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2009年9月の30件の記事

2009年9月30日 (水)

MYチャリを水玉にしたい!

 う〜ん熱が高い。インフルエンザじゃないよ。わたしじゃないよ。自転車熱 of cherryさんですよ。ルイガノのロードバイクを買った彼女、グッズ揃えで、アマゾンの自転車ストア内をアチコチ荒らしすぎた。するとアマゾンから「いい加減にしろよ」ってな感じのレコメンが飛んできて、そこには「お客さまが欲しいのはコレとコレとコレ。レジはこちら」と書いてあった。

 アマゾンの気持ちがよくわかる。彼女、わたしも知る市川市のdepotも探し当てて(マニアにも初心者にも優しいとても良い店)、北千住のローテイトにも行き、Yakkayを試着して厄介だと思ったとか。そしてさらには“京都の水玉”に惚れて、千駄木のバッグ工房に行くハメになった。

【hmm…なアドバイス508.MYチャリを水玉にしたい!】
 cherryさんが見つけた京都の水玉はいい。 

36 CHICKENNOT ブログより。

 ドットバイク!とってもオサレ。わたしのジミィな黒バイクも悪くはないけれど、年をとるとヒトは派手に回帰現象するわけで。ピンクで水玉のバイクに乗りたいと思うオヤジィは我だけではないだろう。こんな彩色してもらいたい!ここでできるんです、京都の三条小路上るのCHICKENNOTで。 

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 どうやら何でもドットにしてしまうらしい。アーティストなのか店主なのか、ギャラリーもやっているところを見ると、アート系の方なのでしょう。自転車だけでなく、いろんな物品に「水玉を描く」特別注文を受けている。それも全国から、自転車のフレームが送られてくるそうだ。 

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 店主のチャリと“ミズタマーチ”。これは誰が塗ったのきあ?ああ謎が深まる。

【コゼバッグもいい!】
 CHICKENNOTさんの作品にcherryさんぞっこん。水玉はバッグにも波及していた。チャリ乗りにもぴったりのトートバッグ。千駄木の古美術店の2Fにあるコゼバッグ(お店?たぶん工房)で作られている。 

Sn_1248805649 画像はCHICKENNOT

 この素なグレイな感じと水玉が絶妙、さらに内張りのピンクの鮮やかさが、オンリイONEの質感を放っている。なぜならコゼバッグ+CHICKENNOTのコラボなんだから、オンリイONEだろうなぁ。 

37 コゼバッグより 

 色違いなのだと思うが、このトートに水玉を施したのではないか。手づくりで丈夫そうだし、何しろコゼバッグのクリエイターさん自身、元メッセンジャーで自転車にバリバリに乗られる方。 

コゼバッグとはCossetというあだ名を持つ自転車が好きな女の子の作るバッグです。Cossetはかつてメッセンジャーをしていました。その経験を生かし、メッセンジャーバッグを基本にサイクリンググッズをハンドメイドしています。
 Cossetが作るBagsだからCosset-Bags そしてコゼバッグと読みます。

 引用元 

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 わたしは以前、アナイスさんというカナダのメッセンジャーバッグ作りの方のことをビジネスメディア誠に書いたことがある。その時の熱が蘇ってきて、ちょっと会いたくなった。

 と思いきやcherryさん、このバッグにゾッコン惚れて、すでに訪問予約をメールしていた(笑)。今後の展開はいかに。ともあれcherryさんの自転車熱、冷めないうちに叩け。さもなくばブログネタが現れん(笑)。

【hmm…なアドバイス】
 今日のポイントは“水玉惚れ”です。

 自転車やメッセンジャーバッグだけでなく、スケボーやパンツ(ズボン)やシャツやクルマにまで水玉を書いてもらいたいヒトが、次から次へ現れる。それは不思議ではあるけれど、わたし自身も「良いな、描いてもらいたいな」と思う心が抑えきれない。

 そんな自分の心をのぞいてみると、なんだか「ジブンだけのモノが欲しい」というモノマニアでは片付かない、どうやら恋に似た欲求がそこにあるのだ。う〜ん、なぜだろう。水玉という普遍の力、ニュートン引力の法則が働いているのかもしれない。

 あ、あとどうやら、cherryさんの心には“自転車引力”がバリバリです(笑)。今日は以上です。

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2009年9月29日 (火)

北海道とアートのハロウィン

 昨日は臨時のお休みの相棒cherryさん。個展の展示準備で汗をかき(RIEさんの笑顔広がる海の森展)、取材インタビュー調整、コンサルの仕事の打ち合わせ…けっこう忙しかった。で今日は、cherryさんがやってきまして、個展のあちこちチェック。ウィンドウディスプレイは彼女の機智でこんなデザイン

   Dsc08773300x300  何となくハロウィンぽい。

 その間、わたしは外出をし、もどったのは夕方。ほっとひといき。ふと「北海道にもハロウィンがあった」と彼女は言うのです。フムフムと今日はハロウィンの話題。

【hmm…なアドバイス507.北海道とアートのハロウィン】
 まずクリスピークリームドーナッツ。「ドーナツの製造・販売をするクリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン(東京都渋谷区)は(09年)9月30日より、ハロウィンをテーマにした期間限定ドーナツ「Sweet Magic Halloween!!」を全店舗で販売する。」 引用元 

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 「ハロウィン ダズンボックス」12個入りの販売開始。3種類の“テーマ・ドーナッツ”があるようですが、均一じゃないの。「ハロウィン ジャック」は1個、「パンプキン チョコ トリート」5個、「スプリンクル トリック」6個、計12個で1800円。1個しかないのはトリックですか?それこそがトリート?じんわり口中で考えよう。明日09年9月30日、久々に(?)クリスピー行列へ。

【北海道のかぼちゃ】
 モンテールでは10月1日より、ハロウィンかぼちゃ商品を発売。 

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 株式会社モンテールは、10月1日(木)から10月31日(土)までの期間、ハロウィンに向けたかぼちゃ味の新商品を、人気の定番スイーツ4品(シュークリーム、ロールケーキ、ワッフル、どら焼)にて展開し、スーパー・コンビニにて販売致します引用元 

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 トリックにもトリートにもお求めやすい価格、コンビ二だからお勤め男子にも買いやすい。ポイントは“北海道産えびすかぼちゃ”。甘くてトロリがお菓子にぴったり素材。

【北海道のハロウィン】
 北海道とハロウィンは実はつながりがある。

 cherryさんが幼少時分に訪れたとき(釧路地方)ハロウィンをしたというのだ。「他所から来た子どもでも大丈夫。今の時期、ちょうどローソクをもって」と母に言われるまま、なんとなく恥ずかしかったが、ご近所さまを巡った。するとちょこっと包んだお菓子や、小銭だけどお小遣いをくれた。 へえっと思って調べると、確かに北海道各地にそんな風習があったそうだ。

 「ローソク出ーせ、出ーせよー
   出ーさーないと、かっちゃくぞー
     おーまーけーに食いつくぞー」
にこにこ日記=旭川の例

 こう歌って子どもたちが歩いたのは月遅れのお盆頃らしい。かっちゃく=ひっかくだそうで。北海道に土着したハロウィーンに似た風習なのか、実は宣教師=教会経由なのかはっきりしないが、似たような事例は九州や本州にもある。

【hmm…なアドバイス】
 ハロウィンはほんらい“精霊は良、悪霊は悪”、悪霊が来ないように見張るのが原意。それがいまどきは、ご近所さまとのコネクションを確かめる習慣ともなった。そもそもオートロックのマンションでは練り歩けない。ご近所さまを信頼できない中、救いはどこにあるのか?

 「アートを食べる」と題し、親子でどら焼きを作る教室が(9月)23日、田川市新町の市美術館で開かれ、4~10歳の子供と親計9組20人が参加した。10月のキリスト教の伝統行事・ハロウィンを題材に、旬のカボチャを使ったお菓子作りを楽しんだ」 引用元

 福岡県の田川市美術館では、こんな「アート施設でカボチャのどら焼き」イベントを開いた。これはいい!なぜなら… 

あらゆるアートは、善意から生み出される。
誰かのために食事を作るのも、善意から生み出される。

 北海道とアートのハロウィンで悪霊を追い払おう。cherryさんと相談して、アートマルシェ神田でも何か料理のイベントを開催したいな。今日は以上です。

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2009年9月28日 (月)

HONDA U3-Xから、パーソナルモビリティ都市づくりへ

 相棒cherryさんから借りたロードバイクのバイブルを読んで、チャリ買って2年以上経ったのに今さらですが、セッティングの気づきがあった。微調整するとペダルに体重が乗り、肩甲骨を開いた前傾姿勢が美しくなった(ような気がした)。

 その勢いで、今日は自転車通勤。秋の交通安全週間の中、多少の赤信号を大目に見てもらって、朝通勤の最速記録を打ち立てた。ほっと汗を拭うと、あららHONDAがモビリティ革新をやってくれたニュースが。 

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【hmm…なアドバイス506.HONDA U3-Xから、パーソナルモビリティ都市づくりへ】
Hondaは、人との調和を目指し、人の歩行のような前後左右や斜めへの自由自在な動きと、人の両足の間に収まるコンパクトなサイズを両立したパーソナルモビリティ技術を新開発し、試作機「U3-X」を公開した。今後は、実際の使用環境における実用性の検証を含め、研究開発を継続していく。引用元 

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 二本脚走行ロボットの開発から生まれた“ひとり乗り自転車”。なんて丸くてカワイイデザイン。しかも座部の開き機構といい、脚を置く機構のデザインといい、とても洗練されている。工場・学校・空港など、域内の移動にはもちろん最適だし、屋外でもスタイリッシュな移動ができそう。何しろ前後だけでなく、横へ“蟹走り”もできるのですから。

【HOTドライブがコア技術】
 技術革新のポイントは“HOT Drive System(全方位駆動車輪機構)”。前後だけでなく左右に行ける機構で、小径車輪を円状に組み合わせた大径車輪で走るという。なるほどなと思わせました。 

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 あっと驚く仕掛けであるけれど、自動車には従来から似た構造あり。エンジンからのシャフト回転を90度ちがう角度のシャフトに伝達するギア。それを応用したと思う。スピードがどれだけ出せるか/出るか、充電1時間走行で十分かなど、これから課題はあるが、5kgくらいにできれば、年寄にも扱いやすい。

【パーソナル・モビリティあれこれ】
 いつの間にかココログでも、このブログ=マーケティング・ブレイン3年以上を経過(イチロー選手の9年連続の1/3ですが)。その中で一輪車など革新的なモビリティを取り上げた日記のいくつか。

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yikebike(一輪車)

EniCycle(一輪車)

Glide Cycle(リハビリにもなるサイクル)

Winglet(トヨタ版セグウェイ)

セグウェイ

【hmm…なアドバイス】
 わたしはなぜ、自動車でもなく自転車でもない乗り物に興味がありや。それは今のガソリン・クルマ社会はもうすぐ廃れ、電気になればちがう機構・カタチになるからだ。そのメカとヒトの融合がおもしろい。

 ところが乗り物を新しくするのは、道そのものや道路交通法規、ルールを新しくすることでもある。道路行政ともなると、そのアツレキ・ショウガイが大きい。だから開発者は二の足を踏む。結局、公道でNGの車輛となり市場は限られる。それが今のセグウェイである。

 でもです、昔の人びとは革新技術を受け入れていた機関車を走らせるためにレールを発明した。クルマを走らせるために舗装道路を発明した。飛行機を飛ばすために航路を発明した。 

今なぜ、パーソナルモビリティのために“発明”ができないのでしょうか?

 ひとつ提案があります。ある都市内で、ある1週間、自動車を締め出して、セグウエイやGlide CycleやWingletやEniCycleやyikebikeやU3-Xや自転車だけを域内走行可にして、都市交通の実験をするというのはどうでしょう?そうすれば、道路素材、舗装技術、歩道と縁石、歩行者との兼ね合い、信号や標識など、多角的な調査や啓蒙ができると思う。 

33_2 HONDA Channelより

 そんな“パーソナル・モビリティ”に立候補する地方都市、ないでしょうか?わたしは応援したい。今日は以上です。

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2009年9月27日 (日)

Pokenでハイタッチしますか?

