ドアベルは個性的に!
その昔小学生のころ、下校の帰り道、ピンポ〜ン♪と知らない家のドアベルを押して、走って逃げるイタズラ、したことありませんか?わたしはたくさん(笑)あります!
押してから脱兎のごとく、お尻だけでなくランドセルを左右フリフリ、ブロックの角までひたすら走る。隠れてあたまだけひょいと出して、ピンポンした家の家人が出てくるのを待ち受ける。“あれ、誰もいないわね・・・”という怪訝な顔を見たくて、やったもんです。悪ガキ同士、イヒヒと笑ってね。
【hmm…なアドバイス238.ドアベルは個性的に!】
そんな牧歌時代はとうに過ぎ去り、危険人物がウヨウヨ、フツーの人びとが突然に悪漢変異する世の中。ドアベルではダメで、“ドア・セキュリティ”の時代。ワイヤレス・玄関ドアカメラ商品がたくさんある。中にはマスクや大きなサングラスをしていると、カメラが検知する機構まである。もちろん集合住宅はエントランスでオートロックだしね。
仕方ないやら情けないやら。しかもいたずらっ子は、ピンポンいたずらができなくなってかわいそうだね。
何よりも日本の住宅の呼び鈴というかドアフォン、すごくボツ個性でイヤ(かく言うわたしの家も超ボツ個性ですが)。呼び鈴をテーマにしたサイトを発見しました。『呼び鈴ランキング』なる観察記録があります。 “よく見かけるピンポン”ベスト5なる記録。サイト運営者の努力はともあれ、日本家庭のボツ個性ぶりに暗澹となりました。
【エンターキーとピアノのドアベル】
でもこいつは個性的です。パソコンのエンターキーをドアベルにした。
『Again! Enterbell』のデザイナーは中国人のLi Jianyeさん。この発想、エンターを押す=開く、つまり“開けゴマ”と一緒ですね。
もうひとつの彼のデザインが超イイ。ピアノ『Pianobell』です。ドレミなのかラシドなのかわかりませんが、ピンポンの代わりに音楽奏でたり(笑)。
音階がそろっていれば、格闘技の選手登場のようにテーマソングを決めておく。伺うと鳴らす、ではなく奏でる。それを聴いた家人「あら、あの人がやってきたわ」とわかる。パーティなんかではいいなあ。でもわたしぢゃ、いつも“チューリップ”かなあ(笑)。
【没個性のニッポンをドアから個性的にしよう!】
写真家の吉村和敏さんのブログから引用します。
近頃人と会う度に話題に上がるのは、Googleのストリートビューに関して
です。(中略)日本では反対運動も巻き起こっているようですが、おそらく欧米
で暮らす人々はそれほど気にしていないでしょう。というのも、やはり人々の
心の意識の中に、町や村の美しさをアピールしたい、洒落た造りの民家や
よく手入れされた芝生の庭やガーデンを人に見せたい、という思いがある
からです。
海外の風景写真も多く撮る彼だからこその視点。ニッポンのボツ個性の門構えで、何を隠したいのでしょうか?むしろ庭を飾り、菜園を活き活きさせる。そんな姿をGoogle・ストリートビューでアピールする。いいなあと思う。
【hmm…なアドバイス】
くらしをもっとクリエイティブにするには、表札(ウチはわたしの手作りです)や門柱、ドアフォンなど入口から始めるのも手。
ぜひ『Pianobell』の弦楽器、ギターバージョン『Guitar Bell』を作ってほしい。そうしたらね、ン十年ぶりにイタズラしたいね。6本ある弦のうち第6弦を外しちまうんだ。5弦のオープンGチューニングにして、ダッ ダァ〜ァ♪と“ホンキー・トンク・ウィメン”を弾きたい。イントロ長いから逃げられないぜ(笑)。今日は以上です。
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