« 不況の春には“ちょい旅”がいい。 | トップページ | ちょい上の「ホテル東急ビズフォート」——成算はどこに? »

2009年3月18日 (水)

スケッチブックと野帳―消費と創費のちがい

 今日はちょいノスタルジーの2つの文具がテーマ。ノスタルジーには2つ意味があって、昔からある商品のリニューアルの巧みさ、これがひとつ。もうひとつは、このブログの中での懐古趣味でして、かなり長期間このブログを連日書いていますので、同じ商品を2度取り上げることもたま〜にあるわけです。

 でも同じことを2度書いたことはない。そこは秘かな自慢。以前書いて推した商品のその後もフォローしたい。マルマンのスケッチブックコクヨの野帳

【hmm…なアドバイス346.スケッチブックと野帳―消費と創費のちがい】
 まずマルマンが50周年で発売した『図案シリーズ』。かなりヒットしたようで、アパレルメーカーとコラボやラインナップ強化をしてきたようですが、こんどはルーズリーフまで図案シリーズにしちゃった。

L_st_mm01

『ZUAN ファイルノート』は、表紙に透明なPP(ポリプロピレン)
素材を採用。内側にポケットを装着しており、両面に異なるデザインを
施した表紙・裏表紙の2枚の挿入紙がつくため、組み合わせにより1つの
ノートで4パターンのデザインを楽しむ事ができます。
引用元

0215302_02

 マルマンのスケッチブックのモチーフを取り入れたプラスティックバインダーの表紙&裏表紙に、デザインパターンの挿入紙をセット。A4判30穴、B5判26穴、A5判20穴の一般タイプ。要はルーズリーフバインダーに図案シリーズの新デザイン紙が入っただけ。それなのになぜか惹かれるのはなぜなのか?

【ヒットの理由】
 ひとつは挿入紙のデザインの秀逸さ。もうひとつはA5、B5、A4というサイズがそろったこと。あんがいルーズリーフは店頭でB5しかなかったりするからね。余計ですが、わたしはA5大好き、B判大嫌い。

 もうひとつ、マルマンのスケッチブックモチーフをフツーのノートに持ちたいという気持ちがある。絵を描くヒトという自分を普通のノートやバインダーでアピールできる“潜在的なアーティスト心理”を突いている。

【コクヨの野帳の限定商品】
 もうひとつ、コクヨの野帳の村上康成さんバージョン。

20090305_01

この度発売する「フィールドノート(測量野帳)」は、従来の測量野帳の
イメージを踏襲しつつ、表紙デザインに村上康成氏のイラストを採用しま
した。
引用元

090318_205902  090318_205901

 野帳について、ビジネスメディア誠にひとつエッセイを書いた。その3mm方眼の書きやすさ・持ちやすさ・発想しやすさ。やっぱり凄い商品だと思う。しかもマルマンとほぼ同じ、発売今年50周年だという。

価格が340円もするのは怒りに近い(のは大げさですが_笑)。だって普通の同タイプに比べて倍以上する。紙質は同じ上質紙だし、見たところ綴じも変わりない。ただ背表紙は角から丸に変わっているので、そこは高コスト要因かもしれない。村上康成さんの絵本モチーフを買ったと思えばいいのですね。白タイプをひとつ買っちゃった。

20090305_03 こういうイメージでアーバン散策

【hmm…なアドバイス】
 どちらの商品のヒット理由は、商品が半世紀にわたって培ってきた“スタイルを自分のものにしたいから”だと思う。絵描きじゃなくてもスケッチブックを持ちたいでしょ(これわたし)。測量や地質調査をするわけじゃないけれど、野に出たときに測量手帳を持ちたいでしょ(街でも同じ気持ちです)。

 商品には、現実のニーズにしか応えない単なる用具と、現実のニーズに応えつつ夢をもたせてくれるものがある。大半の消費者はカッコから入ってカッコだけで終わる。だから消費という。モノから入っても、好きで粘ってその人なりの格好ができることもある。これは創費という。今日は以上です

|

« 不況の春には“ちょい旅”がいい。 | トップページ | ちょい上の「ホテル東急ビズフォート」——成算はどこに? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/158074/28681676

この記事へのトラックバック一覧です: スケッチブックと野帳―消費と創費のちがい:

» ドスパラ Note Galleria MV、通販 [ドスパラ Note Galleria MV、通販]
ドスパラの15インチノート、Galleria MV [続きを読む]

受信: 2009年3月19日 (木) 05時49分

« 不況の春には“ちょい旅”がいい。 | トップページ | ちょい上の「ホテル東急ビズフォート」——成算はどこに? »