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2008年12月11日 (木)

“オレのカッコいい”を語れるデザイン経営

 今日はビジネスメディア誠に連載する“うふふ”マーケティングへのリードです。

“オレのカッコいい”を語れるデザイン経営
「大企業のクルマ作りでは創造性が加わる余地がない」。そんな不満を持って
大手自動車メーカーを飛び出した林田浩一氏。そんな彼がデザインコンサル
タントとして夢をかなえたクルマが、チューニングカーの「IDING F460GT」だ。

続きはこちら。

F460gt01

林田浩一さんとはひょんな出会い、ブログ付き合いからの知り合いです。林田さんの今のお仕事は、IDING F460GTに関連するデザインやマーケティング、そしてコンサルタントとしてデザインとモノづくりからの経営改善、人材改革をなされています。

Dsc02007

【ふたつの問いかけ】
 大企業で自動車のデザイン部というご経歴から、社会に揉まれた部分もあるはずですが、どこかデザイナーさんだなぁ、という自由な雰囲気を醸し出す方。わたしの前職の会社のメイン、計数管理や原価管理のコンサルタントとは違うたと思いました。

 今回いろいろなお話をしましたが、書かなかったことをひとつ、“デザイナーに夢がないと、夢をデザインに表現できるわけがない”ということば。

 インハウスのデザイナーさんにしろ、外部のデザイン事務所のデザイナーさんにしろ、相応の修行期間がありましょう。インハウスなら製品開発を通じて、企画から販売まで「1周する」のが最初の修行。わたしのような評論マーケティング屋でも“実技の一周”が糧になるのは同じです。デザイン事務所なら、下働きといっては何ですが、事務所代表のスターデザイナーさんのアウトプットを提案物にする作業などを通じて、体得できることを体得し、発想の切口を磨くわけです。

 その“修行”の中で成長します。修行を続ける上でたいせつな問いかけをふたつ。“自分って何?”という体内への問いかけがひとつ。また“くらしって何?”という体外への問いかけ。

【ふたつのデザイナー造型】
 デザイナー=クリエイターさんは、“自分の世界をたいせつにする”人びとで、でも同時に、自分の世界と他者の世界の違いに思いをよせます。距離感を測るのが、一般にはうまくない人が多いと思います。だからこそ時に革新的な商品やデザインが出てくるわけです。それがゆえに唯我独尊スタイルにもなりがちなこともある。

 でも一方で、“生活動線からの発想”にとても聡いクリエイターさんもいます。人間の心理や生活習慣、何気ない動作、あったらいいなという生活感にへの気づきが得意な人です。あまりにお客寄り/世間寄りになりすぎれば、デザインの独自性は薄れ、陳腐になるデメリットもあります。

 だからこのふたつのまんなかが理想かな、というのがわたしの目下の結論です。自分の中の“自分って何派”と、“くらしって何派”が、背骨あたりで凸凹にかみ合って、すっくとスジが通る。独特な匂いもあるし、一般に受け入れられる大衆香もある。なかなかそれはむつかしいからこそ、デザイナー稼業はかんたんじゃないわけです。

【リカルド・パトレーゼの妻】
 フェラーリで思いだした記事をひとつ。

2

元F1ドライバーのリカルド・パトレーゼがスペイン南部にあるヘレス・
サーキットで妻を助手席に乗せてサーキットを走っているムービーです。

引用元 

 この動画は(超昔の)どっきりカメラのようなのですが、クルマは確かシビックのレーシングタイプらしいけれど、妻の笑いや叫びが豪快なのが救い(笑)。カーレーシングとは、一般の人が体験したら、どれほどの衝撃なのかをよ〜く表してくれています。なかなかフツーの人がサーキットを走ることもできないのですが、どっかで疑似体験をすると、まさに180度クルマを違う目で観るようになるでしょう。

 “デザイン・ドライブ”で違う体験をしてもらう。これが理想ですね。

 オレのかっこいいデザインを語り、誰かを説得する。“同じ感性体験”をもつこと。どうやってそれを伝えるか。ジャストアイデアの“Managment of Design”、彫り込み・思想形成(そんな大げさじゃないけど)を始めたばかりです。一緒に考えて、実践していきましょう。今日は以上です。

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