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2009年10月の31件の記事

2009年10月31日 (土)

PETボトルゴミ雑感

 今日は土曜日ですが、もちろん働きました。朝イチに家からcotobaのサイトに一記事アップ、神田の仕事場に移動して、ビジネスメディア誠向けの記事のインタビューを英文作成・送信、そしてある“労働”をしてから、愛車(チャリ)で六本木へ。東京ミッドタウンで開催中のデザインタイド、21_21でのトーク ショー(すごく感動した)に出向きました。

Trash

 そのことは誠のエッセイに書きますが、画像は「流しのペットボトル」。これはPETボトルの分別・洗浄の様子です。ある労働とは、ゴミの分別・洗浄・廃棄でした。作業は特段辛くはないのですが、PETはやっぱり社会問題。それが今日のテーマ。

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2009年10月30日 (金)

utteサイクリング部、発進!(いえまだ準備)

 今日のわたしの仕事、“顔3つ”でした。朝は「コンサルタントの顔」の仕事(セッション資料の修正です)をして関係者に電子配布。それからcherryさんと午後のutte&アートマルシェ神田の運営会議の下打ち合わせ(クリエイティブ事業utteの顔)。その会議をの後は、コンサルタントの先輩と熱血営業マンを迎えて、またコンサルの仕事打ち合わせ。その後林田浩一さんのお客さまにご紹介いただき、それらの合間に「プリバリ」に入稿した原稿のチェックなぞもしたのでライターの顔も。 

Dsc09205s 試作品ヘルメット“RIEMET”

 ヘルメットの下に3つの顔あり。いえもうひとつ、“サイクリング部”をつくります。今日もまたバイク(自転車)ネタ。

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2009年10月29日 (木)

カーナビを“チャリナビ”として使ってみた

今日はビジネスメディア誠で連載する“うふふマーケティング”のこぼれ話しです。

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郷好文の“うふふ”マーケティング:カーナビを“チャリナビ”として使ってみた
誠編集部から筆者に課せられたミッション。それは「SONYのカーナビ新製品の使い心地を自転車で検証せよ」というもの。カーナビを“チャリナビ”として使うと、いったいどんなことになるのだろうか。実際にやってみた。続きはこちら。

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2009年10月28日 (水)

駐輪は文化だ! 駐輪施設序論

 ちょっと前に、読者のまんぐーすさんからこんなコメントをもらった。

 「自転車街作りについて、気になってることがあります。それは2段式駐輪場の使いにくさ。特に上の段に自転車を持ち上げるのは大変で、おまけに錆びていて動きが渋かったりします」 

Img_0298 Img_0295

 コメントありがとう。わかりますねその気持ち。おっしゃるのは、こんな駐輪場ですか?(写真上左)。 よっこらしょと上に上げるのはたいへんだし、カギは掛けにくいし、 カゴから荷物も取りにくい。

 右画像は、わたしの近所の駅前の光景。路上駐輪(整理員が詰めている)も醜いし、出す時に壊れ(壊し)がち。「駐輪は文化」と はわたしの持論。今日のテーマは「理想の駐輪場施設」としたい。

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2009年10月27日 (火)

鉄道模型と古墳と男と女のはなし

 最近、あるミッションを胸に秘めて、アキバのヨドバシプラモ用の塗料を買いにいった。そこには“プラモの聖地”なのだ。あまりに恐くて近寄りがたかったが、遂に足を踏み入れたのだった。恐る恐ると・・・うぁわぁ!そこは“聖地”というか“巡礼の地”。プラモやラジコンやガンダム物資で壁が作られ、集う“老若男子”の熱気と体臭(笑)に打たれて、へたり込みそうになった。 

Pict0073 これで“RIEMET”を作りました。

 無呼吸で目的の品(塗料)をそそくさと買って退散。おっと今日のテーマは塗料ではない。鉄道超ミニ模型と古墳女です。

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2009年10月26日 (月)

首相殿、インフルエンザ対策は初心表明で!

 「おはようございます。熱を計ったら38度で、今日は病院に行ってお休みにさせてください」from cherryさん。相棒からiPhoneのSMSにこんなメッセージが。ついにインフルエンザ?お大事に。まさか病院でこんなマスクをした医者・看護師たちに囲まれて。なんてないだろうな…。 

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 ところがその後彼女は、ケナゲにも、utteの特別作品販売の受・発注作業をメール上で行っていた(CCで情報共有しているので)。生死は定かだがFluは定かじゃない。そこで今日はお見舞いの意味も込めて、インフルエンザ最前線の状況を伝えたい。

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2009年10月25日 (日)

Do the Light & Green Thing !

 昨冬、片方になった手袋をしばらく持っていた。お気に入りの手袋で捨てられなかった。いつの日か、ええいと捨てたけれど、「まだ使えるのに」と心が傷んだ。だから片われの手袋をビジネスにしてしまうアイデア、いいなと思った。

 

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 英国の非営利企業Green Thingが、片方になった手袋を集めてリサイクルして販売する。色も柄もちがうが、なぜかしっくりくるペアで送ってくれる。岩澤里美さんの日経Biz Plusの秀逸な記事で知りました。記事はこちら

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2009年10月24日 (土)

ウェブサイトの鉄則:スッキリ・ナルホド・オイツイタ

 『ワノコト』サイトのお話を伺って以来、ウエブサイト運営のことを考える。わたしは3つのサイトで何かを書く。ひとつはこのマーケティング・ブレイン、cotoba、そしてutteブログもある)。マーケティング・ブレインは新しネタ、cotobaは事業紹介、utteはクリエイター支援。それぞれ違う顔つきをしている。

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 それぞれもっと盛り上げたいと思っているところに、ふと参考になるサイトが目につきました。今日はその話題を。

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2009年10月23日 (金)

手帖選びの心

出版社の晋遊舎(しんゆうしゃ)さんから09年10月19日に発売の『月刊MONOQLO(モノクロ)12月号は、“テストするモノ批評誌”というコンセプトそのまま、地デジほか、多ジャンルに渡るモノ批評で貫かれています。 

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 書店で発売中です。その中の特集2「手帳のすべて」で、ほんのりとわたしのお奨め手帳とコメントが掲載されていまして。そのPRになっちゃいますが。

【hmm…なアドバイス526. 手帖選びの心】
 以前、BizIDに、“濃い手帖エッセイ”を書かせて頂いたご縁のようで、なんと、いとうせいこう氏のような高名な方々と同ページに、ちょろりとコメントを掲載していただいて。晋遊舎さん、ありがとうございました。

 わたしのチョイスの紅い手帖、coated design graphics。丸善Oazo店で在庫の最後の一冊(2,625円)。凝り屋のcoatedにしてはあんがいさらりとしたものですが、“今年は仕事するゾ”という意気込みをしっかり受けとめてくれる“紅さ”と“サイズ”がいいので決めたのです。 

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【大関/文庫屋の手帖カバー】
 手帖話し、続きます。数日前お会いしたあるクリエイターさんの手帖が、とても気になりました。どこかで見た柄なんです。と思っているとcherryさんから「これ、姫路の革じゃないですか?」と。 

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 やっぱりそうでした。ご当人がお持ちなのは、どんぴしゃじゃないかも知れません。『文庫屋 大関』のしっかりあでやか、播州姫路の伝統革工芸。その技と型を、現代に復活させるのが大関さん。画像は『蜻蛉菊文庫サイズブックカバー』で頒価は8,190円。残念ながら今は売り切れ中。盟友Tomoyoさんは、大関さんのお財布をお持ちです。いいですよね、惹かれています。

【旧暦手帖】
 今日はくしゃみ多しのcherryさんのお奨めは『旧暦美人のすすめ』。 

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 いろいろポイントがある手帖ですが、旧暦という、現代から見ればスロースタイルで生活をする美人、そういう価値観で貫かれている。彼女がいいなと思うのは“旧暦月の旬の素材による身体にやさしい12のレシピ「旧暦旬レシピ」”だそうです。料理研究家だから、やっぱりね。他にも「季節と身体のコラム」、「旧暦月の彩り歳時記」など、読み物コンテンツがたくさん。

 でも、なぜ旧暦だと美人になるのか、腑に落ちません(笑)が、ま☆いいか。「四季折々にきれいになる」手帖、2,800円です。

【クォバディスのカバー手帖カバー】
 クオバディス手帖をさらに個性的にする革カバー。『PRIMITIVE MODERN』というブランド、福間 祥乃さんが展開しています。 

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 穴と紐づかい、このふたつに個性がある。普通ならヌメっとしてしまうのが革細工ですが、穴を開けて紐をポイントで通すことで、いわゆる革細工とは違う顔付きなるデザイン個性、とってもいい。制作デザイナーの福間さん、感性も技も素晴しい。惹かれます。14,700円。

【hmm…なアドバイス】
 店頭にたくさん並ぶのは、“勝間手帳”や“超整理手帳”、“ほぼ日手帳”、そして“ワタミ手帳”など手帳メジャー。それらに通じるのは「自己実現」「達成」。目標を立てまい進。やるべきこと日々の一里塚。ま、こんなヤバい時代ですから、それも手帖の効用ですけれど。 

でも手帖で誓ったはずなのに、達成するどころか、一年も手帖を使いきれない人が多いのはなぜ?手帖が人を導くことはあるけれど、逆効果/副作用もあるからだろうか。勝間さんや渡邉さんのように、個性がキワだつ人にあやかりたい。それもわかるけれど、自分は彼らとはちがうところもある。1冊の手帖でどこまで自分が変えられるか?その意気込み、大切です。

 要は手帖に何を求めるか。年末の手帖選びを機会に、自分がほんとうに目標達成派なのか、実は暮らし快楽派なのか、自分のことを考えるのもいい。そうすると、手帖選びでも機能以外のポイント、“自分基準”も見えてくるかも。今日は以上です。

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2009年10月22日 (木)

普段着は着物 “和”の人気サイトを運営する男の思いとは

今日はビジネスメディア誠で連載する“うふふマーケティング”へのリードです。

普段着は着物 “和”の人気サイトを運営する男の思いとは

着物、古民家、和雑貨など和をテーマにした人気Webサイト「和の暮らしを
楽しむブログ」を運営し、自らも着物を着て生活している男がいる。
彼が和にこだわっている理由、そしてこれから目指すものとは何なのだろうか。

Wanokoto

 和のポータルサイト『和の暮らしを楽しむブログ』を構築、運用する増田さん。和の楽しさを伝える姿勢がすばらしい。ただ和というテーマ、書きやすいようでとりあげにくい話題でもある。

 日本人にとって和の意識には、世代によってギャップがある。和に良いイメージを持たない世代もあれば(戦前・戦中の皇国というイメージがあるのでしょうか)、和を否定ないし忘れるところから出発したその後の経済成長時代もある。ずっと和が忘れられて、いつしか着物がKimonoとして再発見され、畳の健康志向が見直され、日本茶も新しい価値を加えて復権してきた。和を新しい価値として捉えようとする時代になって久しい。

 そのことを裏返して言えば、和の前で素直になれない日本人がいると思う。

 もったいないを“Mottainai”と表記することで、和の意識を広めるのは悪くはないけれど、どこか変な感じがある。ほんらい美徳なのに、なぜかまっすぐじゃない。深層意識でいろんなことがもぞもぞとしている感じもする。だから和をポータルメディアとしてとりあげる増田さんの奮闘はすばらしいと思うし、実はいろいろな葛藤があるのかもしれない。

【和というテーマの絶妙さ】
 記事には触れなかったけれど、参考になったのが彼のサイトコンテンツ。和の暮らしを楽しむブログの話題は、誰もが親しめる和の話題がたくさん。個人のブログなのに、ポータルサイトの趣強し。これ、できるようでなかなかできない。ブログを書く人ならわかるだろうが、ひとつのテーマにずっと興味を持ち続け、それで読者を獲得するのは(かなり)むつかしい。

