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2009年1月19日 (月)

Salesforceとオバマ就任式前夜

 どこにも良くある提携だが、とにかくまとまらない提携の代表格が、コンサルタント会社とIT会社の業務連携である。コンサルタントの業務改善案をスムーズにシステム化という趣旨はいいが、イザ!となるとたいていスムーズじゃない。その理由はざっと34個もあるが(嘘数です_笑)、もっとも大きな理由は“人種”が違うのでお互い言語が通じないからだ。

18 某ソフト。

 でもわたしは、会社所属コンサルタントの頃、大株主のHソフト会社と、柄にもなくスムーズにいかせようとして、何度かがんばった。情報共有型の某ソフト担当のハラウタさんがなんとなく感じがいいからだけだった。残念ながら結果ははかばかしくなかった。その“某ソフト“とは“Salesforce”。いわゆるSaaSである。良くできているシステムだなと思った。

【hmm…なアドバイス299.Salesforceとオバマ就任式前夜】

9

 Today we begin in earnest the work of making sure that the world
   we leave our children is just a little bit better than the one we
   inhabit today.
引用元 

 「子どもたちが受け継ぐこの世界を、たった今、私たちが過ごして
  いるこの瞬間よりも、ほんの少しだけ、確実に良くするために、
  今日から、真剣に、始めようじゃないか
」 拙訳

 これはObama/オバマ次期米国大統領の Web サイト“Change.gov”の冒頭にある彼のことばである。良いことばだなあと思って、じっくり訳してした。およそ政治家はことばが商売だと思うのに、日本では“言語明瞭&意味不明瞭”とか、ワケのわからないスローガンが飛び交い続ける。だからケネディ演説やオバマ演説のように本にならないし、ベストセラーを飛ばせっこない。

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 おっとテーマは“Salesforce”だ。このCRM/SaaSソフトウェアを用いて、オバマ新政権は就任式の前4日間、民のことばを『citizen's briefing book』に集めた。このソフトウェアではネットにフックする誰もが「アイデアを書き込み、発信することができる。また、他のユーザーが書き込んだ意見の支持率を挙げることもでき、コミュニティメンバーの間で最も支持されたアイデアはリストのトップに表示されるようになる」 引用元

【70,000コメントは読めない】
 09年1月15日から18日夕刻までの公開で7万コメント、50万の投票があったようだ。70,000コメントを読むのはたいへんだ。今は非公表になってしまったカテゴリーごとのカウントの画像、めざとく?わたしはクリップしておいた。

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 この画像はわたしが日本時間、土曜日(17日)のお昼。この時点で約35,000だから、もう一日半あれば7万は間違いないですね。実はいくつか読もうとしたけれど、怒濤のようなコメントで、さすがにほんの少ししか読めなかった。

 そこはSalesforceのソフトウェア機能、“高得点コメントを上位に載せる”のが効いている。だってひとつ30秒かけてもざっと600時間はかかる。各カテゴリー上位30個くらい読めば、だいたいわかるし、いろんな気づきがあるはず。SaaSの使い方として最もパブリシティ効果があったのではないだろうか。

17  
 「ざっと70,000集まりました」と報道官のMichael Strautmanis氏

【Salesforceなidea】
 そのSalesforce、別にセールスする義理もコミッションもないが、オバマ次期政権に採用されたバージョンは“idea”。

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 同社のいう“循環型プロセス”とは、もっとも美しいコミュニケーションのカタチである。それは“組織を良くしよう”、“変わらなくてもめげずに主張しよう”、“偉い人がどう言おうと口は開ける”など、条件が整わないと絵に描いたソフトなモチになる。

 経済恐慌という事態だからこそ、これほど発言が集まったとは言える。でもオバマ政権の変革がアピールする理由は、その“聴く姿勢”と“オープンさ”である。聴く姿勢はこのソフト公開、オープンさとは、たとえば就任式翌日(1月21日)にイラク撤退を発表するパフォーマンスである。

 政治とは言葉と行動のパフォーマンスである。ケネディが“Let the word go forth(言葉ありき)”と言ったように、小泉劇場と言われたように。難事にさいして、すべきことを発表し、説得し、実行する。日本国の首相だって、どこかのホテルで飲んでいる場合じゃない。

【hmm…なアドバイス】 
 今この瞬間、日本の多くの企業が“恐慌”状態にあると言われる。ならば今こそ、みんなが声を出すべきではないだろうか?今こそ政府は“目安箱”を設置し、経営陣は“みんなのアイデアに耳をダンボに”すべきじゃないだろうか?

 今こそSalesforceのようなシステムが日本に必要である。労使対立のデモもいいけれど、もっと冷静にアイデアを集める仕組みが、どうして日本にないのだろうか?今日は以上です。

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