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2008年4月24日 (木)

なぜ私は、にしおかすみこが好きなのだろうか?

  今日はビジネスメディア誠で連載する『“うふふ”マーケティング』へのリードです。

なぜ私は、にしおかすみこが好きなのだろうか?
なぜか「にしおかあ~っ、すみこだよお~」にひかれてしまった。SM女王の
衣装をまとう“Sキャラ”、もう一方でひたむきにマラソンを走る“Mキャラ”、
SとMを持ち合わせている魅力に加え、彼女はもう1つのキャラを持っていたのだ。

 むかしバレーボールの選手へのインタビュー、新聞で読んだかテレビで観たか忘れましたが、名プレーヤーが記者から「なぜ、こんなに苦しい練習が耐えられるンですか?」と質問された。彼曰く。

 「終わったあとの1杯のビールがたまんなく旨い、からですよ

 ハハん、そうですよね。苦しい練習で自分をイジめぬき、それに耐えるには自分へのご褒美がないとやってられません。オリンピックという目標よりも、まず一杯のビールのために。スポーツはやはりドMがベースですね。

【スポーツビジネスの根本はM】
 スポーツがドMだという証拠は、今季の浦和レッズ(サッカーJリーグ)のすべりだしの2敗に凝縮されていた。ふがいない戦い方で開幕から連敗したとき、サポーターは“ドS”になってフロントを責めた。「社長、出てこ~い!」とスタンドからシュプレヒコールがあった。出てきた社長に罵声を浴びせた。わたしはスタンドにいなかったが、同じことを叫びたかった。

Urawa_reds 出典

 サポーターとはチームと一体といわれる。勝ってもひとつ、負けてもひとつ。だからこそ連敗した直後にはいきり立ったが、沈滞したチームと色が似てきて、いつしか自虐的になり、「社長を責めてもしようがないよな」「選手を責めても勝てないし」「オレたち、なぜこんなに不幸なんだろう?」

 とまぁ、かなりMにず~んと傾斜していく。ドMに落ちてゆきつつ、埼玉スタジアムの長い駅までの徒歩路を、うつむきながら歩くのがサポーターである。ねじれてはいるが、ドMもまた快感なのだ。勝てば勝って胸をなでおろすが、負けたときにこそドM感動に揺さぶられる自虐的な心理がスポーツビジネスだ。

 野球にもある。巨人ファンは、もともとが強者として勝つという前提できていて負けると、突き落とされる。これはドM。弱いチーム、たとえば昔の阪神タイガースや広島カープはドMというよりは苦痛を共に分かち合ってきた。「弱いよな~」「でも来年こそは!」 エッセイで書いた”アゴニー(苦痛)心理”。同情して苦痛を共に分かち合い、六甲オロシをガナる。

 “アンチ巨人、実は隠れ巨人ファン”は、巨人がやっつけられると、言葉の上ではザマミロというのに、心の底ではくやしい思いをする。これは相当なねじれがあるが、やっぱりドM。問題はここ数年、負けても何も感じなくなったファンが多くなったことだ。ファンなら負けてドSの心理が燃えさかって、そのあとドMに落ち込む。SからMへの感情がなくなったのが視聴率低下の原因だ。

【2チャンでは】
 ドSぽい、2チャンネルという現象はどうだろうか。書き込みの多くが罵倒や悪口やツゲ口。中には同情やまともな主張もあるが、言いたい放題の悪口が95%ぐらい。まさにドSである。2チャンの背景色を見るだけで気分が憂鬱になるので、わたしはあまりというか、ほとんど読まない。

 フト、SFのTV映画『ダークエンジェル』を思い出した。舞台は電磁波テロリストの破壊工作によって荒廃したアメリカ。日々活動が監視される人々の生活はすさんでいた。隠された真実を知る活動家のローガンは、非合法電波を使ってメディアジャックをして不正を暴こうとする。

Img_top01
Img_top02_2 インパクトありました。

 ローガンのメディアジャックは燃えない人々の心に火を灯そうとするが、なかなか燃えない。メディアジャックできる時間も限られているし。ところが2チャンはあんなに燃えさかり、ニコニコ動画はあんなにツッコミがある。人民全員参加の様相だ。なぜなのだろうか?わたしたちの本性はドSなのであろうか?

あるインタビューでひろゆき氏はこう質問された。「ネットで炎上のような事件が増えているという問題は(どう考えますか?)」

炎上って、だれかがここは炎上してるって見つけて騒いで、それに周りが乗っかって
コメントがいっぱいつくのが炎上なんですよ。どちらかというと、マスメディアがここは
炎上してるって言い出して始めて炎上なんだと思うんですよ。だって、ネット内で完結
している限りはいくらスレッドが伸びようがどうしようが生活になんの関係もないですから。
ブログ閉じれば終わりじゃね?って思う。ほっとけばいい。

 わたしは彼は人の心をあやつる天才だと思う。わかっているのだ、人は“場”を提供さえしてやれば、SにもMにもアゴニーにもかんたんに揺れまくるという性(さが)を。かんたんにイジめができるから炎上するのか。ネット内のつぶやき合戦にすぎないのか。どっちもどっちではある。だが彼の手の平の上に乗っているような気がしてならない。

 匿名ならイジめが増殖するのはわかりやすい。書き込む作業は実はねじれドS、つまりドMなのかもしれない。それもなんとなくわかる。ポジティブに考えれば、『電車男』だってある意味“炎上”である。人の苦痛を分かち合うアゴニー心理。その対極に“炎上”があり、そのふたつはどこかで通じている。ネット社会ゆえに、ドSとドMで揺れやすくなった人が増えた。

19980912shimalis いじめる?(シマリスくん)

【hmm・・・なアドバイス】
 2チャンとは、現在のあらゆるビジネスの中で、もっとも消費者の“生なる部分”に寄っているから廃れない。よくも悪くも廃れないのは、ドS、ドM、アゴニー心理がそろっているから。

 結局はそのビジネスのお客さま心理の真ん中は何なのか。それがMかSかアゴニーかその他のものか、それに逆らうと商売はうまくゆかない、良くも悪くも唯一の事実なのであります。今日は以上です。

 あ、できれば、にしおかすみこさんに会いたい!ムチも一発ぐらいなら・・・(笑)。

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コメント

kotoriさん、コメントありがとう。
いえいえ、わたしはマッチョではなくて、マッチでもなく、郷ひろみでもなく(笑)ほんと、Mです。でもおつきあいした女性には…おっと、やめときます。ぼろぼろですから。
2チャン、クライアントの会社のサイトは見つければ読んだりしますね(笑)どれもぼろぼろですけど、まぁある意味真実があるじゃないですか。罵詈雑言−50%ぐらいで斜め読みします。
そうそう、発言小町はじっくり読んだり(笑)。けっこうネタあります。では〜。

投稿: 郷/marketing urawa reds | 2008年4月26日 (土) 21時07分

楽しく読ませてもらいましたw
GOさんみたいに、冗舌かつニヤニヤしながら、根底ではマッチョに事象を切り捨てる方が「M」風を標榜されているとはww
・・・ドSゆえ、ネラーの言動に眉をひそめていらっしゃるのかもしれませんねwww
・・・阪神の熱狂的ファンだった友人が、今シーズンからオリックスファンに乗り換えました。「日本一不人気球団といわれる街金牛くん。オーナーは最低、その歴史は暗く、さみしく、...」などの言いながら(ノ∀`)

投稿: kotori | 2008年4月26日 (土) 00時32分

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