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2008年2月 8日 (金)

脇雅世さん+貝印=IHで美味しいお鍋

 以前、ビジネスメディア誠にリンナイのガスコンロのことを書いたときのこと、料理研究家の同僚Cherryさんは「取材するときはあたしも連れてってください!」とのたまわれた。料理研究家、素材や調理だけでなく調理設備や器具にもこだわり多しなんですね。

 それは諸般の事情で実現できませんでしたが、今日は貝印から3月に発売されるIH用のフライパンと卵焼きを(ガスでも使えるそうです)がテーマ。またしても別の案件で拉致されてしまった彼女がIHフライパンにどんな感想をもつのか。仕事はそこそこに(笑)ブログを読んでね。

【hmm・・なアドバイス23.脇雅世さん+貝印=IHで美味しいお鍋】
 貝印株式会社では、ステンレスとアルミを張り合わせた2.5mm厚の鋼材を
 採用して熱伝導性と保温性を高めたIHクッキングヒーター用のフライパン
 「O.E.C.(オーイーシー)フライパン」を、IHクッキングの第一人者、脇雅世
 (わき まさよ)さんと共同で開発、3月10日より全国の専門店、百貨店等を通じ
 発売することになりました。

 引用元  http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=181269&lindID=4

0181269_01 0181269_02

 IHとはInduction Heatingの略で“誘導加熱”、つまり電気のコンロ。電化マンションだけでなく、オール電化の建売・注文住宅もめずらしくなくなってきた。

 料理家の脇さん、IHを使い出してもう10数年になるそうですが、そのメリット(パワフルな強火、立ち消えない弱火、火加減調整のやりやすさ、空気が汚れにくい・・・)の反面デメリットも感じていました。それは満足できるIH専用鍋がなかったこと。IH用の鍋の不満点。

 ・鋼材の種類、厚み、形状によって熱の伝わり方が違うこと
 ・使う鍋の部位で温度が異なること
 ・特に側面部への熱伝導にムラがある(オムレツやオムライスなど
  卵料理は、ボォっと側面への炎のあおりがポイントですから)

       0181269_03  寄せて固まる。

【開発現場は夜鍋仕事で沸騰しただろうか?】
 そこで彼女が「IHに適した鍋を作らせてくれませんか?」と企業に訴えて、手を挙げたのが貝印だった。著名な人の影響力“だけ”をねらったなら、貝印にはアテが外れたかもしれません。

  Photo01
  引用元 http://www.m-waki.jp/kitchengoods/kitchengoods.html

 一番右に写る写真の説明に「3~4倍」とありますから、おそらく開発現場は“夜鍋仕事”の毎日でしたか。沸騰する開発プロセスを経たようで、商品には次のこだわりの特徴を持たせた。

 ・熱伝導性と保温性の両立をねらったステンレスとアルミの張り合わせ2.5mm厚
 ・IHとの接触底面を直径18cmとした
 ・底面から側面へのカーブ形状と、深めの高さ(5.7cm)
 ・取っ手を短めにして扱いやすくした(230℃までの耐熱性素材使用)
 ・フッ素加工のイクリプスの採用(ハードコート仕上げ。20万回の金属ヘラ磨耗試験を
  クリアした)
 ・炒める・焼く・煮る・茹でる・蒸す・揚げる・オーブン料理に対応
 

 素材的に気になったのはアルミとステンレスの複合。アルミは熱伝導性の良さ、ステンは保温性の良さがメリット。それをサンドイッチした。外側にアルミ、内側にステンと読みました(リリースには記述はなし)。賢い組み合わせですが、重量の記載がない。一般にIH用は重い(滑るとあぶないゆえ)ですが、アルミ採用で軽量効果があるのでしょうか?

 0181269_04 料理がうまくなりそうですね。

 主婦ぽい良い視点が「フッ素かけ直しサービス」。購入後5年以内、貝印に会員登録したお客さまを対象にする。フライパンは3,675円、玉子焼き器は2,100円。作り手=使い手の気配りを感じます。価格は「O.E.C.フライパン」が15,000円、「O.E.C.卵焼き器」が8,000円(いずれも税抜き)。

【hmm・・なアドバイス】
 3つの点でこの商品開発がおもしろいと感じた。

 まず、IH専用器具の開発という点。IH卓上型のコンロからおよそ四半世紀、IHのシステムキッチンとなるとこれから普及期。ガス調理器具は数十年をかけて素材、形状、使い勝手、デザインを工夫してきた。ガスからIHの調理習慣が変化するのはまだ10年や20年はかかる。これまでのIHは「使えるだけ」、これからは「美味しく」へ変化する。そのさきがけという感じもする。

 二つ目は、生活習慣を変えるインフラが出現するとき、インフラ周りが変わる点。たとえば大画面テレビ。日本の家庭では「居間に置く」が、欧米では「壁に掛ける」。日本でも掛けるようになると、壁素材も壁色彩も壁構造も変わる。照明もコンセントもネットワークも変わる。IHで変わることは鍋や釜だけにはとどまらないはずだ

 3つ目は脇雅世さんという“インフルエンサー(消費者に影響を与える存在)”との共同作業。ちょうど“インフルエンサー”に関する本を読んでいまして、誰もがネットで発言できる時代になって、ますます「街の専門家の起用」はたいせつになってきた。消費者調査は仮説の確認やヒントの獲得、インフルエンサーは商品の本質へのアドバイス。そんな棲み分けもできそうです。

【おまけ】
 個人的にはこのアルミ鍋も気になっている。片側で思いっきり辛いチゲ。もう片方ではさらりと和風湯豆腐。ヒィとフゥのセットです。おっとっと・・・混ざって「中辛」になっちゃった・・とかあり?(笑)

  Photo 
  これもガスでもIHでもOK。気になったあなたはこちらからチェック

  今日は以上です。

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コメント

Usacoさん、コメントありがとうございます。
脇先生のサイトを見ると、IHクッキングの草分け!という感じですよね。ガスにはガスの良さ、電気には電気の良さがあるから、いっそ2つがセット“デュアル・コンロ”ってダメかな。

投稿: 郷/marketing-pan | 2008年3月25日 (火) 12時50分

私も脇先生の大ファンです!2月には中部電力のイベントに出演されていたとか・・・大好評だったらしいです。
参加したかったなぁ♪

投稿: usaco | 2008年3月25日 (火) 10時36分

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