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2009年3月23日 (月)

サラリーマンは耐えるしかない。

 ある人がこうわたしに言った。「サラリーマンとは耐えることや。耐えられないなら自立するしかない」 同感でした。わたしは(ある意味で)耐えられず辞めた。辞めて独立した(気分になった)。ところが独立にはその後、二段階も三段階も心理的・金銭的なステップがあるということがわかってきた。

 辞めなくて済む人は辞めないほうがいい。その人も語っていたし、わたしもそう思う。後悔しているわけじゃなのですけれどね。コクヨの新製品の記事を見て、ちょっと感慨深くなっちゃって。

【hmm…なアドバイス350.サラリーマンは耐えるしかない。】
「Energy Pit」は、オフィスレイアウトで発生する僅かなデットスペースを
利用して、オフィスワーカーへ体感的刺激を与えるデザインと専用設備を
組み合わせた付加価値空間を提供し、オフィスワーカーの意識を「ワーク
モード」へ切り替えて、生産性とポテンシャルの向上を支援します。引用元
 

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 コクヨならではの商品開発展開。には“フレッシュエアーPit”(下左)。それはプラズマ・クラスターイオン発生機で空気をリフレッシュする。またの“クールダウンPit”(下右)では、「あ〜暑いな外は」と言って帰ってくる社員を、冷風で冷やすスペース。ああこれいいなあ。 

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 “ワークアウトPit”はです。テーマは自転車。ワーカーたちが自転車で移動するイメージを作るスペースです。自転車販売スペースですか? そして期には“サーカディアンPit”がテーマで、サーカディアン照明を利用した活動意識の覚醒とされていります。具体的にはセンサー付き照明と遠赤外線暖房装置) 

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 メタボリック予防オフィス、ヤル気アップオフィス、いろんな言い方はできるでしょうが、ひとりひとりの社員を大事にして従業員満足度をアップする商品である。オフィスを単に効率化するのではなく、身体やマインドのリフレッシュからというアプローチは正しいと思います。

【ブルーな月曜日的コメントですが…】
 ただ、こうした商品企画提案が“労働強化”に使われるとすれば、コクヨにとっても心外だと思う。

 このご時世、人員削減をすればするほど、一人ひとりの仕事がキツくなる。でも今までどおりのアウトプットが要求されて、これまで2.0人でやっていた仕事を1.5人でやってねとなる。もちろん残業代無しの年俸制社員システムですからね。

 端的な例は“フリーアドレス”。自由なポジションで効率よく働くというフレコミで広まったが、実際には多くの会社でほとんど固定アドレスになる。毎日の席の変化は(仕事創造力の点で)必ずしもプラスではない。社長室や取締役はフリーアドレスじゃなくて指定席の会社が多いのがその証拠です。一般社員の人数>自由席数=吊り輪で仕事、ですよ。

 コクヨのEnergy Pitのような商品の導入、社員への期待を測るリトマス試験紙の役割を果たす面もある。なぜなら、時短やワークシェア、そして賞与カットまでしても、雇用維持をしようとする会社は尊いから。Energy Pitの導入=尊いかどうか、会社によって違うと思う。不況は人間性だけでなく、会社性こそアラワにする

【hmm…なアドバイス】
 わたし的なオフィス合理化提案はちと違う。それはたとえば椅子デザイン。次の無垢の分厚いお煎餅のような椅子なんかいい例だ。“君の仕事は厚いお煎餅のように味わい深い”というメッセージか、“お前の仕事はこんな無骨だ”というメッセージにもなる。

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 ゴミ箱の上に椅子を載せた椅子、これキツいブラックユーモアだ。こんな椅子のデザイン表現、それは“耐えること”かしら。いずれもアーティストのwilliam stone氏のデザイン。 

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 でもね、エネルギーアップで大事なのは“モチベーション”もある。モチベーションをジャッキアップされ、給油され、タイヤ交換され、またがんばろう!作業効率は環境だけでなく、気持ちの問題、動機の問題が大きい。 

モチベーションをよいしょっとするには、耐えるだけでは不十分だと思う。少なくともわたしはそう思った。よいしょっとは“自立すること”だと思う。雇われじゃない身になって、そこがだんだんわかってきた。すべては自己責任。経済面だけでなく、思想や生きざま、好き嫌いをつらぬくこと。主張だけでなく、自立のために何をどれだけ犠牲にできるか。サラリーマンを耐えられないのだから、自立への途を耐えるしかない。そんなことを思う。今日は以上です。

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