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2008年12月10日 (水)

モスバーガー 定番革新の挑戦

 不意のお客さまもまたよし。昨日はcherryさんも倒れ、noirさんはぶっ倒れ、わたしは鼻炎でくしゃみ発生装置と化した。からりっと晴れた今日、それぞれ立ち直り、3人+熱血営業のN村さんとミーティングをしていたら・・・イラストレーターのもんちほしさんからお電話。utteのオフィスに立ち寄ってくれました。

 しばし歓談。クリエイターさんの作品の話しから「そうそ、こんな帽子もあるよ!」とHatLove/帽子デザイナーの山之井美穂さんの“ハンバーガー帽子”をお見せしました。

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 これはわたしの私物です。かなリアルです。

【hmm…なアドバイス269.モスバーガー 定番革新の挑戦】
モスバーガーを展開する株式会社モスフードサービスでは、平成20年
12月27日(土)より、全国のモスバーガー店舗にて、期間限定でない
定番メニューの新商品として、国産肉100%使用のこだわりハンバーグ
に特製デミグラスソースを合わせた「とびきりハンバーグサンド」、
「とびきりチーズハンバーグサンド」を発売します。
 引用元

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 好感度なモスバーガーから、ぐっと好感度なハンバーガー登場。いいじゃないですか。特徴を6つ、まとめさせていただきました。

1.国産食材の活用(商品全重量に占める国産食材の割合は、54.7%程度
2.国産肉(国産牛・豚の合挽き)100%使用の新ハンバーグ
3.パティの重量は通常の約1.5倍のボリューム
4.国産野菜にこだわった特製トマトデミソース
5.全店・全時間発売の“新定番
6.これで390円お手頃価格

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【モスヂカラがこめられている】
 この新製品、かなり“モスヂカラ”が入っているなと感じました。

 まず国産食材の活用。海外の安くてアブナい食材もイヤだけど、高くして嘘をつく国産食材業者ばっかりもヘキエキ。大人たち、まじめに仕事していますか?消費者は呆れてモノを食べれない。

国産であること+生産者の顔はだんだん必須になってきて、それだけでなく土壌質や農薬コントロールなども情報提供が当たりまえになってゆく。でも食材業界で、結局誰を信用できるか?という問題である気がします。

 以前ビジネスメディア誠に、三浦半島ですばらしい野菜づくりをする長島農園を書きました。長島さんの野菜への愛情、土壌へのココロ配り。彼は愛で野菜をつくっている。そういう農家が日本に増えてきていますよね。モスのハンバーガーでも、生産者も明らかにする姿勢あるのがすばらしい。

【ハンバーガーの信用を売るモス】
 もうひとつは“新定番”という点です。昨年もそうですが“新定番”にモスはかなり力を入れてきた。それはかなり強い意志がないとできないことだと思う。

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 上半期の新商品としてフィッシュマリネやタコスもあるけれど、奇をてらうよりは王道というイメージ。そこへ“新定番”である。普通なら新商品にむかうところ、原点を強化するという姿勢を打ちだした。

 一方経営は楽ではなく、今期80店舗以上閉鎖すると発表して、店舗のスクラップ&ビルドは進めてきた。今まで“二流立地メリット”をうたってきたが、時代変化にもまれたのも事実。かといってモスでコンビニエンス&低価格路線はありえない。やっぱりこれだよね!という王道をゆこうという意志を『とびきりハンバーグサンド』の肉汁に(まだ試していませんが)にじみでる。

 ふたつのメッセージから、モスは“ハンバーガー信用”を売ろうとしている。その努力を買いたいと思いました。

【立地=便利、ではなく立地=顧客理解へ】
 ところが人には二面性がある。口ではこれこれ言っても、深層心理から違う行動をするというものだ。

 「モスはいいよね、でも・・・現実にMにいっちゃった。」こんな人が多い。

 Mの良さとは商売上手さ。Mはコーヒー一品でもテイクアウトしやすいでしょ。ふっと入って「ブレンド」と言ってテイクアウトできる。しっかりとした“C-Japanese”で会話もできるしね。そのブレンド原価が2.5円、容器入れても10円と聞けば、儲からんわけがない。しかもMはそれを100円で売っていたのに最近160円に値上げした。それ以来(一度しか)買っていないけれどね。

 一方モスでは、飲料をテイクアウトしようという気には(わたしは)ならない。Mが中年男性に敷居が高いとは思わないけれど、モスでテイクアウトはしないなあ。Mとどこか違う。でもお弁当を持参の女性会社員が、“ナチュラルで旨いスープ”だけテイクアウト。これはありか。でもスープだけでいいかしら?という後ろめたさもありそう。

 “ちょいマック”はあっても“ちょいモス”が薄い。それがそもそものねらいだとはいえ、業績がはかばかしくない。それでもがんばって王道をゆこう。それが“定番革新”。

【hmm…なアドバイス】
 定番革新の道は正しいと思う。だからその特徴に“7つ目”を付け加えたい。それはモスの良心です。

 理由は原価から匂ってくる。ネットで見つけたMとモスの原価比較。ハンバーガーはモス=45%、M=45%で同じ。でもべースの料金はMが100円、モスは220円だから内容は違う。なにせフレンチポテトが凄い。モスが170円で原価76円といわれる一方、Mは220円で20円だとか。

 “良心”こそ外食産業でありたい重大な特徴。良心そして味と原価は、比例すると思うのだが、日経のアンケートでは「ファーストフーズでもっとも美味しいポテトは圧倒的にM」でした。う〜ん、どうでしょうか。今日は以上です。

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» 【外食】モスが国産肉100%バーガーを発表[08/12/10] [ビジネスニュース速報±]
1 名前:やるっきゃ騎士φ ★[] 投稿日:2008/12/10(水) 13:47:39 ID:???マックのクォーター・パウンダーやロッテリアの絶品系バーガーなど“グルメ系”バーガーが業界を席捲するなか、モスバーガーからファーストフードでは前例のない国産牛&豚肉100%使用の新作バーガーが発表された。「とびきりハンバーグサンド」(390円)と「とびきりチーズハンバーグサンド」(420円)の2種類で、12/27(土)からの発売される。商品開発部の永...... [続きを読む]

受信: 2008年12月12日 (金) 03時40分

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