 昨日、恥ずかしくもiPhoneで描いたマトリョーシカを披露しましたが、これもちょっと似ているなあ。 

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 商品名は『Geisha』ってイマイチだと思うし、デザイン??だけど(笑)、どことなくマトリョーシカぽい。デザインは別にして、これは何でしょう? ハイタッチできる電子名刺なのです。まだ普及していないけれど、ひょっとしたら化けるというデバイス。

【hmm…なアドバイス506.Pokenでハイタッチしますか?】
the poken pulse is a small device which digitally exchanges contact information linking real life encounters with online social networks. the poken pulse works by touching two devices together. once connected, the pieces exchange information and store it on a usb key so it can be uploaded to a computer. 引用元 

Pok1

 「ポーケンパルスは出会った人と情報を交換できる、ちっちゃなデジタルデバイス。2つのポーケンをタッチすれば二人はコネクト。その情報(名前、住所、電話番号、アドレス等)を交換して、それぞれがPCでアップロードできます」 

Howdoesitwork_1  Pokenusb_v3  Howdoesitwork_3 

タッチ&コネクトとはどんなものか。オリジナルモデルで示すとGeishaやPandaやBee(蜂でですね)のキャラから突き出している「手」同士をかざして(磁石がついているようだ)情報交換する。手部分はUSBになっていてそれをPC/Macに挿しこんで、タッチ情報を取り込む。電子的に名刺管理ができるというものだ。

【アップグレードでデザインは普通になった】
 そのキャラクターモデル(アマゾンでは2,480円で発売中)をアップグレードさせたのが09年9月23日から発売された『poken pulse』。これなら持ち歩けるな(笑)。 

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 保存容量は2GB(64人分以上の記憶ができる)、8〜12ヶ月もつ電池仕様。マイコミジャーナルの記事によれば、ポーケンの日本代理店アコニ株式会社では、販売価格は4,480円、10月上旬の発送を予定している。

【どういうシーンで使えるのだろうか?】
 このスイス生まれのデジタル名刺ガジェット、発売されて1年以上、どのくらい売れているのだろうか?販売数量までつかめなかったが、まだわたしは“ビジネス市場”で名刺の代わりに出された経験はありません。

 キャラ付きのガジェットとして売り出したのは正しいと思う。たとえば“ねじキューピー”のようなガジェットに行列する国民もいるからね。たとえば婚活前提合コンで、電話番号/携帯アドレスを話題で聴き出す“婚活素浪人”にはもってこいかしら。

 でも携帯ストラップとして売るなら、携帯と連動させたい。そうなると携帯同士をハイタッチして情報をやりとりする赤外線通信と代わりはない。お茶目なデザインではフォーマルな場には出しにくい。アイデア良しbut市場障壁高し、のような気もする。

【hmm…なアドバイス】
 電子名刺というコンセプトはおもしろい。

 二次元バーコードを印刷する人も増えているし、ノートPCには指紋認証やFeliCa認証デバイスも装備されているわけだから、それを使って“電子透かし”を入れた名刺情報を取り込める時代ももうすぐだろう。わたし自身は“紙質” “フォント” “情感”にこだわりたいけれど。今日は以上です。

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2009年9月26日 (土)

iPhoneでモバイルスケッチ

 先日、ある人事コンサルタントの方にメールを出した。ある出版社の社長さんから紹介された人事関係のセミナーの案内の転送したのですが、彼からの返信メールには「やれやれ」という内容が滲みでていた。彼の勤める会社、人→人件費→コスト→削減、そんな方程式がまかりとおっているそうだ。

 もちろん今の厳しい季節だから、経営はしっかり、会社に贅肉は不要。でも過去の蓄え(現預金)を削ってでも、次の打ち手のために歯を食いしばるときでもある。骨と皮になって骨が骨粗鬆症では…ね。今は厳冬、今期は捨てて来期の種まき。そのくらいでいきたいところです。今のわたしが正にそうです。

【hmm…なアドバイス505. iPhoneでモバイルスケッチ】
 でもしっかりされている方なので、明るいメールでした。最後にこんな一文が。 

“郷さんの”誠”ブログは、iphone(流行り物に手を出してしまいました)
でチェックしています~”

 ありがとう。おやたしかauだったあなたもiPhoneですか。誠はiPhoneで読めます(Biz誠 for iPhone)。吉岡編集長のつぶやきも見逃せない。“うふふ”共々よろしくお願いします。では今日はiPhoneのぐっときたやつ2つ。 

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last week autodesk released a mobile version of their digital sketching program sketchbook for the iphone. the application features many of the same professional-grade tools as the desktop application for only a few dollars. 引用元

先週(実際は09年8月末)オートデスクはiPhone向けのデジタル・スケッチ・ソフトをリリースした。このアプリの機能はプロ級のツールとほぼ同様というのにわずか3ドルで購入できる」 おなじみのペイントソフトのアイコンがずらり。このブラシやペンシルや消しゴムなどを使って自在にお絵描き(スケッチ)ができる。 

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【描いてみました!】
 わたしもダウンロードして描いてみた!タダのお試しバージョン(ケチですね 笑)。機能限定ですが、昨日のブログで紹介したマトリョーシカ、指でちゃちゃちゃっと描いてみました。 

Img_0245 ちょちょいっとマトリョーシカ。

 何せダウンロードしてからたった15分、最初の一枚ですから批評はしないでください。お試しバージョンはペンシル・スプレー・ブラシ・消しゴム・カラーリングぐらいの限定機能。レイヤーを重ねることもできるようですが、透過はないようです。 

Sketchbook_mobile_brushes_large_320 これと比べないで。

 絵筆もパレットもイーゼルもキャンバスもなく、絵心と指一本でどこでもスケッチができるのだからびっくり。ペンタブレットを買わなくてもこれでスケッチ心は満たせそう。正式版のAutodesk SketchBook Mobileは350円、レイヤー数など3GSと3Gには違いがあるのでご注意。 

製品案内はこちら。 

製品版はこちら。 

お試し版はこちら

【iPhone ノートはいかが?】
Notepod 3-pack App  idea? There's a page for that. 引用元  

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 「アイデアだって?ほらこれに書きなよ」と言って差し出されるのは、まさにiPhone ノート。画面サイズも同じ52mm×77mm。アプリネタが思いついたら、そのままiPhoneの画面に手描きでメモ。その裏にはうんちくやことばや図を書く。まさにアイデアフィールドノート。 

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 3冊セット、値段はちょっと張る17.95USD(約1800円)だが、販売元(オーストラリア)からの配送料が含まれているのでいいかな。

【hmm…なアドバイス】
 iPhoneという道具をめぐり、次々と素晴しいアイデアが集まることに改めて驚いた。他のモバイルデバイスではこうはゆかない。

 なぜなのだろうか?それは、iPhoneとは“キャンバス”だからなのだ。製品というよりも絵を描く白いスペースである。メニューというよりは器。お好きな料理を盛ってください。和洋中華、エスニックまで何でも載せられます、というコンテンツというよりもスペースを提供する機能と仕掛けが強みなのである。今日は以上です。

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2009年9月25日 (金)

自転車乗りへのアドバイス

 相棒cherryさんの頭の中は今、マトリョーシカと自転車でいっぱい。 

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 このマトリョーシカの絵、utte名物の立て看板です。いつも会社前にこの立て看板を置いてチラシを配り、イベントをお伝えしています。2009年9月29日(火)〜10月4日(日)まで開催の『RIE 笑顔広がる海の森展』では、笑顔のアーティストRIEさんの最新作と“マトリョーシカの絵付け教室”を開催。 

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 そのお知らせを“cherry-郷合作”で描きました(合作は初だな、いつも私の役目でね)。秋の絵筆心をロシアンな入れ子にしてみませんかまだ少しお席あり)。

【hmm…なアドバイス504.自転車乗りへのアドバイス】
 そして自転車。実はcherryさん、買っちゃったそうです、ロードバイク!(ルイガノだそうですよ、いいなあ) やったぁ、自転車仲間が増えて、とっても嬉しい。連休明けのこの2日間、仕事はそっちのけで、2人で自転車談義に花開いてました。

 

32 こんなヤツらしい。

 前々から彼女、自転車買いたいよぉ〜とオーラ&呟きを発していたのですが、それはわたしが(週イチくらいで)チャリ通勤するし、仕事場からスイス〜イっと業務や買い物に行っていることを「いいな」と思ったのでしょうか。ジャック・アタリ氏記者会見も神楽坂にスイスイだし、新宿世界堂やビジネスメディア誠(元大手町)や実家(雑司ヶ谷)もスイスイ。アキバ拠点から23区内はスイスイは楽ですよ。cherryさんの買いに刺激されて、チャリ通回数を増やそうと思ってます。

【自転車乗りへのアドバイス】
 でまあ、初心者にありがちなこと、グッズやツールやウエアやバッグ、何をどう揃えたらという話しになりました。わたし自身、試行錯誤だったのを思い出した。

 「必要なモノを少しずつ買い足すのがいいよ」とわたし。
 「どうしてですか?」とcherryさん。
 「必要最小限のモノと、カッコつけるためのモノと、自分に合ったものとは、ちがうからさ」とわたし。

 彼女はまず、充電電池はヤバいとか防滴はどうかとか、ヘッドライトで悩み(cateyeのLEDでいいの)、ヘルメットはYakkayがいいとか(それは賛成)、ツールはどうだとか。いろいろ考えている。

 わたしもcherryさんと同じくネットでお買い得チャリを買ったのですが、送られてきたバイクは良くても、説明書はサイテーでした。安全案内だけの内容で、なんも知りたいことが書いていない。変速の仕方ひとつ無い。悩みは深まった。

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 だからcherryさんはこの本を買って勉強したとか。見せてもらうと良い本です。わたしも借りてチャリの点検整備をばします。

【チャリのブツ欲3段階説】
 説明書さえないから、初心者は悩む。でも、経験的にモノ装備は禁欲的がいいと思う。次の「チャリのブツ欲3段階説」を考えた。

1)必要最小限のモノを揃える。
・ヘルメット
・ライト(フロントライト、リアライト)
・空気入れ(最近は仏式対応が多いですが)
・レンチ
・サイクルコンピュータ

2)ライドに慣れて、走行距離が伸びてくる頃そろえる。
・パンツ、シャツ
・背でずれないバッグ
・グローブ
・水筒
・パンク修理セット
・サングラス

3)チャリ派になりきるためにそろえる。
・パンツ、シャツの春夏秋冬モノ
・グローブの夏冬モノ
・水筒を2カ所にする
・ビンディングやシューズ

 異論反論はありましょうが、公道とサイクル道では装備はちがう。チャリ通走行距離が30km以下(片道)でサイクルパンツが必要とは思えない。装備バッチリもいいけれど、わたしはナチュラルにチャリに乗りたい。サイクルパンツの大群が走る東京、どこか異常ですよ。冷静になればそれがわかるんですが(今それを言うと叩かれる)。

【hmm…なアドバイス】
 ともあれ、高い自転車がばかばか売れるので、売れればいいという売り手が多すぎる。“どう乗るか” “どう装備をすべきか”をきちんとコーチングが少ない。

 自店のブログで乗り方や装備のことを発信すればいい。他店で購入後の人も、姿勢を合わせるためにチャリを持ってきてね、アドバイスしますよ〜、と知らせるだけで親密感が湧くのに。市場・消費者をちゃんと育てないと、モノ売り・ブーム終焉に終わる可能性大なのが今のチャリブーム。今日は以上です、いやおっとマトリョーシカの裏には… 

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 10月1日開催の“ペン字体験教室”募集中(あと2名様)

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2009年9月24日 (木)

金融危機を乗り越えるカギは友愛主義だ――アタリ史観とは?

 今日はビジネスメディア誠で連載する“うふふマーケティング”のこぼれ話しです。 

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金融危機を乗り越えるカギは友愛主義だ――アタリ史観とは?
フランスの知の巨人、ジャック・アタリ氏が来日。記者会見や講演会で、彼の言葉を生で聞く機会を得た。金融危機後の世界でどう生きればいいのか?
この難問に対するアタリ氏の答えが「友愛主義」だ。
 続きはこちら。

 今回のわたしの記事の中で最高傑作は、記事ではなく次の写真

 時差ぼけか旅疲れか、日仏学院での記者会見は成田直行で、ちょっとお疲れ気味でもあったフランス紳士。その中でこんなエスプリな表情、なかなか撮れるものじゃないですよ。写真素人には出色の瞬間です。内田さん(同氏の著書を翻訳出版する作品社の編集長)、このブログを読んでいらしたら、この写真ぜひ氏に送ってくださいね。原画(原写真?)送ります。

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 講演会ではそのあまりに多岐にわたる博学さ、ボキャブラリーの豊富さ、それを貫く論拠の確かさ、そして洒落の多さから、同時通訳者を“翻訳危機”に陥れたジャック・アタリ氏。この講演会、日経購読の数か月分の価値があった。

 ビジネスメディア誠の記事は、読みやすさも意識するので、焦点を絞って書きました。だからある程度堅いことは書かないのです。しかし「メモ力」だけは人並み以上のわたし、氏の講演の内容はもちろん、記者会見を含め、すべてのQ&Aまでツブさに書き取りました。

 エッセイを書いた後もそれを読み返して、この危機の意味や、どこまで続くのか、近い将来の政治・経済・商業・科学技術・生活者のココロはどう変わるのか、そんなことを“統合的な視点で”考えるように影響されています。その意味で、内田眞人さんには感謝いたします。ありがとう。

【ユーロはどうなるのか?】
 Q&Aで出た質問の氏の答えで最も息を呑んだ瞬間だった。氏いわくをわたしのノートのメモから引用します。

JA(ジャック・アタリ)答え:
わたしは予言者ではないが、15年後には(ユーロは)存在して
いないかもしれない。
歴史の中で通貨がひとつの国家がなく持続したことはない。
EU各国の予算政策もバラバラ。財政赤字もバラバラ。
労働の流動性もバラバラ。利率もバラバラ。
単一通貨ユーロを指導する国家が現れないと恐らく消滅する。

 氏の歴史視点と、今の政治パワーバランスを読み取る洞察力に圧倒された。基軸通貨という話しからトリファンのジレンマという話しも出たが、これも実は勉強した。読者もぜひ勉強されたい。

【田中康夫氏エピソード】
 メモからのこぼれ話しをあとふたつ。田中康夫 前長野県知事の質問の件をエッセイに書きましたが、その質問と返答にウィットの応酬があった。

 田中康夫氏:「元長野県というフランスでいうと(ブルゴーニュ?2つほど
 長野っぽいフランスの田舎の地名を挙げられた)ようなところで知事を
 していました。今は作家です」
 JA氏:「政治家には終わりがあるが、作家は自称する限りずっと作家だね」
 田中氏:「なるほど、“錯覚”ということですね。難しいな、これ通訳(笑)」

 これを聞いてわたしは田中康夫氏のファンになった(軽いな 笑)。

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【サンプラザ中野くんエピソード】
 もひとつは伝聞情報です。細部がちがったらごめんなさい!最近、株の本まで書かれているサンプラザ中野くん(さん)も講演会に見えていたのですが、彼は直接作品社に電話をかけてきたという。

 「サンプラザ中野と申しますが、ジャック・アタリさんの講演会、
  聴講できませんか?」
 作品社の応対: 「サンプラザ中野さんですか…(ほんとに?、電話の
  後ろで、おいどちらのサンプラザさんか訊いてみろよ)
 作品社: 「どちらの中野さんですか?」
 サンプラザ中野くん: 「ミュージシャンです」

【最後に】
 アタリ氏の主張、ひとつキーワードで集約すれば、“友愛主義”である。マイクロファイナンス(南北格差の縮小や貧困解消をするための低利融資)を主導するアタリ氏、政治のスローガンではなく実践している。そのことを、鳩山首相も首相夫人もきっとわかっていらっしゃると思う。

 不況で疲弊している今の日本。民主党が圧勝した選挙の意味とは、友愛主義をどう貫けるか、それが民意のキモだと思う。

"うれしいことも悲しいことも、共に分かち合うのが友愛の精神なんです。"
It is the spirit of fraternity to devide glad sad both each other.
  words by Miyuki Hatoyma, First Lady
 cotoba on today - September 23, 2009

