ユニバーサルデザインはみんなを包み込む――Udea
今日はビジネスメディア誠に連載している“うふふ”マーケティングへのリードです。
ユニバーサルデザインはみんなを包み込む――Udea
ブラジャーとガスコンロとかけて、ユニバーサルデザインととく。その心は“包容力”……って、ホントですか?
リンナイ社内製品展示より。
Udeaとの出会いは、2007年9月に東大安田講堂で行われた日経主催のデザインイノベーションフォーラム2007の場であった。講演のひとつ、リンナイのプレゼンターからユニバーサルデザイン(UD)に沿ったコンロ商品の開発について興味深いお話しがあった。UD原則をどのように実際の商品開発に適用したのか、経営の教科書を読んでやるカタチばかりの応用ではなく、苦労と知恵の詰まった開発物語に惹かれた。トライポッドの中川聰氏の指導にも興味をもった。リンナイの開発本部の洞谷さんと藤垣さんにお話しを伺って、わたしのUDの理解は深まった。
その同じフォーラムで、工業デザイナーの深澤直人氏は印象深い言葉を投げかけた。それは『代償』という2文字だった。
「日本人はものづくりの質を高めるために代償はいらないと思っている」
UDを商品の中に仕込んでゆくことは代償をともなう。だがUdeaの商品レベルの高さはそれがあるゆえだ。だが日本人はサービスもソフトウエアも監理もデザインも・・・およそハード以外に価値を見出さそうとしない。誠の連載では、ユニバーサルデザインの開発に絞ったので(ブラジャー話は不条理でしたが・・・笑)、明日は“代償”についてや、Udeaの商品紹介、コンロ商品のポジショニングなどについて、こぼれ話を書きます。今日は以上です。
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コメント
Cherryさん、長文ありがとう。読解したよ。
後ろで留めて前で上げる?(笑)前が上がらないと意味がない・・・あまり読解の効果ないかしら。セクシーなマグカップホルダーってのもイケるかもしれないね♪
猫もユニバーサルデザインに入れないとだめ!というのは新発見だった。たしかに・・・フェレットは届かないけど猫はあぶない。あとガス台ほったらかしで、サッカーに熱中する奧さんてのもあぶない。ユニバーサルはたいへんなことなんですね。
投稿: 郷/marketing-brain | 2007年12月17日 (月) 15時15分
ネコにも配慮したUDってないのかしら?
ガスコンロって、ネコがぴょんと飛び乗って
火が点いちゃうと怖いなと常々思ってます。
最近のガスコンロは、ひねるのではなく、
押すことによって火が点くのです。
また、そのタイプだと、
点火の位置にあるのか、消えているのか見にくくて。
ポジションはかわらず、
中が赤くなるようになっているのですが、
あんなり赤くならないので、よく分からない。
その点、ひねるタイプなら一目瞭然なんですけれどね。
火が消えていて、でもガスが出ているという場合を
考えると恐ろしい。
出かける前に、ふとガスが気になるときがあるので、
玄関にガスのブレーカーのようなものが欲しいなと思います。
それをがしゃんと下げれば、安心して出かけられるように。
そうそう、マグに巻きつけるのは、
ブラジャーの後ろのホックですよ。
フロントは普通、とめるところはひとつで、
少しだけ強弱を調整できるだけ、しかも、たしか、
フロントにそういう調整機能があるだけで、
はずすときは後ろのはず。
ちなみに、A-Cくらいまでとそれ以上では
ホックの数と太さが違ったりします。
日本と外国でも全然違うし
(外国のはたいていぺらっと薄い。)、
違いがありすぎて面白いです。
投稿: Cherry | 2007年12月14日 (金) 10時19分