木工作品の(少なくとも)3つのアプローチ
今日は久々にチョイ工作に取り組んだ。一昨日思いついた、ある企みの実行準備。近所のホームセンターに行って、「Rピン」「U型吊カン」「洋灯吊」「刷毛」「両面テープ」などを買ってきた。家にあった19mm角のスプロール木材を鋸で斬り、切断面にヤスリをあてて“枠”作りに励んだ。今日はそこまで。
ヘタの横好き、それはわたしの日曜大工のこと。でも連休中にその企みの工作をやりたくてウズウズしています。木工作業にちなんで、今日は木工製品の話題を。
【hmm…なアドバイス378. 木工作品の(少なくとも)3つのアプローチ】
somehow Etsy seller Substrata has managed to create just that. Their series of handmade wooden cases for the 3G are shaped and sanded to compliment the iPhone’s curves, and the inside is contoured to hold the phone snugly. 引用元
「ウエブサイトEtsyの売り手のSubstrata、スリークでほっそりのiPhoneケースの創り手である。ハンドメイドの3G用ウッドケースは、iPhoneのカーブに敬意を払って作られており、内部はiPhoneをぴったり収める輪郭をもつ」
フタ部はスライド式になっており、メールくらいならカバーを付けたまま利用可能だ。84.99ドルで1品モノとしてこちらで販売中。柄は他にもある。
次の『Miniot iWood cobra for iPhone 3G』はもっと凄い。ウッドケースのまま、全ての機能が使えるようだ。
その仕上げの良さがわかりますよね。もちろん安くはない(120ユーロ=約15,000円)。でも惹かれる。ウッドiPhoneケース、デジタルタッチの精緻さと木工加工の精緻さをジョイントする。
【木工加工を活かしたスリークな椅子】
2つ目は椅子。『alan chair』と名付けた英国のデザインスタジオhundredstensunits による作品。素材はカバ合板、脚部の記述はないがアルミだ。
彼らのコンセプトは“beautiful and useful”。美しく使用にも耐える。だがこんなスリークな椅子に長い時間座って快適じゃない。むしろオブジェとしてインテリアやシーンに溶けてゆく。わたしならこれを“ライフ is フラット”(平ら)と名付けます。
【20個ものメリットがあるお箸】
3つ目はお箸です。09年1月に発売した国産竹の削り出しの『ふしばし』、新機能を加えて発売する。
竹素材を、竹状の節を活かしたデザインで加工することにより、いろんな機能を付加している。「節突起によるグリップ」「テーパーが関節にフィット」「くびれよる料理拘束」「汁物・液物タレシャット」「抗菌・防カビ」など、あれもこれもの怒濤のメリット群を、計20個束ねる。一部にはちと強引な主張も見受けられるが(笑_失礼)、お箸の機能をここまで追求した例は聞いたことがない。素晴らしい売り方です。
【hmm…なアドバイス】
これらの木工3事例をまとめてみよう。少なくとも次の3つのアプローチが見える。木工をひとくくりにはできない。
・手触りを活かす木工表現=手と木のコミュニケーション(昔なら印籠だ)
・素材感の木工表現=インテリア用具/オブジェとして
・用具/機能の木工表現=素材を活かした用具としての機能追求
わたしの木工歴は長いがうまくない。今回の企みは木工というよりは発想寄りなので、細部加工のまずさは許してほしい。GW中に仕上げて、アートマルシェ神田の“ウィンドウ”に飾る予定です。小さく★ご期待ください。今日は以上です。
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