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2008年4月19日 (土)

地球の日に、ささ和紙に学ぶ

 数日前(2008年4月16日)の日経夕刊に“ささ和紙メーカーの帽子”というコラムがありました(ライターは高垣千尋さん)。帽子好きの目にとまらないわけがなく、これいいなぁと思ってさっそくHPを見ると、どこを探しても女性用のみ。発売元にメールを打つとすぐに返信をいただきました。

お問い合わせ有難うございます。
仰るとおり、現在は女性向けの帽子のみ販売させていただいております。
男性用につきましては、来年度以降の検討課題とさせていただきます。
」 

0419_sasawashi_hat いかにも女子帽子、が惜しい。

 ご返信、ありがとうございました。開発をお願いするためにも、今日のブログは笹にぐっときたSASAWASHIさんをテーマに。

【hmm...なアドバイス82.地球の日に、ささ和紙に学ぶ】

天然染色研究家の木村光雄氏から「クマザサを和紙に漉き込んでみませんか」
と研究依頼がありまして、クマザサのもつ天然の抗菌性を持続させるには、
布を染色してもだめで、和紙に漉き込むしかないとのお話。依頼をお受け
して研究をはじめ、ついに「ささ和紙」が完成しました。

0419_sasawashi_image20 笹、また笹です。

 上記はSASAWASHI社のHPの糸井徹氏のコラムから引用した。糸井氏はテキスタイルの分野で長らく実績を上げた方で、ある人から和紙で織物をつくる開発を持ち込まれた。断ろうとしたが天然繊維の良さがわかり開発にのめりこむ。繊維はできるが染色はどうするか。せっかく天然の素材、自然界にそれを求めると“草木染め”に行き当たった。知人を経て、天然繊維の大家の木村氏に出会い、そこで隈笹(くまささ、イネ科の植物)を和紙に漉き込むヒントを得たそうだ。

【製造工程とサラサラの秘密】
 その工程は①和紙の原料とクマザザをフレークを混ぜる;②それを漉き込みスリットをつくり;③スリットを撚って糸をつくり;④縦横に織り込む。わりと簡単に見えるが試行錯誤はあったという。

0419_sasawasi_tukurikata

 なぜ隈笹なのか?隈笹には天然の抗菌・消臭効果があるから。熊は冬眠前に一冬を越すために大量のエサを食べる。冬眠中は排泄ができないないので、笹をたくさん食べのは、その解毒作用もお腹にためて冬眠するからだそうだ。そういえば笹団子、笹飴、笹ちまきなど、笹の葉をつかったものは多い。抗菌・防腐作用があるのは昔からの知恵なのである。

 普通に縫製されたハンカチやシーツを金魚鉢に入れると金魚は瀕死になるが、ささ和紙ならピンピンしているという。それもほんとうだろう。帽子としての吸湿性やサラサラ肌触りは、次の写真に理由がありそう。

0419_sasawashi_and_cotton 断面図

 綿素材は羽毛が出るが、ささ和紙素材はない。ささ和紙の生地が空気を含みやすい構造になっている。それがサラサラ感をたもつ。

【商品ラインの中で“液”が気になる】
 商品ラインは帽子以外に、シーツ、ブランケット、枕カバー、スリッパ、タオル、バスマット、手袋、靴下、Tシャツなどを広く展開されている。特に季節の変わり目、ポリエステルや麻のシャツは身体がかゆくてたまらない。自然なささ和紙の服もよいだろうな。オンラインショップ他、百貨店やナチュラルショップなどで販売中。

0419_sasawashi_box_sheet 0419_sasawashi_bathtowel

 さて、その中でも私が気になったのは『くまざさ原液』。笹を抽出した液。なぜかといえばわたしは歯周病だからである。

0419_sasawashi_kumazasa200  くまざさ原液200ml(1,890円)

 糸井博士のコラム『歯周病の予防と自然治癒力を高める新しい歯のケアの仕方について』には、ご自身も歯周病に悩んでいたが、歯間ブラシで掃除をしたあと、くまざさ原液を30倍に希釈した水に豚毛の歯ブラシを浸して、それで磨く方法が書かれている。氏はこの方法で歯周病を完治させたという。

 歯や歯茎の免疫力を高めて自然治癒力を高める。ナイロン歯ブラシに研磨剤(歯磨きのこと)は御法度。笹を齒むか、歯を抜くか。液が濃縮されているだけに、とっても気になる。わたしと同じく気になる人はこちらをお読みください

【hmm...なアドバイス】
 ずぅ〜と昔、東京オリンピックの頃、笹塚という地に住んでいた。杉並区か世田谷区だと思い込んでいたが渋谷区だそうです。新宿から京王線で3つ目くらいのところ。そのころ、あたり一面にくま笹が生えていたという記憶はないが、ほのかに空き地での紙芝居自転車の記憶はある。地名はきっと何か笹に由来はあるのだろう。

あの頃からずいぶん遠くに来てしまった。遠くとは“引っ越しした距離”という意味ではない。月日がたったなぁという、わたし個人のノスタルジーという意味でもない(少しあるけど)。高度成長期の入口だった東京オリンピック、1964年からずいぶん遠くに来てしまった日本、そんな感慨である。

 遠くに来た今。衣はゆきわたり、タンスからあふれている。食は余っているし、身体はメタボリックだ。住はかたち・ひろさはよくなったが、アレルギーに悩まされる。「何のためにー」というのがこれほど見えなくなった時代はなかった。ベーシックな素材やモノや生き方を見直すべし、地球の日に。今日は以上です。

追記:SASAWASHI社さんから連絡をいただきました。訂正があります。
「普通に縫製されたハンカチやシーツを金魚鉢に入れると金魚は瀕死になるが」を
「抗菌加工を施されたハンカチや…(以下同じ)」と読み替えをお願いします。
それにしても男性用帽子がほしい!という声、わたしだけではないそうです。

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