 米国の日本人学校で語られた鳩山幸氏のことば、拙英訳はわたしです。株式会社ことば(筆者の会社)にて掲載をしたものの引用です。今日は以上です。

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2009年9月23日 (水)

目には目、歯には歯の手術

 連休最後の日は、とてもびっくりしたメディカルの話題。まさに「目には歯を」という手術。米国内で初の手術で視力を回復した女性です。 

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 ちょっと目のところが欠損しているように見えるが、それは彼女の目には“歯”がインプラントされているから。

【hmm…なアドバイス503.目には目、歯には歯の手術】
A 60-year-old woman blind for nine years has regained useful vision following a rare operation in Miami in which surgeons removed one of her teeth, drilled a hole in it, inserted a plastic lens into the hole and implanted the tooth-lens combination into her eye. 引用元 

9年間視力を失っていた60歳の女性が、マイアミの病院で米国初の手術を受けて視力を取り戻しました。それは歯(正確には犬歯から歯根、顎の骨の一部)を抜き、それに穴を開け、プラスティックレンズを通す加工をした歯の台座を目に埋め込む手術です。

動画嫌いなcherryさんも、これは動画を観るべきだ。ほんとうにびっくりした。

 彼女は薬物アレルギー反応で角膜を損傷(気泡ができたらしい)して視力を失った。視神経そのものは大丈夫だったのだが、瞳の表面つまりドーム球面の部分の損傷がひどく、角膜移植はできなかった。幹細胞移植もだめで途方に暮れたある日、紹介された医師Victor Perez氏から「目に歯を」の手術を勧められた。

 元々は1963年にイタリア人医師Benedeteo Strampelli氏が開発したもので、当時はレンズや術など諸条件が整っておらず普及しなかった。それが近年見直され、日本やシンガポールを含む世界各地で手術が行われ、およそ8割の確率で成功している。巡り巡って、イタリア人医師の弟子から術を学んだPerez氏が執刀した。

【どうやるの?】
 どうやるのか。ビデオの断片を引用します。 

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 手術は「準備段階」と「移植段階」に大きく2段階に分かれる。準備段階では損傷を受けている目の表面を“ならす”作業。実際には角膜除去と皮膚移植が行われる。目の表面の成長を半年ほど待つ。 

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 その上で患者自身の「犬歯」と「顎骨」を切り取り、それを滑らかに削りプレート状にして中心部に穴をあけてレンズを通す。これを瞳に装着する。つまり適合する患者は瞳の表面に損傷を持ちつつも、視力を失っていない人に限られる。それでも米国内に200名以上いるといわれるのだから朗報である。

【なぜ歯がいいの?】
A tooth is used, Perez said, because it provides a stable, living platform of tooth, bone and cartilage that can remain alive, get nutrition from the eye and grow into a single piece with the cornea. 引用元

歯と歯根の部分は生きているプラットフォームとなり、目から栄養を得て、角膜の一部として成長するからです

【hmm…なアドバイス】
 人間の身体はひとつ、なのですね。“an eye for an eye and a tooth for a tooth”ということわざからヒントを得たのかどうかわかりませんけれど、自己移植の可能性をしっかり感じた。自分の身体、いろんなところをたいせつにしよう!(変な教訓ですか?笑)。今日は以上です。

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2009年9月22日 (火)

キーボードから紡ぐ幸せ 

 

昨日のテーマはオリベッティのタイプライター。思えば昔のタイプライターは均一の指圧(打圧)でないと美しいタイプにならなかった。昔米国のオフィスで聴いた秘書のマシンガンタイプ音。なぜあんなにリズミカルに打てるのか、未だに不思議。アメリカ女性の腕っ節の強さだけではないはず。

 わたしのキーボーディング、タイプ打ちの名残りで今も左手小指・中指に余計な力が入る(キートップを斜めから見ると表面が削れている)。PCでは力が均一でなくても同じ文字が打てるのは、技術革新のたまものです。今日はキーボードをテーマに。

【hmm…なアドバイス502. キーボードから紡ぐ幸せ】
 A(ち)とS(と)を削ってしまうわたしのような鍵盤打ちにうってつけなのが、10月より発売されるエレコムの“クリスタル・キーボード”。 

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“TK-FCP011シリーズ”は、キートップにダブルインジェクション成形を施すことで、クリスタルのような美しい透明感を表現することを可能にした高級感あふれるフルキーボードです。引用元 

 美しい光りかた、光沢とスムーズな表面。浮き上がっているように見えるのがダブルインジェクション成形だろう。印字もなく凹凸もなく、スムーズなので清拭もしやすい。何よりそのフォントがモダン&ナチュラルでいい。 

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 パンタグラフ方式のキー動作は多くのノートPCと同じ。ピッチは19mm(我がMacBookとほぼ同じ)、角度調整も非使用時に立てかける機構もある。これはぜひ店頭で触ってみたい。白・黒・銀。価格は7,035円(税込み)。

【ThinkPadなキーボード】
 もうひとつ、“ThinkPad ファン”を静かに波立たせているキーボード。
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 まさにThinkPadのキーボード部分をスライス(!)して売り出したような商品。わたしを含めた多くのビジネスパーソンが、世の中で一番優れているキーボードはThinkPadだと信じている。タッチの安定感、キーの強さ、キーポジションの良さ、視認性の確かさ、そして“触れてイライラするタッチパッド”よりずっと賢いトラックポイント。そのメリットを商品化した。なぜ今までなかったのだろうか?
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Design Mattersブログでは、この商品を熱望してきたキーボードユーザーたちの声を載せている。

Almost no interest in the touchpad.
Little interest in having a dedicated number pad.
Touch and feel should be equal to ThinkPad notebooks.
Buttons such as volume, mute, etc. should match the ThinkPad notebook experience.
Some interest in a wireless version, but far from unanimous.
Reduced price prefered. Imagine that. 
引用元

「タッチパッド不要」「数値入力キーはなくても可」「ThinkPadと同じフィーリング」「ボリュームや音声ミュートもThinkPadと同じに」「安くね」

 価格はLenovoダイレクトで5,796円(セール中価格)

【理想のタイピング姿勢】
 しかしノートPCユーザーとして、腕や腰や目、足までも疲れることおびただしいのはキーボードだけじゃないと思う。富士通のサイトに“タイピングの理想姿勢”がある。 

1 引用元

 ディスプレイとの距離は40cm以上(ああわたしは30cm以下)、上腕と下腕の角度hは90度以上(同、鋭角)、椅子のヒジで肘を支える(わたしのは印程度)…疲れるわけだ。美文字や美文、姿勢から生まれるものだとすれば、わたしのそれが悪文字、悪文のワケがわかった。姿勢を正そう。さすれば報われん。

【hmm…なアドバイス】
 ことばを紡ぐ上で、キーはペンより長く付き合う道具。それに株式会社ことばという、自分に過分な名前を冠した会社の代表として、ことばの道具にもっと投資をすべきだとあらためて思った。社会を幸せにすることばを売ります。幸せのことばの道具も売ります。今日はそんなことを思いました。以上です。

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2009年9月21日 (月)

オリベッティ・バレンタイン

 英語や英文を大学で勉強したことのある人で、30歳から35歳以上の人なら、買ったのがタイプライター。卒論で英文が必修だった。タイプライターのキーを押す(これが重い)。アームが文字を紙に打ち込み、行が終わりになるとチーンと音が鳴る。レバーをジャ〜と左位置に戻して、また打ち始める。タイプ音、そのリズムが好きだった。リボンというアナログもよかった。
 Valentine  引用元

 私の買ったタイプライターは国産のブラザーの廉価なものだったが、憧れは伊のオリベッティ。中でも1969年に発売されたEttore SottsassデザインのOlivetti Valentine(オリベッティ・バレンタイン)は、わたしの学生当時でも(80年代)憧れだった。

【hmm…なアドバイス501.オリベッティ・バレンタイン】
 そのデザインを現代の“Valentine”にリ・デザインするテーマを与えられたオーストリアの学生たち(Julia Kaisinger, Pia Weitgasser, Martin Zopf & Tony Weichselbraun)の“作品表現”、これが美しい。 

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 現代のタイプライターとしてコンパクトかつ電子化の追求、それは打ち込んだ文字がフレキシブルなディスプレイで立ち上がるというデザインに現れている。打った書類が後部の“電子ローラー”から、くるくるっと出力されるなんていいなあ(わたしの勝手な想像)。 

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 制作はuniversity of applied arts - vienna departmento of industrial desing 2

【不朽の魅力のバレンタイン】
 Valentine、実は復刻されて現在でも販売している。オリベッティの日本代理店のノアックス株式会社から“新品”が約4万円で入手できる。 

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指に覚えのあるベテランの方だけではなく、若い方々の中にも、”手動タイプライターに、人間と機械の一体感を感じる”とおっしゃる方が数多くいらっしゃいます。そんなお声にお答えして、昔のままの赤いバレンタインが復活しました。引用元 

 調べるとどうやらメイド・イン・メキシコらしいが、新品は魅力。言うまでもなくニューヨーク近代美術館のパーマネント・コレクションで、昔ながらの“バケツ”デザインもそのまま。道具ではあるが不朽の魅力がある。

 さらにタイプライターの専門店も生き残っている。横浜市西区の尾河商会では修理・オーバーホールだけでなく、国内外各社のリボンなどの消耗品も取り扱いがある。とても心強い。 

【hmm…なアドバイス】
 素人タイプでも、その不揃いさが温かい。間違えてはホワイトをつけて打ち直してい(笑)。商店ならプライスタグにもいいし、英文のPOPショップカードメニューもいい。英文に手書きの日本語を追加すると温かい。

 以前ビジネスメディア誠プリバリ[イン]で、活版印刷をテーマにエッセイを書いた。わたしはノスタルジーとは違う、ほんらいあった印字の魅力を描いたつもりだ。効率一辺倒では、心に沁みる良いことばは紡げない。手書きやタイプの魅力が注目されるワケがある。今日は以上です。

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2009年9月20日 (日)

らら市のららぽーと駅前に行ってきた。

 今日の南関東地方は、うららかな好天に恵まれました。うらら=“U・La・La ”と読み替えて、ちょっと遠出のサイクリング。09年9月17日オープンしたてのららぽーと新三郷へ行きました。 

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 手をつないでイケアへ、いやLaLaへ行くのか。仲良しっていいなあ。でも電信柱、渋滞、原っぱが、とても三郷してます(笑)。クルマは可哀想なくらいの混雑。それほどSCが好きなワケって何?わたしは嫌いなのに。今日はSC嫌いのわたしの『ららぽーと新三郷』初体験レポです。

【hmm…なアドバイス500.らら市のららぽーと駅前に行ってきた。】
 らら新三郷は、costcoとIKEAの間に挟まれています。IKEAマニアのわたし、絶対あとで行こう(と思いきや疲れてやめた)。3施設間でシャトルが走るほど広大。新三郷は三井不動産メイドの“らら市”になった。 

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[このタイプの自転車置き場は…] 

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 到着して駐輪。おっとスタンドのない自転車、このタイプの駐輪設備が苦手なんです。わたしだけでなく、自慢の自転車をバラしていたオジさんもいた。「ドイツではそのまま乗れるだけど」とブツブツ言いながらかついで店舗内へ。勉強不足ですよ三井のSC担当さん。

[日本のフードコートが“演歌ぽい”ワケ] 

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 う〜ん、わたしが日本のSCやスーパーでもっとも嫌いなのはフードコート。そいつがエントランス近くにある。日本的な、演歌ぽい情景が好きになれない。諸外国のそれとの違いは何か?それは外国では、フードが民族で異なるから“コート”をつくるのに対して、日本のそれはラーメンとお好み焼きというメニューの違いでつくるからだ。単一民族にフードコートは似合わない。カタチだけのコートなんかなくてもいいのに。

[京王百貨店に期待したが…スモール過ぎる] 

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 三郷駅から入口付近という場所も決して良くない(SCでは入口付近は必ずし良くない)。しかも店舗面積は小さい。年配女性に圧倒的支持を集める京王百貨店と、武蔵野線の相性を測りたかったのに、分析には足りない品揃えだった。画像は店頭の蘭ですが、わたしがタクシー王子様から頂いた品の方が花びらが大きいかった。

[人・人・人] 

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 開業3日目の好天の日曜、混雑する条件は整ったとはいえ、とにかく歩けない。進まない。イスというイスには人が、縁石という縁石にも人が、縁石脇にも人がしゃがんでいる。ああ路傍の日本人たちよ。雰囲気悪し。かなりがっかり。

[やっぱりあったよ無印良品] 

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ニトリで完全に呼吸困難に陥り、やっと呼吸ができたのは『無印良品』でした。ららのHPをZaraっと見ていたcherryさんは「無印は無さそう」と言っていたけれど、Loftの隣にちゃんと。けっこう大きな店でした。ぐるりと回って自分を取り戻せた。ありがとう。

[ニトリでは呼吸困難、無印で深呼吸]
 ららぽーと新三郷の最大の魅力は大規模核テナントの競演である。ユニクロ、H&M、ZARA、ニトリにLoftに無印、外部にはcostcoにIKEA。これらの店舗が一同にそろうことはなかった。そこが魅力であり、ミスマッチでもある。

 ミスマッチは感動的だった。何が違うって…お客さまが違うんです。無印・Loft・ニトリ、H&M・ZARA・ユニクロ、ビミョーでなく決定的に違う。同じSC内店舗なのに雰囲気も、エアまでもガラリと異なる。凄いほどに違った。 

店舗の差別化とは、売り手のコンセプトだけでなく、そこに吸引される買い手(お客さま)がつくる違いでもある。それを同時に目の当たりにできるららぽーと三郷、凄いSCである。 

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 夕陽のらら、記念の一枚はブレッソンの影のように撮れた(かな?笑)。わたしの中では傑作。今日は以上です。

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2009年9月19日 (土)

絶対品質と相対品質

 ちょっと寂しいニュースだった。それは『SOTECブランド、消滅へ』。

格安PC、iMacと酷似した一体型PCのe-one、サポート体制の悪さなどで一躍有名になったSOTECだが、その評判は悪いものが多く、自分にとっては未だに安かろう悪かろうの粗悪PCのイメージが強い。引用元 

