monacca 2009 コレクションから想うこと。
わたしがutte クリエイターズ ショップ&ギャラリーの仕事で、ダイレクトメール案をねじりハチマキ?しつつ考えていると、横チョに座る相棒cherryさんが、「へぇ〜っ」と声を上げるので、ナヌ?と彼女のPC画面を見た。
フェリシモでも“モナッカ/monacca”を取り扱っていました。このブログで丸2年前に一度取り上げたことがありました。フェリシモでの販売は定番品のようですが、わたしはモナッカが限定コレクションを出しているのを知ってました。先行受注するようです。
【hmm…なアドバイス296.monacca 2009 コレクションから想うこと。】
These new products have been designed especially for this
exhibition. If you place an order for these items by 10 February,
2009 , we guarantee delivery around the beginning of April, 2009.
We will decide whether or not to produce these items on a regular
basis depending on their popularity at the exhibition. 引用元
展示会向けに創られた新製品をご紹介、欲しい方はオーダーも受け付けます!09年2月10日までにご注文ください。お届けは4月の上旬までにしっかりと。人気が出れば定番品になるかも(超訳です、あしからず)。まず上の2点の画像は『postman』です。このショルダーには惹かれますね。今までのモナッカとはひと味違うフォルムが見えます。よぉく見ると下部が広がっていますよね。これはショルダーバッグが下にモノが沈殿する特性を受けとめたデザインでしょう。
カジュアルにもセミフォーマルにもいけそうな『maruta』。カラーも渋くてガーリー卒業、オバン未満の女性にウケそうです。
上の左の『ishikoro』も好きです。ここまでくると従来のモナッカのイメージさえも壊す感じで、素晴らしい。20歳の女性が持ってまったく違和感ないかな。
実は年末に、assist Onさんから某デザイナーさんのオレンジ色のトートバッグを買ってしまいまして、今バッグは買う予定はないのです。ごめんなさい。でもこれいい!と思ったのが名刺入れ。今使っている和紙の名刺入れ(日本橋の榛原)が壊れたらこれにしたい。
【背景、想いはassist Onのサイトへ】
このモナッカのデザインの軌跡は、モナッカを以前から取り扱うassist Onに詳しい。カーデザインもされていた島村卓実さんが高知県の馬路村の林業再生に深く関わって、モナッカを創った。杉の間伐材を前にどうしようか?と思いつめて貧するのではなく、スライスしてそれを積層加工する技術を開発していた。それがべースにあって、島村さんも木のチカラに予て興味をもっていた。そんな想いと想いの出会いがあった。ぜひassist Onのロングインタビューをお読みください。
製品やデザイナー紹介のつまびらかなこと、しっかりした文章、良い写真。どのデザイナーズグッズ販売サイトよりもassist Onが気になる。
【どこにも似た課題がある】
日本全国、どの林業でも同じ課題を抱えています。外洋材や集成材、プレファブに押されて需要がない。なければ切れない。切れないと枝が増える。日光が入らない。木の育成が途絶える。ますます木の価値が下がる。費用のアテがないばかりに、植林放置地さえ多い。
国内林業の再生をどうするか。利用のあてのない間伐材をどう活用するか。馬路村でも同じ課題を抱えていました。そこに島村さんがひょんなことから関わって、その技術のおもしろさや可能性に惚れて、バッグとして製品デザインを引き受けよう、それが始まりでした。
【hmm…なアドバイス】
モナッカを観て思うのは、地方再生でありがちな3つの“ミゾ”を埋めていること。そこが素晴らしい。
・杉の間伐材と加工のミゾ:積層の杉を薄く成形する加工技術
・伝統工芸とデザイナー・グッズのミゾ:都会人に受容されるデザイン
・自治体と地元産業振興のミゾ:エコアスという株式会社化=収益法人化
デザイナーやデザイン作品、そしてデザインビジネスの宿命とは、ミゾを埋めることでもある。デザイナーの自己表現と市場ニーズのミゾ。個性的なデザインと大衆的なデザインというミゾ。デザイナーの本業と副業のミゾ、というか理想と現実ですね(笑)。
ミゾを何で埋めるか。敷居をいかに低くするか。モナッカの事例は参考になる。今日は以上です。
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