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2008年4月15日 (火)

地球を非電化にする発明家

 今週の週末(08年4月19日、20日)は何の日でしょうか?もちろんそれはアースデイ。来年こそは、わたしも何らかのイベントで参画しようと考えています。地球のためのマーケティングがテーマ。気になるお天気、週間予報では今のところ土曜は雨、翌日曜日は晴れです。「地球の陽(ひ)地球晴れ」になってもらいたいですね。

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 それがあって今日、同僚のTomoyoさんから「ずーーーっと前に登録して忘れていたメールマガジンがやってきましたぁ!」というメールが飛んできました。これがまた不思議な会社で、その名前からしておかしい。“非電化工房”という。今日は、非電化でも生きられるしそれが気持ちいい!をテーマに。

【hmm・・・なアドバイス79.地球を非電化にする発明家】
電化工房では 非電化製品の発明を通して
電気でなくても 快適・便利はホドホド実現できることを 追求しています
愉しい選択肢に 小さく加えていただければ 大きな仕合わせです

引用元 http://www.hidenka.net/jtop.htm

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写真説明には「07年12月1日 ナイジェリア非電化プロジェクト ラフィア用の機織機を導入して指導しているところ、とある。

 この工房の活動は「非電化製品の開発」「販売・普及」「発明塾やセミナー開催」など。アトリエではその製品開発をしており、電化の建物で非電化品の開発を進めているのは皮肉だが、非電化開発が進めば次第に非電化にする。な〜るほど。

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【1GP=1原発】
 この工房の主催者の藤村靖之さん、こんなことを書いている。「ひとが 電気を うみだした 電気が 便利を うみだした便利が 肥満を うみだした そうか ‥‥ 電気を へらそう」変わり者に違いない(でもほんとうだ)と思った。

 電気が無くては開発はできないし、HPも開けないので、非電化と言う意味は「電気を使いすぎる生活を変えよう」「電気がなくても発明と工夫でここまで生きれるよ」「今の生活、どこかおかしくない?」というメッセージなのだろう。彼の言う“GP”という単位、今の電力消費生活を考える上で興味深い。

1GP=50億KWH(キロワット・時)/年

とあり、1年間に末端の生活者が消費する電力消費で、だいたい原子力発電所1基に相当するという。石油だと43億キロリットル、風力発電だと大きな風車で25基分、太陽電池は200万世帯。「電気炊飯器用に消費された電力量は年間約2.5GP」、つまりお米を炊くのを電気でやらずにガスでやれば、原発を少なくとも2基減らせる、そういう勘定ができるという。身近にも“GP”という意味があるが、本稿ではちと触れないでおく。

【たとえばこういう活動をしている】
 さて、ふ〜んと思ってTomoyoさんから転送されたメルマガをじっくり読んだ。長いのではしょると、こんなぐあいだ。まず普通の白米流通のこと。

①お米は稲刈り後、脱穀して機械乾燥する
②籾(もみ)を電動の籾摺り機械で玄米にする。
③玄米を精米機で白米をつくる。
④白米の貯蔵は農協の電気冷蔵庫でやる。
⑤その低温貯蔵はGP1.2ぐらい(推定)

 こんな莫大な電力と手間が白米流通のためにかかっている。これをやめて、こうしようというのが藤村さんの提案だ。

①稲刈り後のお米を農業従事者から直買いする(中間マージン無しなので安い)
②天日干しをする(購入者がボランティアでやる“籾摺り倶楽部”もある)
③非電化籾貯蔵庫(藤村氏の開発商品)に保管する。
④非電化籾摺り機(同上)で時々籾摺りする。
⑤いつも新米状態のお米は圧力鍋で炊くと、とても美味しい。

 藤村さんはの開発者、発明家である。だが彼は商品を売るためには、まず人々の電化生活を変えようとしている。もっと美味しいお米を食べようという主張をしている。そうしないと売れないのかもしれないが、そこがとても大切なこと。モノ売りはなかなか売れない。人の生活を変化させるというメッセージこそ、今日的なマーケティングですから。

0414_hidenka_frig4 0414_hidenka_principle  非電化冷蔵庫

 ひとつ紹介したい発明が“非電化冷蔵庫”。水を自然対流させて熱を外部に逃す方式らしい。「晴天の夜が3日に1日以上あれば、真夏の昼でも庫内を7〜8℃くらいには維持できます」ある。非電化の籾貯蔵庫もきっと似た構造なのだろう。

【藤村さんは空気清浄機のパイオニア】
 藤村靖之さんて、いったい誰なのだろう?とちょっと調べるとすぐにわかった。あの一世風靡のベンチャー企業のカンキョーの創業者でした。どの家庭にもあった「クリアベール空気清浄機」の発明者だ。カンキョーに空気清浄効能の表現上から公正取引委員会が排除命令を出した。それがきっかけで倒産した(更正終了で営業中)。

 それはともかく「便利を たくさん 得ると、なにかが たくさん 失われる 便利を すこし 捨てると、 なにかを たくさん 得られる」という言葉(HPより)、じんときました。

【hmm・・なアドバイス】
 彼への毀誉褒貶はあろうが、その発明魂はすごい。非電化というメッセージ、「非電力」ではない。生活の末端の電力消費を抑えよう、そうすれば電力発電も減るし、地球温暖化の火力発電も減るし、アブない原発も減る、そういう思考だ。

 つまり非電化とは、自然保護活動家のようなメッセージではなく、つい最近(近代の夜明け)まで自然と向き合って生活していたわたし達が、あまりに人工的な生活を得たことに対して、もうちょっとナチュラルな生活を取り戻そうよ!というメッセージなのである。

 世の中が石油文明に浸されて、不自然なことはたくさんある。たとえばマーケティングだって“売るのにキュウキュウとする”のでは不自然。もっとひとりひとりの気持ちや価値観に沿った説得の仕方、売り方、満足法則があるはず。それなのに分類して標的して位置づける(いわゆるSTP)・・という非人間的なワードは嫌いだ。マーケティングはもっとナチュラルにやりたい。それがわたしのテーマ。今日は以上です。

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