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2008年12月31日 (水)

除夜のエレキギター

 いよいよ大晦日。今日も大掃除の一部に参加した。鋸を使って家具を解体して捨てるという、けっこう重いパードをになったので、右手がとても痺れた。キーボーディングもちと苦しいほどだけれども、紅白歌合戦に備えて(実は観んよ)、除夜の鐘に備えて(その頃はもう寝てます)、今年最後のブログを書いている。

4  エレアコ

 むしろわたしの除夜にはキースのエレクトリックギターが似合っている。そこでテーマは2つの新世代エレキギターを。

【hmm…なアドバイス286.除夜のエレキギター】
 最初は世界初のMP3レコーディングギター

Ovation_idea_front

Techno-guitarmaker Ovation just came up with another great idea.
This one's aptly named the Ovation iDea, the first guitar ever equipped
with a built-in mp3 recorder, snagging your best ideas anytime.
Besides recording your playing, it can play back a song so you can
play along, and also slows down the music without changing the key,
making it easier to learn a song.
 引用元 DVICE

テクノギターメーカーのOvationから“Ovation iDea”が生まれた。MP3の録音機能付きのギターは、着想が生まれたら、すぐポロロンとしてこいつに録音できる。ギターを抱えて録音器いらずだ。再生も自在にできるので練習にももってこい。(抄訳)

17 

Ovation iDeaのコンセプト[Record][Playback][Create][Learn]の4つだ。USB経由でPCやMacにMP3ファイルを保存もできる。再生して加工もできる。内蔵マイクでボーカルと一緒に録音もできるので、オーディションにもうってつけ。amazon.comで$548.99で販売中

18 上部に操作系。

 Ovationが“テクノギターメーカー”と呼ばれるいわれは、1969年に“ナマの音に近い”エレクトリック・アコースティックギターを開発し、70年代にエレアコを普及させてきたからだ。アコースティック音を増幅する独自のピエゾピックアップと、同社の親会社のヘリコプター開発から応用したグラスファイバーの筐体から生まれた。

 その新機軸をギターに取り入れるスピリットはOvation iDeaにも継承されている。ギター上部のLCDディスプレイスティックで録音・再生などの操作行い、バス・トレブルのイコライザーも付いている。プロから見れば練習用という位置づけもあるだろうが、PCで音楽づくりをする人が増えている。いずれこのタイプが普及するのは間違いないのではないだろうか。

【zoybar guitarはもっと凄い】
 もうひとつは、まるでガイコツのようなギターだ。
Zoybar is a unique platform for developing innovative music
instruments and effects.The Zoybar components provide
research and development tools asa sustainable prototype
platform.
 引用元 zoybar

Zoybar00

 これは何なのか?というとギターのプラットフォーム・コンポーネントである。ギタープレイヤーの好みで、好きなコンポーネントを組み合わせられる。演奏する曲によって異なるコンポーネントに変化させることもできる。zoybar自体は、ハードウェアのプラットフォームに過ぎない。ギターのボディに始まり、フィンガーボード、ピックアップ、ボリューム、トレモロなど、コンポーネントを組み合わせて、自分仕様のギターができあがり

Zb1

【オープン・プラットフォームというギター】
 組み合わせるコンポーネントは、同社が開発するもの以外に、ソフトウェア開発のオープン・プラットフォームのように、多くの会社/デザイナーが参加することを求めている。演奏家からのアイデアもフォーラムなどで共有し、そこからコンポーネントアイデアが生まれることをねらう。コンポーネントの生産者もフォーラムに加わり、コンポーネントの需要と供給を見えるカタチで結びつけて製造することで、ムダをなくすという。 詳しくはこちら。

Zb2

 こんなギターを開発したのはイスラエルのデザイナーziv bar ilanさん。ブログで「われわれは伝統的な楽器製造者をとても尊敬している。Zoybarは従来の楽器を置き換えようとしているのではなく、クリエイティブなプロセスを通じて、音楽業界にオープンソースの試行をしたい」と語る。彼は工業デザイナー兼デザイン学校の講師として活躍したのち、このアイデアで起業した。アイデア良し。

Add3b ziv bar ilanさん。

zoybarは2009年1月から発進。コンポーネント音は次の動画からもわかる。1分ちょいだ。

【hmm・・・なアドバイス】
 Ovationは70年代に、コンサートの大規模化にあわせて画期的なエレアコを創り、2010年代に作詞・作曲活動の電子化にあわせて、エレキギターを再発明しようとしている。どちらも音楽市場の消費者ニーズの変化を先取りするもの。

 Zoybarは楽器のハードウエアのオープンソース・コミュニティというコンセプトで、ギターのプラットフォームを開発し、ユーザーとハードメーカーが集う場を提供する。まさに音楽に国境無し、というビジネスモデルをインターネットと組み合わせて創出しようとする。

 除夜の鐘で変化の激しかった08年をしみじみ想うのもいいけれど、エレキギターを聴きながら、音楽というクリエイティブなプラットフォームがもつ“人と人、アイデアとアイデアを結びつける力”を考えるのもいい。今年は以上です。

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