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2008年10月 6日 (月)

林田さんとの往復書簡:テーマはデザイン

 今日は“SAKURAの春”の続編をお届けする予定でしたが、予定調和しないのが世の常。今朝ほど、ビジネスメディア誠の“うふふ”をお読みいただき、そこからこのブログにたどりついてくれた林田浩一さんから、膝打ちの嬉しいメールがありました。

 その想いを受けとめて投げかえした、林田さんとの往復書簡が今日のテーマ。

【hmm…なアドバイス227.林田さんとの往復書簡:テーマはデザイン】
 はじめまして。 林田と申します。
 フリーランスで商品開発/デザイン(主に工業デザイン)開発のコンサル
タントのような活動をしています。『Business Media 誠』での郷様のコラムを
眼にして読ませていただいたことから、『マーケティングブレイン』 へ辿り
つきました。その中の9月30日の郷様独立の記事の内容に反応して、
思わずメールを差上げております。
 今後の方向性の中の『・・・2、デザイナー支援事業(11月初旬からスタート
予定)・・・』に注目してしまったからです。
 郷様のように、コンサルタント側からデザインへのアプローチをしている
方は少ないので嬉しくなってしまいました。

Logo

 林田さんのメールの書き出し、ぐっときました。林田さんが従事される『ドリームゲート』アドバイザーの経歴を拝見しました。自動車メーカーのデザイン部で量産車デザイン・先行コンセプト開発という誰もが羨むお仕事をされ、その後コンサルティングをされた後、“『差別化 × 表現力』『経営資源としての戦略的デザイン活用』”を旗印に独立。わたしのような、ナシ崩しx行き当たりばっ旅と大違いです。

 はっとしたのは「経営資源としての戦略的デザイン活用」。これです!成熟国家日本で、事業にもっとも必要なこと。林田さん、「スタイリングデザイナーとしての造形面からの仕事以上に、デザインと経営の関係への興味が強くなり」ゆえにコンサルをされた。

【造形と経営は一体でないと、企業はおかしくなる】
 造形と経営、これが一致していないと企業はおかしくなる。

 代表例は90年代の日産自動車。日産の方、ごめんなさい。でもあの時代のスカイラインのデザインは許せない。特にサッシュ周りのツギハギ(再度ごめんなさい)。部品メーカーの納入品をそのママ組み合わせたようで。実態はきっと、デザイナーの想いが商品化されなかった社内力学なのでしょう。だから業績悪化しました。

 林田さん、メールで「動物的勘のごとく、半ば力技でデザインを自分で使いこなそうとする経営者」もいる、と書かれていましたが、そんな経営者がいて会社は変わる。カルロスゴーンが、「フェアレディZはスポーツ車だから“絶対に”2本のマフラーが無いとダメだ」と言って、そもそも1本のデザインを変えさせたのは有名ですよね。

Img28850918 引用元

 自動車=感性型商品の代表だから、と言われるかも。でもそれは違う。要はデザインのとらえかたであって、デザイン=外面のカッコよさだけではない。デザイン=企業改革起点、ユーザー覚醒起点。そう捉えることができるかどうか。企業改革とはそういう問題だと思う。

【デザイン=うれしい=消費者インターフェース】
 わたしからの林田さんへの返信メールの一部。

 あらゆるビジネスのまん中に“お客さまのうれしい”からビジネスを組み立てて
ゆくのが、ありたい姿だと思っています。
 ほんらいコンサルタント稼業も、“うれしい”ことを突き詰めることから初めて、
“仕事愛のマネジメント”(従業員が楽しくなけりゃ良い商品が生まれませんよね)、
そして“生活者愛のマーケティング”を構想し、そこに向かって会社や意識を改善
することだと思います。

 そのうれしいを凝縮するのが“デザイン”だと思うんです。デザイン=お客さまのうれしいを、あるときはさりげなく、あるときは衝撃的に、あるときは感動的に創りあげること。

3  
        わたしの独立後の名刺、ウラデザイン。

 電子機器の世界で、ユーザー・インターフェースということばがあります。使用者のデザインではなく、“消費者インターフェース”と言い換えるべき。消費者との接点をどう取りたいか?ウチの会社の社会価値の視点から、上から下まですべての部署でそれを考えてみよう。真の事業改革/経営革新とは外面でなく、“内面のデザイン”から始まる。

 林田さんの再返信にもこうあります。「デザインは上手く活用すれば、商品やサービスを世の中に送り出す側の人達にも、受け手の顧客側の人達にも、『いい気分』を創り出し価値を産むものだと思います。

【hmm…なアドバイス】
 たった3人で始めるデザイナー支援事業、やります!と書いたら、感応してくれた方が多かった。元クライアントで某大手印刷会社の方、某ソフトウエア会社でPJ未満の間柄の方、もちろん元所属先の会社の方々も。ありがとうございます。

 コンタクトを取るクリエイターの方々を始め、黒っち、Cherryさん、そしてバックボーンとなって頂いている母体会社の社長さん。ここから“くらしクリエイティブ”を広めます。今日は以上です。明日はSAKURAの春を読み流してください。

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