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2009年1月12日 (月)

グッド・デザイニング,ベトナム!/Good Designing, Vietnum!

 不況のせいなのかヒマだと言うYukaさんたちをutteのオフィスに招いて、新年会をやろうという話しがあります。utteにはIHと炊飯器があるので、何かしらできるのです。そういえば12月にTomoyonさんとパエリア・パーティをしたあと、部屋からタマネギの匂いが2週間ほどとれなかった(笑)。

 それに懲りずにチゲ鍋という案もあるね、とわたしが言えば、生春巻きがいいじゃないか!という声がMayuさんとcherryさんからあり。で、Allaboutの“失敗しない生春巻きの作り方”を読んでいるうちに、ベトナム人学生のデザインを見つけて惹かれました。 

Haru01 Haru13_2 フム。

【hmm…なアドバイス294.グッド・デザイニング,ベトナム!】
Truong Minh Nhat's Capella is a lightweight, compact electric
bike that folds into a backpack. Truong sourced the parts from
local manufacturers, convincing several of them to make the
bespoke components demanded by his design.
 引用元

Minh1

Ho Chi Minh City Universityの建築学部の学生Truong Minh Nhatさんは、Capellaと名付けた、バックパックにも入るコンパクト電気自転車をデザインした。プロトタイプを作るために地元の製造会社にあたり、デザインに合わせて特注の部品を作るように説得した。

 Thanh Nien Dailyの記事によれば、彼は「たったひとつだけ作るのでいいんだ、それも高いコストで言いと言っているのに、メーカーはどこもすごく渋った」。彼のデザイン・スペックとねらいは次の通り

・最高時速30km
・2時間充電で12km走行可能
・混雑するベトタムでも折りたたみ可能
・生産時重量はおよそ10kgを目標に

Minh2 なるほど軽そう。

 前輪が片持ちなところは足回りに強度が必要だし、ホイールはアルミかカーボンか。何よりバッテリーの小型化がハードルかもしれない。だがカッコいいです。

【Nhatさんの熱意】
 このバイクのアイデアを練るのに半年かけたそうです。インスピレーションはギリシャ悲劇の“ユニコーン”から。なるほど、次のフォールディングしたデザイン図はそんな感じも伝わってきます。ターゲットはティーンエイジャー。だからスタイリッシュはマスト。

卒論だからデッドラインがある。制作は間に合わせなくてはならない。ところが間近になってもまだまだ終わらない。部品を複数メーカーに発注していて、それぞれ30kmも離れている。毎日あっちの工場、こっちの工場と行ったり来たりで、時間ばかりが過ぎる。

Minh3_2  折りたたんだ図

 デッドラインの2日前、バラバラの部品群の前でNhatさんは途方にくれた。そこでそれぞれの工場から技術者を家に呼んで一緒に組み立てた。彼は両日2時間しか眠らず、締め切りの2時間前になんとか“提出”した。当然卒論は高得点だった。凄いヤツだ。

【ベトナムは賢い】
 わたしは料理だけでなく、行ったことないのですが、ベトナムに好イメージがあります。

 もう10年以上前ですが、米国滞在時の始めに、ベトナム人たちと一緒に英会話を学んだことがあります。LAの某高校施設をつかって、夜間に実用的な英会話をタダで教えてくれるクラスがありました。先生は英語の元教師、たぶんボランティアでしょう。生徒の何割かはベトナム人は“boat people”、つまり難民でした。それ以外には不法滞在のメキシコ人ですが、彼らも陽気でいいヤツらでした。その中でわたしはたったひとりの日本人。

 その授業を通じてベトナム人たちを見て2つ思ったことがあります。ひとつはベトナム語の発音は英語とまるで違うので、ベトナム・ネイティブには英語がむつかしいこと。もうひとつは、彼らは頭脳明晰で、秀才ばかりだった。これならいずれ米国ネイティブになれば、難民二世は米国社会で頭角を表すと確信しました。

【hmm…なアドバイス】
 ベトナムに行きたしども行ったことはないのですが、タイやインドネシアのようにバイクで混んでいるだとすれば排ガスが出ないバイクが普及するといいな。夢があります。

 生春巻きとフォーの美味と、Nhatさんのデザインと努力に敬意を表して、今日のブログではベトナム語のHPにもあたりました。さっぱり読めませんが(笑)、英語のサイトに出回ってない一点も含めて、3つの写真の出典はベトナム語のサイトから。

 パナソニックさんやその傘下の三洋電機さん、これを現地生産できませんか? 大型バイクの川重さん、“不況でモトGP撤退”という記事もありましたが、レースで節約する年間40億円のうち1億円を、このベトナムの電気自転車に投資するのはどうでしょうか?環境にも貢献し地域産業にもプラス、デザイナー支援事業でもある。今日は以上です。

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