Soteclogob→ Onkyo  

【hmm…なアドバイス499.絶対品質と相対品質】
 わたしはどちらかといえば、アンチ主流な買い物客である。携帯はtukaからauへ、そしてsoftbankだし、クルマもトヨタなんて滅相もないし、好きな音楽は優等生のビートルズよりも不良なストーンズ、家電はパナソニックより三洋。燃える乾燥機は困るけれど(笑)。

 1996年頃、ネット時代を迎えてHPを作りたくて買ったPCはGATEWAY2000(会社名は当時)だった。同じ頃、会社でもマイナーいや新興ブランドのノートPCを買った。そのブランドはSOTEC。 

Winbird  引用元

 このモデル、懐かしいなあ。当時としては素晴しく良くパッケージ。重ね合わせるドックステーションが厚くて閉口したけれど、性能は良くて先進的だった。価格は40万円もしたけれど、日本のGATEWAY2000こそSOTECだと思った

 だが筐体の表面(パームレスト)に“クラック”が入ったところで、わたしの心にもヒビが入った。

【クレーム対応】
 そのときクレームをしたかどうか覚えていないけれど、SOTECの落日をつくった主要因はクレーム対応と言われた。PCは故障の多い道具だから、同社に限らずどこでもあるわけだが、対応が悪い・遅い・間違える・再クレーム…アフターが良くないという話しを聞いた。それがリピーターを遠ざけたのではないか。

 さらにPCがコモディティ化する中で「差別化」に徹する気合いを持つこともできず(気合いが保てたのは世界でもSONYとAppleくらいだが)、低価格化に対応する機動力も資本力もなかったのだろう。2000年代の前半から業績が低下、2007年にオンキョーに買収され、そしてテコ入れならずに09年10月でブランド消滅。大きな流れは小さいPCメーカーには酷なものだったけれど。

 改めてパソコンという道具とは何なのか?と思った。

【絶対品質と相対品質】
 わたしの使うMacBookのパームレストにもヒビが入った。使用上の問題というより、構造的な問題である(同じ事例が多数ある)。だがAppleの修理対応が良かったので肯定的な感想を持った。ところが最近また同じ箇所が割れた(使いかたの問題ですか?)。そこで“マスキングテープ”を貼って対処している(笑)。これまた可愛い。 

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 それで思った。SOTECに欠けていたもの。それは絶対品質だったのかなと。

 「絶対品質」とは、たとえば“ネットブック”という(動画がコマ落ちするような)アンダーパワーのPCであっても、この会社のものなら信用したい、と思う品質。SONYやAppleのネットブックなら、間違いないだろうという信用だし、“許せる”という感情である。

 それに対して「相対品質」とは、“相手が安く出れば安く出る”というカウンターパンチの繰り出しであり、相対的に品質は劣化させる。安いからガマンしてよで済ませると、お客さまは“許せない”と感じてリピーターは消滅する。

【hmm…なアドバイス】
 パソコンとは耐久消費財だけれど、それだけではない“タフ・シンキング・ドリーム”を詰める道具。丈夫・思考支援・夢の実現。道具として割り切る人に売るか、割り切れない人に売るかーSOTECは小企業なのだから、そこを明確にして欲しかった。100円の手帳でも無印良品のならいいな、と思うでしょ。あの感じを真似ることもできたかも。

 しかし日本のPCメーカーがこの不況でもあんがい生き残っているのは、実態が“ファブレス”だからだろう。製造部門を持たないアタマだけの商事会社になっても“メーカー”なのだろうか?それで“ウチのは絶対に◯◯◯です”と言い切れるのだろうか?今日は以上です。

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2009年9月18日 (金)

暮らしの中のデザインとアート

 今日は無印良品に行きました。池袋西武に本日オープン(2009年9月18日)。ふたつの目的がありました。ひとつは“エコバッグ”。同店のオープニングを記念して、34名のデザイナーがひとつずつデザイン。 

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 1枚100円(破格)在庫がある限り販売。わたしは7枚購入してcherryさんに2枚差し上げました。深澤直人氏のヤツ(一番左)はダメ(笑)。デザインはこうして暮らしと一体になれるんだなあと思いました。もうひとつの目的は再来週までヒミツです。

【hmm…なアドバイス498.暮らしの中のデザインとアート】
 デザインと暮らしが一体の好事例、シドニーのイベントでも見つけました。 

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 モチ日本国旗です。マグロ寿司(笑)。 

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 これは2009年9月、開催中の『sydney international food festival』の広告ポスターから。各国国旗をその国にちなんだ食でデザイン。好きなヤツをいくつか。 

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 これはギリシャ。オリーブですね。 

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 もちろんインド。レッドカレーがいいなあ。 

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 これはブラジルです。やりますねえ。

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 スペイン。う〜ん、うまそ(笑) 

他にもあるので見てください。

【デザインもアートもイベントと一体に】
 このフェスティバルの好いところは、フードを展示だけでなく、いろんな切り口で暮らしのイベント化しているところ。地元のレストランと連携して特別メニューを提供。子どもからフードライターまで満足させる飲食店ラインナップ。数々の話題づくりが凄い。 

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 フードはアートとも結びついている。アートを飾るレストランの紹介はもちろん、アーティストJeff Martinさんが描くレストラン光景の絵画展もおもしろい。

【hmm…なアドバイス】
 アートをアートとして扱うのが日本人です。アートとは拝む対象であり資産。自分の目や好き嫌いよりも“鑑定団”、世間的な評価頼み。そんなんじゃないよと思うわけです。

 フランスでは額縁を頼むと、サイズを聞いてちょんちょん切って、新聞紙にくるくるっとして渡すそうです。買った人は家に持ち帰って自分で額装して、思い思いに飾る。ところがこちら日本では額縁ひとつとっても厳重包装です。ギャップを感じます。

 シドニーのイベントのようにアートを暮らしの中の楽しみにしたい。エコバッグやインテリアグッズなどにはデザイン選択眼があるのに、アートとなると弱い日本人。政権も変わったことだらか、アート嗜好にも構造改革が必要!と思うんですけど。今日は以上です。

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2009年9月17日 (木)

私たちがトイレに行く理由

 今日はビジネスメディア誠で連載しております“うふふマーケティング”へのリードです。

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トイレは用を足しに行くためだけの場所ではない。身だしなみを整えたり、気分を落ち着けたり、合コンの戦略を練ったり……。トイレに行く理由にどのようなものがあるか考えてみた。続きはこちら。  

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 元のcheezburgerが作った図です。これを見てハマったのが今回のエッセイの発端でした。あとはいろいろ書いたので、エッセイを読んでください。エッセイの内容をぎゅっとして添付した図を英訳したものが下図です。 

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【恐怖のトイレ体験】
 一生のうちもっとも恐怖だったトイレ体験といえば…。

 ひとつは米国のLA近郊でのこと。レンタカーを借りてフリーウエイを走っていると、催したわけです(失礼)。で一般道路に降りてどこか用を足せるところないかなぁと、そわそわしながら踏むアクセルが刺激になり、踏むブレーキがそれを倍加してね(笑)じわじわが120%に到達したところで、公園発見!トイレあるだろう…とクルマを降りて一目散。ありました!よかったあ!…とホッとして間もなく、トイレの内部というか造りを見回しました。扉の上下、開いていますよねアメリカって。それに慣れてなくて恐いし、近くでストリートバスケやっている公園だった。しかもLA。売人とか狂人とかカツアゲ屋とかいそうで。キ・ケ・ン…と思って息を吸い込んでそそくさと出て、右左見回してクルマに一目散。ドアを閉めてほっとしました。

 日本では、駅の和モノ公衆トイレに時々ある、流す方向が逆の“後方に窪みがあるタイプ”は危険です。ぽっとんすると“ピシャっ”とはねてくる(笑)。マレーシアなどイスラム系にあるトイレで、あのホース付きのやつもやばい。隣と仕切る壁は、水を流す関係もあり下部が20〜30cmほど開いています。隣のブースでの“洗浄しぶき”がこちらに飛んできて(笑)。

 でも今もこうして(まだ)生きているので、あらゆるトイレの神様に感謝します。

【hmm…なアドバイス】
 感謝するといえば、この世の理不尽さ、人間関係の疲れ、自分への絶望…そんなふうに心が乱れたとき、トイレのひとりになれる空間ですね。自分をとりもどし、取り乱す前に深呼吸をする。たとえれば心肺機能を蘇生させるAEDではなく、心のAEDなんですよね。

 たとえば興奮した心を落ち着かせる壁紙の色や柄、憤る心を諌める香り、イタズラ・フリーなボード(消せるのがミソ)、ヒーリング音楽、芯ローラーのカラカラで遊べるとか。そんなトイレがいいと思う。でも、こんなことばがドアに書いてあったら、もっといい。

技術も・・・
気力も・・・
体力も・・・
持てるもの全て・・・
全てをこのコートにおいてこよう

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 これは山王との試合後半戦を前に、安西先生が言ったことばです。おっともちろん『スラムダンク』の中のことば。

 9月15日の『プロフェッショナル仕事の流儀』で、井上雄彦さんの穏やかな顔が印象的でした。あの顔にあやかりたいと思いました。自分の険しい顔が嫌いです。きっと、全部置こうとしていないからだろう。今日は以上です。

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2009年9月16日 (水)

リセッションでもiPodが売れるワケ

 今日は都内を午後1時から自転車で西走し、午後4時から地下鉄で再び西走しました。最初の西走で神楽坂下の東京日仏学院での記者会見。愛用iPhone3Gで写した2枚。 

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 左はコリア経由でフランスから来られた“偉い方”、右はその方をお招きした内田眞人さん(株式会社作品社の編集長)。3GSにある“タップしてフォーカス”もないし、解像度も低いのでこんなですが、スナップを撮るには重宝。

【hmm…なアドバイス497.リセッションでもiPodが売れるワケ】
 偉い方の話題はたぶん次週のビジネスメディア誠に書かせていただくとして、今日はiPodアクセです。 

Recession_case
The recession hit everybody pretty hard, and if you’re like us, you barely managed to scrape together enough money from between the couch cushions to replace your aging iPhone 3G with the 3GS. So where are you supposed to find the cash to buy a case in order to protect your investment? Well thankfully Case-Mate has come to the rescue with their specially designed iPhone 3G/3GS Recession Case. 引用元 Oh gizmo

どこもかしこも不況だらけ。iPhone 3Gを3GSに乗り換えようと思ったキミ、きっとソファの間にはさんでおいたヘソクリを取り出したんじゃないかな。そんなキミはiPhoneのケース投資だって慎重だろ。いいものがあるよ。それは当社が不況向けに開発した“リセッションケース”さ」 (なんちゃって訳)

 CasemateのiPhoneケース、これは差別化されているなあ。使い捨てってのもおもしろい。組み立て式も好き。わたし的には欲しい。値段はひとつ99セントですから今どきの不況レートで1枚90円。10枚セットで7.99ドルとまさにデフレゾーンです。 

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【ふざけているが躍進中】
 この製品のQ&Aがふざけていていい。いくつか引用。

Q)防水性は?
A)まったく。だから皿洗い器には入れないで。

Q)これは燃えますか?
A)火をつけると燃えます。

Q)このケースに冷凍ピザをのせて電子レンジできますか?
A)試さない手はないね。味は保証しないけど。

Q)製品保証はありますか?
A)ありません、あのさ、しょせん段ボールなの。

Q)どのくらいもちますか?
A)捨てるまで永遠にもちます。 

27_2 しょぼい?(笑)

 びっくりしたのが企業規模。この会社Casemate社はiPod、iPhone、ブラックベリーなどポータブルデバイスのカバーだけを供給している。それが2005年から始めてこんな従業員規模なのだとか。 

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【遂にキーボードまで!】
 もひとつ、これもiPhoneユーザーには理解できます。 

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 On Thursday September 16th Mobile Mechatronics will launch the iTwinge™! The world’s first commercially available iPhone® keyboard
    * Plug it in. Turn it on. Type! 
引用元  

「Mobile Mechatronicsから発売される世界最初のiPhoneキーボード。挿しこんでスイッチをいれてタイプ!」 

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 いわゆるQwertyキーボードでリアルタイプができるデバイス。iPhoneサックと呼びましょう(笑)。指の太いガイジンには打ちにくいiPhoneキーボードの救世主だろうか?11月発売予定で、予約受付中(29.99ドル)

【hmm…なアドバイス】
 iPhoneは重宝するし飯の種だ。来日した某フランス人は、こいつのことを“ノマドデバイス”と言うだろう。

 ノマドとは“現代の遊牧民”ことだ。文字通りだと“ウォークマン”ですが、今日彼の講演を聴いて遊牧民の意味が深くわかった。日本からの遊牧民とは、“不況で衰退する日本から金を持って脱出する人たち”のことだ。欧米でのそれは“利己主義で、不況の原因をつくったのにどでかいボーナスを収奪する金融業の人びと”のことだ。そんなノマドたちに再生段ボールケースが似合うだろうか?(笑)今日は以上です。

追記:フランスの偉い人=ジャック・アタリ氏です。そういえば昨日の講演会には、田中康夫先生も来ていた。もうひとり痩せて、帽子かぶって、サングラスをかけた人がやってきた。あれ?どっかで見たなあと思っていたら、サンプラザ中野さんでした♪

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2009年9月15日 (火)

プリバリ[イン]インタビューからインタビュー流儀へ

 今日は久々にスーツを着て、久々にJAGATー日本印刷技術協会さんに行ってきました。JAGATさんで発刊する月刊誌『プリバリ[イン]』で拙稿を連載させていただいているのですが、そのご縁で先週一本の電話が。

「ビデオでインタビューをさせていただけませんか?」電話の向こうには同誌の販促をご担当される眞賀里(まかり)さん。ハキハキされていて好感度高い女性。「え、あたしごときが・・・」とまあ雑誌の拡販に断る理由もないし、たまにはそんなのも刺激になるかな、と思って快諾。撮影被写体としてお邪魔したわけです。 

