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2009年1月 2日 (金)

ニューヨークのストリートランプ

 風力発電ランプの“Firewinder”、羽根が風で回るとLEDランプが輝く。日本にたったひとつ、わたしの手元にある。元旦の昨日、思いつきがあり、Firewinderのパブリシティ策を考えた。開発元(英国)にメールを打ってみた。ポシャるかもしれませんが何事もトライあるのみ。近いうちにFirewinderの“輸入代行”も受け付けたい。商売はしないので定価より安めに頒布できそうです。ご期待ください。

Visual_concept02 風速別光りかた。

 てなことで、これからはLEDだ!と思っていたら、とっても美的なストリートランプあり。ニューヨークで設置が進む“合理の美”に包まれたLEDランプ。

【hmm・・・なアドバイス288.ニューヨークのストリートランプ】
The NYC Department of Transportation worked in cooperation with
the Office for Visual Interaction to design the lamps, which will take
advantage of over 100 LEDs each. The LEDs are arrayed in a four-point
lighting solution that can be customized to cast a variety of footprints,
and tailored for streets or parks or other locations. 
引用元DVICE 

Nycleded01

 ニューヨーク市交通局は照明デザイナーのOVIと協力して、1基に100個のLEDランプを利用するストリートランプのデザインを行った。4つの(集束)ポイントから広範囲を照らせるので、道路、駐車場などさまざまなロケーションに使用ができる、とある。スタイリッシュなランプの美しさがまずポイントだ。

Nycledlead01 Nycleded02

 ニューヨークにあるすべての街灯は約30万本だそうで、LEDに置き換えると25〜30%の電力削減になり、従来のナトリウムランプの寿命2.4万時間に対して、5万〜7万時間と2倍から3倍の寿命となる。2〜3年で元が取れるという試算もある。

 集束ポイントも4つとは限らず、2つや3つでもOKで、カーブなど局所を照らしたり、階段を照らしたりなど、要するに場所によりフレキシブルな照明デザインが可能。ニューヨーク市内には約30万本の街灯があり、このすべてをリプレイスするということではなく、景観重視のエリアから順次このタイプに変更していくとのこと。このくだりの参照元はこちら

【構造が美しい】
 またOVIは照明デザイナーで、ランプの構造や設置面のデザインはThomas Phifer and Partnersが担当した。そちらのサイトにある美しい構造の画像をいくつか(無断で)掲載してしまう。ごめんなさい。でも、なんといってもこのランプの美しいデザイン、構造にあるからだ。

Nyc1

Nyc3

 上図のようにライトだけ、ライトと信号併用も可能である。ライトの先端部とその上からの図にはシンプルで張りのある美しいデザインが見える。

Nyc5  Nyc4

 ポールデザインは断面図のように“パーツ挿しこみ”のくぼみがついている。金具を挿しこんで、必要なパーツをつなぐという方式だ。同時にポールに強度をもたせることも実現している。上右は見た目のポールデザイン。

Nyc6

 もうひとつ感心したのが“照明の根元”。パタンパタンと組み立てられるようなデザイン。とっても合理性がある。照明デザイナーは効率的に照らすLEDランプデザインを担当、構造デザイナーが施工性まで考慮したデザインを担当した。

【デザイン・マネジメントがある】
 ニューヨークのストリートランプには“デザイン・マネジメント”がある。

・1基の可照範囲の広さを可変にして、使用領域を拡張
・レゴのようなパーツの組み合わせで、さまざまな道路条件へ適合
・パーツ化による施工が容易で、かつ補修・交換も容易
・個々のパーツの新開発が可能(パーツの交換で全体の長寿命化)

 意匠(外面デザイン)、構造、施工、補修まで一体で検討された好事例である。

【hmm・・・なアドバイス】
 ストリートランプは公共の道具であるのだから、デザインにマネジメントがあるのは当たりまえ、と思うだろうか?う〜ん、点字ブロックでさえ日本には統一基準がないそうだ。恐ろしき事実。横断歩道橋など最たる例で、道路条件に合わせてほぼ一品ごとのデザイン。1基13億円もかけて設置する大分市の場合もある。

2008_122653791881  国道442号に設置。

 昭和40年代の老朽歩道橋は、今や使われず撤去事例ばかり。撤去はせずとも横断歩道をつけるところばかりだ。高齢者にやさしくない、というサモアリナン理由が語られるが、そんなことより、歩道橋ほど“美的じゃない”存在はないことを考えてほしい。歩道橋側を歩く歩行者だけでなく、居住者や店舗はみんなその圧迫感を嫌がっている。階段下がゴミ捨て場になることを恨んでいる。道のデザインとしてとてもよろしくない。自治体はもっと都市デザインセンスを磨いてほしい。今日は以上です。

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受信: 2009年1月14日 (水) 05時50分

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