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2009年3月12日 (木)

京都伝統のコンテンツを生かせ――着物柄の名刺をプロデュース

 今日はビジネスメディア誠で連載する“うふふ”マーケティングへのリードです。

京都伝統のコンテンツを生かせ――着物柄の名刺をプロデュース
京都の伝統的な技術を生かし、裏面に伝統の着物の柄を施した和風の
名刺をプロデュースしている株式会社のぞみ。京都の魅力をさまざま
な媒体で伝えてきた藤田功博氏の思いを聞いた。
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 今回の連載のきっかけ、それは“和札”、エッセイで取り上げた京都伝統の着物の柄を使った名刺。それを紹介していた和のサイトがあります。わたしのお気に入りで、ブログやエッセイのネタ元のひとつなので余り教えたくないのですが(笑)『和の暮らしを楽しむブログ』。元々、ビジネスメディア誠の吉岡編集長のサイトから知りました。

 その和の名刺、“いとたおやか”なのです。こういう名刺を持ちたいものです。そう思って制作会社はどんな会社だろう?とあたったら、株式会社のぞみでした。なんと27歳の社長。しかも京都にこだわり、古都と格闘している雰囲気がばりばり伝わってくるじゃないですか。これはきっと想いがあるなと察して、取材したいと思いました。

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 ところがわたしごときのライター、なかなか京都までの出張費は出ないのです(今どきの諸経費切り詰めの影響もありますが)。どうしたものか。ええい!ままよと、いつか取材させてくださいモードでメールを打つと、若き社長の藤田さんからジキジキにメールがすぐに。「◯日に上京するのでその際に」と快諾してもらいました。どうもありがとうございました。

【わたしの中の京都イメージ】
 閑話休題。わたしの中の京都のイメージ、すっぱりと二分されています。

 ひとつはもちろん“古都”という、修学旅行で初めて訪れて以来のイメージ。美しい寺社建築や寂寥の庭石、落ちついた色あいの“下ったり折れたり”の路や筋、そしてたおやかな人びと。最近になって寺社建築に興味が出て、そんな本も読んでみると、ますます惹かれます。

 もうひとつのイメージは“京都大学の構内”です。それも雪深い、深みのある白と灰色の世界。

 ずうっと前の体験。ある仕事で京都大学を訪れました。東大に次ぐ学府への初訪問。単なる大学に訪れるのとちがって、どこか背筋が伸びました。ですが時は冬。雪が降りしきりました。広い京大の構内が雪のマットで覆われて、わたしは途方に暮れました。

 構内に降りしきる雪の音が聴こえてくる静寂さ。それは“学問の音”のように聴こえました。京都大学だからなあと。京都の古いイメージ(古都)と新しいイメージ(大学という頭脳)、わたしの中でうまくミックスされていた。藤田社長が伝えようとしていることとそれが、どこかでつながるような気がした。だからそんなことを思い出したのかもしれません。

【和ブームの行方】
 それにしても和ブーム、どこまで続くのでしょうか?

 和であればファッションや暮らしの用具がシックだと思われ、和ぽい知恵や技がことさら取り上げられる。それなのに都会に住む人びとは、無垢の木一本さえない空間に住んでいる。ものすごくバランスが取れない。でも多くのヒトに支持されている。

 この和ブーム、なぜなのでしょうか? わたしはこれはブームでもなくトレンドでもなく(両者の違いがよくわかりませんが)、ジェネレーション(世代)なのかな、と思うのです。その理由はいくつかあるのですが、まだ理論武装までには至っていません。

 そこでわたしなりに“和の欲求5段階説”を創ろうと思っています。

『和生活』 和モダン/和ファッションなど暮らし用品の和
『和知恵』 生きかた、過ごしかたの和
『和幻想』 現実はコンクリの住宅に住んでるだろ
『和改心』 合理一辺倒への反逆
『和道心』 生きかた、思想を和に衣替え、和で罪滅ぼし

 語呂も悪いところもあるし、詳しい内容までまだ考えてません。心象的理論化?までしばしお待ちおばください。和へ欲求五段階、興味や信心や様々な日本人モヨウが見えてくるような気がします。

 和への道、紆余曲折が三次元のようにフクザツ。でも和の魅力を問うだけでなく、なぜアンチ和なのか?を問うことで、日本人の今とこれからの暮らやすさ/にくさが見えてくるような気がします。今日は以上です。

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