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 アートマルシェ神田にはバックナンバーとチラシ陳列中。

【hmm…なアドバイス496.プリバリ[イン]インタビューからインタビュー流儀へ】
 撮影はこんな具合で始まりました。

眞賀里さん(ハキハキと)
「今日は日本印刷技術協会JAGATから発売している月刊プリバリインで、連載を書いていただいております郷好文さんにインタビューします。郷さん、よろしくお願いします」

郷(ぼそぼそと)
「よろひくお願いします」

 「カァッット!、もういちどやってください!」

 と厳しい声が飛んで・・・ということはなかったのですが、撮影をご担当されていた方(あ、すみません!お名刺も交わさず)、やれやれと思ったことでしょう。自然な感じでいきましょう、と優しく言ってくださり、ほっとして。

 インタビューしてくださる眞賀里さん、以前にアップされたビデオ販促の主役は彼女だったはず。これです、この動画けっこう好きです。 

Photo 眞賀里さんの雑誌紹介動画

【むにゃむにゃ答えたインタビュー】
 わたしのはこんなにスムーズではなくてヒンシュクものです。撮影にうってつけの小部屋で、高性能デジタルビデオを三脚に据えてのインタビュー。あらぬことをあれこれあーだこーだむにゃむにゃ話してしまった。恥。

 眞賀里さんの質問に答えていたのか、つぶやいていたのか定かではありません。9割がたカットしてください。来週にも公開されますが観ないでください(笑)。おっとこっちは観てください。後藤編集長インタビューby眞賀里さん。 

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【インタビューの流れ】
 動画撮影をされていてひとつハハンとした。ビデオ撮影だからこそ自然な流れがほしい。最初にインタビューア(眞賀里さん)を撮影し、撮影を切らさずにインタビューされる人(郷)に向けていく。すると対談がリアルだし、関係がわかる。シンプルに流れが見える。

 それでフト思った。インタビューの伝え方には2つある。ひとつは時間の流れ(そのまま)で会話を伝える、もうひとつは別の流れ(編集/創作)を加えて伝えるやりかた。

 前者はタレントや俳優などのインタビューに見られるQ&A。録音して“書き起こして”センテンスや語尾を整理して伝える対談。後者はインタビューしつつも、それを“創り起こす”人のフィルターを通すもの。エッセイ、ルポルタージュがそれに近い。 

わたしは完璧に後者タイプ。インタビューアーにそのコアにあること、核心にあることを描き出す“義務”があるぞと気合いを入れていくわけです。だから「核心かなぁ」と当たりをつけた場所にジャブを繰り出す。もしも当たったのならパンチを返して欲しい。外れたらせせら笑ってほしい。それをクロスカウンターできるかどうかは、わたしの経験と相手への想い次第です。これがわたしのインタビュー流儀です。うまくいく場合の、ですけど(笑)。

【hmm…なアドバイス】
 わたしのインタビュー記事の読者のひとり、cherryさんは「どのインタビューも郷さん自身の創作フィルターを通して描いている」と言った。よく考えてみたら、それは半分当たりで、半分違っていた。

 創作も入りますが、それは“核心を伝えるために”必要なことだと思う。なぜなら、読む人に疑似体験してもらいたいから。その人が苦労してきたこと、感じたこと、体験したことを、読者にも“疑似体験”してほしいわけです。そのためには、彼/彼女の魅力や才能の真ん中にあることから描くしかなくて、その人になりきって描くことも目指しています。そうならないのが、わたしの未熟さです。

 話しはビデオからインタビュー流儀に飛びましたが、これもわたしのちゃらんぽらん流儀(笑)。プリバリ8月号のバックナンバーの電子書籍版もできました。ぜひご購読のほど。 

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 今日は以上です。

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2009年9月14日 (月)

eneloopの事業展開力

ある海外のデザインサイトを観ていたら、三洋電機の“eneloopフラッシュライト”が紹介されていました。三洋電機から6月下旬に発表されたおもしろいカタチのライト。あの日にちなんで、9月11日から発売開始されました。 

03_01_enly1s_d 一輪挿しライト。

 そのライトの機能や気配り機能の深さ・広さの紹介記事を観ていると、製品開発って凄い、企業の総合力って凄い、と改めて思いました。

【hmm…なアドバイス495. eneloopの事業展開力】
このランプには2つの機能があります。
1つは日常の空間でインテリアの一部として存在する「インテリア照明」としての機能。どこにでも持ち運べ、キャビネットやダイニングテーブル・ベッドサイドテーブルなど、あなたの好みの場所や明かりの必要な場所に連れて行くことができます。(中略)もう1つは非日常時、例えば地震が起こった時などに使用する「懐中電灯」としての機能があります。
引用元 三洋電機HP  

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 このeneloopランプはインテリア照明として、ほんのり照らす機能があり、リビングでは“ホワイトクリアモード”、ベッドルームでは“フェードモード”。さらにブルーな色でヒーリングライトにも。単三電池2本で12時間も癒されるなんて。 

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ホワイトはアクセント、ブルーはヒーリング。 

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 さらに、震災時など緊急の場合、懐中電灯にもなる。一輪挿しのフォルムがひっくり返って懐中電灯フォルムに変身。 

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 置いておくだけで充電できる台座も便利。まるで“魔法の杖”のように回したり持ち上げたりで、明るさ調整や懐中電灯へ変身。ボタンスイッチなど暗がりでは見えないし、わかりにくい。人が棒状のライトを持つとき、とっさにどんな動作をするか、という心理から開発したのだと思う。

 しかも落としたときには、その居場所を知らせるべく自分で光るという“自動点灯機能”もありがたい。細やか&生活視点のプロダクツ。 コードレスインテリアライト、ヒーリングライト、そしてフラッシュライト。三役で販売価格は15,000円前後は安い。

【eneloopという輪の広がり】
 eneloopといえば今や充電電池の代名詞だが、電池からの展開力が凄い。電動自転車でのトップブランドの地位を得て、レンタルサイクルや充電ステーションへ展開。もちろん太陽光パネルとの相乗効果を図った製品では、屋根設置パネルから駐輪場設備、ポータブルまで大小さまざま。そして目下のところは「無電化地域にあかりを贈る」というエコ支援プロジェクトまでも実施中。 

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 だが原点は電池。わたしもenloopを利用中。自転車の前照灯とテールライト用です。この充電器、単四も単三もどちらも充電可能。こういう細やかさが嬉しい。 

13 単四はこの角度で充電できます。

【hmm…なアドバイス】
 大企業の中核商品の総合力の凄さを感じた。多機能・多用途の製品開発を実現する上では、LED、センサなど中核デバイスだけでなく、成型、開発、製造、マーケティング、販売と、さまざまなセクションをまたがる。それが小さな製品だけでなく、自転車や官公庁営業や地球環境プロジェクトまで広がるのだから、eneloop事業部ってどんな人たちで構成されているのだろうか。

 ひとつのプロダクトから文化へ、くらしへ、地球へ。その展開力こそ日本の製造業の事業力の根幹。今日は以上です。(余談:家人がインフルエンザに!いよいよインフルエンザ・ループに注意しましょう!)

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2009年9月13日 (日)

魔法の杖とつぶやきリモコン

おとついご紹介した漆マウスには、USBポートに挿しこむ小さな“受信機”がある。 

Dsc08573s 本体格納式

 こんな小さな受信機でマウスの動作(クリック/シングル&ダブル、スクロール、ページ移動)を受信・命令するわけだから、“魔法の杖”があっても不思議はない。 

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【hmm…なアドバイス494.魔法の杖とつぶやきリモコン】
It is clear that the wand is not a toy, it is an instrument of contol and in order to use it properly & become an expert, you will have to practice. Once you a the wand's master, you will need to train it to conrol things in your home. Only then you will be ready to perform your magic. 引用元 

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この魔法の杖はオモチャじゃないんじゃ。これはの、ビデオやTVのリモコンなんじゃ。杖のマスターになるにはちょいとな、修行がいる。とはいえ回す、左右に振る、上げ下げするくらいじゃが。(魔訳)

 英国のWand Companyが開発し、09年10月から発売予定の『The Magical Kymera Wand』、いわゆるユニバーサルリモコンなのだが、味気ないデザインのプッシュボタンのリモコンと違って“魔法の杖”なのだ。 

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 時計回し/反時計回し、上下に振る、左右に振るなどのアクションをリモコンの機能と連動させて、押すかわりにハリポタになるわけ。その機器コントロールアクションは13まで登録することができる(わざと不吉な数で〆たのだろうな)。13じゃ少ないという向きもあるだろうが、日常ではそれでも多すぎるくらい。49.95ポンド(約7,600円)、1ドル80円代必至の今、輸入品がお買い得。

【つぶやきもリモコンで】
 カタチはどうあれリモコンは昔の人が見れば“魔法の杖”。でも、もっと身近な魔法の杖、すなわち携帯電話で、十分に“魔法のようなこと”が簡単にできている。マイミクのちゃんさんは、旅先(北陸地方)から、携帯電話でmixiに連続メッセージングしてらした。

「帰ります〜」
「おもしろかった〜」(狂言)
「加賀宝生」(和菓子)
「治部煮」(季節ものらしく逃した)
「七尾へ移動」(能登)
「金沢は雨です」(そうなのか)
「ホテルのレンタルパソコン ウィルスまみれ(笑)」

 まるでmixiをツィッター状態にしちゃって。そういえばIBMは「米 IBM は、視聴している TV 番組を Twitter や Facebook、またブログなどに「つぶやく」機能を搭載したリモコン技術の特許を出願した」そうだ(引用元)。 

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 図の特許を省略して説明すると、「今この番組観てるよ〜」「感動しちゃった」「浦和ようやく勝ったね」なんてつぶやきと番組情報を一緒に、リモコンから送ることができる技術。なあるほど、なぜそこまでリモート・リアルタイムが必要かわからねど、同時体験したい気持ちはわかる。これ“しょこたんリモコン”という名前にしてもいい。

【hmm…なアドバイス】
 リモコンは魔法である。機器と機器を親密にするだけでなく、離れた人と人を親密にするチカラがある。『Being Digital』はネグロポンテの名著。95年当時に、アトム(物質)からビット(情報)へ市場価値が変わると見抜いた。

 今、“Being Wireless”(無線社会へ)がフツーになり、ビット(情報のカケラ)がキズナ(人と人の絆)をつくる。リモコン価値の再発見。今日は以上です。

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2009年9月12日 (土)

3つのAperitivo time/アペリティーヴォ・タイム

 ウィ〜っとなる前、食事に向けた助走(=食前酒)のことをアペリティーヴォと言う。それと一緒に出るのがストゥッツィキーノ(付き出し)だそうだが、日本のイタリアーノ・リストランテでは省略されがちで、そのままアンティパスト(前菜)に突入する。

 ちなみにフランスでも英語でもアペリティフ、ドイツ語でもEin Aperitifとなるそうなので、語源はラテン語かな。イタリアのビールブランド“Peroni(ペローニ)”とデザインポータルのdesignboomが主催するコンペ 'it's aperitivo time' には、ぴりっとするデザインが集まった。

【hmm…なアドバイス493.3つのAperitivo time/アペリティーヴォ・タイム】
 食前酒というテーマのデザイン公募。第一次選考に残った100作品のうち3つがdesignboomで公開。そのどれも素晴らしいアイデアと製品化可能性がある。中国人Robert Law氏の“spaghetable”は、スパゲティとテーブルのハハンな合体だ。 

Peroni01

 最初なんだろ?と思ったけれど、丸テーブルとその台座に「ゴムをかける輪っか」を備えて、太めのゴムバンドで上下を引っ掛けるわけだ。そのゴム、1.2mmとか1.6mmのパスタサイズより太めですよ。ヘアバンドのような太さのゴムがずらりで、立てたパスタに見せるデザインが秀逸。ゴムなのでぐいっと開けば、そこにハンドバッグやクラッチバッグを置くこともできる。 

Peroni02 Peroni03

 入賞まちがいなしのアイデアですね。シンプルなので製品化/製造が容易だろう。

【止まり木にとまるとはいうけれど】
 2つ目もいいな。“aperitivo table”は韓国の eon ju park氏のデザイン。 

Aperitivotable01

 食前酒って「やあやあ」「どぉしてる?」「会社つくったって?」「やむにやまれず
」とか会話をしますよね。飲み物は手元から離れて談笑になるわけで。そのときテーブルにグラスを置くって誰のだかわからなくなるし、近くにないしで。なるほどね。 

Aperitivotable04

【こんなネクタイなら】
 3つ目。あの知る人ぞ知る“ハンバーガー帽子”(まさにハンバーガーのカタチをした帽子でチーズもレタスもはさまれている)を所有するわたしですから、こういうジョークもいい。名前は“after office tie”(5時からネクタイ)。 

Office_tie_01

 この画像ではよくわからんでしょ。ネクタイの先に栓抜きを付けただけのデザイン。ただ今どき栓抜きが必要な瓶の発売元、ペローニくらいじゃないの?(笑)。デザインはアルゼンチンの sinapsis studio。 

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 さあて3つ並べました。どれが一番食前酒が進むでしょうか?09年9月30日からロンドンで展示会です。

【hmm…なアドバイス】
 待てよ、食中酒(Bevanda/べヴァンダ)も進みすぎた御仁もいた。またしてもイタリーでぼったくられた日本人ニュースですよ。ナイトクラブでウィ〜だったのか、7,265ユーロ=97万円という引き落とし。あらら。日本のバブル時期の料亭でも、ITバブルの頃の六本木ヒルズでも(たぶん)ない額ですよね。

 飲み過ぎのヤカラはともかく、日本の中の伊や仏のバーでは、申し訳なさげなちいちゃなバーカウンターだけも多い。というかそこも立派な席にもなったりして。アペリティーヴォが根付いていない国です。 

デザインと食前酒という公募コンペが成立するには、くらしとクリエイティブが合体している必要がある。デザインが用の具なら、絵画は“心の酔いの具”。日本では“具”が根付くにはまだ時間が必要だ。今日は以上です。

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2009年9月11日 (金)

用の東西文化の結晶 art mouse

 今日は“至高の一品”をご紹介します。 

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 「art pc Ryou は、今までに手にすることがないユニークなPCをご提案します。最新のITテクノロジーと伝統工芸の技を用いて、一台ずつ人の手により製作しておりますので、全く同じものは作れません。」(art pc Ryou のカタログより

