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2008年3月17日 (月)

9brand 生き物に学ぶバイオミミクリ・グッズ

  花粉が飛びまくった今日、くしゃみ・鼻水・なみだ目・・・・苦しんだ人も多かったはず。それは自然が悪さをしているのではなく、自然とうまく共生しきれなかった歴史(生態系を無視した植林事業)ゆえである。今年から花粉症ぽいわたし、杉に罪はないのに、杉を恨みたくもなる。

 今日は、生態系にかなった商品開発、バイオミミクリの続きである。生物や植物に学ぼうというと、コむつかしい研究テーマも多いけれど、今日取り上げるのはキュートなグッズ。

【hmm・・なアドバイス54.9brand 生き物に学ぶバイオミミクリ・グッズ】
 「9brand(ナインブランド)」は、「生き物」をテーマにものづくりをする小さな
 デザインレーベルです。1999年9月9日に活動をスタートし、東洋では大事な
 数字とされる「9」を冠に「9brand(ナインブランド)」と名付けました。(中略)
 私たちのものづくりのコンセプトは、『Think Creatures./生き物に学ぶ』です。

 引用元 http://www.9brand.com/9brand/about/index.html 

 9と東洋と言えばマンダラですね。9へのこだわりの割には、なぜか8本足の製品から。

  Pink_img001 網バッグ。

 『スパイダー・ネット』は、蜘蛛の巣状のネットバッグで、クモを模したエコバッグ部分と、それを収納するクモケースからなる。ネットバッグはナイロン製で丈夫で伸縮性が高いそうだ。「(S)はかなーり小さく、(L)はかなーり大きいので、驚かれないでください」という商品説明がおもしろい。こういうの好きです。

Spidernet03 Spidernet02 Spidernet01

 8本足のクモケースは、今日はこっち、明日はあっちにネットのあちこちで生息可能。Sサイズは300×300mm、価格は3,570円、Lサイズは驚天動地の600×600mmで、価格は5,460円。

【羽化する帽子】
 帽子好きのわたしがかな~り気になったのはこの一品。『バタフライハット』は広げてかむるときはのかたち、たたむと「さなぎ」になるのがバイオミミクリな特徴。素材には手ぬぐい専門店『かまわぬ』の手染めてぬぐい。

S_shichiho_img001 帽子となると血が騒ぐ。

 さなぎはナップザックの脇にちょこんと生息もさせられるし、猫がみつけるとコロがしてくわえて、庭の隅に埋めちゃうかもしれません。子ども用のSサイズ(53cm)、6,090円と大人用のLサイズ(59cm)、7,140円。わたしはSでたぶん大丈夫だと思う(買う気になっている)。これをかぶってどこかに飛んでゆきたい。

Bataflyhat00 Bataflyhat02 Bataflyhat01

【紋切りもあった!】
 以前このブログ紹介した『紋切り』がありました!エクスプランテと共作の『紋切花時計』で、時間を表す文字盤に紋切り紙(和紙でしょう)ではさみこんで、世界にひとつしかない時計に。

Monkiri_img001 紋切りが大好きなので惹かれた・・・。

 花を生活用具に溶け込ませるという、ナチュラルで深いバイオミミクリな発想。色紙25枚入りで5,040円。紋切りの和紙だけでなく、季節の花のドライフラワーでもできそうだ。

【(妖怪+骨董)×家具=生き物】
 こんな楽しい発想のデザイナーさんは、瀬戸けいたさんと瀬戸なおよさん

Index_img001 夫婦で顔が似る、とわたしも言いたい。

 けいたさんは妖怪好きで、なおよさんは骨董や民芸品好きだという。おふたりともデザインや絵画の才能があって、家具会社で出逢って、ふたり足して生き物グッズになった。わかるよ~な、わからないよ~な。けれど「さまざまな角度から生き物を追究し、普段の生活のなかで使える、デザインや作品をつくり出す」その発想、凄いと思った。たぶん地を這う生き物のように、まっすぐここにたどり着いたわけではない。

 なおよさんのブログ(九印記)を読んでいたら、「ここまで来るのに、のんびりしたり、遠回りしたり、後悔することもたくさんある・・・」との率直な言葉、じんときました。

【hmm・・なアドバイス】
 杉は戦後復興時、木材不足で日本の至る山に植えられた。だが廉価な外洋材に押され、切られず伐採もされず、今や花粉をまき散らす。経済重視、心おきざりの戦後の半世紀の象徴とも言える。バイオミミクリとは、そんな半世紀のアンチテーゼにも見える。生き物がずっと持ち続ける“自然の理にかなった賢さ”に学ぼう。そんなメッセージを感じる。

 春ですから、商品開発者は街を出て野山を歩こう。自然の中にヒントを見いだそう。木々や植物や花、昆虫や鳥、土やお日さま、寝ぼけた熊とか、いろんな遭遇で心身を活性化しよう。オフィスの中を歩き回っても、PC要らずのiPod充電器のような発想しか湧かないのです(あれはあれで必要ですね♪)。生き物の生態をマネても「肖像権」も「特許」も「著作権」もない。どんどんマネしよう。

 シニアの気持ちになっての商品開発で、「シニア装備」―腰を曲げて杖を突いた姿で年寄りの気持ちになろうという取り組みがあった。バイオミミクリ商品開発でも木々や昆虫に化けるのもいい。発想転換にいいと思う。だが街中の木に止まって数日過ごすうちに、いつの間にか留置所という“鉄のカゴ”にいたとしても、わたしのせいではない(笑)。今日は以上です。

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