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2009年4月 2日 (木)

utteの仕事の本質は“額装”である 2/3

 今日はビジネスメディア誠で連載する“うふふ”マーケティングへのリードです。

郷好文の“うふふ”マーケティング:実用品から趣味のモノへ——
「フォト イメージング エキスポ 2009」で感じた消費の行方

「フォト イメージング エキスポ 2009」のワークショップでオリジナル
の写真ノートや封筒を作った筆者。一緒に創作した女性たちを見ていて、
感性型消費の高まりに気付いた。
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【hmm…なアドバイス358.utteの仕事の本質は“額装”である 2/3】
 フォト イメージング エキスポ 2009で、久々にビッグサイトに行きました。アジア最大のフォトエキスポという触れ込み、確かに外国人はチラホラしていた。わたしが参加したワークショップ、国際色豊かなコラージュ・モヨウだったしね。でも東ホール、大きな展示会では、左右ともに大きな展示会場を使うけれど、フォトエキスポでは片側のみだった。やっぱり不況の影響かしら。

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 SONYとパナソニックは派手な演出でしたが、他はコンパニニオン・パシャ!くらいが“花”でした―少なくとも殿方には(笑)。FIFAの旗を振る女の子を見つめる子供、退屈そうだったしね。このエキスポのほんとうのテーマは“フォトの楽しみ方”という、モノやメカから一歩踏み出したソフト提案でした。わたしはそれにどっぷり浸かってきました。それが今回の誠のエッセイでした。

【自演乙のワークショップ成果】
 2つのワークショップ(『フォト入りの自作リングノート制作』『フォトプリントで封筒やカード制作』)、どちらも楽しかったけれど、どちらかといえば、いろいろな素材を自分で選べたリングノートがよかったかな。リングノート、自作できるなんて思ってもみなかった。

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 使用した写真素材は、utteの登録クリエイターのデザイン書道家平田美記さんの作品。彼女のシュール・モダンな作風(わたしは“文字ヌーヴォー”と呼ぶ)を利用させていただいた。

 それには実は下地があって、ちょっと前に、彼女の作品を飾るコラージュを作ったのだった。『回』という彼女のアートな一文字をめぐって、回る画像をたくさんコラージュしました。自演乙=自作自演で気に入っている。ぜひ見てください。 

3 マット部がコラージュ=郷作品。

 封筒づくりもかなりハマり、これもコラージュがポイント。実際に吉岡編集長あての原稿料請求に使いました。 

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 余談です。あのマスキングテープ『mt』、カモ井加工紙のお二人にもお会いしました。井上陽子さんのワークショップの終わるころ、谷口さんの姿を見かけて、声をかけたら高塚さんもいらした。やあこんにちはと挨拶して。楽しい一日でした。

【カメラの目と自分の目】
 エキスポ全体のテーマを振り返りましょう。「撮る」「見る」「つながる」フォトイメージングは新たな領域へ。 

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 デジタルカメラ時代になって、銀塩との最大の違いは“撮影枚数”。いくら撮ってもタダみたいなものですから、数を打ちゃ一枚くらいあたる。いやその一枚をめぐって、撮り直しが何度もできること、それが最大のメリット。

 わたし、以前はカメラを持ち歩くと“撮影するという行為”を意識するあまり、自分で風景や建造物、出来事を観るのがおろそかになる、だからカメラは持ち歩くもんか、という意識がありました。デジタルカメラを持つようになっても、その想いは変わらなかった。自分の目を信じていまして。

 だがデジイチを使うようになって、ちょっと違ってきた。

【自分のファインダーを持つ=“世界を切り撮る額装”】
 それは撮影するという行為、つまりどう撮ろうかという切り撮りの意識、それをフレーミングする自分のセンス、もっといえば思想みたいなものを、デジイチは受けとめてくれるからです。一般のデジカメスナップではそんな気にはならない。

 デジイチは、自分の心の中にある“額装”を創ってくれる。目の前の情景をどう切り撮ろうかと考える姿勢を問うてくる。被写体=対象物だけでなく、被写体をどう切り撮れば素晴らしい額になるのか、自分なりの額装を自分で創ろう!と思わせてくれるツールなのだ。

 一般人のデジイチ・ブームとは、メカや性能のアップだけではない。自分のファインダー(額装)を持たせたこと。“世界を切り撮る額装”創りを市民フォトグラファーに開放したのだ。そこを忘れてはならない。明日に続きます。

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