトがあれば調理表現は違ってくる

コンセプトはお客さまのお話をうかがい、何をやりたいのかエッセンスをつかみ、自分の“引き出し”を開けて、何がいいかなぁ~っと素材と調理方法をひらめく。こういう作業である。わたしのようなときどき料理派は、懲りすぎると焦げつくこともあるので用心しなくちゃ。今日は以上です。

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