イタリアーノも!ピザ釜メーカー の進取
昨日の話題“水切り”は、約2名の方々から大反響がありました!
ひとりは言わずと知れた料理研究家の相棒cherryさん。今朝、utteのオフィスに来るなり、「郷さん、あの水切りの話しですけど…」とかれこれ22分もつかまりました(嘘で〜す、おおげさです)。でも彼女曰く、水切りは清潔にするのがむつかしいので、究極的には“使わないこと”がコツだそうです。ちなみに彼女の研究家ぶり、こちらのレシピを観てくださいな。旨そう。
もうひとりは、そもそもブログのお題拝借をしたNさん。NYAさんとかふざけましたが、実は新婚ほやほやの彼女、家も家具も台所用品も品定めが必要なのです!「ウチの狸が・・・」と枕詞のように形容される彼、タヌキなんてことはありませぬ。アメリカ大陸のRaccoonかもしれませぬが。
【hmm…なアドバイス340.イタリアーノも!ピザ釜メーカーの進取】
その余勢をかって今日も食べ物の話題をリレーしなくちゃ!と思って取り上げるのが“ピッツァ釜”です。
煉瓦(れんが)を使ったピザ窯を製造する増田煉瓦(前橋市、増田晋一社長)
は野菜や魚介類、肉類などを焼く窯を開発、販売を始めた。同社はこれまで
ピザ用の煉瓦造りの窯を主力としてきた。ただ、ピザ向けは東京都内などでは
強い需要があるものの、大都市以外での需要は限られるため、窯の用途を広げ、
ピザ以外の分野での普及を目指す。引用元
耐火煉瓦製造で大正6年(1917年)に創業した同社、業務用のピザ釜では有力ブランドだという。その会社がピザだけでは需要が限定されているので、魚や野菜焼き釜に乗り出す、という。魚や野菜まで釜で焼くかどうかはともかく、この会社、かなりがんばっている雰囲気がアツアツで伝わってきた。
【増田煉瓦の事業展開】
ピッツァの釜だが、増田煉瓦自体は耐火煉瓦メーカー。しかし海外の安価な煉瓦に押され、遂に国内生産を断念。だが4代目の現社長が“ピッツァ釜を”と言い出して、長岡製作所(厨房機器)+藤村製作所(バーナー)+北村厨房(ガス器具メンテ)、そして同社の4社共同出資で“ピッツァ釜”ベンチャーを設立。
同社は前橋市に直営ピザレストランを運営し、そこではピザ焼きの教育研修コースを開催している。煉瓦だけだと流通も売上もホームセンター止まり。だがピザや魚や野菜を付け加えると、煉瓦に付加価値がくわわる。
【イタリアーノもいます!】
さらにオモシロ!と思ったのが、増田煉瓦にはイタリア人のクラウディオさんの存在です。
「増田煉瓦株式会社に勤めているイタリア人のクラウディオのブログです。どうしてもピッツァが食いたくて、ピッツァに関する情報などを集めて皆さんと情報をシェアするコーナーです。」
ご本人のブログから引用させていただいた画像。彼は日本人の美人奥サマと結婚し、楽しそうな仕事ぶり。いいなあ。ひさしぶりにイタリーに帰ったときの写真も楽しいな。増田煉瓦、増田社長、地方からの経営改革、素晴らしいですね。
【hmm…なアドバイス】
美味しいピザって、チーズが長〜〜く伸びますでしょ。あれって、とぉっっても幸せ。アツアツを食べられるというのも幸せだし、気のおけないみんなと食べている開放感もあるし、そして抜群に美味しくなくても、納得づくで陽気になれるイタリアワインがあればね。そいつらがコンチェルトになって、ヒトの心を伸ばすんですよ。
ともあれ、増田煉瓦のような発想&工夫をしないと、とくに部品や工具製造の中小企業はダメです。「ウチは道具づくり」「ウチは工具づくり」と固定観念に凝り固まると、海外の安価な波に呑まれておしまい。サービス業化をどこまで本気にできるか?差別化のヒントはここにもあり。今日は以上です。
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