貨物線の魅力
最寄りの駅から帰宅する途中、JRの貨物線が横切っている。正直邪魔だな、と思う。貨物線なんてたま〜にしか電車が走らないのに、堂々と駅前から住宅街への道を横切っている。この貨物線がなければ道はまっすぐになるし、交通がスムーズになるのに。
しかもいったん貨物車が通りかかると、ほんとうに長い。30輛くらいありそうだ。箱形の車両だけでなく、液ものや砂ものや、自動車完成車だって運搬している。日本の運搬の大動脈だってのはわかるけれど。
【hmm・・・なアドバイス258.貨物線の魅力】
JR東日本東京支社は20日、来月20日と21日に貨物線を“はしご”する
お座敷列車を走らせると発表した。「貨物線踏破の旅」と銘打ち、鉄道ファン
向けに企画。団体臨時列車が近道などの理由で走ることはあっても、貨物線を
走ることだけを目的とした旅客列車は初めてという。引用元 産経新聞
なるほど。普段は旅客電車が走らない線路をはしごするわけですね。貨物線を走る旅は2回開催する。
12月20日:高島貨物線(鶴見−桜木町)の車窓コース。
品川駅から品鶴線−高島貨物線−根岸線−東海道貨物線−新鶴見信号所-武蔵野線-大宮
12月21日:新金貨物線(小岩−金町)の車窓コース。
両国出発、総武線−新金貨物線−常磐線を経由、馬橋支線-武蔵野線-大宮。
う〜ん・・・鉄ちゃんて、ロマンスカーや鼻の丸いひかり号だけでなく、貨物線にも燃え上がる幸せな人びとなのですね。鉄素人のわたしが“邪魔だなあ”なんて呟いてるのに、愉しみに変えてしまうわけdす。そのイマジネーション、脱帽です。
【いったい何がそんなに愉しいのか?】
「何がそんなに愉しいの?」それをまず訊きたい。だって貨物線で、どちらも記念弁当と記念乗車証がつくとはいっても、乗るのは昔の車両で、たかだか3時間か4時間の旅。いったん走ればどこでも下りられない。そんな車窓だけの旅に、9,000円や4,000円を支払っちゃうという汽笛のような気前良さ。んったく不況知らず。
“素鉄”なわたしなりに考えると、まず“見たことのない車窓の魅力”がありそうだ。普通の電車は、毎日の旅客線を通る。毎日変わらない車窓を見ている。ところが貨物線て、割と近所にありながら、“乗れない線路”なのだ。日常の非日常というか、希有である。生活に密着している線路の上で、見たことのない車窓が流れてゆく。その体験に価値がある。
また“貨物軌道に乗る”という魅力もある。あの無骨な貨物車両そのものに乗れれば、きっと鉄ちゃんは感涙するのでしょう。旅客の運搬はダメなのでしょうけれど。貨車の軌道上を走るという醍醐味、それがいろんなイマジネーションを誘うのではないか。
【貨車の旅の可能性】
貨車の旅、鉄ちゃん以外にも市場性があると思う。
自転車乗りのわたしとしては、貨車旅行と自転車を結びつけたい。西武鉄道が秩父へサイクリストを自転車と共に運んだように、貨車で自転車とサイクリストを運搬して郊外に運びたい。朝出発して夕方に帰る。旅客車輛よりも自転車は運搬しやすい。一般車両を改造しないでも対応できるのも合理的でしょう。
またエコツーリズムにちなんでエコトレインもいい。電車=エコをアピールするため、貨車ラインでトコトコゆっくりとエコいっぱいなエリアを走り抜ける。貨車で地方の無農薬野菜や美味しい豚・牛肉などを買いつけ、“旅客貨車”で旅行気分で運んで、解散地点で自家用車で引き取ってもらう。そうすると通勤型ではない“パークアンドライド”も企画できそう。国交省と環境庁と農林省が、みんなタテ割りを廃して企画するといいと思う。
普段邪魔扱いされている貨車、実は“運搬”プラスαで、いろいろな企画が考えられそうだ。
【hmm…なアドバイス】
もうすぐ『Shine A Light』が全国公開される。前売りチケットを買うと何か特典があるらしいのだが、今週もまた奔走しておりまして、まだ買えていない。なぜその話しが鉄道と関係があるか。ほとんどないのですが(笑)、映画の中で『All down the Line』という曲が歌われる。鉄にちなんだ曲で、“線路をくだってゆこうぜ”みたいな歌詞。
たくさんのブルース歌手、演歌歌手、フォーク歌手、もちろんポップスも、“鉄”を歌い、鉄への想いを捧げている。何がそんなに歌い手を惹きつけるのか?それはきっと、たくさんの人のそれぞれの人生を、ひとつの車輛がひとつに包んであげて、それをたった二本のレールで運ぶ。車窓にはメモリーやロマンが流れて、どんどん後ろゆく儚さ。それが歌になるのだろうか。などと思ったりしました。
utteが一日おくれでオープンしました。今日は以上です。
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