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2008年3月20日 (木)

愛のお弁当メモリー

 お弁当派が増えてきた。お弁当といってもソト弁ではなくウチ弁です。ソト弁とはコンビニやお弁当屋で買う弁当、ウチ弁とはお家から持参する弁当(my造語)。

 ソト弁もご飯をよそってくれるお弁当は美味しいけれど、お弁当といえばウチ弁ですよね。ウチ弁には愛がある。からだへの思いやりや美味しさへのこだわり。今日は愛の弁当を求めて、ぐっときたお弁当箱を2つ。

【hmm・・・なアドバイス56.愛のお弁当メモリー】
 去年バカ売れして、ヤフオクでも入札されたのが『おべんとう丸くん」だった。

フジッコ
株式会社は、食育をテーマとしたお弁当箱「おべんとう丸くん」
開発し、2007年2月より雑貨専門店のロフトで販売しました。全商品の中で
売上1位(販売時の週間ランキング)を記録し・・・(中略)追加販売の数量が
完売した現在も、販売を望む声を多数頂いており、ご好評にお応えするため、

2008年3月20日より全国のロフトにて数量限定で販売を再開します。

 引用元 http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002833.000000000.html 

C0b1e912b47d6c3ad6105dcb8859fff5jpg  布カバー付き

 このお弁当箱のきわだつ特徴は、ご飯入れ部分がお茶碗型であること。保温のお弁当箱にタテ型はあるが“椀型”は見かけない。これは“犬食い予防”ゆえだという。犬喰いとは容器に鼻を近づけて、箸でばっばっとご飯をかき込む、あのスタイルですよ。お椀を手に、箸を正しく使おう!というメッセージ商品でもある。

C31f18a8e2e61ef22c19dc4665b7bddajpg   ほほっ、という感じですよね。

 もうひとつの特徴は、3つの仕切りがあるおかず入れ。仕切りで主菜・副菜・果物をバランスよく盛れる。容器は二重構造で、おかず入れの底面に主菜、副菜、果物のイラストがあり、食べるときはクルクル回して“ばっかり食べ”を防ごう!という親心。作るときも食べるときも、栄養バランスを気をつける“食育お弁当箱”なのである。

【日本人の食スタイル崩れが背景に】
 外食や中食の拡大はウチ食の市場シェアの縮小でもある。だからふりかけやおかずメーカーのフジッコは、お弁当という市場で販売増をねらいたい。だがそれ以上に日本人の食スタイルの崩壊、企業には長期的に致命傷となりかねない。いったい何割の人がお箸を正しく使えるだろうか?お昼、ネット見ながらスープパスタをすする・・・それででいいのだろうか? 
 Areyouok555img560x4201196436995dscf Areyouok555img560x4201196437002dscf ヤフオクにも出てました。
 写真出典 http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g57667222

 教育ぽくなりがちな“食育”、おべんとう丸ではかわいいイラストとオモシロ発想で伝えようとするのがいい。2サイズあり、子供用2,394円、大人用は2,499 円。

【あとりえときのわっぱ弁当箱には食の美がある】
 相棒Cherryさんもたまにはお弁当派だとか。お弁当箱は「わっぱ」に限るそうだ。ならば「第47回日本クラフト展-時代を見つめる手」で大賞を受賞したこの「えびす弁当」、きっと気にいると思う。   

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   同展の展示会ポスター       日経BPの記事より。

 これは湯布院の「あとりえときデザイン研究所」の時松辰夫さんの作品。植物を思わせる外周のカーブと、食を美しく彩る曲線の仕切りのバランスが素晴らしい。

 元々は由緒ある旅館『亀の井別荘』:の発注で作られたらしい。「正月用だから、松をかたどっています。木を優しい曲線に曲げるのが難しいんですよ」と日経BPネットのインタビューで時松さんは語っている。亀の井別荘のような隠れ家の旅館にふさわしい食器デザインですよね。これは欲しい。 

 あとりえときの製品は「せん定した枝」「間伐材」「風倒木」、つまり端材や割れ材、普通は捨てられる木を元に作られる。それに加工技術と木への愛を吹き込んで、食器に生まれ変わらせる。だからひとつして同じ顔のものがない。

10019930720 アトリエときで販売中のワッパ弁当箱 

 『器は中に入れる食べ物が美しく、おいしく見えることが重要で、それを楽しむことが人の暮らしです。主役は器ではなく、人の暮らしなんですよ』(引用同) いつか訪れたい。

【お弁当メモリーあれこれ】
 学生時代のお弁当メモリー、わたしはあまり思い出したくない。おおざっぱな母の作るお弁当は、ご飯のヨコにおかずが一品だけド~ンと居座ることが多かった。恥ずかしくてフタを立てて食べたこともあった。

 Cherryさんの級友には“カレー弁当”というのもあったらしい。想像したくないぜ(笑)。そうだ、持参弁当が「中メシ」で、お昼には菓子パンを食べたという“ツワモノ女編集長”もいらした。お見それしました。

 昔、サッカーの強い都内の某T高校では、3年生部員が下級生部員の弁当を貢がせる慣習があった。取られないために下級生部員は、昼前の休み時間に屋上で隠れて食べた。そんな運動部は嫌いです。

【hmm・・・なアドバイス】
 おかずの品数、組み合わせ、ご飯を美味しく見せるコツ・・・朝の忙しい時間、手間暇かけられないが、容器を変えれば作り方が変わる作り方が変われば食べ方も変わる。遠回しなことだが、そもそも愛は遠回しが奥ゆかしいのだ。

 おかず一品派の母のお弁当にも、いちおう愛はあったとして、愛のお弁当メモリーを大切にしたい。出張で働いた今日、新幹線で書きました。

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