 

Wanokoto_hp
   http://ruri.crara.cc/ 

彼の話題力は凄い。正座ネタもあれば、なんちゃってネタもある。コアネタもある。ナチュラルな読者志向を貫いている。天然性の編集長なのかもしれない。それも彼のチョイスした「和テーマ」というのが絶妙だからだろう。間口が広くて、でも狭い。世代や性別、育った地域や家庭環境によって、和は人それぞれ。でもどこかで日本人なら通するところがある。そこで“玄関”をつくっている。

【ブログがポータルになる瞬間】
 一方、わたしのこのマーケティング・ブレイン。どちらかといえばコアな話題が多い(と言われる。かなりコアですか?)。それはわたしがクセのあるヒトだからかも(少し自覚している)。企業や著名な商品をあまりとりあげないのは、コンプレックスかも(う〜ん、そうかなあ)。 

Markezine_8660_s う〜ん。

 このあたり反省して、みんなが興味をもつ話題を取り上げようと思う。でも7枚のパティの777円のバーガーの話題をとりあげたくない。ぐっとこないから、そんなの(笑)。でもポータルとか記事だと「やるしかない」「盛り上げるために」という冷静な判断もある。 

ブログがポータルになる瞬間が、そこにあるのかもしれない。今日は以上です。

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2009年10月21日 (水)

足元をゆるめよう。

 夕方、ふとネットに目に落すと『レクサス、4.8L V10の2シータースポーツ「LFA」を正式発表』というニュースが目に止まった。なんと3,750万円(桁は間違ってはいない)。 

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 「え〜っ!なんでそんなに高いの?」と思わずcried。「ハンドルにダイヤでもハマっているのだろうか?」
 「まさかぁ」とcherryさん。
 ハンドルは屋久杉でできてもいない(笑)し、タイヤは革張りでもない。でもフェラーリ価格。わたしはついじっと自分の足元を見た。そういえばランボルギーニはあったな。

【hmm…なアドバイス525.足元をゆるめよう。】

 デザイナーのTim Cooperさんは「こんなクルマで足元を固めよう!」と提案した(画像左)。そのデザインにトリビュートしたのか、同じくデザイナーのluca stappersさんは、もっと控えめにオペル(今や風前の灯火)の大衆車でデザイン。 

Car1  Car2

 Opel Agilaはヨーロッパらしいコンパクトカーですから、こんな奢ったハイヒールよりもぺたんとしたクロックスの方が似合いそうだけど。靴は同社の販促用に制作しました。現物は次の画像です。

 

Irmscheropelagila

【フランクのブーツ】
 でも流行ってるクルマといえばハイブリッド車。ちょうど今日(09年10月21日)発表されたカー・オブ・ザ・イヤーはトヨタの『プリウス』だそうで。おめでとうございます。順当な選出だと思います。さて、靴でもこんなハイブリッドがあるんですよ。デザインしたFrank Gehryさんはこう言います。 

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37 'you shouldn’t have to differentiate between disciplines, shoes are very architectural and always have been, and even more recently there are new shoes…(that are) buildings.' 引用元
決まり事の中で差別化しようなんてキマリはないさ。靴って建築みたいなもので、ビルディングを建てるようなものさ」 

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 紳士靴の“ウィングチップ”の先端にあるようなツブツブ。そのデザインを置き去りにするようにブーツカットが形成される。いいですね.ボクなら右足スーツ、左足ジーンズに仕立てたズボンに合わせます。

【hmm…なアドバイス】
 しかし人間、足があるじゃないか。歩けばいいんだ。と思っていたら、こんな画像も。 

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足元を、クルマで固めたい人、自動二輪で固めたい人、自転車で固めたい人、ヨットや人力車やリヤカーで固めたい人、カッコいい車いすで固めたい人。結局、足元をどう固めるか、その時代の施設や舗装が前提だけれども、その人となり、精神が宿ると思う。

 今日紹介した靴々は、現代生活の成れの果てとも言えるし、人類が自分を取り戻す過程とも言える。素足感覚を忘れたから、交通で傷めつけ合う今の時代があるともいえる。素足に締めた紐をいったんゆるめてみたい。今日は以上です。

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2009年10月20日 (火)

録音性能特化のビデオカメラに学ぶ

 昨日は、cherryさんのために加湿器を取り上げました。ネタ的にはがんばったつもりでした。ところが・・・。

 午前中、コンサルティングの仕事の余波で、あれこれパワポとエクセルいじりをしていました。ふと横チョに座るcherryさんの画面を観ると、なんとアマゾンで“加湿器”をチェックしているじゃないですか!どうやらわたしがレコメンしたのがツボに入らなかった。オトナの私だから、傷ついたのは顔色にツユも出さず、仕事にいそしむのであった。

【hmm…なアドバイス524.録音性能特化のビデオカメラに学ぶ】
 しょせんわたしには推奨力がないのだ…などと卑下することなく、今日は先頃ぐっときたデジタル・ガジェットをとりあげます。 

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37 This Zoom Q3 Handy Video Recorder is groundbreaking. Its claim to fame: it grabs high-quality audio with its two directional studio-grade condenser mics up top. 引用元 

Zoom Q3 Handy Video Recorderはすんばらしい。特筆すべき点は、録音スタジオグレードの指向性コンデンサーマイクロフォンを2機搭載するところである」 

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 このマイクロフォンの大きさ、凄いですよね。発売元のSamsonテクノロジー社(米国)は、もともとプロ用の音楽機材を扱う会社なので、録音クォリティにはお墨付きもある。何より、大型マイクロフォンとデジタルビデオを一体化させるという、ありそうでなかった組み合わせが、さまざまな利用機会を演出する。

【音楽録音が高性能だと。】
 ジャムセッションをして、オーディションに応募する。音楽事務所にアピールする。もちろんビジュアル・リハーサルの確認用にしてもいい。 

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 ピアノリサイタル、発表会、結婚式のビジュアル・サウンド・メモリーにもいだろう。 

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 もちろんMacにもWindowsにも対応し、動画・音楽のアップロードや(2GBメモリー標準搭載、32GB SDHCカードまで利用可)ネットへのアップもできる。録音の録音性能が良くなる特徴だけで、利用機会はぐっと増えるものだ。

【普遍的ニーズを高めて、斬新に組み合わせる】
 振り返れば、過去に“カセットデンスケ”という録音名機があった。もちろんSONY。カセット(後期にはDATもあった)というお手軽な録音媒体に、精密な録音ができるという機能がデンスケマニアを輩出した。後のリニアPCM録音機(画像下右)は、あまりに微妙な音まで拾うので、“ウィンドスクリーン”も備えていた。 

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 このSONYの『VIDEO WALKMAN GV-9』も画期的な製品だった。それまでモニターがあったビデオはいずれも白黒という1980年代後半、あえてカラー液晶を搭載、これまでなかったタテ型のビデオだった。しかも大画面であったゆえ、ビデオの撮影スタイルを変えるものだった。 

Gv9a 引用元

 Samsonの『 Zoom Q3』は、カセットデンスケの録音性能とタテ型ビデオの使いやすさを合わせ持ち、大容量動画・音楽への対応、そしてネットへのアップロードという今どきニーズをすべて満たしている。すべて歴史上の手応えのあったニーズばかり。決して新しいことを追求していないけれど、誰もが望むこと、普遍的なニーズを高次で満たすだけで良い製品ができる。

【hmm…なアドバイス】
 加湿器の普遍的なニーズとは加湿性能である。少ないのはNGだが、やたらによく出るのもまずい。バロメーターは意外なところにあった。“”である。

 頂いた蘭の花がここ数日ぽろぽろと落ちる。哀しくて仕方ない。cherryさんによると、湿気が足りないのが一因らしい。熱帯の花が落ちるのは、湿度が不足しているからだ。それなら、「観用植物の加湿器にもなります」とうたう加湿器は、赤ちゃんにも老人にもやさしい、身体に良さそうな加湿器のイメージがある。そんな製品、ありませんか。今日は以上です。

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2009年10月19日 (月)

今年はしっかり加湿器でインフルエンザ対策を!

 今日はコンサルティングの仕事でほぼ丸一日集中。途中で1件ご来客があったくらいで、あとは珍しく集中が途切れませんでした。コンサルの仕事は“セッション運営資料”作成、cherryさんの助言も得て9割がたできました。

 「郷さん、マーケティング・ブレインで取り上げてほしいものがあります!

 助言も得たし、パン教室で作ってきたという美味しいパンプキン+チーズ入りのパンまでもらったのでイヤとは言えない。で、今日はcherryさんの特別オーダーにお応えします

【hmm…なアドバイス523.今年はしっかり加湿器でインフルエンザ対策を!】
 それは加湿器。季節柄ぴったりですが、cherry家のモノがカビて駆動アウトになったそうです。水を入れるのでカビやすいのですが買い替えたいとのこと。そこで、まずひとつお奨めしたいのは『Kaz 気化式加湿器Model3300』。 

56381822_1 デザインはイマイチ。

37  「気化式」加湿器の特徴は「乾燥した空気を取り込み、一度水をくぐらせて、湿度を加えた空気を出す仕組み」(同サイトより)。抗菌フィルターでキレイなエアをつくる仕組みがある。 

Genri

 ファンで吸気をしたエアをフィルターで浄化して送り出す。そのシンプルな仕組みが世界の病院で使われている理由とされる。そもそもKaz社の歴史、加湿器をつくる必要性(開発者の息子が風邪を引いたときに加湿がうまくゆかなかった)がいい。日本でも幾つかのサイトで発売されていますが、こちらでは9,800円

【Bonecoの加湿器】
 もうひとつ気化式。Bonecoのディスク型気化式加湿器『ディスクエヴァポレーター』 

31j2j53kyxl_ss400_ タテホタテ。

37_2乾いた空気をディスクを用いて湿らせ、加湿する気化式タイプ。空気中に必要な水分を気体として放出するため、スチーム式、超音波式とは異なる多くのメリットがある引用元

 気化式のメリット=室内の空気を取り入れて加湿するので、スチーム式のように加湿し過ぎもない。また気化水分の粒子が小さいので、家具等を傷めないメリット。さらにディスクは洗浄して繰り返し使える点もいい。Amazonで27,537円。

【Air-O-Swiss】
 超音波式でもいいものがある。『Air-O-Swiss AOS-7144』のミストは、温かい/クールと調整ができるのがポイント。超音波式加湿器は、一般に雑菌を出すと言われるが、この製品はイオン銀スティックによる制御で、菌の発生を抑える機能がある。 

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この商品を(イチオシで)お奨めしている米国のサイトはアレルギー抑制のユーザーのためのサイト。米国Amazonでは199ドルで発売中。日本での国内販売は確認できなかったが、製品評価が高いので、電圧変換でも使えればいいんじゃないだろうか。

【タイガー魔法瓶】
 加湿式で国産品をひとつ。タイガー魔法瓶の取手付きのマイコン加湿器もよさそう。持ち運びのしやすさ、サイズがコンパクト、手入れしやすいがコンセプト。 

0233329_01

 割とフツーだが、換気をする習慣のある日本人、こういうベーシックタイプがやっぱりいい。価格はASZ-A350 で15,750円(メーカー希望価格)。後先になりましたが、どの情報源を見ても、比較ポイントは“タイプ別の機能”。 

4  
 引用元

 オマケで加湿器にも消毒剤を!『インフルエンザ・レジオネラ菌対策 加湿器用 殺菌消毒 消臭剤 モルキラーW23 1L』。加湿器の水1ℓあたり10mlを入れて使用。インフルエンザ対策に効くという。(同社は手指消毒剤メーカーでもある)アマゾンで3,150円。 

31ihteicl8l_sl500_aa280_ 今冬は手にも空気にも消毒剤を!

