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2008年2月17日 (日)

Stayokayでユースホステルも変わる!

  昨日(2月16日)なぞ冷え込みはキツかったですが、今日は好天にめぐまれました。世の中は春の芽吹きにむかっている実感あり。通勤電車の車吊りの雑誌広告にも、いよいよ「卒業旅行」という文字が見えてきた。JTBの調査によれば「卒業旅行、4割近くが2回以上行く」そうです。昨今の学生がリッチなのか、親がリッチなのか・・・。

 貧乏だったわたしの学生旅行、「ユースホステル」でした。何それ?と言われると汗・・ですが、新英和中辞典には「徒歩や自転車旅行の青年男女の健全な旅行活動促進用の宿泊施設」とあります。2段ベッドと質素な施設で、安く泊まれる旅宿というイメージ。ところがオランダではそれも変わりつつある。

【hmm・・なアドバイス31.Stayokayでユースホステルも変わる!】

 Stayokay is a chain of 30 hostels situated in some of the most beautiful
  places in the Netherlands. The hostels are housed in truly unique buildings
  and offer a wide variety of rooms.

  引用元  http://www.stayokay.com/index.cfm? &lng=2&gclid=CLbFmbvoq5ECFQ42egodsiK3Xw
 「ステイオーケー/Stayokayはオランダのもっとも美しい地に30のホステルを
 展開しています。ユニークな建物とバラエティに富むお部屋を用意しております

   532386  概観、これユース?というくらい立派。

 07年7月に改装オープンしたアムステルダムの『Stayokay Amsterdam Zeeburg』 はロケーションがかなり良いだけでなく、そもそもは学校だったという建物を、デザイナーのEdward van Vliet氏がすごくモダンな内装に作り替えた。これってあの・・・貧乏を絵に描いたユースホステルなのか?

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 ユースホステルだから食事は食堂で、ラウンジで旅人同士が知り合い旅を語らい・・という基本は変わらないだろう。だがいわゆるバンクベッド(2段ベッド)でも、こんなデザインなら安旅というイメージは払拭されそうだ。

Stayokay_amsterdam_zeeburg532980  Stayokay_amsterdam_zeeburg749024

 値段は6人部屋なら21ユーロ(3300円)から。これにはビュッフェ・ブレックファースト, 消費税, サービス料金, 市税が含まれる。お得である

【ターゲットは全方位である】
 さらにこれでユースホステル?という施設やサービスも。

 ・レストランにバー(ユースホステルでバーってアリ?)
 ・フロント24時間対応、禁煙ルームにバリアフリールーム/設備
 ・ビリヤード、ダーツ、ウォーキング(元は学校だから)、レンタルサイクル
 ・会議にパーティ設備、エアポートシャトルに両替にランドリー
 ・無線LANでインターネット対応

 どうやらターゲットは「金欠の汚い若者」ではなく、リーズナブルな旅を楽しみたい、すべての旅行者らしい。このモダンなデザインなら、シニア客にもウケそうだ。StayokayのHPのトップはフラッシュで「誰でもおいでよ」という画像メッセージがある。

 Stayok01 Stayok02
  Stayok03 Stayokaytuika

【デザイン投資を規模でバランスさせる】
 ビジネスユーザーもウエルカム。30ヶ所のホステルで100室のミーティングルームを備える。すべてのホステルに無線LAN(Wi-Fi)があり、セミナーもワークショップも会議も何でもできる。夕食はもちろん朝食やブランチも対応する。しかも安いので総務も喜ぶし、セミナーを開催するコンサル会社も喜ぶ。

Stayokay04  
  こんなロケーションなら、ビジネスワークショップも楽しい

 デザイナー起用のねらいはユースホステルの従来のイメージを払拭することにある。だがそれはイメージや見てくれのことだけではない。デザインを大きく3タイプ(都市型ホステル、緑の中のホステル、シーサイドのホステル)に絞り、それを30ヶ所という規模で展開した(加えてFC=フランチャイズも始める)。モダンなデザイン、設備、サービスを標準化しつつ水準を上げて、それを30軒という規模で実施することで投資効率を上げた。それがStayokayがオランダ最大の低料金ホテルチェーンとなった原動力だろう。

【hmm・・なアドバイス】
 Stayokayのビジネスモデルに比べて、まだ日本のホステルは「安全」「経済的」「民宿」「若者」・・・というイメージのところが目立つ。いくつかHPをさぐっても民宿ぽいところばかりだった。ニッポンのユース、相変わらず「貧乏な若者」という目線で旅行市場を見続けていないだろうか?若い人に「ユースホステルって知ってる?」と聞いても「はぁ?」という感じではないだろうか?

 「若者のリーズナブルな旅」、それはユースの存在意義だろう。だが(若かったころの)わたしのような一人旅の変わり者「だけ」をターゲットにするのでは未来がない。高齢化で旅好きシニアも増える。ビジネスユースだってねらうべき。海外の若者も惹きつけてもよい。日本の高校生だって「2回も旅立つ」のだから、そのうち一度はユースに引き込みたい。そのためにはどうするか?Stayokayというユースホステルをガラリと変えた事例にヒントがあると思った。今日は以上です。

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