 素晴しい一品を受領いたしました。それは 銀墨 [GINBOKU] です。

【hmm…なアドバイス492.用の東西文化の結晶 art mouse】
 作品の説明にはこうあります。 

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天然漆の素材しか使わない手塗り仕上げの加工製品です。淡口漆(オレンジ色)仕上げに生漆で波模様を描いた後、銀箔を散らすように貼り、生漆で薄くコーティングをして仕上げた若き作家の力作の一品です。(同) 

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 蓋を開け閉めすればわかる精緻なつくりの桐の箱。そこに収まる巾着袋。手触りが素晴らしく良くて、素材へのこだわりとデバイス保護の心がしっかり伝わる。傷つきやショックフリーため、クッション素材がサンドイッチされている。漆塗りのだんだんその正体が明らかになってきます。 

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 現れるは漆塗りの“PCマウス”。“art pc Ryou”で知られるUniversal Roaming株式会社の梁育倫さんプロデュースで、一品一品制作される art mouse 銀墨 [GINBOKU] が、その正体。以前ビジネスメディア誠ので取材させて頂き、その高貴さに触れて深く感銘を受けて拙文をまとめさせて頂きました(拙文はこちら)。 

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 漆という技工になじみがない読者に拙文力、どこまで伝わったか恐縮したものでした。それでも何件ものお問い合わせがRyouさんに届いたとか。よかったなあ。

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 わたしの記事なんてアルバイトの巫女さんだし、プロダクトの凄さは触れればわかる。実はわたしの会社設立の記念品、頂きました。梁さん、ほんとうにありがとうございます。だから販促をするわけじゃない。そもそもこのブログ、ほとんどわたしの販促にさえなっちょらん(笑)。だから掛け値無しの感想を書きます。

【なんて気持ちいい用の具か】

漆塗りがあたたかく光る。情感を伝える紋様がいい。
ああ触れてみたい。おお触れると誇らしい。
操作は機敏だ。スクロールもドキュメントフリップも、
ブラウザページの「進む」「戻る」も自在に、
息する漆が手の平にココチよく吸い付いてくる。


 マウスを尊敬するなんて、これまでなかった。定価33,000円ですが、そのプライスの価値に合う仕事(文章作成)をしなければと、その深い技の表面をなでながら思いました。
制作者は漆師 藤野征一郎氏。漆の技、造形の革新性で知られています。

 Vx05_l00_2  同社HPより。

【hmm…なアドバイス】
 ひとつしかないものを創る
日本の漆師と、台湾の最新ITを組み合わせる発想。プロデュースだけでなく、時にデザイナーとしてもアクトするRyouさん。その想いは“用の美
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文化性を感じない道具からは、良い文化がうまれない。ちょっと昔、名前だけでブランドを買い漁っていた日本人、今、ゆえなき節約志向オンリーの日本人に、すごく痛いことば。“用の東西文化”を無視する、無思慮な買い物をするばかり。それで幸せなのだろうか? 今日は以上です。

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2009年9月10日 (木)

(幻の?)東京オリンピックをめぐり、市民満足を考えた。

今日はビジネスメディア誠で連載しております“うふふマーケティング”のこぼれ話しです。

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なぜ東京オリンピック招致は盛り上がらないのか?
10月2日、コペンハーゲンでのIOC総会で決定する2016年夏季オリンピックの開催地。東京も候補地として名乗りを上げているが、筆者は東京の勝ち目は薄く、リオデジャネイロが有力と予想する。その理由とは?
続きを読む

 今回は久々にスポーツ話題を取り上げた。きっかけはスポーツライター増島みどりさんの記事でした。

【東京というヨットの針路】
東京というヨットは順風に乗って走っている、と思う」というその記事のタイトルの出所は、IOC評価委員会へのプレゼン後の石原都知事のコメントである。

限られた数日間で、環境問題、財政力の優劣は数字では分からないだろう。しかしその中で懇切丁寧に説明し、綿密にお答えし高い評価をいただけたと思う。ランチョン(昼食会)を通じて、ざっくばらんの会話も出来た。今は東京というヨットは順風に乗って走っている、と思います。引用元 “the stadium

 順風のコメントとはウラハラに、プレゼンの場で『評価委員のフェリ氏は「私たちは国連ではないのでそこまで目標にされても・・・」答えたという』()。東京のコンパクトシティ提案は斬新だが、オリンピックは国連じゃないし、環境大会でもない。それをアピールされても、というもの。

 この一文がずっと記憶にあったので、オリンピック世論になるべく目を通していた。ところが招致について世論も盛り上がりもなく、スポーツ団体からのメッセージもなく、メディアも“オトナの態度”を決めこんでいるようで、全体に低調。なぜなのだろうか?と思って書いたのが今回のエッセイです。

【プレゼン資料の巧拙】
 東京は落選するという予測で書いたのですが、もちろん落選とは決まっていない。日本人は五輪大好きなのだから、今から盛り上げられれば大逆転もありうる。そうしてもらいたいのですが、じゃあプレゼン資料を読んでみようと思いました。 

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 東京のプレゼン資料、日本ぽくて堅い字も小さい。それはともかく“どうやって開催するか、開催の効果はどうか”という論調が目立ちます。環境負荷の低さ、コンパクトシティ開催、開催選手の少負担、それは納得できますが。一方、リオデジャネイロのそれを観ると、ちょっと違う印象があった。ひとことで言えばこう。 

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 “開催したらどれだけ多くの人がハッピーになれるか

 青い海の写真を多用したパンフ作りの巧妙さもあるけれど、市民の喜びとか、未来のスポーツ選手の誕生とか、とにかく笑顔がたくさんあるので、いいなと思いました。ここで大きな差が開いたなと。

 多くの人がハッピーになる…から連想したのは、人間という我流の生き物は、読者志向もお客さま志向もすぐに忘れること。わたし自身、まさにそう(笑)。今日も、相棒cherryさんに怒られてましたから。それなのにリオの資料はとても一貫して、市民満足が貫かれているように思えた。

 ちなみに各国のプレゼン資料、ちゃんとネットで“各国語で”公表されていますので、語学教材、プレゼン教材としてとても優れています。

【スポーツメディアの責任】
 最後にひとつ。メディアは公明正大の伝達という使命はもちろん最優先ですが、あの手この手で盛り上げないとメディアは売れないわけです。スポーツの話題は特にそうで、石川遼という彗星が表れただけで、何百万というメディアの消費があるけれど、その消費スピードもものすごい。絶えず“盛り上がっている状況”がスポーツメディアなのである。

 とすれば、世間のひとびとの“低調な”心持ちをそのまま書いて「五輪意識低調」でいいのか。メイキングするのではなく、低調なのをどうして?なぜ?どうしたらよくなるか?明らかにしてリードするのもメディアの役割だと思う。自分というライターの責任もある。今日は以上です。

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2009年9月 9日 (水)

常磐緩行線(千代田線)の革新

 わたしは鉄男でもなければ鉄人でもない。鉄文(てつふみ)でもなくて好文だ(わたしの本名です。くだらなくてすみません)。だから、こんなニュース、あんまり気にならないのだ。 

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 だがフツーの通勤電車に、乗りココチ・通勤ココチを実現してほしい。常磐緩行線は渋いぜ。

【hmm…なアドバイス491.常磐緩行線(千代田線)の革新】
茨城・取手駅と東京・代々木上原駅を結ぶ東京メトロ千代田線乗り入れのJR常磐緩行線(各駅停車)に9月9日からE233系電車1編成が投入される。引用元 

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 右からE233系2000番台、207系、203系で、うーん確かに顔つきが違う。だんだんモダーンになりますよね。古い2タイプでは中央に脱出ドアがあるが、新型車輛は左側。こんな具合で車輛不良や沿線不良のとき、前後から乗客を降ろせるわけ。 

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 車輛自体はJR東日本が中央快速線、京浜東北線などで走らせるE233系を転用。その運行可能幅を千代田線の規格に合わせてスリムにしたこと。さらに車輛内のバリアフリー化(ホームと車輛の段差解消)などである。さらに網棚や吊り手の高さにも高齢化社会への配慮がある。

 “千代田線の限界幅”に合わせたと記事中にあった。ちょっと調べると丸の内・銀座・日比谷の各線は古いために狭く、千代田線で輸送力強化を図るために広くしたそうだ。JRと小田急が乗り入れなので車輛種類はいろいろ。昭和57年(1982年)の導入車輛の入れ替えとなる。ざっと30年近くが寿命なのですね。 

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【ハード改善で実現して欲しいこと】
 通勤電車で改良して欲しいことはたくさんある。鉄男・鉄子のように毎日鉄のことを考えていないので、提案の的外れ・浅さはご容赦ください。素人の改善テーマを3ツ。

1)コミュニケーション
2)乗客の健康
3)マナーの向上

 コミュニケーションでは、まず社内アナウンス廃止(当たりまえですが)。スピーカーはうるさい・肝心なときに聴こえない、不愉快。また危険な事態が発生したとき、車内の車掌だけでなく、運行本部ないしは最寄り駅にも通じる仕組みが欲しい。

 安全面では“フィルター”でしょう。抗菌・防菌でHEPAフィルター(病院に設置されるもの)に匹敵するような仕組みがほしい。せめて菌を拡散する“扇風機”はやめてよ!(千代田線にはいまだにあるのよ)

 車内でモノ食う人・化粧する人をなくしたい。通話する人をなくしたい。足を組む人をなくしたい。ゲラゲラおしゃべりもうるさいし、一杯飲む人は言語道断。欧州にある“シーン車輛”を導入したい。車輛内ではおしゃべりも携帯も厳禁という静かな車輛。それを広げていけば、モノ食う人も駆逐できるのではないだろうか。

【hmmなアドバイス】
 自宅への帰途、電車の中でふと思いました。マナーを善くするには、楽しいことがあればいいのだ。たとえば車輛の中を“展示会”にしてみようか。

 過去30年の傑作広告ポスター展、オモシロ中吊り広告展もいいし、近代アートやイラスト展示もいい。鉄子・鉄男の喜びそうなのは、全国の鉄道の車輛内路線図を貼り出す“全国鉄道路線図博覧会”ですね。車輛内の広告ジャックだけでなく、商品サンプル配布もしてほしいな。ハード+ソフトで痛勤をやわらげたい。今日は以上です。

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2009年9月 8日 (火)

誰にも公平に、優れたことばサービスを

 最近ずっとわたしは、“エコノミーでgo!”な生活を送っています。昼は自炊、夜は自宅、呑みは(原則)いかない、余計な出費を抑えて、仕事のためにお金も身体もスリムに研ぎすます(嘘ぽい_笑)。相棒cherryさんもエコ同志だったはずですが、一昨日靴をまとめて3足も買ったらしい。足は2本しかないのに、キミは四つ足の猫ですか?

 それはともかく、わたしはエコノミーを知恵でカバーしたいと思う。そんな想いをくんでくれた“ジェット機のエコノミーシートデザイン”がとってもgood。from テルアビブ。

【hmm…なアドバイス490.誰にも公平に、優れたことばサービスを】
How do you satisfy hundreds and thousands of plane passengers who are very, very unsatisfiable. These people travel back, and forth, and back, and forth! And then there’s the people who ride first class! We won’t worry about them. This seat is for the everyperson. This seat is adjustable and comfortable and it looks truly simple. 引用元 

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不平不満たらたらの航空機の乗客、どうなだめますか?そんなお客さまに限ってあちこち行って(シートリクライニングの頻繁さにかけている)旅慣れていたり、ファーストクラスのお客さまならまあ仕方ないのですが。このエコノミーシートはやったね!でいろんな角度調節、リクライニング調節でああ、とっても快適」(超訳もどき) 

Dynamiceconomyseat02

 その機能を観てみよう。エコノミーとはとても思えない。レバーは大盤振る舞いに4つ。

バック(背部の前後調節)
リフト(足部はねあげ調節)
チルト(臀部シートの上下調節)
ライニング(座部の前方へのせりだし)

 バックはフツーとして、リフト・チルト・ライニングの機能は従来のエコノミーにはほとんどないだろう。ふくらはぎの上げ下げだけでも随分違う。座部の移動もあれば、気分はビジネスクラスですよ。さらに救命具などの設置にも工夫が見える。

【学生デザイナーの価値ある発想】
 時代の気分はまさにエコノミー。その中で“ラグジュリアスなエコノミー”の投入は、値下げよりも、ベターな機内体験となるわけだから、(低コスト・高耐久性の要求さえ満たせば)航空機会社の経営にすごくプラスになりそうだ。エコノミー“ヴァリュー”シートなぞとネーミングもできるわけでして。製品化してほしい。

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引用元

 このデザインはイスラエルのテルアビブにあるHolon Institute of Technologyの学生Netta Shalgiさんが手がけた。

 書き添え遅れたのですが、旅客機の内装は、各航空会社が独自に決めて発注するのが普通です。つまり何人乗せるか、どんなイスを入れるか、バーを作るか、航空機会社はオーナーの意向でつくって納品するだけ。つまりエコノミークラスを“三等船室並”とするか、“ビジネス寄り”にするか、キャリアの営業姿勢(企業ポリシー)そのものが表れている。

 各社の特注が複雑なので、『SEAT GURU』のようなサイトが価値がでる(シートひとつひとつの特性が、航空機会社ごと・機種ごとにわかる、マニアックだが便利なサービス)。 

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 だがシートまではわからない。

【hmm…なアドバイス】
 航空機座席のことを書こうか…と思っていた矢先、陸上の乗り物の王子から、とてもびっくりな贈り物を頂いてしまった。 

10  タクシー王子こと、日本交通 川鍋一朗様より。

 とても美しい花、身を引き締めて御礼申し上げます。どうもありがとうございました。人間、どんなイスに座って何をするか。それに尽きると思います。わたしは誰にも公平に、優れたことばサービスを目指します。今日は以上です。

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2009年9月 7日 (月)

