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2008年4月21日 (月)

電子メールは、電子文(でんしふみ)へ。

 皆さんは一日に何通のメールをやりとりするだろうか?送信するのは20通や30通としても、受領するのはスパムメールばかり、なんてことありますよね。わたしもそうです(このブログで会社アドレスを公開しているせいもありますが)。

 米国IDC「世界の電子メール利用状況に関する調査結果」によれば、世界で送信される電子メール数はおよそ970億通、そのうち400億通以上がスパム。その調査発表から1年経っているので、今はもっと凄い数字でしょう。スパムの増加、ある意味で電子メールが生活の中で欠かせない通信手段になったことを表します。今日は電子メールを視覚化するメールソフトウエアをテーマに。

【hmm・・・なアドバイス84.電子メールは、電子文(でんしふみ)へ。】
 まず『3D Mailbox』。スローガンは「Bring E-mail to life !(メールに命を)」

0421_mailbox

3D Mailbox delivers a fantastic, smarter e-mail experience. Immerse
yourself in 3-D as you read and write your mail. Thrill to the awesome
energy of jumbo jets. Or relax to the sounds of the ocean, seabirds,
and cool Brazilian tunes.

引用元

3D Mailboxはファンタスティックでスマートなメール体験です。読んだり書いたりのメールを3D漬けにしちゃおう。ジャンボジェットの轟音のスリル、海辺の波の音や海鳥の声、サンバでリラックスもいいだろう

 電子メールを3Dのバーチャル空間で整理するソフトウエア。LAエアポートやマイアミビーチに電子メールが到着すると、アバター(荷物運搬係やボーイら)がゆらゆら動く3D画像とともにメールを運んでくれる。

0420_mailshikakuka_1 メールのある人は並んで!

 この図にあるように到着したメールに「一列に並んで!」それがスパムだったらエントランスの時点でハネてくれるのだ。これはいいなぁ。スパム削除機能以外にビデオメール、IMの機能がある。LAエアポートバージョンは無料、美女や野獣が登場するマイアミビーチとゾンビバージョンは有料(49ドル)。

【Themailは文字でメールを可視化】
 二つ目は『Themail』。スローガンは「visualize your email conversations(あなたのメール会話を視覚化しましょう!」

0420_mailshikakuka_2_small_intense_ メールなんてしょせん泡よ。

Each column of words refers to emails exchanged in previous months
with the selected person.  The more salient and unique a word is in your
conversation with a specific person, the bigger that word appears in the
visualization. Each circle represents an email message you have exchanged
with the selected person.

引用元

それぞれのメールの"ことばの柱”が先月までの(選んだ人の)コミュニケーションを示す。ある人からのユニークで目立つことばが大きな字になってビジュアルに表示されます。丸い環はそれぞれの人とのメール交換の多さを表します

 コミュニケーションごとに、メールのやりとりを文字行列の工夫で可視化する。おもしろいのはいつだれからかで束ねるだけでなく、やりとりされたメールの中で出現頻度の多いワードを大きく目立って表示させるところ。関連資料

 0412_themail03  0412_themail04

 さらに検索機能もおもしろい。右の図では「ex」というワードだけを入れて、その言葉のあるメールタイトル(中身?)を検索すると、赤い文字で示してくれる。件名がしっかりしていれば検索で迷うことはないだろう。MITでの開発事例。

【メール版SNSのようなMy Map】
 3つめはChristpher Paulさんがつくった『My Map』。 スローガンは「A Self-Portrait(自画像)」

0420_mailshikakuka_3わぁメールの宇宙!

I am interested in revealing the innumerable relationships between me, my schoolmates,
work-mates, friends and family. This could not readily be accomplished by reading each
of my 60,000 emails one-by-one. Instead, I created My Map, a relational map and
alternative self portrait.

引用元

自分と学友、仕事仲間、友達や家族の無数の関係をあばきたかった。6万もあるメール、ひとつひとつ表現するのは無理。その替わりに関係マップをつくって自画像としたんだ

 メールの相手の画像を登録しておいて、やりとりを可視化できるツール。TOもFROMもCCも選択して描けるようだ。さらにメールマップの下には、年月を表すバーがあり、そこをクリックすると、当該期間までのマップや、特定期間のマップなどができるのだと思われる。

0421_mymap02 0421_mymap03

 3つ紹介しましたがどれを選びますか?わたしはマイアミビーチがいいです。同僚のJneomanさんは人脈の宝庫のように知己の多い方です。彼のメールをMy mapにしたら、いったいどのくらいの円周サイズになるのだろうか?ちと興味がある。

【hmm・・・なアドバイス】
 この三つに比べると、いつも使っている電子メーラー、合理的だが夢はない。件名と誰かからかが分かればメールなんて十分、と思っている人は多い。確かにひとつひとつのメールは、ある人とある人、グループの連絡や指示に過ぎない。でもこうしてあらためてメールのやりとりを可視化することができるのなら、名は体を表すというが、メールもまた体(自分自身)を表す、ことに気づかされる。

 ぐちゃぐちゃにやりとりが多い人もいれば、あっさりの人もいる。仕事連絡だけのメーラーもいれば、愛のやりとりに命をかけるラバーもいる。メールで冗談や川柳を書くことを常とする人もいる(わたしです)。

 つまり電子メールもまた、封筒や便せん、ギフトカードがバラエティに富むように、手書きの文(ふみ)と同じくさまざまな商品化が可能になってきた。ボイスもあり動画もあり、そのうちきっと、匂いや触感も伝わるに違いない。さらにこのメールとあのメール、この案件とその案件、結びつけたら新しい出会い、新しい仕事が生まれる。そんなマッチングの可能性もあるのだ。いつまでも無味かつ事務的な◯◯◯Lookでいいですか?今日は以上です。

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