【hmm…なアドバイス】
 それぞれの理由から、次の2つの商品はドロップしました。 

032l_2

 【深澤直人 ±0 Humidifier Aroma】 10,000円(先行予約中)
 →ドロップ理由:「深澤加湿器、最初があんなに丸いデザインなのに、次のはフツーでイヤ」とcherryさんが言った。 

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 【R2-D2 USB Humidifier】 約20ドル(先行予約中)
 →ドロップ理由:宇宙には加湿が必要ないから

 今回はあえてデザイン商品・オモシロ商品をドロップしましたが(それぞれ性能はしっかりしているけれど)、今冬ほど加湿器に効能が求められているシーズンはない。デザイン・おもしろだけでなく、機能重視でインフルエンザ対策をしっかり。今年は性能重視でいこう。今日は以上です。

【cotobaのPR】 cotobaの“クロスワード”ハガキ、発売しました。
手書きの復権のために。cotobaのハガキを→(早くも値下げ)

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2009年10月18日 (日)

ロンドン・オリンピック・ピクトグラム

 来週日曜日(10月24日)からあと1,000日。それはなあに?

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 答えはロンドン・オリンピック。1,000日といえば2年数ヶ月先ですから気が早いなあ。でも記憶に新しい、その次の五輪での東京の落選、その次の次の広島・長崎の立候補宣言(何も平和運動をスポーツに持ち込まなくても。エコをテーマにした東京の二の舞ですよ)、スポーツをめぐる活動は不況知らず。

【hmm…なアドバイス522.ロンドン・オリンピック・ピクトグラム】
 引用したバナーは“ロンドン五輪ピクトグラム”。ピクトグラム(絵文字)には2つのタイプがあり、“シルエット版”と“ダイナミック版”です。まずは白黒のシルエット。 

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  引用元

 数えると38個ある。容易にわかるものあり、う〜んと考えるものあり。好きなのはシンクロ、ふたりで漕ぐカヌー競技、卓球もいいですね。(トライアスロンならぬ)近代五種が動的ですね(最後の大きいやつ)。白黒シルエット、やっぱり道案内、つまり開催会場案内に、チケットやロードサインに活用されるのでしょう。もうひとつはこちら。 

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 ダイナミック版は、ぐっと雰囲気がちがって針金で作れそうなシルエット。そもそもはロンドンの地下鉄マップのデザインにインスパイアされたそうだ。色づかいが美みょーで、躍動的。新体操、ヨット、柔道、ボクシング、ビーチバレーなんかが好きです。どちらかといえばわたしはこっちがいい。こっちは競技場のシンボルやチケットに使われるのでしょうか。

【designed by SomeOne】
 制作はSomeOne。「誰か」じゃなくてデザインファームの名称です。これまでにもたくさんの美実績があるロンドンのデザイナー集団。 

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  白い方々。

 ダイナミック版のピクトグラムをプレゼンした資料でしょうか、同社のサイトから引用させていただきました。 

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 広告、路上サイン、看板、パンフレット、施設サイン、販促、チケット、ノベルティ、商品開発など、“絵文字”は世界中で展開される。世界の誰にもわかるようなデザインを作らねばならないから、求められる象形は「シンプルBUT個性的」。ロンドンのSomeOneは、どこか誰かじゃない存在感のあるデザインを創った。その筋肉質なデザインに圧倒される。

 余談ですが、38のピクトグラム=競技数ではない。現在開催予定の28競技を小分類すると37になるのですが、あとひとつが見つからなかった。さぁてどれだろう?

【hmm…なアドバイス】
 さてcotobaの仕事で今日も仕事場(神田)で働いていた。ふとネットニュースを見ると、へえ! 

200910184521921l おれ退場?なぜ?(ゴールしたから?笑) 

37 名古屋のストイコビッチ監督が前代未聞の「ゴール」を決めた。後半40分に横浜MのGK榎本がけり出した球を、ピッチ脇からシュートすると、見事にワンバウンドでゴールに吸い込まれた。観客も盛り上がり、大歓声に両手を挙げて応えたが、そのまま退席処分となってしまった。引用元 

 昨日のJリーグで、ベンチ際から40m弾を蹴り込んだピクシー。現役時代、彼のライン際の切り返し、ありえないパス、何かをやる男でしたが、監督になってもサイドラインからシュートするとは(笑)。そのシュートへ持ち込む上体の使いかた、相手を巧みにかわすシルエットの変化(へんげ)はすごかった。ピクトグラムはスポーツマン(女子含)の美しいシルエットが原材料なのですね(審判のシルエットもいい)。今日は以上です。

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手書きの復権のために。cotobaのハガキを→

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2009年10月17日 (土)

変人だからこそ、ダイソンの扇風機

  今年の9月・10月は例年に比べて暑かった。9月の冷房ONは、8月より高かったかしら。ここ数日ぐんと冷んやりで、風邪気味になった人もご〜ろごろ。まさか置き去りにされた“扇風機”なんてリビングに転がっていないでしょうねぇ。 

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 この扇風機がまだリビングにある家、たぶん暑がりですが、北半球でこれから冬に向かう今頃、革新的な扇風機を発表するDyson、やっぱり変わり者だ。

【hmm…なアドバイス521.変人だからこそ、ダイソンの扇風機】
 変わり者どころではない。これは革新的な扇風機だ。 

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37 The Dyson Air Multiplier™ fan works very differently to conventional fans. It uses Air Multiplier™ technology to draw in air and amplify it 15 times, producing an uninterrupted stream of smooth air. With no blades or grill, it’s safe, easy to clean and doesn’t cause unpleasant buffeting. 引用元

ダイソン・エアマルチファイアーは従来の扇風機とは違います。そのマルチ技術で風力を15倍まで増幅し、スムーズエアを創出します。ファンや網も無いから指入れも安全。クリーンで掃除もしやすいのです」 

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 まったく違うカタチ、どういう風にカゼが来るのか?

【ダイソン氏語る】
 発明家のジェームス・ダイソン氏、ファンがない扇風機を動画で語っています。お時間があれば2分弱の動画を見てください。

 どこからエアが出てくるかといえば、円形の縁の部分のスリットから。 

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 本体のエア・インテーク部からの吸引風をエアフロー制御で最大15倍にも高めるという。そのエアの強さ、サンプルを試したWired Visionでもびっくらしたという。 

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【変な機構と破格の価格】
 製品の特徴説明の図、フツーの扇風機ではない。15倍の風力、ファンのようなスパイラルエアではないこと、ファンの回転がないから極めて安全なこと。掃除もしやすい。 普通の扇風機のように高さは可変じゃないがチルトする。風量のコントロールも可能。 

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 発売開始時期は未定だが予約受付中。価格は329ドル(12インチ=30cmモデル)、299ドル(10インチ=25cmモデル)。普通の扇風機はせいぜい5,000円くらいとすれば、6倍以上の値段をつけてきた。ダイソン掃除機での価格設定と似ている。 

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この発想の原点はどうやら“エアータオル”らしい。公共トイレに設置されている水分を飛ばすエア装置。ダイソンは『airblade』という名称でエアータオルを発売しているので、その応用とも言える。

【hmm…なアドバイス】
 革新的な商品の発想の原点とは、過去の製品を否定する力なのだ。今ので用が足りていると思ってしまえば思考停止。扇風機は、風さえ起こしてくれればいいじゃないかと思えば2,980円の中国製から進んだ革新は一切生まれない。

 実は指入れもアブナいし掃除がしにくい。角度調整や首振りなど機構が複雑だから故障しやすい。カタチが変てこなので使用しない時季にしまいにくい。こんなにデメリットがあるのに思考停止になるから、人とは慣れには無力な存在だ。

 否定する力を持つのはダイソン氏のような変人しかない。開発者は変わり者になれ!これが教訓。今日は以上です。

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2009年10月16日 (金)

エニグモのコルシカを支持します。

 googleが世界の出版業界に投げかけたインパクト(=Googleブック検索、書籍のデジタル化による全文検索提供サービス)に比べるとやや小さいとはいえ、たった従業員数58名の会社がやってしまった。それは株式会社エニグモの“コルシカ”。 

6294401  こう始まった。

 ブログ界で話題彷彿、世間メディアでも報道されているので、皆さんご存知の話しですが、一度書いておきたいと思って。

【hmm…なアドバイス520.エニグモのコルシカを支持します。】
 コルシカのサービスのポイントは次の通り。

・コルシカは雑誌をスキャンしたデータと実物(雑誌)の両方を販売する。
・ブラウザ上でユーザーが読めるのは、コルシカ経由で購入した雑誌データ。
・雑誌実物を買うことも、購入後12ヶ月以内ならできる。
・データ自体の保存は購入後のみ。

 コルシカは「実売数=販売数となるので購入支援になる、スキャンは私的複製の範囲」と抗弁したけれど、日本雑誌協会側は「スキャンは私的流用の範囲を超えており、出版社の著作権侵害」として中止を求め、コルシカは矛先をいったん収め、サイトは閉鎖された。 

L_yuo_enigmo  こうなった。

【きっかけは“元気を!”】
 「最近元気がない雑誌業界に、何か貢献できないか」——開発のきっかけは、同社の田中禎人共同代表のこんな思いだったという。田中代表は雑誌が好き。雑誌をデジタル化し、ネット経由で世界のどこからでも閲覧できたり、お気に入りの記事をPC上でクリッピングできれば利便性が高まり、雑誌市場も活性化すると考えたという。引用元 IT media

素晴しい着眼。著作権の問題は、どうしても権利とか権益に結びつきやすいけれど、原点は“雑誌はパラパラして楽しむ”もの。その機会が圧倒的に減ってしまった

(本屋に)寄らない。
(立ち)読まない。
(つい)買わない。

 こういう“売れない三拍子”にハマっているのが雑誌です。内容は劣化してなくても、ネットのせいもあって接触を失っている(わたしもそうです、反省)。コルシカがやったことは私的複製とは言えないし、出版社に話しを通さないというもの、ハハンと思った。まっすぐできる事業では、そもそもない。

 でも、読者の接触機会減が部数源となり、広告収入減になり、編集方針がサツバツにつながり、誌面が劣化し、売れなくなる。こういうサイクルに雑誌がハマっている事実を直視すべき。読者の接触機会を増やすという、その田中代表の想い、拙文家のわたしは支持します。エニグモの皆さん、がんばってほしい。

【雑誌協会もやってはいます。】
 もちろん日本雑誌協会も、雑誌が売れないことに指を加えて見ているわけじゃない。 

Zashikyoukai

「雑誌デジタル配信」の実証実験を実施することから、モニターを下記のとおり募集します。まったく新しい雑誌スタイルを体験するこの機会に、ぜひご応募ください!引用元 

調査対象雑誌を電子化したものを読んで意見を求める。モニター数は1,500名だそうで、わたしは申し込みました。総従業員数何万名の業界をあげて、エニグモと同じことをやろうとしているのはいったい何だろう?と思いましたが。

【エニグモ=社会インパクト企業】
 エニグモはインパクトのある新しいビジネスの立ち上げに積極的に取り組んでまいります。そして、世界規模に展開し、世界中の人に「活力」や「楽しさ」を提供していきます。引用元 

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 エニグモの企業理念からの引用文です。Buymaというサイトを知って以来、エニグモって凄いなとずっと思っていた。最近のシェアモもいいですね。インパクトという企業理念は、今回の業界の壁を突破しようという試みに合致している。金融恐慌後のデフレ価値観へのカウンターとしても価値ある新事業。