ファインペーパーという情感具

 今日は“印刷の価値を新たに創造する”月刊誌『プリバリ[イン]9月号』で書かせていたいだいたことと、本号の掲載記事がテーマです。 

200909

 2009年9月10日発売予定のプリバリ[イン]、特集は「紙の力、紙の醍醐味」。その阿修羅展図録の話しと環境や紙資源の話しもよかったが、やはり巻頭の株式会社竹尾の竹尾社長インタビューである。

【hmm…なアドバイス489.ファインペーパーという情感具】
 
 “わたしは、情感を伝えることこそが、紙の役割だと思っています。
 機能と美、つまり「機能美」という点で捉えています。機能重視、
 つまり強さや保護の役割といえば、段ボールや包装材があります。
 (中略)ファインペーパーは「美」とデザインを重視して、そこに 
 機能を加えて、紙で表現するものです” 
同インタビューより。 

ファインペーパーといえば竹尾という代名詞まで創り上げた功績が凄い。前回行きそびれた(抽選に外れた)ペーパーショウで氏の言葉を生で聴きたかったが、ファインペーパーへの想いを要約されたのがこのインタビュー、といっていいと思う。

 竹尾社長が言う“情感”ということばが響いた。人は紙に情感を覚える。触れて撫でて愛でる。 インタビュー中、竹尾社長が言う“情感”ということばが響いた。誰しも紙には情感を覚える。触れて撫でて愛でる。ファインな紙に触れると、その情報量と情報質に圧倒される。

 それは紙には“神様”が宿っているからだと思う。わたしやcherryさんの名刺(made in finepaper by takeo)の紙に触れた人はみんなそんな顔付きをしている。

【紙ジャケについて書きました】
 今月号でわたしが書いたテーマは『紙ジャケ』。CDやDVDで“チープで冷たい樹脂ケース”の代わりに、人間的で温かく印刷職人の技が入り込む余地のある“紙ジャケ”。今やいろんなレーベルから紙ジャケのCDが乱立的に発売されているが、本家本元はやはりDisk Unionということで、熱意を持って取材をさせていただいた。 

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  「YES」の紙ジャケ&ボックス&ノベルティ時計。どれも極めて限定品。

 九段下にある同社オフィスの取材では、たくさんの“紙ジャケ・コレクターズアイテム”を拝見した。プログレッシヴ・ロック担当の山崎哲也さんは、Disk Unionのものだけじゃなく、歴史的な価値のある品々をどんどん出してくださるので、凄いものを観たと、あとでハイウエイに出たら絶叫した(笑)。

 しかし黄金時代(60〜70年代と思ってください)のジャケット、ライナーノーツの印刷・製本技術は素晴らしい。昨日、ローリング・ストーンズのことを書いたが、彼らのアルバムの中でも最も凝ったジャケットは『スティッキー・フィンガーズ』だろう。 

11 開くんです!

 これ、ほんとうのジッパーが付いている。こういう加工を実現する70年代は凄かった。わたしは現品を持っているが絶対売らないけれど(笑)。

【hmm…なアドバイス】
 紙製品ほど情感的な商品は他にはない。木工もいいけれどそれほど身近ではない。布も感性豊かな品だが“装うための具材”に近い。皮は愛着が持てるがしょせん動物モノだ。金属や樹脂はどんなに優れた耐久性があってもコンパニオン(同伴者)にはならない。

 紙の中でも感度の高いファインペーパーは情感具と言える。技と感性と創作が交差する素材。今日は以上です。

++会社設立記念++++++++++++++++++++++

 株式会社設立記念第一弾として、プリバリ[イン]のバックナンバー09年6月号(目次)と8月号(目次)を各一部、無料で進呈します(著者進呈分をお分けします)。ご希望の方は電子メール(go@cotoba.jp)まで「◯月号希望」とご連絡ください。お名前、ご住所、電話番号を忘れずに。最も早い方2名に進呈します。
尚、プリバリ[イン]は丸善、ジュンク堂、青山ブックセンターなど大きな書店で店頭売りしています。

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2009年9月 6日 (日)

始まりはブライアン・ジョーンズ

 始まりはブライアン・ジョーンズだった。

世界的なロックバンド、ローリング・ストーンズ結成時のメンバーだったブライアン・ジョーンズが40年前に水死した件について、英警察当局は8月31日、再捜査の是非を判断するための調査を始めることを明らかにした」 引用元  

Brianjones 引用元

 ん・・・今さらなぜ40年前のこと?新証言があったらしいが、それも数年前だし、27歳で死去したブライアン、たしかにストーンズのスタイルを創った。だが死のきっかけになったヤク中毒で、コンサートに出れない状態になり、ストーンズから脱退。その1ヶ月後にプールで溺死。失意だっただろうが歴史は作った。大方のストーンズファンはそんな気持ちだ。しかしもう、40年前か…。(今日はかなりコアな内容です、あらかじめ)

【hmm…なアドバイス488.始まりはブライアン・ジョーンズ】
 そこに飛び込んできたのが「チャーリー・ワッツ、ストーンズから脱退か?」という驚愕のニュース。「もう年だからやりたくない」「前のツアーで最後だった」というのだ。 

090902charliewatts130406_rodlaver_r

A source within the Stones inner-circle says, “Charlie Watts has quit the band. He will never record or tour with the band again”.引用元

 そんな話しはあった。だがチャーリー・ワッツはストーンズの音楽的な要であり、ストーンズのエンジンである。そのスネアとハイハットの独特な間合いのドラミングこそ、ストーンズ“中毒”ファンを増殖してきたピストンである。ストーンズを聴いたことがなかった盟友keikoさんにCD(Forty Licks=ベストアルバム)を貸したことがある。音楽聴力に優れた彼女はこう言った。 

「ドラムが凄い」

 その通り。なんて好い耳をお持ちなのか。チャーリーが辞めてストーンズが続くワケないじゃないか。幸いにも、一昨日彼自身が英国のBBCラジオインタビューでこう言った。「Not true」(違うよ)。ああよかった。

 ふと思い出したのが1969年のストーンズの傑作ライブGet Yer Ya-Ya's Out』での、ミック・ジャガーが“ホンキートンク・ウイメン”にうつる前のひと言。

  “charlie is good tonight!” (チャーリーは今夜ノってるぜ)

【ミック・テイラーも60歳】
 キースもミック(ジャガー)もブレた時期はあるが、チャーリーの演奏がぶれたことは、過去40数年ほとんどない。奇しくもその“Ya's Out”アルバムでデビューを飾ったのは、ブライアン・ジョーンズの後を継いだギタリスト、ミック・テイラーだった。そのメロディアスで飛翔するギターはストーンズ脱退の73年まで冴えまくり、4枚のアルバムに貢献した。 

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 そのテイラーは今年60歳。09年7月のツアーを健康上の理由からキャンセル、入院したという。ロックンローラーたち、みんな年をくっているなあ。そりゃそうだ、もう40年も前のことだもんね。

 ストーンズが2012年のロンドン五輪にブッキングしているのは周知(?)だが、それがフィナーレなのか、彼らは来年から再始動する。五輪の年、チャーリー・ワッツは70歳になる

【年なんてぶっとばそう!】
 年寄りなのに若手を寄せ付けず、ストーンズは“1回あたりコンサートツアー興行収入の最高記録”を持つバンドだ(05〜07年ツアー=5億5800万ドル)。ソロアーティストではご存知マドンナである。06年に来日もしたコンフェッションツアーでは4億ドル(約400億円)も稼いだ。今年51才。体力・体型維持の努力の結果が“”に出ている。 

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 誰もが年を取る。ミックジャガーの頬の皺、キース・リチャーズの目元の皺、そしてマドンナの腕のスジ。歌詞も忘れるだろうに、言葉も出なくなるだろうに、ステージアクションはツライだろうに。すごいよ。まだマドンナより2つ若いわたし(誕生日が一緒なのでビミョーな親近感がある)、年なんかぶっとばそうぜェ!今日は以上です。

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2009年9月 5日 (土)

自転車文化あれこれ

 先日utteのオフィス(アートマルシェ神田)に、某大きなソフト会社に勤める盟友Annieさんが立ち寄ってくれた。相変わらずの美貌をありがとう。四方山話しが楽しくて、そのひとつは“チャリ通”。

 彼女のある上司、チャリ通勤をこよなく愛し、その影響力を周囲にまき散らしている。「社員のチャリ転、今年は3人達成!」と、チャリ通勤への転向を広める“エバンジェリスト”だそうだ。

【hmm…なアドバイス487. 自転車文化あれこれ】
 わたしも時々チャリ通派ですから話しが花開いて。相棒cherryさん、“自転車風”に打たれたのか、とあるルイガノ自転車でオークション入札中!あと数時間で決着がつく。ちらとその写真(同型)をば。 

64305511539 女性に大人気モデル。

 落札できたらその自転車を神田に置き、付近をリンリン。営業や都内のクリエイターさん宅、そしてギャラリー回り。健康と交通費削減に効き目がある。わたしも世界堂に買い物、平田美記さんと打ち合わせでリンリン。でも楽しい自転車が増えましたよね。オークションもいいけれど、シマノの自転車文化拠点のOVEでは、来週楽しいイベントがある。

【9/13(日) OVE試乗散走〜いろいろな自転車、乗り比べてみませんか。】 

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今回の散走はいつもと違い、自転車の違いを感じながら乗り比べをする。めったにない散走、OVEでも初の試みです。第一回目の今回は、OVEに展示してあるコンセプトバイクを中心に乗り比べてみようというもの。普段散走では使用していない自転車も登場します。引用元

 これ行きたい!乗ってみると自転車ってかなり違うものですよ。特にOVEにはおもしろい・美しい自転車ばかりだから、この企画はウンウンと頷きました!09:00〜15:00、参加費は8,000円です。お申し込みはOVEへ。 

Cityspeedi8zthumbnail2 引用元

 マイケル・ヤング氏のデザインの『CITISPEED i8』。一見スリークなクロスバイクだが、細部のこだわり美的デザインが美しい。内装8段で189,000円。いずれこんなバイクが買いたい。イチオシ。 

Cityspeedi8gripthumbnail2 Cityspeedi8seatcrampthumbnail2

もうひとつ挙げよう。『r&m Delite アーバンスポーツ』は芸術的な美しさ。OVEに入荷したのは2タイプあるそうだが、外装27段変速のLXタイプがいい。定価210,000円。 

Delite_blue_lx  

 こんな自転車に乗り比べして都内を走る企画、とってもいいと思います。自転車選びに迷っている方なら、その自転車を買わなくても、きっと選択にヒントが得られます。

【yakkayのヘルメットの取材、厄介者と思われた】
 オマケ情報はyakkayのヘルメット。帽子のようなヘルメット『yakkay』が日本上陸。丸井のrotatorで9月上旬から販売開始らしい。帽子+ヘルメットのセットと思えばいいだろう。そんなニーズはかなり高い。取材したかったのだが…大企業の広報の壁は厚くてサムい。大企業の広報はヤッカイだ。 

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【hmm…なアドバイス】
 さてcherryさんのルイガノ、どうなっただろうか?落札したらyakkayをプレゼントするなんて言わないぜ。こっちは貧乏だからな(笑)。 

Kaiserswerth22img450x6001251621802p 落札中。

手をこまねいていてはダメだよ。そのルイガノ自転車を
手に入れ、石にかじりついても落札しろよ。
とはいえ破天荒な高額入札じゃだめだよ。

…と文化庁が実施した『平成20年度 国語に関する世論調査』での“まちがった理解の慣用句”をもじってみた。ちゃんと訳すとこうなる。

何もせずに傍観していてはダメだよ。そのルイガノ自転車を
手に入れ、是が非でも落札せよ。
とはいえ誰もが成し得ない高額入札じゃ損するよ(笑)。

今日は以上です。

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2009年9月 4日 (金)

yikebikeのヤバっ・説得・聡さ

 

Yikes/ヤイクス!ってスラング、あったね。意味は“ヤバっ” “うわぁぁ!” “ちとマテよ”っていった感じで、ぎょっとしつつも、へぇ〜っ!みたいなニュアンスでしょうか。その感嘆符を冠した“バイク”がこれ。 

Yike1

 ヤバっ(笑)。これどうやって走るの?それがばっちり走りそうなんです。

【hmm…なアドバイス486. yikebikeのヤバっ・説得・聡さ】
the 'yikebike' by inventor grant ryan and engineer peter higgins of new zealand, is a mini-farthing bike designed to battle the increasing urban congestion of today. the carbon fiber frame is the foldable and weighs under 10kg. yikebike's electronic motor allows you to travel at speeds up to 20 kph. 引用元 

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yikebikeはニュージーランドの発明家grant ryan氏とエンジニアのpeter higgins氏によって開発されたミニミニバイクで、都市部の交通混雑を解消する大発明である。カーボンファイバーフレームは折りたたみ式で総重量は10kg以下。電気モータで時速20kmまでだせるよ。

Yike2

 ふうううん。どうやって走るんでしょうか?ぱっと見た目は、昔むか〜しの初期の自転車のデザインのよう。どうやら高さ調節等はなく、座ってグリップを握れば走りだすようだ。それもバイクも姿勢もかっちょいい。走るサマを動画でどおぞ。

【説得マーケティング】
 yikebike、まず走行の姿、またがってハンドルを握れば走り出すので、ペダルをこぐような“汗をかく”必要はない。それにちっちゃいけれど二輪車、一輪車よりスムーズに乗れるはずで、バランスもとりやすいでしょう。

 ハンドルというかグリップが方向舵でありブレーキがあるようです。運転自体、電動車いすくらいの難易度なのか、一輪車のライド体験がいるのか、そこがちょっとわからない。直線はともかく曲がり角や曲線道路では慣れが必要かもしれませんね。そのは各国の道路交通法規や道路事情が違うからか、あまり記述がありません。ただ最高時速20kmというスピードは自動車だと“ノロい”が、自転車では“そこそこ速いわけです。セグウエイと同じで、日本では歩道走行はビミョーというかフノーかもしれない。 

開発したのはニュージーランドのベンチャーでファンドも付いている。ウエブサイトの創りもPR戦略もプロ。それも、社会に存在しないプロダクトを浸透させるには、広汎な”説得マーケティング”戦略がいるからだろう。

