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2008年2月16日 (土)

流行る図書館の3つの教訓

 久しぶりに公立図書館に行きました。東池袋の豊島区中央図書館。サンシャイン60のそばの再開発エリアの一角です。2007年7月にオープンしたこの図書館、綺麗になったなぁという感慨がありました。かなり混雑していました。

85309  近くの学校の先生の撮った画像です。 

 再開発で、有名なつけ麺ラーメンの『大勝軒』もこぎれいな店舗に移転していたのはびっくり。あそこは実に汚い店でした。その図書館訪問の余韻で、今日は図書館をめぐる最近の動き三題話しを。

【hmm・・なアドバイス30.流行る図書館の3つの教訓】
 無料図書1万6000冊に市民殺到 県立図書館が一時大混乱
 大分市駄原の県立図書館が5日、リサイクル目的に古い書籍約1万6000冊を
 無料配布したところ希望者が殺到、用意した本は午後2時すぎになくなった。
 11日まで予定していた配布はわずか1日で終わった。

 引用元 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/oita/20080206/20080206_003.shtml

Toyonokuni_1d  建物も立派です。

 先週の報道によれば、その日、1000人以上の市民が図書館に訪れ周辺道路は大混雑。無制限で引き取りOKとした予定も、急遽「1人10冊」に制限した。それでも午後2時には完売、じゃない完配した。大分市の県立図書館のHPを見ると「リサイクル図書の配布に際して混乱を招き、対応に不手際があったことをお詫びいたします云々」とある。

 いやいや、リサイクル&タダなんですから謝らなくてもいいのに・・・。しかしこの図書館が、4年前に実施した無料配布のときは、そんな殺到も混乱もなかった。高齢化社会になってヒマになった人が増えたなんて言っちゃいけません(笑)。それが今、なぜなのだろうか?

 この図書館、実は全国でも有数の貸し出し件数を誇る。2007年には全国第3位の101万6723冊を貸し出した。「生きがい・健康づくり情報コーナー」「絵本と育児書の宅配」「バックヤードツアー(書庫や選書室案内)」など、図書館イベントやサービスを相当に充実させている。その努力が実ってきて市民に伝わり「あの図書館なら」と期待があって、今回の殺到に至ったのではないだろうか?まったくわたしの仮説ですが。

【2つ目:大学図書館ではブックハンティングが】
 大学図書館の蔵書、学生が選ぶ 西日本の大学に広がる
 大学図書館が購入する本の一部を学生たちに書店で選んでもらう「ブック
 ハンティング」が、西日本の大学を中心に広がっている。ベストセラー小説や
 旅行ガイド、実用書など、これまでの大学図書館にはあまりなかった本が次々
 と蔵書に加えられている。

 引用元 http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200802090061.html

 これも最近(08年2月9日)のニュースである。ブックハンティングとは学生自身が図書館の蔵書を選ぶこと。西日本の大学の記事では、高松大学の学生7名が、ひとり3万円の予算をもとに大型書店を訪れてブックハンティングをする。携帯端末でISBNを入力していく。間違っても自分の大学の教授執筆本は入力されないだろう。ベストセラーや就職に活かせる本が増えたという。高松大に限らず、阪南大、神戸学院大学、阪大なども実施中。

 この背景にあるのは「学生の図書館離れ」である。使われない、読まれない、借り出されないの三重苦に悩んできた大学図書館が、これまでの運営を反省をして、ユーザー視点で「読まれる本を選んでもらおう」と転換。選ぶ生徒も実に楽しんで“ハンティング”をする。もちろんボランティアだ。

1  国立仙台電波工業高等専門学校の例

 教訓。「読まれる本を揃えれば彼らはやってくる」。

【3つ目:ネット時代だからこそ専門図書館】
 汐留「アド・ミュージアム東京」が100万人突破-開館5年目
 (財)吉田秀雄記念事業財団が運営する東京・汐留の「アド・ミュージアム東京」は、
 2002年12月1日、日本初の広告総合資料館としてオープン以来丸5年経過し、
 去る2008年2月14日に100万人目の入館者を迎えました。

 引用元 http://www.admt.jp/news2008_million.html

20080214_ph003  Index_ph001
 100万人目

 「広告とマーケティングに関する研究の振興と社会的理解の醸成」を目的とするこの図書館、広告とマーケティング本18,000冊もある。5年で100万人ということは毎日600人以上の来館者がいる。これはスゴイ。不覚にも訪れたことがありません。近々行きます。

 専門図書館、業種によっては流行り廃り、ワビサビもあります。わたしはバブルの頃、よく開発・不動産の図書館に行きました。住宅や人事・労働の図書館も。先日資生堂のことを書いたとき、銀座の本社の図書室にゆきました。美人の案内係がいいです。

 美人はおまけですが、専門図書館のニーズとはビジネス、つまり起業、調査、勉強、執筆など。ネット時代なのになぜ?いやネット時代だからこそ、みんながぱっと検索する以外のネタが必要なのです。一般に得られない専門特化情報が欲しい!専門図書ニーズありです。

【hmm・・なアドバイス】
図書館運営へのアドバイス、まとめると次の三点。

 ・継続的なサービス提供こそ基本!
 ・いっそ借り手に選ばせよう!
 ・ネット時代だからこそ専門ニーズに応えよう!

 日本人ほど本読み人種は世界にいないから、「図書館来館者市場」、基本サービス+読者目線+特化でまだまだ伸びる。今日は以上です。

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