【hmm…なアドバイス】
 既存のシステムやルールの上での議論により過ぎると、ありたい姿・なってほしい姿がおろそかになる。そこからは何も変えられない。もしも何かを変えたいと思うなら(これまでの)課題の整理はちょっぴりにすべきだ。

 最後にコルシカにお願い。個人的には(とブログで書くのは変ですが)、『Rockin'on』と『文芸春秋』と『エスクワィア(ああ休刊)』をつまみ読みしたい。もひとつ、“雑誌RSS”のようなアラートを作ってほしい。「ローリング・ストーンズ」「深澤直人」「後藤久美子」「宮﨑あおい」などのMY登録項目の特集がある、あらゆる雑誌の“雑誌アラート”を飛ばしてもらいたい。するとわたしは書店に立ち寄る。少なくとも何度かに一回は買う。今日は以上です。

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2009年10月15日 (木)

厳しい時代の今、“クリエイター・シンキング”に学ぼう

 今日はビジネスメディア誠で連載する“うふふマーケティング”へのリードです。

厳しい時代の今、“クリエイター・シンキング”に学ぼう
金融危機の到来で社会情勢が急変する昨今、従来のビジネス思考術が通用しなくなっている。ならば、これまで頼りにしてきた処世術の本は閉じ、自分と闘い、自分のキーワードを見つけてきたクリエイターの思考術に学んではいかがだろうか。 

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 見回せばどこもかしこも厳しい話しばかり。

 「どないですか?」「だめですわ」とわざわざ関西弁で書かなくてもいいけど(笑)。でもどこもかしこも、街角景気はまだ縮んでいる。これまでなら、そろそろピックアップしてもいいはずなのに、回復が遅い。待てども暮らせども風が吹かない。これはヤバいぞと思った経営者が、これから骨身を削りだしす(つまりリストラ)。デフレ不況が、再度スパイラル下降に入る(かもしれない)。そんな状況だと思う。

 だから今、HOW TO本、処世術本やマインド本が売れる。心の持ちようで、人間関係や仕事が変わるというノリの本である。わたしも読んだこともあるけれど、正直、いくら読んでも解はない。むしろHOW TO本中毒になってしまうのがオチだ。そんなことは止めて、自分に向き合ってよという気持ちで、今回のエッセイは書いた。

【ビジネスメディア誠世代に、アンケートをしませんか?】
 厳しい、厳しいとはいうけれど、今の時代がほんとに厳しいのか?

 過去の経済成長期もバブル期も知らずに育った30代までの人にとっては、もの心ついて以来、2000年前後のITバブル期を除くと、ほぼずっと(安)低成長の時代が続いていた。低成長なんて今さら、いつもそうだった、と言いそうですよね。生活防衛なら100均があるもん、別にダイジョウブ、そんな意識があるかもしれない。 

成長神話で懸命に泳いできた50代以降の世代と、低成長の濁流で浮かんできた20代・30代世代とのギャップがある。だから何を言われても、マジでホンキになれない、世代ギャップが、国の政策・施策を推進するギャップになっているかもしれません。

 そこで。20代から30代の勤め人にとって、今の時代がどう映っているのか? 就職、労働、転職、転社、将来、デフレ…などをテーマについて、ビジネスメディア誠の読者意識調査(アンケート)をしたらどうだろうか?誠世代(1970年〜1985年生まれくらいですか)がやる気なれる環境づくりが、国の将来にとってとても大きいと思うわけで。

【Eさんの仕事】
 そうそう、団塊世代の先輩、その力量が、凄いなと思った話しを概略ご紹介します。コンサルタントの大先輩のEさん、彼の話すこと、示すこと、描くこと、切れ味と力があります。企業を変える力を持つコンサルタントです。

彼は昨年、ある電子部品メーカーに招かれて“事業改造取締役”に就任しました。タイミングは最悪でした。リーマンショック後の就任ですから。

 着任したその日から改革が始まった。電子部品の製造コストを半額にするため、製造工程はもちろん、物流や管理工程まで刷新するため、幹部社員の勉強会が始まりました。平日も土日も。単身赴任状態のEさん、1回/月の帰京がせいぜいだったとか。

 昨年暮れから今年の夏までの経済環境下で、現状認識→見通し設定→ライン改善→ワークシェア→雇用調整→将来の増産に向けたプロセス改革→それに基づく設備投資まで、一気に描いて、そして実行したそうです。その実現のメドがついたので、また独立コンサルタントにもどりました。

 あの経済環境下でも、そこまでできる。社員の目の色を変え、恐らくは人生までも変えた力、ほんとうに凄いと思いました。

【hmm…なアドバイス】
 不肖わたしもコンサル業をしています。その仕事は、クライアントへの働きかけを通じて企業を変えることです。知識の切り売りでもなければ、魔法でもありません。気づきやベクトルや実働への突き落とし。それが仕事です。

 この混迷の時代、Eさんのような方が救世主となりましょう。わたしはその半分くらいの力しかないで憧れます。今日は以上です。

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2009年10月14日 (水)

自転車街づくり緒論

 午前中から雲行きが怪しかったので、cherryさんが来てすぐ、自転車で買い出しに出かけた。行く先は築地の漬け物問屋。あるコンサルティングPJで必要な食材購入です。 

28 築地市場。

 え!? 経営コンサルタントって食材を買うの?と驚くなかれ。わたしのコンサルの仕事は“現場・現物・現味主義”。クライアントの事業を根本から知るために、築地でもアメ横でも八戸でも、どこでも行く。現物からしか見えないことがあるから。

【hmm…なアドバイス519. 自転車街づくり緒論】
 久しぶりの築地、食材を求める人でごったがえしていた。歩道にも車道にも、スタンドのないチャリを止める場所はない。どの自転車もガッシリした荷台に発砲スチロールを乗せているでしょ。築地ではロードバイクはエイリアンなのだ(笑)。仕方なく道路に横たえたら、それも邪魔だと怒られた。おい、こっちも2/3江戸っ子だい。どけてみやがれ!と啖呵をきった(嘘)。 

15 “バイクライド” 立っていてね。

 これはロードバイクなどスタンドのない自転車を立てるスタンド。未使用の品、最近ロードバイクを買ったcherryさんに差し上げた。築地にこういうスタンドがあればいいのだけれど(ムリだよね)。 せめて大きな荷台がある自転車を!これ、サーフィンを載せられる自転車。 

Bike_dog_003   引用元

 築地の自転車よりも大きな荷台。 

Surfracks

 たぶんマグロも載せられます。

【青山まつりへ】
 今週末、スタンドもあれば飲み物もありの自転車ライダーにやさしいお祭りが「青山まつり」。「自転車にやさしい街」宣言!だそうです。実はビジネスメディア誠編集部から、ある自転車用の秘密兵器をお借りする予定。これを装着して青山、行っちゃおうか!とcherryさんと画策中。 

Ph_parkingspace

 注目は“自転車駐輪場の設置”。ニューヨークの街角にはこんなスタンドがあるというが、東京の街はチャリダーには冷たい。富永美樹さんもくるので2ショットできないかなあ(笑)。

【hmm…なアドバイス】
 そのためにも交通規則遵守、安全運転。秋葉原から築地への昭和通り、クルマは一時停止無視ばかり、自転車も(仕事に使うOL・会社員のマナーが)悪い。道はいいのに利用者の感度が低いなと思った。ミシュランにならえば☆ひとつ。

 数日前、サイクリングロードでの夜の安全運転・マナー向上のことを書いたら「サイクリングロードはチャリ・走行者・歩行者・犬もOK」とお叱りコメントをもらった。そうだけれど、それでいいのか?という問題提起をしたのに、わかってくれない。じゃあ夜のチャリ走行、こんな“光るレース”はどうですか?光るレースを縫い込んでチャリカバーのどこもかしこも光るように加工した。その名も「Reflective Lace」。 

Lace01

 ヘルメットも光るんですね(禿頭じゃなくて)。 

Lace05

 街が繁栄するきっかけ、それはふたつある。街が自転車をどこまで受け入れるか。青山が自転車都市宣言をしたことは嬉しい。これまでわたしは何度も書いてきたが、自転車にやさしい街は繁栄するしね。

 もうひとつはチャリに乗る人のマナーの向上。無灯火、車道逆走、携帯利用はアブナい。違反切符・罰金を強化するべき。今日は以上です。

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2009年10月13日 (火)

自転車パンク修理概論

 昨夜、休みを押して夜まで働き、9時を回った時間に自宅の最寄り駅に着いた。やれやれと駐輪場に行き、通勤用ママチャリにまたがったら、あれれパンクじゃない!ひどい!。留めておいた馬がどこかに行ってしまったガンマンのように、とぼとぼ歩きだした。

 …ふと“パンクの原因”を探ろうと立ち戻った。ナットを外してバルブを抜いてみると、少しだけ「シュ〜」と音が。なるほど。これなら(チューブの)パンクじゃなくて“虫ゴム”の破損だ。ゴムは劣化して割れていた。

【hmm…なアドバイス518.自転車パンク修理概論】
 明日は手持ちの自転車修理パーツ箱から、虫ゴムと念のためバルブを持って出ようと思った。駐輪場で空気入れを借りれば、エアが入れられるから。

 で翌朝、駐輪場で。「すみません、空気入れをお借りできます?」とパンクした後輪のバルブを替えようとすると… 

 

「虫ゴムなら、交換してあげるよ」と駐輪場のオジさん。え!タダで!ありがたいのでやってもらいました。

27 これを切ってくれました。 

 アマゾンで189円。適当な長さで切れるやつです。コストの高安じゃなくて、親切心にうたれた。朝から良い気持ち♪

【ロードでのパンク修理】
 チャリ通していて休み明けの月曜日(や火曜日)によく見かけるのがパンク。自転車野郎、土日に酷使するせいでしょうか、月曜からパンクだととほほですよね。何人もそんな人を目撃して以来、わたしはクィックパッチとタイヤ(外し)レバーを持ってチャリ通しています。 

14 この2つがあれば。

 レバーは100均です。パッチはパナソニック製の接着剤不要タイプ。このセットがあればパンクは修理できます。でも難題がひとつ。それは“水”です

 パンク修理を自分でやったことがある人ならわかりますが、パンク部位を明らかにするため、洗面器やバケツが必要。タイヤを外しチューブを出し(そのくだりは省略します)、チューブに適度に空気を入れて“穴”を探し出す。自宅ならそれがゆるりとできても、パンク箇所を確かめるための器の調達、水の調達をロードでどうするのか?ずっと疑問でした。

【どん兵衛が助け】
 ツール・ド・フランスのようなチャリ競技では、F-1のようにメカニックが並走しますから、F-1の“タイヤチェンジ”のごとく、“ホイールごと”チェンジするわけです。またブルベ(何百キロもの公道を時間・距離のポイント制で走る自転車ラリー競技)では個人個人で対応するという。 

20080501imgp1227  引用元 

 ブルベに出場したこの方の記述がおもしろい。レース中、パンク修理のために“どん兵衛”を食べたそうだ。パンクは夜だった。修理のため、明かりのあるコンビ二に着いた。そこでタイヤを外しチューブを出してパンク修理。問題は水と器だった。彼は食べたくもない「どん兵衛」を買い、それを“洗面器替わり”にしてパンク箇所を探った。 

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 きっと主催者から、どん兵衛をパンク修理に使った出場者は、キミが始めてだと言われただろうな(笑)。

【hmm…なアドバイス】
 レースにおけるパンク修理、もっとも適切な答えは「替えチューブを持つ」。タイヤを外すレバーとチューブを持って、パンクチューブはあとでゆっくり直す。当たり前すぎて、なぜか私も気づかなかった。 

