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2008年4月13日 (日)

日曜日の鞄

  今日は天気が悪いせいなのか、花粉症/アレルギーがひどくてクセミが止まらず、頭はぼぉっとしてモヤモヤ。おまけに雨もしとしと、走るのは止めて家にこんもり。つらい一日です。

 あ〜・・・外出したいなぁと思いつつ、思い出したのは、昨日ジョギング中に一眼レフを手にする“写真おじさま”と、橋の上から風景をスケッチブックにしゃかしゃか描いていた“写生おばさま”。中高年の趣味はだんだん豊かになってきました。外に出れなかった嘆きを込めて、写真と写生の夢を詰める日曜日の鞄をテーマにします。

【hmm・・なアドバイス77.日曜日の鞄】
 先週のビジネスメディア誠の手帳『X47』と『X17』の写真撮影はby同僚のCherryさんです。写真下手なわたし、頼み込んで撮ってもらったのです。ありがとう。その彼女、密かにデジタル一眼レフ写真家も目指しているそうな。女性カメラウーマンのブーム炸裂の中、ぽっかり開いた商品化ニーズは“女性にウケるカメラバッグ”がないこと。このプロカメラマン御用達のDOMKEの新作バッグ、細部にわたってカメラマンのかゆいところに手が届いているのに感心させられる。

0413_ginichi_domke_f5xa_tan_l_2 写真出典 0413_domke_assiton_1511_04_2 写真出典
 

 『DOMKE F-5XA』は、ドンケのベストセラー『F-5XB』の高さを高くして今どきのデジタル一眼レフの収納スペースに合わせたバッグ。素材は撥水性の高いコットンで内仕切りが一枚ある。一眼レフカメラと予備バッテリー、携帯電話、コンパクトカメラも入る。サイズは横20cm×幅19cm×高さ12cm。

0413_domke_assiston_1511_22写真出典

 こだわりは①雨よけのフリップ(ベルクロでしっかり止まる); ②2つの大きなポケット;③ジッパーがつかみやすいタブ(撮影シーンを逃さない); ④ベルト通し(ショルダーベルトを腰に巻いて両手で撮影が可能)。12,600円(税込み、assist on)。

0413_domke_assiston_1511_19  0413_domke_assiston_1511_09 0413_domke_assiston_1511_16

【肩掛けひとつの工夫に、オリジナルがある】
 わたしが気に入ったのはショルダーストラップの工夫。コットンキャンバスの織りの中に、二筋のラバー糸が縫い込んであり、これが肩からの滑り落ちるのを防いでいる。

0413_domke_assiston_1511_21 0413_domke_tiffen_d3

 こういう気配りは自らがユーザーでなくてはできない。創業者のJim Domke氏は1970年代に新聞社The Philadelphia Inquirer紙の報道カメラマンになったが、アルミ製の重くて開けずらいカメラバッグが嫌いで、計量でコンパクトで身体になじむバッグを自分のために作ったのがきっかけ。その後会社を売り、売った先が倒産するなどいろいろあった。

0413_domke_ginichi_f2_tann_l0413_domke_tiffen_d4  DOMKE F-2(30,240円)

 特に“The Original”とも呼ばれる1976年発売の“F-2バッグ”が形を変えずに生産中なのはすごい。アルミ時代にコットンキャンバスを使うというアイデア、35mm一眼レフを2台+レンズ4本+ストロボという収納性、レンズや機材を自在に収納するインサートシステム(これを外せばジャブジャブ洗える)もすごい。

【ARTPHEREというこだわり】
移り行く街や変わらない自然を愛でる“スケッチ”の気分は、私たちの鞄への
こだわりと重なります。プロをも納得させる充実した機能と大人のクオリティを、
ユーザーヒアリングを何度も行いながら追求。

引用元 http://www.artphere.com/feature/kinoubi.html

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 もうひとつは旅と写生のバッグ『ARTPHERE』。クリックという箇所をみると「滑りにくい肩当て」「皮巻きの錠」「間口が90度開くポケット」「ワンタッチで大きく開く口金」「背負いのズレ防止のベルト」「ワンタッチ錠前」など、こだわりにこだわり抜いている

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スケッチブックに合わせたサイズのラインナップ。スケッチブック、イーゼル、折りたたみ椅子、衣類などが専用スペースで収まる。180度開くという鞄のアイデアもヒアリングから。プロの画家御用達なのもハハンである。

0413_artphere_kd604気遣いが感じられる。

【こだわりの裏には】
 生産地の兵庫県豊岡市は、昔から杞柳(こりやなぎ)の鞄工房が集積した。いわゆる寅さんの鞄 。戦前から戦後、ファイバーや合皮・布類の鞄の生産地として“鞄産地”として成長したが、その繁栄はいわゆるOEM、下請け生産によるもの。Made in Japanの陰に隠れたby Toyookaに過ぎなかった。

 だからARTPHEREの鞄デザインと収納へのこだわりは、プロデューサーの由利佳一郎氏の“表舞台に出たい悔しさ”からとも言える。確かに寅さんバッグでは、絵描きのさすらい旅ではなく、テキ屋の失恋旅ですからね(笑)。

【hmm…なアドバイス】
 ARTPHEREの社名の由来はArt + Atmosphere、芸術+雰囲気。日曜日の鞄にはその二つを詰めて出かけたい。機能はもちろんたいせつだけれども、詰めるモノへの深い理解、そこから生まれる芸術への愛がなければ、鞄は単なる容れ物プロダクトだ。

 いや平日の鞄だって“より良い仕事への夢”を詰めて、家から出かけ、取引先へ訪問するのである。“鞄=夢や愛の容れ物”だと気づいた人が、鞄づくりというビジネスにのめりこむ。それが日米の2つのARTブランドからわかった。今日はクセミが止まらないので以上です。

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コメント

みやびさま
コメントありごとうございます。
調べてみました。豊岡鞄協会として3400点もリュックを被災地に送ったのですね。やってくれます。いいですね、ものづくりはそういう「姿勢」で成立してますよね。ありがとう。

投稿: 郷 | 2011年3月27日 (日) 17時30分

はじめまして~。みやびです。
豊岡鞄の質いいですよね~。職人さんの作った本物のあたたかさと上部さと素敵なデザインが大好きです。

地震後被災地へリュックサックを寄付したそうですよ。
そういうスタンスも気に入りました。

またブログお邪魔しますね!

投稿: みやび | 2011年3月27日 (日) 11時16分

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