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2009年9月23日 (水)

目には目、歯には歯の手術

 連休最後の日は、とてもびっくりしたメディカルの話題。まさに「目には歯を」という手術。米国内で初の手術で視力を回復した女性です。 

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 ちょっと目のところが欠損しているように見えるが、それは彼女の目には“歯”がインプラントされているから。

【hmm…なアドバイス503.目には目、歯には歯の手術】
A 60-year-old woman blind for nine years has regained useful vision following a rare operation in Miami in which surgeons removed one of her teeth, drilled a hole in it, inserted a plastic lens into the hole and implanted the tooth-lens combination into her eye. 引用元 

9年間視力を失っていた60歳の女性が、マイアミの病院で米国初の手術を受けて視力を取り戻しました。それは歯(正確には犬歯から歯根、顎の骨の一部)を抜き、それに穴を開け、プラスティックレンズを通す加工をした歯の台座を目に埋め込む手術です。

動画嫌いなcherryさんも、これは動画を観るべきだ。ほんとうにびっくりした。

 彼女は薬物アレルギー反応で角膜を損傷(気泡ができたらしい)して視力を失った。視神経そのものは大丈夫だったのだが、瞳の表面つまりドーム球面の部分の損傷がひどく、角膜移植はできなかった。幹細胞移植もだめで途方に暮れたある日、紹介された医師Victor Perez氏から「目に歯を」の手術を勧められた。

 元々は1963年にイタリア人医師Benedeteo Strampelli氏が開発したもので、当時はレンズや術など諸条件が整っておらず普及しなかった。それが近年見直され、日本やシンガポールを含む世界各地で手術が行われ、およそ8割の確率で成功している。巡り巡って、イタリア人医師の弟子から術を学んだPerez氏が執刀した。

【どうやるの?】
 どうやるのか。ビデオの断片を引用します。 

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 手術は「準備段階」と「移植段階」に大きく2段階に分かれる。準備段階では損傷を受けている目の表面を“ならす”作業。実際には角膜除去と皮膚移植が行われる。目の表面の成長を半年ほど待つ。 

Article119725605968795000005dc170_4 英国事例

 その上で患者自身の「犬歯」と「顎骨」を切り取り、それを滑らかに削りプレート状にして中心部に穴をあけてレンズを通す。これを瞳に装着する。つまり適合する患者は瞳の表面に損傷を持ちつつも、視力を失っていない人に限られる。それでも米国内に200名以上いるといわれるのだから朗報である。

【なぜ歯がいいの?】
A tooth is used, Perez said, because it provides a stable, living platform of tooth, bone and cartilage that can remain alive, get nutrition from the eye and grow into a single piece with the cornea. 引用元

歯と歯根の部分は生きているプラットフォームとなり、目から栄養を得て、角膜の一部として成長するからです

【hmm…なアドバイス】
 人間の身体はひとつ、なのですね。“an eye for an eye and a tooth for a tooth”ということわざからヒントを得たのかどうかわかりませんけれど、自己移植の可能性をしっかり感じた。自分の身体、いろんなところをたいせつにしよう!(変な教訓ですか?笑)。今日は以上です。

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