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 パンクの話しをcherryさんにすると、これがいいんじゃない?と言ったのが、“散歩中、犬に水を飲ますセット”。これ、ロードバイクのフレームに付けますか?(笑)。わたしならコンビ二に新メニューを提案する。“自転車修理キット付きカップ麺”である。ゴムとレバー箸とどん兵衛。ダメですか?(笑)。今日は以上です。

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2009年10月12日 (月)

名刺のこと。

 今日は一昨日に続いて休日出勤をした。やったことはさまざまだ。

・エクササイズ (リンリン脂肪燃焼=チャリ通)
・原稿書き for ビジネスメディア誠(やっとね)
・原稿調整 for プリバリイン(あと少し)
・ウエブサイト コンテンツ調整とアップ for utte
・見積り作成 for utte 特別注文
・ことば商品アイデアの試作品作成(cherryさんに明日以降、相談だ)
・林田浩一さんとおしゃべり(休日出勤した彼と、何か商品開発しませんかと
 相談。彼はデザイナーなので、いろんなことはお手のものだから)
・株式会社ことばの名刺作成

 ざっと以上だ。

【hmm…なアドバイス517. 名刺のこと。】
 で、今日話題にしたいのは名刺。“ことば”の名刺作成。 

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 自分の会社の名刺、バリバリ自作です(笑)。まだ試作段階で変更点ありありなので、フォントなぞ詳しくは書けない。だが“株式会社ことば”はさなフォンという、ちょっと丸文字風+手書きぽくて、“ことば”という文字にぴったりなので、愛している。代表取締役というタイトルと自分の名前は某活字体のフォント。フリーソフトなの活字雰囲気バリバリ。そして、使用した紙は高品質(実は余り紙でコストゼロ)。雰囲気はばっちりだと思う(自画自賛)。

 なぜ手づくり名刺を作ったか、その理由は2つある。最近お会いしたあるデザイナーさん2人の名刺が素晴しくて心に響いた。お二人とも活版印刷の名刺で、フォントもレイアウトも似ているので、同じ印刷所で作ったのではないかと思う。そのレイアウトをパクりたかった(笑)。

【自分をアピールする道具だから】
 もうひとつの理由は、名刺の中身だ。実は名刺に記したい内容がブレてしまった。株式会社ことばとしての印刷名刺は三和印刷殿に作ってもらった。良い紙で制作していただいたし、出来映えはさすがだ。でも、うっかりのわたしだ。表記事項に不足があった(ごく最近それに気づいた)。加えてサービスの表現を変更したくなった。わたしはうつろいやすい性格なのだ。

 作って頂いた名刺は、展示会やDMで活用するとして、対面した方には、当分、自分デザイン+プリンター出力で一枚一枚紡ごうかと思っている。 

名刺は自分の紹介状だから、どこまでもこだわりたい。そんなことは会社員のときは、まったく思わなかった。事業内容がもっと固まって、活版印刷へコストをかける勇気が出たら、ぜひ制作し直したい。

【宇宙名刺】
 鳩山首相と幸夫人の名刺について、両方を見た韓国人のブロガーが綴っている。そこには鳩山政治の根幹を成すデザインがあったそうだ。

 「“人間から宇宙に至る道は同心円を通じて導かれる”といういわば同心円論が、名刺にデザインされていた」 同ブログ 

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 幸夫人。先頃の訪米で、日本人学校にて。

 ブロガー氏が同時に見た幸夫人の名刺にも青い背景に丸い円が描かれ、星モヨウが入っているという。つまりは宇宙イメージなのだ。彼女、スポック夫人のようなおかっぱといい、その姿態や仕草はどこか地球人を超越しているところがある。ほんとうは夫人の名刺に興味があるが、以下の画像、左は幹事長時代の鳩山氏の名刺右の名刺、いつの時点かよくわからないけれど宇宙モヨウですね。 

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 首相になる人はやっぱり人とちがう名刺を持つ。名刺で“宇宙を切り拓く”こともあるから。たとえそれが隕石衝突くらいの稀な確率だとしても(笑)。

【hmm…なアドバイス】
 名刺。それを軽んじる会社は(やはり)社員を軽んじている。低品質の紙、ハデなだけのレイアウト、出来上がりのアバウトさ。名刺は“ある瞬間の売上や利益”の代弁に過ぎないから、会社や商品のことを「伝達」さえすればいい。そうだとすれば、虚しい。

 だが、今や看護師さんだってピンクやブルーの“白衣”を選べるし、好きな看護シューズを選べる時代。専門職ほど個性を主張できるようになってきた。ならば、同じ企業でも、紙質もフォントもレイアウトも画一じゃない名刺を許容したい。自費なら活版印刷だっていいじゃないですか。あんがいモチベーションはアップする。今日は以上です。

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2009年10月11日 (日)

ピアノ of Fun

 わたしの住む郊外駅。バリアフリー化が進みエレベータもエスカレータも装備されたのはよかった。でもね上下運行、それぞれ一列という、あまりの非効率さはどうかと思う。いらちにならずとも楽しくない。ならば階段を上れ。 

Img_04101 こんな感じ

 でもフォルクスワーゲンが実験した“ピアノ階段/piano staircase”があれば楽しい!

【hmm…なアドバイス516.ピアノ of Fun】
 ”Take the stairs instead of the escalator or elevator and feel better” is something we often hear or read in the Sunday papers. Few people actually follow that advice. Can we get more people to take the stairs over the escalator by making it fun to do? See the results here. 引用元 

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 「エスカレータやエレベータの代わりに階段を上ろうというのは、日曜版の新聞の話題。でもほとんどの人がそんなアドバイスを真に受けない。なら、楽しければ上るんじゃないだろうか?という実験結果をごらんあれ

 

 ストックホルムでフォルクスワーゲンと広告会社DDBが共同で実施した実験。階段をピアノに仕立てれば、皆おもしろがって上るだろう、という仮説。ピアノ前に比べて、階段使用率は66%増だったそうだ。わたしはそれより、何人の人がステップで曲を弾けたか気になった。全部で何段(キー)あるのか数えなかったが、三段いや四段跳びしないとだめ?(笑)。

 この階段作り理論は“Theory of Fun”というそうだ。苦しみを楽しみに変えろ。昔あった経営用語の“Theory of Constraint”は、制約理論という名前。首が締まるようで好きにはなれなかったな。 

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 これはフォルクスワーゲンのクルマ、“ピアノブラック”です(色)。

 余談。思い出したのは“グリコ・チヨコレイト・パイナツブル”。じゃんけんして勝てばその分上れる、子ども遊び。グリコで勝っても3つしか上がれない(グ・リ・コ=3文字)けれど、チョコとパインなら6文字なので6段上がれる。グリコで勝とうとするか(3段だがチョキを出しがちの相手に勝てる)、チョキかパーを出していち早く階段を上ろうとするか。ある意味で人生ゲームでした。

 グリコのように階段を上下して“階段演奏会”を開いてほしい。エスカレータの乗客が聴衆です(笑)。

【動画でピアノ自動演奏】
 ピアノでもうひとつムムムと思ったのは、09年10月6日−10日まで開かれたCEATECでのヤマハの『Piano Lifelog』 

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 「YouTubeにアップされたミュージシャンの演奏ビデオを再生すると,映像と同期して目の前のピアノがその演奏を再生する」 引用元

 演奏情報と動画情報をネット上に保存しておき、呼びだして自宅の自動ピアノで再生ができる技術。演奏時に動画、音楽、そして時刻情報(同期化に必要)を記録しておき、一緒に再生するというもの。

 ヘタクソでハラハラした子どものピアノ演奏会を、何度もリワインドされてもかなわない(笑)。演奏家を呼ばない“生演奏リサイタル”でコストダウンというのもちっとね。でも著名な演奏家の演奏を“生”で楽しむことができるなら、バーチャル・アーカイブとも言える楽しさあり。Memory of Funですね。

【hmm…なアドバイス】
 昨年来ピアノバッグが流行ったり、iPhoneアプリのピアノ演奏が話題にもなった。こんなピアノ・ピンヒールには“轢かれて”みたい。 

6a00d8345192e469e20105349cf60e970c8 引用元

 ピアノという楽器のフトコロの深さ、クリエイティブ表現の広がりは他の楽器にはない。黒と白というモノトーンの美、叩くだけで音を奏でるシンプルさ、たどたどしくても美しい響き。いつか弾けるようになってみせるぞ。youtubeに動画アップして、上手な人にアフレコしてもらおう(笑)。今日は以上です。

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2009年10月10日 (土)

HONDA ないものをつくれ

 先頃発表されたSONYの『VAIO X』は、あの名機VAIO PCG-505(97年発売、わたしも愛用していました)を彷彿させた。ワクワクさせるマシン。久々のSONY復活が嬉しい。 

Pcg505  懐かしの名機PCG-505。

 そして革新企業としてSONYとセットで語られてきたのがHONDA。こっちはどうかと言えば、フルモデルチェンジした『STEP WGN』も良さそう。ウルトラマンは8人もいたということも新鮮でした。 

28  3分闘って8人乗りで移動

【hmm…なアドバイス515.HONDA ないものをつくれ】
 09年の東京モーターショーは、不況で外国の完成車メーカーがそろわず、ショウ規模と言われるが、不景気で新製品さえないのなら観てもおもしろくない。むしろHONDAの2つの電気車が気になる。この2つだけのためにも幕張に行きたい。 

Ev1

 『ev-n』という名前ですが、そのカタチは名車『N 360』。まずミニカーのようなかわゆいカタチがいい。ツルンとした個性、とでも言えばいいでしょうか。埋め込みバンパーにマンマルのヘッドランプ。 

Ev2   Ev3  

 フロントビューでわかる電気自動車=“グリルレス”。ルーフには太陽電池集光パネルを備える。フェンダーの凹み加減もN360を彷彿とさせますね。ほら。 

Img_9230 引用元 

 シートのメッシュタイプもいいなと思わせるし、さらにぐっときたのが、あの『U3-X』をドア内側に“搭載”しているところ。これはいいよ。降りるときにポンと外して一輪車でGo! そのまま商品化してもらいたい。 

30 ほら一輪車。

【スーパー電気カブ】
 もうひとつは『EV-Cub』。あのスーパーカブの電動版。 

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 ヒザの風防がおちゃめさがいいし、こんなおしゃれならバイクは嫌いですがノってみたい。しかし駆動方式は前後のハブ内に内蔵という“2輪駆動方式”という野心的なもの。バッテリーは両足で跨ぐカブいや下部のフレーム内にありそうだ。 

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 荷台もおしゃれだし、ガソリンタンクが不要になった部分にすっぽりヘルメット。 

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 これならドブ板営業の銀行マンもスタイリッシュ。往年の名車の50周年モデルはこちら(08年発売の限定モデル)。 

Littlecub_2080723 メタリックが美しい。

【hmm…なアドバイス】
 HONDAとSONYの共通項。それはこのスローガンに尽きる。 

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 「ないものをつくれ」  HONDAの09年モーターショースローガン

 両社共に戦後から“無いもの”を創ってきた。だからこそ日本は栄えた。今、焼け跡後のような経済恐慌後。モノは溢れていても、心は無の状態。羅針盤なき生産と消費のニッポン産業界。無いものを創りだすチャンスが今なのだ。今日は以上です。

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2009年10月 9日 (金)

夜道を明るくするグッズ

 今日の帰宅はチャリ通でした。夜道を自転車で中距離を走ると、アブナいことはたくさんある。クルマ・人・ペット・自転車。意識的なアウトローはもちろん、無意識的にアウトローもヤバい。自転車乗りから見て、夜にアブナいパターンを挙げてみよう。