【ベリー聡い】
 それが明瞭なのは“受注の巧みさ”。 まだ正式に発売が固まっていない中で、欲しい人には100ユーロのデポジットを要求する。その支払い者には優先的に割り当てるという約束だけで、総額は決められてないし、いつ発売なのか明確ではない。しかもメインスペック(充電時間等)は開示されていなかったり。

 キャンセル時には(当然)全額無利子返還ですが、どのくらい“実需”が見込めるかの予想データが“無料”いや“無利子融資”でもらえる。これはベリー聡いことですよ。

【hmm…なアドバイス】
 わたしは今日、小雨の降る中、MYチャリで仕事場から自宅にへ。国道の車道を走ると、けっこう緊張します。それもチャリ運動のひとつではあるとしても、イヤだなあ。

 わたしは本格的な(メッセンジャータイプの)チャリストじゃないから、歩車道を行き来して走ってます。バスやトラックの脇を走るなんて恐ろしいし不健康ですから。公道F1のようなチャレンジって、チャリストの楽しさがあるのでしょうか?メッセンジャーには憧れるけれど、視力も筋力も弱いわたしには真似はできない。メリハリつけて(LSDで)走りたい。

 イマよりもっと高齢化が進めば、yikeのようなパーソナルライディング、需要がしっかり顕在化すると思う。道路の法制化も、それに追随せざるをえなくなるでしょう。何しろチャリストにも高齢化は必ずやってくる。彼らは、歩くよりも何かに乗りたいのだ。今日は以上です。

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2009年9月 3日 (木)

おいしいコーヒーを入れたい!――タリーズのコーヒースクールに行ってきた

 今日はビジネスメディア誠で連載する“うふふマーケティング”の、苦みが残り、酸味が強いこぼれ話しです。

おいしいコーヒーを入れたい!――タリーズのコーヒースクールに行ってきた
タリーズが主催するスクールに通い、コーヒーをおいしく入れる方法を学ぶことにした筆者。2時間半の講習で、果たして上手になれるだろうか? 続きはこちら 

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 今回は、いかに美味しくウチ珈琲を淹れるか、チャレンジがテーマ。あるワケがあって珈琲を美味しく淹れられるようになりたい!と思いました。その奮戦記でもあり、美味しい珈琲の意味を考える一文でもあり。珈琲を淹れてリラックスして読んでください。

 きっかけとは --- わたしとcherryさんが施設運営をするギャラリー&スペース “アートマルシェ神田”で、“ギャラリーでお茶を”という策を打ち出した。気軽にギャラリーに足を運んでもらおう。お茶をさしあげて美術を鑑賞してもらおう。お代はいりません(お布施歓迎_笑)。客足が伸びないのでいったん中断していますが、アートはお茶と密接な関係があるんじゃないかと思ったのです。

【早く珈琲の淹れられる人間になりたい】
 すべてcherryさんにまかせるワケにはいかない!淹れるぞ美味しい珈琲を!と宣言したのですが…どうしたものか。ギャラリーの近所に珈琲豆販売兼カフェの『やなか珈琲店』(神田店)があって、そこで豆を買って抽出してみよう。 

9  やなかコーヒー店リーフレット

 ギャラリーは神田にありますから、よし“神田ブレンド”にチャレンジ。ところが豆を買ってきたものの器具がないじゃないですか(笑)。ウチからせっせと使わないサーバーやドリッパーを盗んで(笑)きました。一度くらい淹れて、どうやら珈琲の淹れ方を学ぶ必要がある、と感づきました(笑)。

 それがエッセイのタリーズのコーヒースクール体験記につながった。美味しい珈琲を淹れてさしあげたい気持ちは沸騰していますが、結果は飽和している(笑)。誠の編集担当の堀内さんに「編集ありがとうございます、お礼に今度珈琲を淹れてさしあげます」とメールを打つとこんな答えが。 

「ミルク2杯までは入れさせてください(笑)」

 ダイジョウブ。実はネスプレッソマシンもあるの(笑)。安心してギャラリーに遊びに来てください。一度来た人は「ここはアキバじゃない」と言います。会議室はリピーターさんもでてきましたし、レンタルオフィスも埋まりだした。見学の方には苦い珈琲を無料でお出ししますので(笑)お待ちしております。

【近所の珈琲挽き売り店から見えたこと】
 余談。家の近所に、昔ながらの、雑貨屋兼タバコ屋みたいな「引き戸のヨロズヤ」が生息しています。そこではおばあちゃんが、店の番を年中して、わたしはときどき切手を買うくらいです。昔は繁盛していただろうのお店も、今は1/3くらい。残りのスペースはカーテンを引いていた。ところがその空きスペースに、なんと珈琲挽き売り店が進出。

 う〜ん。確かに商圏人口的には余地があるのかも。だがそのお店の“開放度”はイマイチ(引き戸をしめている)だし、挽く=淹れるを伝える努力不足がありそう。珈琲の理想的な飲み方は、挽いてすぐに飲む。飲む=挽くですよね。パンは翌朝のものを買う日本人、なぜか珈琲は何日分もいや何十日分も先買い。お米もそうですよね。ほんらいは食べる分だけ精米すべしなのに5kg、いや10kgで買う。それっておかしい。小さな珈琲店なら、そこを強調して、挽き売りキープ制度とかすればいいのに。

 しかしそもそも、日本人のライフスタイルがどんどんせっかちになり、浅煎りになり、灰汁ばかり増えているような気がする。立ち食い・立ち飲み・安けりゃいい。これは、日本人のアート感性の未成熟さにも通じる。自分の審美眼よりも、市場の評価がべース。答えをネットで探す姿勢。安全重視の感動。だから創造性が育たないわけです。余談が過ぎました、今日は以上です。

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2009年9月 2日 (水)

美味しい珈琲を自分なりに求めて

 わたしは珈琲呑みである。珈琲好きと言って過飲ではない。くだらん駄洒落すまん。だが至高の珈琲を求めてきたか?といえば疑問で、多少苦くても「うん、珈琲だ」と頷いて呑んできた。しかも自宅で原稿書きのエンジンはインスタント珈琲です。美味しくないから飲み干さないことが多いけれど(笑)、アメリカンな飲み方をして集中をとぎらせたくないから。

 インスタント珈琲も、野趣たっぷりなら野趣がある。

 昔、“青春18切符”のような周遊券で北海道を放浪した頃、サロマ湖近くの日本国有鉄道の駅に流れ着いて、流氷でウイスキー・オンザロックをした。それは快楽(けらく)だった。さらにその待合室で、次の電車を待つ間に(何十分もある)、固形燃料でポコポコ沸かして呑んだインスタント珈琲も快楽だった。旨かった。青春という気合いが入っていたので、どんな苦さだってへいちゃらだった。

【hmm…なアドバイス485. 美味しい珈琲を自分なりに求めて】
Drip coffee is an American staple. So is camping. We've married two classics with the incredible new Flip N' Drip Coffee Maker. It's great for coffee, tea or other warm (perhaps adult) beverages. Pack it, share it, love it. 引用元 

Flip_n_drip

 アメリカ人にとってドリップ珈琲はマストだし、キャンプでも同じ。キャンプでも本格珈琲をという願いをかなえるのがFlip N' Drip Coffee Makerです。珈琲だけでなくお茶にも使用できま〜す。 

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 どういう仕組みなのか。お酒とMacとデジタルを愛するライターのみきさんによれば;「ケトル部には熱したお湯を注ぎ、オレンジのフィルタ部にコーヒー豆を挽いたものをセット。さらに専用マグカップを固定します。準備ができたら、くるっとひっくり返す訳です。そうすると、お湯がフィルター部を通過して、コーヒーの出来上がりと言う訳です引用元

 つまり挽いた珈琲豆と熱湯をそれぞれの部位に入れて、多分お湯を上にしてフィルターの豆を通すようにして(二重になったメッシュ穴ということです)、だんだんクツクツと珈琲がマグ部に落ちてゆくというわけです。ほぉぉ。これはとっても凄い。どうやら45ドルくらいの価格で出るそうで(予約受付中)、衝動買いして損はないでしょう。

 なぜなら発売元のブラントン社は、登山やアウトドア製品一筋。アウトドアでの実態を知り、その快適さをあげる製作をしてきた会社だから。

【名車と名珈琲に関係あり?】
 アウトドアでもいかに珈琲を旨く呑むかー都会に住む人にとって、日常的な“アウトドア”とはオフィスである。たとえばこのbugattiのエスプレッソマシンは、レバーがクールであの名車のフンイキバリバリ。1,300ドル。

 

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Saecoの珈琲マシンは、エスプレッソをいつも美味しく抽出してくれます。このマシンもなぜか自動車のBMWグループのデザイン。ブガッティほど高くはないが、375/£350(55,000円から57,000円) 。 

Saecocoffeemachinesxmallplus  Saecocoffeemachinesxmallsteam

 少し気の利いたオフィスなら、“40円カップ珈琲”を導入することはない。ブガッティやBMWのエスプレッソでなくても、2〜3万円も出せば立派なマシンが導入できるし、個人負担も、1杯あたり50円前後の原価でいける。どうしてそうならないのだろうか。

【hmm…なアドバイス】
 以前の職場でのことだ。ネスカフェ・プレジデント(インスタント)の超小瓶を職場に持ってきて「インスタントだけど相当旨い」としたり顔で話す同僚がいた。だまされて飲んでごらんといわれて、だまされたフリをして飲んだが、やっぱりだまされなかった。

 その職場のドリップ珈琲も不味かった。本格的でない珈琲を出すオフィスは、ひょっとしたらお客さま志向が薄いのかもしれない(と訪問者は思うものだ)。美味い珈琲を出そうという姿勢から、相談受付も企画化も提案も、すべてが始まる。たかがお茶、されどお茶である。

 ・・・なんて偉そうなことは、実はまぁったく、言えません。明日のビジネスメディア誠のエッセイを、どうぞ斜め読みしてください。今日は以上です。

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2009年9月 1日 (火)

株式会社ことばの設立

 今日は長い日でした。早起き(5時過ぎ)してutteの事業改善案を眠りながらメモしました。ちゃんと起きて、誠の原稿を仕上げて入稿し、設立法人「株式会社ことば」の手づくり紙プレート(ペーパーカンパニー?笑)をポストに貼り、法務局へ。

 お役所とどこか違う法務局(五七五調?)。曰く言い難しなのですが、法人登記の窓口で「証紙を買って貼付して提出でよろしいですか?」と訊くと、内容あらためますと。その間に15万円(大金)の証紙を購入して申請係官に渡しました。

チェックされる時間…じっと待ちました。でもすべてやりとげた受験生気分で、楽観してました。「郷さん!」と呼ばれてテーブルにつくと、でもあらら。   

 「出資金の入金の点ですが…」

 定款作成日付前の出資金振込があったのが問題でした。法人設立で日付は重要要素ですが、そこで引っかかって(笑)。出資金の振込が定款認証より前、という点の指摘がありました。銀行に行き手続き・払い込み証明のコピーをとりなおし一件落着。当日のみで登記終了しました。ありがとうございました。ぺこり。

【hmm…なアドバイス484.株式会社ことばの設立 】
 法人登記って何か?“手続き”と答えるでしょう。もちろんそう。わたしも“社会的信用という看板”でしょ、“カタチ”でしょと思っていた。でもそれはちがう。

 登記はとても清々しかった。

 ジワリと社会の成員の一人になったなあと。じゃあ今までの社会人人生は何?と訊かれそうですが、変人サラリーマンでした(笑)。そのわたしが、嘘偽りなく社会に貢献したいと思った。すると“自立したいなら辛抱しなさい”という声がどこからともなく聞こえる。“批判はこやし、不運は奮起、幸運は恩返し” そう思うことにしました。そんな自分が信じられませんが(笑)。

【原点はことば】
 株式会社ことば、というネーミングは盟友cherryさんです。1ヶ月半くらい前。

 「実はね会社作ろうと思ってるんだ」とわたし。
 「へえ〜!…どんなことするんですか」とcherryさん。
 「もちろんコンサルやutteの仕事は続けるんだけど、自叙伝の執筆とか、企業向けの書きものとか、書くことをしたいなと思って」
 「じゃあ、“ことば”にしたらどうですか?」

 わたしの考えた第一案は“お客さま視点株式会社”でした。それをcherryさんに胡散臭いと一蹴され(笑)、何をやりたいか口についた最初のことを会社名にしたら、“ことば”となった。確かに人を描くのが好きだし、モノのコアにあることを書くのは自信はあるし、ことばは力になると信じている。作品、商売、製造者の魅力をどう引き出すか、写真も絵も印刷も映像もあるけれど、原点はことば。

【ライター用ノートが欲しい】
 わたしごときがことばで食えるかどうかわかりません。でも事業目的はたくさん書きましたが、フォーカスしたいのは「ことば」と「utte」。くらしにクリエイティブをもたらす夢は絶対捨てない。ことばも絶対捨てません。

 今は1,000円居酒屋とか1,000円ジーンズ、500円デパ地下が流行り、実用一点張りのPB商品がはびこり、アートなんて飛んでいきました。とても精神が貧しい時代になりました。でもクリエイティブに生きたいという欲望までは死なないし、わたしも今は貧乏してますが、糊口をしのいでも(いと古し表現)Art of Livingも、Creative of  Kurashiも捨てません。それを実現するためのメインの道具が“ことば”だと思います。だからー

 飛び切り良いことばで、個人のちから、法人のちからを引き出したい。

【ライター用ノートが欲しい】
 今日は何人もの方々からメールやご祝辞をいただきました。ありがとうございました。また設立に際して、3名のutteのうち2名から、観葉植物をもらいました。ことばにならないほど嬉しかった(あ、それじゃ商売にならない笑)。なぜか植物を育てるのが好きです。 

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 余談です。言葉の仕事の大先輩の野呂エイシロウさん(放送作家)の話しで頷いて笑ったの
が、文を書きすぎて“キーボードを破壊し、内側の基盤まで割った”というエピソードを伺いました。どこのPCか訊き忘れましたが、わたしの基準では、国内E社も国外D社も落第点。Apple・Sony・Lenovoの3つくらいがようやく合格。なぜライター用ノートPCがないのだろうか?それをいずれ考えたい。

今日は以上です。明日からまたマーケティングの話しにもどります。

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