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2009年2月22日 (日)

春はGreenWheelに乗って

 三寒四温のこの春先、そろそろバイク(間違えないで、自転車のことです)活動を再開!というこのごろ。でも今日のように冷たい風が強くなってくると、億劫にもなっちまって。何より花粉のい飛来がつらい。近所でマスクをしながら自転車にまたがる御仁を見かけましたが、花粉がつらいわたしなら、酸素マスクをしながら乗りたいな。

またがる代わりに自転車の話題をブログで。MITの大学院生が主役です。

【hmm…なアドバイス327. 春はGreenWheelに乗って】
MIT scientists are working on a bike wheel that would allow you
to swap out your regular old boring bike wheels for an electricity-
generating wheel. Called GreenWheel, the system is designed so
that all the important components - power generation, storage
and propulsion - are all encompassed within the wheel.
引用元

Greenwheel

 MIT(マサチューセッツ工科大学)の研究者はフツーの自転車のホイールを替えるだけで電動自転車になるホイールを開発中。GreenWheel(グリーンホイール)と呼ぶシステムには発電機、充電電池、そしてモーターがすべてハブに収まってしまう。(口語訳)

Greenwheelmit

 MITのthe Smart Biking Projectで開発中の電動システムである。自転車に装着してペダルを一生懸命こいだ時や、下りの坂道で発電を行い、充電を充電池(A123システム)におこなう。ハブの外部の唯一の部品のスロットルでコントロールできるという。

【取り付け容易、寿命は長く】
 外観はカレーでも食べるお皿のサイズ、厚さは2インチ(5cm)、ホイールごと交換したほうが安そうなものだが、開発の中心者のMichael Chia-Liang Linさんによれば、「スポークを短くする加工をしても装着できるようにしたい」そうだ。

300h  右がLinさん 引用元  

最高走行スピードは25マイル、8年間または4万マイル(6万4,000km)の寿命保証を持たせるというので、たいていの自転車本体の寿命よりも長いかもしれない。

【気になったことは2つ】
 気になったことは2つある。ひとつは『A123システム』だ。どこかで聴いたなと思って調べてみれば、「A123 SystemsというMITをスピンアウトした会社が新開発した、ナノスケール材料を使って誕生した新しいタイプのリチュームイオン・バッテリー」。なるほど、学内のベンチャー同士がシナジーを発揮するのだ。

M1_2 ナノ技術応用バッテリー

 その性能が凄い。一般のリチウムイオン・バッテリーの電解質粒子がナノレベルで小さい。内部抵抗が小さいので発火・発熱のリスクが小さく、充放電回数がリチウム系の10倍以上だという(引用元)。引用元はかなり詳しく説明されていて勉強になりました。ラジコン界でかなり注目されている電池なのだ。

M750_tidalforce_by_wavecrest Wavecrest_bikemotor WaveCrest

 もうひとつは『WaveCrest Labs』だ。ハブ内にモーターを積載して稼働させるシステム。経営がうまくいかずまたリコールもあって現在は生産中止。この開発と似ている点もあるかもしれない。同社以外にもいくつか“ハブで電動させる”トライアルがあった。いずれも何らかの理由でうまくいかなかった。その失敗の轍(わだち)を歩いてはならない。

【hmm…なアドバイス】
 GreenWheelのアドバンテージは、電動自転車をまるごと売るのではなく、普通の自転車のホイールを交換するだけで電化が図れるところだろう。(数百ドルと言われるが)低価格が実現できれば途上国にも普及させることができる。需要は大きいので品質とマーケティング(価格・商品説明・アフターサービス)を間違えないで上市できれば、大成功となりそう。

 一昨日取り上げた“充電するショックアブソーバ”もMITの開発だった。一事が万事ではないにせよ、自家発電市場はこれからが旬。政府の補助金もおりやすいし投資家もついてくる。米国を見習って、日本のベンチャーにもそこを期待したい。今日は以上です。

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