[ウォーカー]
おしゃべり歩き(並んで、開いて歩く)、連れる子どもに注意なし、ペット散歩(まったく見えない)、暗い色の服(まったく見えない)
[ジョガー] 暗い色のジャージ(まったく見えない)
[自転車乗り] 無灯火、信号無視、携帯通話輪行、携帯メール輪行、逆走(右側通行)などマナー悪い自転車多し。官警はもっと検挙してほしい。 

Img_0281 暗いのです。

【hmm…なアドバイス514.夜道を明るくするグッズ】
 夜、サイクリストにとって、もっともアブない道はどこか。それは皮肉にも“サイクリング・ロード”なのである。

 一般的に河川敷にある自転車道路。自転車に快適な道路にしたはずなのに、アウトローな乗り・歩き・走る人が多くて、昼間もアブナいが、夜は相当にアブナい。無灯火や二人乗りのチャリは検挙すべきだが、もっとアブナいのが歩行者やジョガー。

 夜間に自転車ロードを歩く・走るのであれば、最低限“光るもの”を身に付けるべき。マナー以前のことだと思う。自転車乗りには死活問題なので、さまざまな光るグッズを取りあげ、ウォーカーもジョガーも光ってもらいたい。

1)LEDセーフティバンド

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 「“夜道もコレで安心♪ 赤く発光 Smart Light”」。腕に巻いたり足首につけるのもいい。大型犬の首輪にもOKだろう。1,995円(税込み)と安いし長寿命である。

2)蓄光携帯ストラップ

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昼間のあかりを蓄えて自己発光するストラップ。ひとつ189円なのでいくつもつけることができる。20〜30分のウォーキングくらいなら保つだろうか。

3)LED帽子ライトLEDキャップライト

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 帽子のツバに装着するLEDライト。確かにヘルメットにはライトをつけるときがありますが、これをつけてジョギングですか。390円。

4)光るミサンガ

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福井県の啓新高校の生活文化科の二年生生徒が高齢者に“ミサンガ”をプレゼント。それは“光る毛糸”でできており、夜道で光ることで事故を防止しようというもの。いわゆる蓄光の作用だろう。蓄光繊維は毛糸だけでなく絹糸系もあり、たとえば自転車バッグ(メッセンジャーバッグ)などに使われつつあるというが、あまり普及していないようにも思える。

5)光る犬の迷子札(骨)

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 「光る迷子札。夜の散歩で大活躍! 光るLED迷子札ID キラキラナイト」と紹介記事があるが、光るのに犬が気になるか気にならないかもよくわからない。価格は1,995円。

 余談。基本的に犬や猫などリードをつないでの散歩では、飼い主にペットの安全の責任があるので、自転車や自動車に引かれても、引いた方の過失割合は低いかゼロらしい(by cherryさん)。轢かれ損なのでぜひ夜くらい光らせてほしい。

6)光るお散歩ロープ

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 これもLED点灯型で、自転車にその存在を知らせることができる。首輪よりもリードの方が見えやすいので良さそうだが、見えたときには手遅れかもしれない。2,300円。

7)LEDライト付き折りたたみ傘

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 う〜ん、いろいろあるんですね。雨の夜中には良さそうですが、どうせ光るなら傘の部分が光る方が安全には良さそうです。4,179円。

8)LEDで光る服

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 売っているのかいないのか、まだファッションショーレベルだと思いますが、すごく目立つのでおもしろいとおもう。

9)光る草

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 交通事故防止のために“光る草”を淡路で植えているそうだ。クルマのヘッドライトに白く反射する草で、道路境界に植えると目立つらしい。自転車のLEDライトにも反応するのであれば、自転車ロードにも植えてもらいたい。

【hmm…なアドバイス】
 ここに挙げた以外にも、自転車を運転しながらの携帯歩きながらの携帯電話も発光体である。一心不乱・前方不注意のゲーム機器ウォーカーもまた発光体である。みんな凄く発光しているのに、心はどんどん閉じていくのが現代である。

Img_0280 せめて自分から光ろう。

 そう、実は夜の走行や歩きに危険が増えているのは、心が閉じていて暗いから。明かり材料や機器だけの問題ではない。夜道がますますヤバいはずだ。今日は以上です。

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2009年10月 8日 (木)

うっかりをなくしたい!――ある慌て者の告白

 今日はビジネスメディア誠で連載しております“うふふマーケティング”へのリードです。

うっかりをなくしたい!――ある慌て者の告白
メールの送信ミス、会議の時間を忘れる……、うっかりミスは誰にでもあるもの。どうして私たちは“うっかり”してしまうのだろうか。うっかりの原因と対策を考えてみた。続きはこちら。 

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 たまにはこういう記事もいいかな、という軽い気持ちで書きましたが、その根っこにあるウッカリを構造化したかった。だって構造化してこそ対処策があるから。さもなくばウッカリが加齢ボケと混ざり、いずれ「脳がぽっかり」だから。

 正直、わたしはうっかりです。最近、手書きの美文字に目覚めて、トレーニング次第でド汚い字も美になる感動がありました。ならばうっかりも、何らかのトレーニングで緩和/回避できるのではないか。対人恐怖症やあがりを治す教室だってあるでしょ、うっかりの社会的損失を考えれば、メタボリック対策と同じくらい重要だと思うわけです。

【ミートソースカレーのうっかり】
 さてさて、いつもしっかりしているのに、今日はうっかりしたのはcherryさん。

 「ご飯炊いたの?」わたし asked。
 「はい」cherry replied。

 ここでPause、注釈します。わたしたちutteは自炊族。いつしかSOKOSmall Office Kitchen Office)と言われる炊飯器・IH・冷蔵庫、オフィス三種の神器を完備。ムロン鍋・皿・フライパンあり。さらに申し上げますと10月からアートマルシェ神田のシェアオフィスにデビューしてくださった盟友 林田浩一さん。彼もボトル水や珈琲メーカーを備えて、SOCOShare Office Cafe Office)されていて。はい、Play。

 「ところで、あれ持ってきた?」わたし asked。
 「あれって?」cherry replied。
 「トマト缶とタマネギとカレールウだよ」
 「あ、うっかりしていた!」

 トホホ。実は“ミートソースカレー”を作る予定で、必要な材料を持ち寄る予定だったのだ。余り野菜+挽肉+トマト缶であんがい美味しいカレー。とばっちりで、今日のわたしはハナマサのレトルトカレーでした。美味しくなかった。うっかりを呪ったが、しっかり段取り派のcherryさん、タマにうっかりするのは嬉しかった。

【Vaio X にうっかり】
 「うっかり、いいな」と思ったのが、発表されたばかりの Vaio X。 

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 薄さはそんなものかと思うけれど(むしろキーボードの打ちが浅いのは嫌い)、超軽さはいいし、独立キー構造も何か良さそう。20時間電池の、割り切りというか潔さというか、名機505(かつてのわたしの愛機)を思わせるスリークさ、うんと素晴しい。ネットPC=アトム=動画コマ落ち、というイメージが固定しているのに、あえてそれを使って優れた動作を実現する設計、“コストパフォーマンス”と“イメージ・パフォーマンス”を両立させるところが、Sony パワーを感じた。

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 Mac&OS Xで“生涯伴侶”を密かに誓ったはずなのに、これは浮気してもいいかしらん。絶対もどってくるからさ。ああ結婚ってそんなものだな。

【うっかりしないために、目をつむろう】
 むふん。うっかりとは単なる注意ミスだけでなく、隣の芝や向こうの芝が美しく見える、ということも影響しているのかもしれない。

 うっかりしないために、いったん目をつむればいい

 瞬間でいいから目をつむり、「それでいいの?」「自分は納得してる?」と自分に訊こう。

 どこかに“”があれば、たぶんうっかり(=見落とし)がそこに内包されている。棘はしっかりと見えないから、そのシルエットや、小さな違和感にピント合わせるしかない。自分のうっかりパターンが見えてくるはずです。今日は以上です。

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2009年10月 7日 (水)

Scribd Storeで広がる出版の輪:世界各国で翻訳リレーされた絵本

  今日はプリバリ[イン]で連載する“マーケティング価値校”のこぼれ話しです。

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 昨日届いた2009年10月号、今週後半くらいには丸善、青山ABC、ジュンク堂など大手書店の店頭に並ぶと思います。今月の特集は「デジタル・サイネージ」、店頭でのダイレクトリーや商品案内、クーポン配布などの電子デバイスです。 

300pxfarmadigital 画像はwikiより

その特集にどこか関連するテーマかなあ、わたしが取り上げたのが“電子文書”です。事例紹介はscribd、手っ取り早く言えば“文書版youtube”です。「出版を民主化する」コンセプトで、出版業界と出版したい個人の両方に、メテオ的な変化をもたらしつつある米国のベンチャー企業。

【電子文書ストア】
 scribdは何を変化させるのでしょうか? まずは“電子文書ストア”とはどんなお店なのか、見てください。 

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 同サイトに、クリエイター支援&創作品の販売事業 utte (うって)での登録クリエイターさんのインタビューを電子文書としてアップしたもの。ちょうど、才能あふれるアーティストのイケヤシロウさんのインタビューをアップしました。 

これまで5人のクリエイターの7文書(英文を含む)をアップしております(閲覧・ダウンロード無料、複製は許可しておりません)。出店コストゼロ、せいぜい翻訳コストくらいです。

【自由化とは変化】
 特徴は自分が書いた文書を(無料で)アップロードし、世界に向かって公開できること。売れると想えば(有料に)それも可能(立ち読み機能も)。デジタル文書のソフトはいくらでもあるが、scribdのすごさは「発表の自由化」と「出版の自由化」そして「文書制作のオープン化」をセットで実現したこと。 

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  イケヤシロウ 『アートの持つプリミティブな力を吹き込む』

 発表の自由化については記事で書いたので省略。出版(業)の自由化、実は不況下ですでに起きています。単機能の職種のエディターや写真家は消えつつあり、フォトエディター、フォトライターなど多能工化が進む。さらに雑誌制作自体、“季節工化”が進み、編集部は派遣の集まりとなりつつある。派遣業法上「どうか?」という事例さえ聞いたことがある。 

いつの時代でも自由化とは厳しさを伴うもの、“過去”のしきたりを消去する動きなのである。

【hmm…なアドバイス】
 そして“文書制作の自由化”は出版のwiki化と言える。scribdの良さのひとつ、“改版も自由”という点。誤字脱字誤植の修正はもとより、更新がいつでも(無料で)可能。電子文書ならではの特徴である。

 それは“記事制作のオープン化”につながる。良い記事をもっと良くする輪の広がり。文章の事実関係のチェック、挿画や写真の募集や編集の改善、販売チャネルの募集なども可能性が広がる。今の出版・流通・販売業からは「売れない・返品」などネガティブワードしか聞こえてこない。思い切って業態を変える時期だと思う。 

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 最後にプリバリインでライター・インタビューを受けたときの動画URLをひそやかに紹介。今日は以上です。

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2009年10月 6日 (火)

美文字への憧憬、手書きへのリスペクト

 昨日、ビジネスメディア誠のエッセイをキイボードで書いていた。ひと段落つけてメールをチェックすると、こんなメールが届いていた。

多くの人が「手帳が1年使い続けられない」という悩みを解決すべく
手帳の選び方やチェックポイントを指南するという企画です

 “手帳の達人”たちに来年度の手帖をお奨めする某雑誌の企画で、わたしにも「手帖のお奨めをしてください」というご依頼。そんなメールが届くのはBizIDに5回連載した「2009手帳マッピング」かしらん。楽しく書いたなあ、あの記事。 

St_pict0779 2009年版、つまり昨年版ですので。

 わたしの来年のテーマはズバリ「手書き」、手で文字を書く。だから推薦記事の機会に、来年たっぷり仕事したくて、大きめの手帖を買った。下の画像、左が今年頑張ってくれた『SIWA』の文庫本カバー。かな〜りボロボロだね。赤い手帖の上のデスクペンは「ペン字体験レッスン」で頂いた。その右側はLAMYのシャープペンシル。全て私物。

13 SIWA、デスクペン、LAMY、そして新手帖。

【hmm…なアドバイス513.美文字への憧憬、手書きへのリスペクト】
 ペン字体験レッスンの洗礼。これは隕石並みの衝撃だった。utteのブログに何度か書いたけれど、美文字を書けるようになる満足度の高さ。代えがたいものあり。そのときに頂いたプラチナのデスクペン、練習用にはもってこいの持ち味、書き味である。使い倒して上手くなりたい。定価1,050円。 

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書家の華尚/平野牧美さんとutteが開催するペン字体験レッスン、おかげさまで大盛況。第三回目はもう満員(10月13日開催)。理由はわかるんです。目に見える効果があるからさ。9月から始めた体験レッスン、4回目をやるかどうかは検討中。ご要望あれば講師に掛け合ってみます。こちら(utte@utte.co.jp ペン字体験レッスンご希望とお書きください)に。

【LAMYのセットに惹かれる】
 ペン字がうまくなると、ペンをステップアップしたくなる。惹かれるのはカジュアルで書き味良いLAMY。 

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 assistonからの「好評につき再登場!ペンの名作Safariとインク、SIWAケースのお得なセット」がいい。ひとつの理由はSIWA。深澤直人氏+大直の丈夫で愛着の湧くペンケース(単独は¥1,890)。SIWAの文庫本カバーでその良さはわかるし、わたしは前からLAMYファン。 

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 紙和 ペンケース(¥1,890)
 LAMY "Safari" 万年筆(¥3,990)
 LAMY "Safari" 油性ボールペン(¥2,625)
 LAMY "Safari" ペンシル(¥2,625)
 〆て¥9,800(通常販売価格¥12,023=19%割引)

 記事がいつも素晴しいアシストオンはこちら。いずれインタビューしたいな。

【hmm…なアドバイス】
 昔、万年筆を“スタイルだけで”使っていた時期があった。その時は自分の筆跡にも、乾かないうちにインクが擦れて汚くなるところにも、満足いかなかった。だから次第に使わなくなった。つまり、文字よりも道具を使いこなせないせいだと思っていた。

 今、それが間違っていたのがわかる。万年筆が使えないとか、使いにくいとか、それが万年筆離れの原因ではない。

 万年筆さえ持てば“文筆家らしい文字”が書けると錯覚していたのだ。美文字への憧憬が不足していた。手書きへのリスペクトが不足していた。すべては文字から。ことばから。今日は以上です。

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2009年10月 5日 (月)

手の道具の美 PC・マウス・キイボード・ペン

 先月、漆マウスの話しを書いた(用の東西文化の結晶 art mouse)。Universal Roaming のRyouさんから頂いた漆マウス、使用後そろそろ1ヶ月のインプレッション。 

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 専用巾着袋から出す。今も使用後は袋に納めてやるのだが、なんというのか使う時に凛とする。これまで愛用するマリメッコマウス(2,000円)とこの漆マウス(約3万円)、値段の違いはさておき、それ以外の価値の違いは何か。 

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 それは“ぬくもり”。漆マウスには触れるとぬくもりを感じる。自然な触れあいというのだろうか。でもマリメッコ柄が大好きなマウスからは、目をつむれば樹脂の冷たさ、工業複製品の人気(ひとけ)の無さを感じる。要するに柄はいいが、素材も造りもバツだということだ。ライセンス商品の哀しさがある。 

9 柄は好きだぜマリメッコ。

【hmm…なアドバイス512.手の道具の美 PC・マウス・キイボード・ペン】
 漆マウスを創る Ryouさんに秋葉原UDXで会った。『2009 ちょい、遊び展』の展示販売会。普段はくだけた展示会/イベントばかりのUDXホールですが、その日(2009年10月3日)は着物美人がわんさかいました。ただ“ちょい、遊び”というワードとはウラハラに、受付時に透明の手提げ袋を渡されて、“手ぶらでは帰さん”という風情もあった。貧乏は敵だ。 

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 ちょい奥にRyouさんがいらして、展示があった。メインは“猫漆PC”の『銀猫[GINBYOU]』である。この猫の姿態がいいな。漆と蒔絵の立体感も凄い。郷撮影の画像ではよく見えないので次の画像をば。 

Ginbyou

 PCのスペックを訊くのは野暮というものだが、もちろんCore2 Duoで来月には"7"を搭載するという。75万円という価格のうちPC部分は想像されたいが、その価値は“存在感”にあるはずだ。霧箱、巾着、風呂敷で納品。付属のマウスはもちろんネズミ仕様。詳細こちら。 

Mouse_ginbyou

 さらに気に入ったのがキイボード。そのパームレストの部分にも“布着せの漆”が施され、触れた感触が素晴しい。手と漆の触れ合い、ぬくもりからの創造。PCという手道具ならではそんな表現ができる。 

Ginbyou_keyboard_2

【Namiki 北極熊】
 最近のリリースで驚嘆したのは、パイロットの蒔絵の万年筆『Namiki 北極熊』。 

0232899_01 クリックして大きくして見てください。

 紹介文に「蒔絵技法の最高峰「研出高蒔絵」で立体感を表現」とあり、その価値を知らない者ではあるが、画像から発散される蒔絵のオーラに打たれた。その価値を手に触れて使えるというのが素晴しい。価格は130万円(世界99本限定生産)。

【hmm…なアドバイス】
 人はなぜ手の道具に出費を惜しまないのか。それは手は目以上にモノを感じるからだ。目で観る素晴らしさは、どんなに客観を保とうとしても自然と主観が入る。だが手で触れて感じることは、主観でもなく客観でもなく、“情感“という、ことばにできるかできないかギリギリの感情だ

 手に触れるモノの価値の奥行きは無限。今日は以上です。

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2009年10月 4日 (日)

utteのクリエイティブ・ブランド創りへ

 アートマルシェ神田での“笑顔のアーティスト” RIEさんの個展『笑顔広がる海の森展』、終わりました!ご来場頂いた方々、ありがとうございました。マトリョーシカ絵付けをご体験された方々(集中力、出来映え、共にお見事でした!)、この体験を人生に刻んでください。そしてRIEさん。cherryさん、お疲れさまでした。 

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 何かに絵付けチャレンジするRIEさん。

 いろいろあった6日間。イベントの運営者としてサマになってきたところ、まだまだなところ、光が見えてきたところ、ありました。今日はその総括や意気込みを書きます。

【hmm…なアドバイス511.utteのクリエイティブ・ブランド創りへ】
 まずアーティストRIEさんの作品、その個性はだんだん研ぎすまされています。パッと観て、ハハンだけ想う人は、笑顔という行為の深さがわからない人かもしれない。笑顔とはかんたんに見えてかんたんじゃないこと。それを広げられる絵の力量、改めて凄いなと思いました。 

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 土台のケーキはcherry作、上部のお顔はRIE作。

 昨日も書きましたが“ガーベラ”を描いた作品、顔の笑顔も身体の笑顔も立体的。奥行きが出てきた。

【マトリョーシカ・ワークショップ】
 これはヒットしました。utteのわたしたちも経験のため参加。最初はおっかなびっくりですが、描いていくと楽しい。ご参加いただいた方々、ほんとうにモノ言わなくなる集中力。よかったなあ。 

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utte2名の成果はいかに?ご本人たちもスタッフ心を忘れてボットウ(いえ、実は忘れているとcherryさんに叱られたのはわたし_笑。入魂すると左右は見えないの。トホホです) 

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 わたしたちの成果がこれです。左から「ダルマートリョーシカ」「ネコリョーシカ」「天使のマトリョーシカ」「マトリョーシカエル」「クレヨンしんちゃん(ご冥福をお祈りします)」 

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 プロの仕業(RIEさん作)の『リエマトリョーシカ』は次の画像。結婚式の受付にも、クリスマスのお飾りにも、そしてお正月にもグッドなセット、近々utteより販売。3,000円くらいで頒布しますので、しばしお待ちください。 

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【歓迎!】
 一般のご来場客の方々に混じって、utteのクリエイターさんも駆けつけてくれました。キャンドル・アーティストの河野靖子さん、ガラスアーティストの手塚えりかさんとその妹さま、そして平田優介ファイナリストさんと平田美記さん。みなさんありがとうございました。 

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 優介さん久々にアートマルシェ神田に。髪、伸びましたね。彼は神田からケルン、NYに出展羽ばたき中です。そして美記さん、いつもいろいろありがとうございます。感謝しています。

【RIEMET】
 そして今後、utteオリジナルの新ラインナップにと計画しているチャリ(自転車)ペイント。仮に名付けた“RIEMET”(リエメット)、RIEさん手描きの自転車用のヘルメット。RIEさんのモチーフを活かした、世界でひとつしかないヘルメットを描きます。 

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 RIEモチーフに加えて、美ミョーなアシンメトリーが活きている傑作ヘルメットは、わたしの私物です(笑)。いやあでも大満足です。彼女のモチーフを使ったオーダーアートをサービスインする予定です。超ご期待ください。 

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 他の画像はこちらへ。どうしても欲しいかた、utteまでご連絡ください。初期購入者特典で、わがまま描画承ります。

【hmm…なアドバイス】
 utteが本格オープンしたのは昨年12月。昨年の今頃からサイトの開発を始めました。1年の“修行期間”は終わり。これからutteのクリエイティブ・ブランドを創ります。 

クリエイターに厳しく(セレクション)、
 クリエイターに優しく(サポート)、
 ここにしかないものを求める地球人の“utte(売って)を広げます。

 では今後ともよろしくお願いします。今日は以上です。

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2009年10月 3日 (土)

東京オリンピック、そしてRIEさんの絵画

 わかってないなと思ったのは、今朝一番の五輪の日本落選です。スポーツの祭典なのにエコとか安全とかコンパクトとか、本スジと関係のないことばかりアピールしていたのだから、落選は当然。ほんらい貧困の中でもできるのがスポーツ。特に陸上競技やサッカーはそう。W杯しかり、五輪しかり、開催地は“南北格差解消”への動きあり。 

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 そんなトレンドを読めず、アスリートも市民も主役じゃない東京のプレゼンには…正直、白けました。先月上旬に、ビジネスメディア誠に「なぜ東京オリンピック招致は盛り上がらないのか?」で書いたとおり、予想は的中しました。残念ながらシカゴ→東京→マドリード→リオまで読み通り。五輪=リオに頷いた後、神田の仕事場へ。

【hmm…なアドバイス510.東京オリンピック、そしてRIEさんの絵画】
 今日は“笑顔のアーティスト” RIEさんの個展開催日。 

20091002
おしゃれイズムで発表された絵画2点。

 土曜と日曜にはマトリョーシカの絵付けワークショップがあります。午前中から若い女性たちがむんむん集まって、キャアギャア笑いあって、絵筆を取っておりました。わたし的には撮影係、お茶係、雑事係で小さく執事しておりました(笑)。 

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 こんな感じで“トランス状態”でお二人、やっていました。体験者に混じってマトリョーシカ絵付けをしたのは、相棒のcherryさん。とても上手なのでびっくり。 

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 くわしくはウッテリエ・ブログへ。明日神田やアキバ近くをぶらつかれる方、まだ若干お席がありますので、飛び入り参加してください。(午前11時から、午後1時から、午後2時から、3回。utte@utte.co.jp または 03-6206-9600 まで)

【パリの収穫】
 またRIEさんの進境の著しさを表す、次の一枚の絵画も展示中。 

Pict0564 この作品が好きです。

 色合いが悪い写真ですみません。今までの彼女の作風から一歩踏み出した作品。初秋にパリに行った彼女、時間の許すかぎり画廊や展覧会を観て歩いたそうです。パリのアートに打たれ、アートに燃えた彼女、ある画廊でこう言われたそうです。

「本気なら、続けなさい。続けないとだめ」

 風が吹こうと雨が降ろうと雪で止まろうと、続けること。続けられるなら、いつでも展示は歓迎よ。画廊主はそんなことを言ったという。きっとスケッチを見せる若いRIEさんに、続ける意志があるかどうか、確かめるように鼓舞されたのでしょう。

 パリの美術館を歩いて、もうひとつ彼女が気づいたのは、デッサン力だそうです。 

「これもピカソ?」

 ある美術館でピカソの絵を観ているうちに思った。素描画つまりデッサンや習作などの技術の確かさ、その表現技術の高さ。あの“ゲルニカ”の裏にはそんな習作がひそんでいたとは。 

 RIEさんの絵の素晴らしさとは、誰の心にもある原初の笑顔を、まるで生まれたてのような輪郭と色彩で表すところ。ナチュラルで温かい曲線に惹かれます。クレヨンやアクリル絵の具のほんわりの世界。cherryさんもわたしも、そこが大好きでutteに加わっていただいたわけです。そして、パリを機会に変化が生まれ、もっと大きくて温かい作品が生まれそうです。笑顔にどんな奥行きができるのか、楽しみ。

【hmm…なアドバイス】
 東京オリンピックは、成熟国の“ハコ・エコ・カネ”の力を訴えてもダメでした。五輪委員は新興国の“明日・成長・きっと”が選ばれました。スポーツには、成長、というキイワードがふさわしいからでしょう。

 アートも“市場価値・エンコ・ヒエラルキー”から脱して、クリエイターに自由に創造する機会を与えたい。アート=金・市場評価・学閥、そんなのはつまらない。地球的な視点では、スポーツもアートも良い方向に向かっているのですが。今日は以上です。

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2009年10月 2日 (金)

3つのトランス状態

 今日は“3つのトランス状態”がテーマです。このボログを読んでいただいている読者には何となくお分かりだと思いますが、わたしはひとり三役。コンサルタント、ライター、そしてクリエイティブ事業運営。おまけに会社も持ちました。

 「あれこれやりくりたいへんでしょう」と言われますが、それぞれ思考回路がちがうとはいえ、実はトランス状態になったときは、割と思考や作業が似ています。マルチ・ワーカーの処世術、というほどの参考にはなりませんが、体験的トランス状態が今日のテーマ。 

Pict0435  マ鳥ョーシカ

【hmm…なアドバイス509.3つのトランス状態】
 昨日丸一日から、今日午前までコンサルタントの顔。あるご縁から提案作成をさせて頂いております。提案が通るか通らないか、経営陣の中でダイナミックな物語があるようですが、それは触れられないので、「提案書を書くときのトランス状態」をお伝えします。

 まずクライアントの置かれた状況を、出来る限り多面的に推察します。外部的には市場環境の中での位置づけ(悪さ、良さ、将来の見通し)、内部的には商品力やその将来性はもとより、人間関係や力関係、ほんとうの意思決定者(なかなか最初は見えない)、どう押すとどう動く(動かない)組織か、それを思いつつ提案書を書く。

 広告会社の提案は“バラ色の未来と広告出稿につながるコンテ”です。なんとか総研の“市場鳥瞰図提案”は他人事。会計士の勧める制度導入は税金ですよ。真のコンサル提案とは。人を変え事業を変えるトライアル。“人を動かす”ことができるかどうか。

 理想的な提案書の構成とは、興味をひく視点から入り、聴衆に頷いていただき、「あ、これは自分の問題だ」と認識していただく内容がチクチクと入っていて、今決断しないとまずいぞ、と思わせる(完結しない)幕切れがあることだと思います。

 改善提案トランス=クライアントをどう動かすか心理戦。

 実際には、提案側だけのトランスで終わることもありまふ(笑)。

【文字を書くトランス】
 2つ目のトランス、昨夜の“ペン字体験レッスン”が好例です。アートマルシェ神田で、参加者5名の第二回ペン字体験レッスンを開催。講師の平野牧美さんのていねいな教え方では6名が限度ですね。体験は今回もグッドでした(前回も出席)。 

Dsc08921s

 

文字を書くというのは一種のトランス状態になります。一心不乱、PCのタイプ打ちでは味わません。講義され、練習し、添削される中で、文字を書くという一意に集中する効能は清々しいことです。ご参加された方々、みんなそんな顔つきでした。やればわかります。 

Photo

文字書きトランス=文字から自分を美しく、豊かにしたい。 

 美文字教室のトランス状態を表すと、こんな感じですね。

【絵を展示するトランス】
 3つ目のトランスは“絵画の展示”。明後日10月4日までの会期で『RIE 笑顔広がる海の森展』をアートマルシェ神田で開催中。 

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 土曜・日曜の会期が本番だし、マトリョーシカ絵付けワークショップ(残席若干)もあってレイアウト替えが必要で、展示作品の模様替えをしていました。わたしは絵の展示となると、すごくトランスする。作品がどう観られたいか、作品の語りかけてくるオーラを受けとめて、それをあれこれアレンジして、照明をあてて、また変える快感、わかってもらえますか?

Pict0554s

 アデやかな君はここに座ってね。ツヤやかな君はその隣に。縦のアナタ!まん中に立って。まるで集合写真を撮るカメラマンのようにコンダクトする快楽。絵だとトランスするけれど、モノ(陶器・キャンドル・ガラス等)ではなかなかトランスしないのは不思議ですが。 

絵画展示トランス=絵に語らせ、絵が置かれたい位置を突き止める快感。

【hmm…なアドバイス】
 提案・文字・絵画 ー 3つのトランスはちがうものと言えばちがうが、本質的には人間の表現(仕事・文字・絵)に関わること。多様な視点を持て、とよく言いますが、わたしなら「多様なトランスを持て」と言いたい。

Pict0559

 なぜなら、トランスの機会をたくさん持つ人は豊かなはずだから。今日は以上です。

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2009年10月 1日 (木)

無印良品、それは暮らしのアトモスフィア

 今日はビジネスメディア誠に連載する“うふふマーケティング”へのリードと、閑話です。

“ブランド”ではなく“雰囲気”――無印良品の強みとは
1980年に始まり、徐々に支持を獲得してきた無印良品。幅広い世代の人気を集めているが、無印良品の魅力とは何なのだろうか。9月18日にリニューアルオープンした池袋西武店を訪問して、その理由を探った。 

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 当初は“無印良品、それは暮らしのアトモスフィア”というタイトルをつけていたのですが、わかりにくいということでボツ(笑)。でもわたしは“アトモスフィア”という単語に“愛着”があって、ブログのタイトルは原題にさせていただきました。

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 某デザイナー+良品計画によるカウチソファ。座り心地とデザインの良さ、サイズのぴったりさ。良品計画宣伝販促室の片寄美恵さんとの約束で、関わったデザイナーさんのお名前は書けません。わたしが最も尊敬し、フェチである、あのプロダクトデザイナーさんです。こんな値段ではフツーは買えません。“即買い”ですね。

 そのプロダクトデザイナーさんは、デザインするデザインはデザインじゃない、みたいなことを言っています。現代のモノ溢れの世界では、過剰さを削ぎ落とすところからデザインは始まるのだと。

 そう無印良品こそ、印(つまりブランドでありデザインであり家紋や印籠である)が過剰になってきた時代に、印って何だろう?いらないよそんなの、から始まったわけです。ムジラーたちはそこに共鳴している。今回はそんなことを書いたつもりです。

【スーパー後によろずやに出店してほしい】
 閑話休題。「セブン&アイ・ホールディングスは2013年2月期までに傘下に置くイトーヨーカ堂店舗の16%にあたる約30店を閉鎖する検討に入った。」今日の日経新聞のトップはこのニュースでしたね。衝撃が走りました。勝ち組だと思われたイトーヨーカ堂でさえですから。

 わたしは今日、やや遠いところにコンサル業で電車に乗りました。その行き帰りの車窓から見ると、イトーヨーカ堂、ダイエー、マルエツなどスーパーの数々があるんです。確かに多いなと思いました。

 政府発表の景況動向とは、経営者の見方や出荷時点データがベースですから、消費者のデフレマインドを計算に入れていません。売り手や売り心がアップしても、買い手が冷えたまま。それが今どきでして、PBにしても、消費者はPB商品を“仕方ないわね”と買うだけなのに、そこに経営資源を投下して目先の薄利を追求するのは、経営判断としてミスだと思います。PBの在庫の山を前にため息をつく、店舗の前線を見ていませんよ。

 だから店舗閉鎖やむなし、統合・合併やむなし。退店後には昔ながらの“よろずや”に出店してもらいたい。小規模で、地域に根ざした、店主の顔の見えるよろずや。コンビ二やスーパーのマニュアル接客はもう懲り懲り。そう思っていたら、ちょうど良い体験をしました。

【長い閑話】
 “紀之鉄商店”は地域に根ざしてるし、何しろ店主がわざわざやってくる。 

アートマルシェ神田(わたしとcherryさんが運用管理するギャラリー兼多目的スペース)のあるドアで、合鍵が必要になった。合鍵屋を探した。まず近所の駅構内にある、大手M店に行ってカギを持ち込んだら、こう言われた。「標準じゃありませんねえ、特注で2週間かかります」 明日必要なのに困った。そこでもうひとつの近所の駅の大手R店に行った。そこではもっとすげなく「この合鍵は作れません」。レアモノのカギを取り付けたリフォーム会社を恨んだ。

 途方に暮れていたら、ある人が近所の“紀之鉄商店”を教えてくれた。歩いて5分もしないところにある。ゆくと変わった店だった。店内にはインド音楽が流れ、入口にはお香が炊かれていた。備品も不揃いかつ個性的で、剥製があるかと思えば、海外のお菓子のパッケージが並んでいる。何よりそこの店主?らしいオトコが、30才くらいだろうか、漆黒の巻き髪に耳にはピアス、腕にはタトゥ。こりゃまずいかなと思ったが、わたしが渡したカギをじぃっと見て、あれこれとサンプルを探してくれた。やがて無いということになり、メーカーに電話をしたが、不明だった。 

Img_0254

 「何とかしますよ

 彼はそういうとわたしに連絡先を訊いた。「ああ三和印刷さんね、あそこのカギはボクがやってますから」 出来たら届けてくれるという。わたしはおもしろいカギ屋がいるもんだと感動しつつアートマルシェに戻ると、ほどなく彼がやってきた。

 サンプルを作ってドアのカギをカチカチやった。「わかりました、もうちょっと調整すればばっちしです」。また三十分もしないうちにやってきて、確かにばっちしだった。複製カギができた。とても助かったし、とてもリーズナブルだった。 

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 話しが長くなったが、カギは特注なのにリーズナブル、しかも変わっている(笑)。超お勧めである(千代田区神田須田町1−7 3255-0670 店主の持田さんにはブログに書くとは伝えていない、ようするに宣伝なしだ)。ご近所のお店に感動したのが久しぶりだったので。こんなのは標準を追いつめてきた業態(スーパーやコンビ二)にはできっこないのだ。今日はそれが言いたかった。以上です。

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